JPH0560963U - 車両用シートベルト装置 - Google Patents

車両用シートベルト装置

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JPH0560963U
JPH0560963U JP270092U JP270092U JPH0560963U JP H0560963 U JPH0560963 U JP H0560963U JP 270092 U JP270092 U JP 270092U JP 270092 U JP270092 U JP 270092U JP H0560963 U JPH0560963 U JP H0560963U
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JP
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seat belt
seat
door opening
walk
anchor
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健郎 大塚
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 後席への乗降の邪魔にならない車両用シート
ベルト装置を提供するものである。 【構成】 前席のウォークイン機構と、アンカ部6又は
アンカ部6付近に設けた所定長さのブーツ(回動アー
ム)8とを、機械的又は電気的に連動させ、前席のウォ
ークイン動作に応じて、該回動アーム8によりアンカ部
6付近のシートベルトをドア開口の外側方向へ傾倒せし
めるようにしたので、ドア開口から後席へ乗降する際に
シートベルトが邪魔にならない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は車両用シートベルト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用シートベルト装置としては、日産自動車株式会社(昭和58年6 月)発行の“サービス周報”第484号の336頁にて知られているものや、図 4に示すようなものがある。1は車体に形成されたドア開口であり、2はセンタ ピラーを示している。このセンタピラー2の下部には巻取部(ELR)3が設け ある。この巻取部3から引き出したシートベルト4はセンタピラー2の上部に設 けられたリング部5へ通された後、ドア開口1の下部に固定されたアンカ部6へ 接続されている。そして、シートベルト4にはタング7が設けてあり、このタン グ7をシートの側部に設けられているバックル(図示せず)へ係合させることで 、シートベルト4をリング部5、タング7、アンカ部6の3点で支持し、乗員を 確実に拘束できるようになる。尚、乗員腹部付近におけるシートベルト4の支持 を確実にさせるため、アンカ部6は前述のようにセンタピラー2よりも前方のド ア開口1下部に設けてある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、アンカ部6がドア開口1の 下部位置に設けられているため、シートベルト4がちょうど後席乗降スペースと なるドア開口1の後方下部を斜めに遮ることとなり乗降の邪魔となる。
【0004】 この考案はこのような従来の技術に着目してなされたものであり、後席乗降の 邪魔にならない車両用シートベルト装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る車両用シートベルト装置は、上記の目的を達成するために、ア ンカ部又はアンカ部付近に所定長さの回動アームを設け、前席のウォークイン動 作に応じて、該回動アームにてアンカ部付近のシートベルトをドア開口の外側方 向へ傾倒せしめるようにしたものである。
【0006】
【作用】
車両には後席乗降時に邪魔となる前席を一気に最前位置までスライドさせる「 ウォークイン」と呼ばれる機構がある。この考案はこのウォークイン機構と、ア ンカ部又はアンカ部付近に設けた所定長さの回動アームとを、機械的又は電気的 に連動させ、前席のウォークイン動作に応じて、該回動アームによりアンカ部付 近のシートベルトをドア開口の外側方向へ傾倒せしめるようにしたものである。 従って、ドア開口から後席へ乗降する際にシートベルトが邪魔にならない。
【0007】
【実施例】
以下この考案の好適な一実施例を図1〜図3に基づいて説明する。尚、従来と 共通する部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0008】 シートベルト4の端部が接続されているアンカ部6には、該シートベルト4を 覆う所定長さの筒状のブーツ(回動アーム)8が回動自在に取付けられており、 このブーツ8の基端部9には突起10が形成してある。このアンカ部6はハウジ ング11により覆われており、このハウジング11内には後端部12aが前記突 起10と係合するスライダ12が前後動自在に配されている。また、ハウジング 11内にはスプリングベース部13が設けてあり、このスプリングベース部13 とスライダ12との間にスプリング14を設け、スライダ12を常時後方へ向け て付勢している。ハウジング11の前端ブラケット15にはアウタケーブル16 の後端部が固定されており、そしてこのアウタケーブル16内へ前後摺動自在に 挿通されているインナケーブル17は前記のスライダ12へ接続してある。
【0009】 一方、フロア18に固定されたロアレール19の側部にはブラケット20が設 けてあり、このブラケット20に前記アウタケーブル16の前端部が固定されて いる。そして、ロアレール19にはアッパレール21が前後スライド自在に係合 されており、このアッパレール21に前席22が固定されている(図2参照)。 この前席22にはウォークイン機構が設けてあり、図示せぬリクライニングデバ イスのレバーを操作することにより、シートバック22aが倒れ、前席22全体 が最前方位置23までスライドするようになっている。
【0010】 このアッパレール21の後端には下向きの係合片24が形成してあり、前記イ ンナケーブル17の前端に取付けたフック25と係合するようになっている。こ のフック25はアッパレール21が最前方位置23に至る直前の作動範囲L2 で だけアッパレール21の係合片24と係合するようになっている。
【0011】 次に、この実施例に係るシートベルト装置の動作を説明する。シートベルト装着時(状態A): シートベルト4にあるタング7を前席22のバックル27に係合させて乗員を 拘束している時は、シートベルト4は状態Aの角度位置となっている。この状態 Aではブーツ8の突起10がスライダ12とは無関係の高い位置にあるため、乗 員が前かがみ等してブーツ8の角度が多少変化しても問題ない。 また、シートベルト4を装着した状態において乗員が前席22を前後に移動さ せても、その前後動は乗員が前席22に着座した状態のままで行われるものであ り、その前後移動は必ずアッパレール21の係合片24がフック25に係合しな い通常範囲L1 で行われるため、前席22の前後動が前記状態Aにおけるブーツ 8の角度位置に影響を与えることはない。
【0012】シートベルト非装着時(ウォークイン動作なし)(状態B): 次に、タング7をバックル27から外して、シートベルト4を巻取部3にて巻 き取った状態においては、シートベルト4は巻取部3の巻取力にて引っ張られた 状態となっているため、このシートベルト4はアンカ部6からリング部5へ真っ 直ぐに向かった状態となっている。従って、ブーツ8もこの真っ直ぐなシートベ ルト4に相応した角度位置(状態B)となっている。この状態においては、ドア 開口1の一部がこのシートベルト4により遮られることになるが、前席22が最 前方位置23までスライドされておらず(ウォークイン動作されていない)、こ の状態において乗員が後席へ乗降することはないので問題ない。尚、この状態B では、ブーツ8に形成した突起10が先の状態Aよりも若干下がっており、スラ イダ12の後端部12aと係合し得る位置関係にある。
【0013】シートベルト非装着時(ウォークイン動作あり)(状態C): そして、乗員がドア開口1から後席へ乗降する場合には、まず前席22の図示 せぬリクライニングデバイスのレバーを操作し、前席22を最前方位置23まで 一気にスライドさせる。その時に、アッパレール21の係合片24が作動範囲L 2 においてフック25と係合するため、インナケーブル17がこの作動範囲L2 に相応した分だけ引っ張られる。そうすると、このインナケーブル17の他端に 取付けられたスライダ12も前側へ移動することとなり、スライダ12の後端部 12aがブーツ8の突起10と係合し、この突起10を前側へ押すため、ブーツ 8の上端が逆に後方へ回動する。従って、シートベルト4のブーツ8にて囲まれ ている部分がドア開口1の外側(後方)へ向けて傾倒することとなり、後席への 乗降が容易になる。
【0014】 尚、以上の説明において、前席22のウォークイン動作をインナケーブル17 を介して機械的に後方のスライダ12へ伝達する例を示したが、これに限定され ず、前席22にセンサ等を設けてウォークイン動作時を検出し、その信号検出に 応じて作動する駆動手段でブーツ8を回動させるようにしても良い。
【0015】 また、回動アームとして筒状のブーツ8を例にしたが、これに限定されず、先 端にリングやフックを形成した棒状或いは細板上のアームでも良い。
【0016】
【考案の効果】
この考案に係る車両用シートベルト装置は、以上説明して如き内容のものであ って、前席のウォークイン機構と、アンカ部又はアンカ部付近に設けた所定長さ の回動アームとを、機械的又は電気的に連動させ、前席のウォークイン動作に応 じて、該回動アームによりアンカ部付近のシートベルトをドア開口の外側方向へ 傾倒せしめるようにしたので、ドア開口から後席へ乗降する際にシートベルトが 邪魔にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る車両用シートベルト
装置を示す説明図である。
【図2】前席のスライド動作を示す側面図である。
【図3】ブーツにてシートベルトをドア開口の外側へ傾
倒させた状態を示す車室内側面図である。
【図4】従来例のシートベルト装置を示す図3相当の車
室内側面図である。
【符号の説明】
1 ドア開口 3 巻取部 4 シートベルト 5 リング部 6 アンカ部 8 回動アーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体下部の巻取部から引き出したシート
    ベルトを車体上部のリング部に通してからドア開口下部
    のアンカ部へ固定する車両用シートベルト装置におい
    て、 前記アンカ部又はアンカ部付近に所定長さの回動アーム
    を設け、前席のウォークイン動作に応じて、該回動アー
    ムにてアンカ部付近のシートベルトをドア開口の外側方
    向へ傾倒せしめることを特徴とする車両用シートベルト
    装置。
JP1992002700U 1992-01-29 1992-01-29 車両用シートベルト装置 Expired - Lifetime JP2564776Y2 (ja)

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JP1992002700U JP2564776Y2 (ja) 1992-01-29 1992-01-29 車両用シートベルト装置

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0560963U true JPH0560963U (ja) 1993-08-10
JP2564776Y2 JP2564776Y2 (ja) 1998-03-09

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ID=11536565

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015171833A (ja) * 2014-03-11 2015-10-01 タカタ株式会社 シートベルト装置
JP2015171834A (ja) * 2014-03-11 2015-10-01 タカタ株式会社 シートベルト装置

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JPS5356625U (ja) * 1976-10-16 1978-05-15
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