JPH0560784U - 平行ハンド装置 - Google Patents

平行ハンド装置

Info

Publication number
JPH0560784U
JPH0560784U JP5541491U JP5541491U JPH0560784U JP H0560784 U JPH0560784 U JP H0560784U JP 5541491 U JP5541491 U JP 5541491U JP 5541491 U JP5541491 U JP 5541491U JP H0560784 U JPH0560784 U JP H0560784U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parallel hand
parallel
cover
opening
hand device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5541491U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2548920Y2 (ja
Inventor
裕助 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koganei Corp
Original Assignee
Koganei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koganei Corp filed Critical Koganei Corp
Priority to JP1991055414U priority Critical patent/JP2548920Y2/ja
Publication of JPH0560784U publication Critical patent/JPH0560784U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2548920Y2 publication Critical patent/JP2548920Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 平行ハンド装置において、平行ハンド部にお
ける余圧を容易に調整し、平行ハンド部のガタをなく
し、その開閉動を円滑にする。 【構成】 平行ハンド装置において、空気圧シリンダ部
1に、余圧調整ボルト24の螺進方向と直角方向に螺進
する締付ボルト28でカバー14a,14bを固定した
構造とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、平行ハンド装置に関し、特に、平行ハンド部を互いに平行に対向さ せた状態で開閉動させる平行ハンド装置に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の平行ハンド装置としては、たとえば以下に示すようなものがある。
【0003】 すなわち、この平行ハンド装置は、カバーの摺動面と平行ハンド部の摺動面と にそれぞれガイド溝を開閉方向に沿って配置し、両ガイド溝間に鋼球列を配置し 、この鋼球列およびガイド溝間の余圧を調整する余圧調整ボルトを両カバー間に 設け、この余圧調整ボルトの螺進方向と同一方向に締付ボルトで前記カバーを空 気圧シリンダ部に固定する構造となっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前記した従来の平行ハンド装置の構造では、余圧調整ボルトの螺進方 向と同一方向に締付ボルトでカバーを空気圧シリンダ部に固定する構造となって いるので、両平行ハンド部における余圧を余圧調整ボルトで調整することが困難 であるという問題があった。
【0005】 このため、鋼球列およびガイド溝間がきつく、あるいは緩くなって平行ハンド 部にガタが発生し、平行ハンド部の開閉動が円滑でないという問題があった。
【0006】 本考案の目的は、平行ハンド部における余圧を容易に調整することのできる平 行ハンド装置を提供することにある。
【0007】 本考案の他の目的は、平行ハンド部のガタをなくし、その開閉動を円滑にする ことのできる平行ハンド装置を提供することにある。
【0008】 本考案の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添 付図面から明らかになるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される考案のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば 、以下のとおりである。
【0010】 本考案の平行ハンド装置は、カバーの摺動面と平行ハンド部の摺動面との間に 配置され、平行ハンド部を互いに平行に対向させた状態で開閉方向に案内する転 動部列と、前記平行ハンド部を開閉駆動する流体圧シリンダ部とを備えた平行ハ ンド装置であって、前記流体圧シリンダ部に、余圧調整ボルトの螺進方向と直角 方向に螺進する締付ボルトでカバーを固定した構造としたものである。
【0011】
【作用】
本考案の平行ハンド装置によれば、流体圧シリンダ部に、余圧調整ボルトの螺 進方向と直角方向に螺進する締付ボルトでカバーを固定した構造としたので、平 行ハンド部における余圧を容易に調整することができる。
【0012】 したがって、平行ハンド部のガタをなくし、その開閉動を円滑にすることがで きる。
【0013】
【実施例】
図1は本考案の実施例である平行ハンド装置を示す断面図、図2は図1のII− II線断面図、図3は図1のIII −III 線断面図である。
【0014】 本実施例における平行ハンド装置は、空気圧シリンダ部1を有している。この 空気圧シリンダ部1のシリンダ本体2内にロッド孔3、パッキン収納室4および シリンダ室5が同軸状に形成され、このシリンダ室5の開口端部にエンドカバー 6が取付けられ、止め輪7で抜け止めされている。
【0015】 シリンダ室5には、ピストン8が摺設され、このピストン8により、シリンダ 室5は、第1および第2のシリンダ室5a,5bに仕切られ、第1のシリンダ室 5aはクローズポート9に連通し、第2のシリンダ室5bはオプンポート10に 連通している。
【0016】 前記ピストン8にピストンロッド11が固定され、このピストンロッド11は パッキン収納室4内のロッドパッキン12およびロッド孔3を貫通し、ロッド側 に延在している。
【0017】 シリンダ本体2のロッド側端部に連結部13a,13bを介して一対のカバー 14a,14bが互いに対向して設けられ、この一対のカバー14a,14b間 に一対の平行ハンド部15a,15bが互いに平行に対向する状態で開閉動可能 な構造となっている。
【0018】 すなわち、平行ハンド部15a,15bの摺動面17aとカバー14a,14 bの摺動面17bとにそれぞれ断面V字状のガイド溝18a,18bが開閉方向 に沿って形成され、互いに対向する両ガイド溝18a,18b間に鋼球列(転動 部列)19が転動自在に配置されている。
【0019】 また、両カバー14a,14b間に一対のストッパ27a,27bが形成され 、平行ハンド部15a,15bのストロークが規制される構造となっている。
【0020】 前記鋼球列19の転動軸芯20に対応した平行ハンド部15a,15bの位置 に、アクッションレバー21の一端がピン22bを介して回転自在に結合され、 アクッションレバー21の他端がピン22aを介して回転自在に結合されている 。
【0021】 両カバー14a,14bうち、一方のカバー14aに段付状の通し孔23が形 成され、他方のカバー14bにねじ孔23が形成され、前記通し孔23に頭部を 係止した余圧調整ボルト24はねじ孔16に螺合し、螺進により鋼球列19およ びガイド溝18a,18b間の余圧を調整する構造としたものである。
【0022】 本実施例では、空気圧シリンダ部1のシリンダ本体2に、余圧調整ボルト24 の螺進方向と直角方向に螺進する締付ボルト28でカバー14a,14bを固定 した点で特徴を有する。
【0023】 詳しくは、シリンダ本体2のロッド側端部にそれぞれ連結部13a,13bが 形成され、この連結部13a,13bを介してカバー14a,14bがシリンダ 本体2に固定される構造となっている。
【0024】 すなわち、この連結部13a,13bに段付状の通し孔23aが平行ハンド部 15a,15bの開閉方向に形成され、この通し孔23aに対応したカバー14 a,14bのフランジ部29a,29bの位置に、ねじ孔28aが平行ハンド部 15a,15bの開閉方向に形成され、前記通し孔23aに頭部を係止した締付 ボルト28はねじ孔28aに螺合し、平行ハンド部15a,15bの開閉方向に 螺進し、カバー14a,14bを締結する構造となっている。
【0025】 なお、25はピストンパッキン、26はOリングである。
【0026】 次に、本実施例の作用を説明する。
【0027】 平行ハンド部15a,15bの開閉を行う場合、オプンポート10にエアを供 給し、第1のシリンダ室5a内のエアを排出すると、ピストンロッド11は左側 に移動し、アクッションレバー21a,21bを介して平行ハンド部15a,1 5bは互いに平行な状態で開動する。
【0028】 クローズポート9にエアを供給し、第2のシリンダ室5b内のエアを排出する と、ピストンロッド11は右側に移動し、アクッションレバー21a,21bを 介して平行ハンド部15a,15bは互いに平行な状態で閉動する。
【0029】 このような開閉動に際し、本実施例では、空気圧シリンダ部1に、余圧調整ボ ルト24の螺進方向と直角方向に螺進する締付ボルト28でカバー14a,14 bを固定した構造としたので、平行ハンド部15a,15bにおける余圧を容易 に調整することができる。
【0030】 したがって、平行ハンド部15a,15bのガタをなくし、その開閉動を円滑 にすることができる。
【0031】 以上、本考案者によってなされた考案を実施例に基づき具体的に説明したが、 本考案は、前記実施例に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種 々変更可能であることはいうまでもない。
【0032】 たとえば、前記実施例では、カバーの摺動面に形成されるガイド溝と、平行ハ ンド部の摺動面に形成されるガイド溝との間に鋼球列を配置した場合について説 明したが、これに限らず、前記両ガイド溝間にローラ列を配置することもできる 。
【0033】 また、前記実施例では、アクッションレバーを介してピストンロッドの往復移 動を平行ハンド部の開閉動に変換する場合について説明したが、これに限らず、 テーパ状のカム孔とカムローラとのカム係合を介してピストンロッドの往復移動 を平行ハンド部の開閉動に変換する場合に対しても適用することもできる。
【0034】 また、前記実施例では、転動部列の転動軸芯に対応した平行ハンド部の位置に 、開閉駆動力の力点を設けた場合について説明したが、これに限らず、転動部列 の転動軸芯に対応した平行ハンド部の位置の近傍位置に開閉駆動力の力点を設け ることもできる。
【0035】 また、前記実施例では、カバーの摺動面に形成されるガイド溝と、平行ハンド 部の摺動面に形成されるガイド溝との間に鋼球列を配置した場合について説明し たが、これに限らず、両ガイド溝にそれぞれ鋼線を配置し、この両鋼線間に鋼球 列を配置することもできる。
【0036】 以上の説明では、主として本考案者によってなされた考案をその利用分野であ る空気圧により作動する平行ハンド装置で説明したが、これに限らず、油圧によ り作動する平行ハンド装置にも適用できる。
【0037】
【考案の効果】
本願において開示される考案のうち、代表的なものによって得られる効果を簡 単に説明すれば、以下のとおりである。
【0038】 (1).流体圧シリンダ部に、余圧調整ボルトの螺進方向と直角方向に螺進する締付 ボルトでカバーを固定した構造としたので、平行ハンド部における余圧を容易に 調整することができる。
【0039】 (2).前記(1) の効果により、平行ハンド部のガタをなくし、その開閉動を円滑に することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例である平行ハンド装置を示す断
面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII −III 線断面図である。
【符号の説明】
1 空気圧シリンダ部 2 シリンダ本体 3 ロッド孔 4 パッキン収納室 5 シリンダ室 5a 第1のシリンダ室 5b 第2のシリンダ室 6 エンドカバー 7 止め輪 8 ピストン 9 クローズポート 10 オプンポート 11 ピストンロッド 12 ロッドパッキン 13a 連結部 13b 連結部 14a カバー 14b カバー 15a 平行ハンド部 15b 平行ハンド部 16 ねじ孔 17a 摺動面 17b 摺動面 18a ガイド溝 18b ガイド溝 19 鋼球列(転動部列) 20 転動軸芯 21a アクッションレバー 21b アクッションレバー 22a ピン 22b ピン 23 通し孔 23a 通し孔 24 余圧調整ボルト 25 ピストンパッキン 26 Oリング 27a ストッパ 27b ストッパ 28 締付ボルト 28a ねじ孔 29a フランジ部 29b フランジ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カバーの摺動面と平行ハンド部の摺動面
    との間に配置され、平行ハンド部を互いに平行に対向さ
    せた状態で開閉方向に案内する転動部列と、前記平行ハ
    ンド部を開閉駆動する流体圧シリンダ部とを備えた平行
    ハンド装置であって、前記流体圧シリンダ部に、余圧調
    整ボルトの螺進方向と直角方向に螺進する締付ボルトで
    カバーを固定したことを特徴とする平行ハンド装置。
JP1991055414U 1991-07-17 1991-07-17 平行ハンド装置 Expired - Lifetime JP2548920Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991055414U JP2548920Y2 (ja) 1991-07-17 1991-07-17 平行ハンド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991055414U JP2548920Y2 (ja) 1991-07-17 1991-07-17 平行ハンド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0560784U true JPH0560784U (ja) 1993-08-10
JP2548920Y2 JP2548920Y2 (ja) 1997-09-24

Family

ID=12997910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991055414U Expired - Lifetime JP2548920Y2 (ja) 1991-07-17 1991-07-17 平行ハンド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2548920Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3044585U (ja) * 1997-06-19 1997-12-22 明誼股▲ふん▼有限公司 警告灯のセード

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3044585U (ja) * 1997-06-19 1997-12-22 明誼股▲ふん▼有限公司 警告灯のセード

Also Published As

Publication number Publication date
JP2548920Y2 (ja) 1997-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0976931A1 (en) Device for adjusting the central position of the pistons and the angular position of the pinion in a valve driving actuator
JP5908576B2 (ja) 気圧式変速応力補助装置
JP2005315268A5 (ja)
JPS63263208A (ja) 弁制御装置
JPS63270904A (ja) 空圧シリンダ
AU2016318561B2 (en) Actuating device for a steady rest
JPH0560784U (ja) 平行ハンド装置
JPH0560783U (ja) 平行ハンド装置
DE29804298U1 (de) Pneumatischer oder hydraulischer Drehantrieb
CN219994034U (zh) 用于电液执行器的自动复位型拨叉式摆动液压缸
JPH06123209A (ja) エンジンの弁作動装置
DE4106441A1 (de) Ventilzeitpunkt-steuereinrichtung
JPH079619Y2 (ja) 射出成形機の型締装置
JP2607486Y2 (ja) 流体圧シリンダ
JP2557635Y2 (ja) 斜板式油圧ポンプの斜板アクチュエータのストッパ装置
JPH0612310Y2 (ja) 変速機操作用倍力装置
JPH0133621Y2 (ja)
US20230264322A1 (en) Vise
JPH0325480Y2 (ja)
JP2581704Y2 (ja) 油圧緩衝器
JP2538779Y2 (ja) 流体圧ハンド装置
EP2151588A3 (de) Hydraulisches Betätigungssystem für eine Kraftfahrzeugkupplung mit einer Entlüftungseinrichtung
JPH11198084A (ja) 低速開閉動作用流体圧チャック
JPH0230549U (ja)
JP2594316Y2 (ja) 三位置停止アクチュエータ