JPH0560760A - 癌関連ヒト由来ガラクトース転移酵素標準液 - Google Patents

癌関連ヒト由来ガラクトース転移酵素標準液

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JPH0560760A
JPH0560760A JP22625591A JP22625591A JPH0560760A JP H0560760 A JPH0560760 A JP H0560760A JP 22625591 A JP22625591 A JP 22625591A JP 22625591 A JP22625591 A JP 22625591A JP H0560760 A JPH0560760 A JP H0560760A
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serum
gat
human
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cancer
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JP22625591A
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Takashi Sakaguchi
孝 阪口
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感染性の問題が少なく、安全で、コストが
低く、安定に調製でき、GATの精度良い正確な測定を
可能とする標準液を提供することである。 【構成】 免疫測定法により癌関連ヒト由来ガラクト
ース転移酵素を測定するに際して使用される標準液であ
り、癌関連ヒト由来ガラクトース転移酵素標準物質をウ
マ血清で希釈することによって製造されてなる標準液。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、免疫測定法により癌関
連ヒト由来ガラクトース転移酵素を測定するに際して用
いられる標準液に関するものである。
【0002】
【発明の背景】生物学的流体試料中に極微量含有される
物質を検出する方法として、各種の分析法が開発されて
来ている。この分析法の一つとして、免疫反応をその原
理とするものがある。そして、この原理を用いた測定法
として種々のものが開発され、精度の高いものとして知
られている。
【0003】すなわち、1958年にBersonとY
allowが、放射性同位元素Iで標識した牛インシュ
リンと糖尿病患者血清中の抗インシュリン抗体を用い
て、血清中のインシュリンを測定することに成功して以
来、ラジオアイソトープを用いた免疫測定法が広く用い
られて来た。そして、これ以後、標識物質として放射性
同位元素以外のものも種々開発されて来た。例えば、酵
素、酵素基質、補酵素、酵素阻害物質、バクテリオファ
ージ、循環反応体、金属及び有機金属の錯体、有機補欠
分子族、化学発光性反応体及び螢光性分子等が挙げられ
る。
【0004】ところで、癌関連ヒト由来ガラクトース転
移酵素(以下、GATと称す)は、特願平1−4476
号及び特願平2−54567号に記載の酵素であり、癌
マーカーとしてその有用性が示唆されている。このGA
Tは、代表的には、酵素標識サンドウィッチアッセイで
測定される。検体測定には、GAT標準物質を測定し、
その結果から検量線を作成し、検体中のGAT値はこれ
を基にして算定される。
【0005】GAT標準液は、GAT標準物質を希釈液
により適当な濃度に希釈されて調製される。GATを正
確に測定するには、標準液の挙動が検体と異ならないこ
と、標準液の値が検体にあわせたGAT値をカバーでき
ることが重要である。又、標準液はできるだけロット間
差の無い安定な調製・供給が望まれ、その為にはできる
だけGATの値が高く、入手しやすい標準物資の使用が
必要である。
【0006】このGAT標準液としては、GAT標準物
質として人癌患者血清又は人癌患者腹水が用いられ、こ
れを人血清で希釈したものが調製・使用されていた。こ
の場合、標準液の挙動は検体と同じであるが、希釈液と
して用いる人血清には、感染性の問題や、大量に集める
ための手間、コストの問題があり、又、人血清中には正
常人においてもGATが全く含まれないわけでは無い
為、GATを含まない0の標準液を調製することが困難
である等の問題もあった。又、希釈液としてリン酸緩衝
生理食塩水(以下、PBSと称す)や1%BSA−PB
Sを用いた場合は、感染性やコストの問題は無いもの
の、挙動が検体と合わなくなり、GATの正確な測定が
できなくなるという問題があった。
【0007】又、標準物質として用いる患者血清、腹水
についても、GAT高値のものは少なく、これを大量に
集めることは困難で、品質の安定した標準液の供給には
問題があった。又、感染性の問題もあった。
【0008】
【発明の開示】本発明者は、鋭意検討の結果、希釈液と
して馬血清を用いることにより、検体と挙動が同じ標準
液を調製可能なこと、又、ヒト初乳が極めて高いGAT
値を示すことを見出し、これに基づいて本発明が達成さ
れた。この本発明の第1の目的は、感染性の問題の少な
い安全な標準液を提供することである。
【0009】本発明の第2の目的は、コストが低く、安
定に調製できる標準液を提供することである。本発明の
第3の目的は、GATの精度が良い正確な測定を可能と
する為、検体と同じ挙動を示し、かつ、低値から高値を
カバーできる標準液を安定に提供することである。
【0010】上記本発明の目的は、希釈液としてウマ血
清を用いることによって達成される。又、GAT標準物
質としてヒト初乳を用いることによって達成される。す
なわち、免疫測定法により癌関連ヒト由来ガラクトース
転移酵素を測定するに際して使用される標準液であり、
癌関連ヒト由来ガラクトース転移酵素標準物質をウマ血
清で希釈することによって製造されてなる標準液によっ
て達成される。
【0011】又、免疫測定法により癌関連ヒト由来ガラ
クトース転移酵素を測定するに際して、ヒト初乳をヒト
血清又はウマ血清で希釈することによって製造されてな
る標準液によって達成される。尚、標準物質としてヒト
癌患者腹水、ヒト血清、ヒト乳汁、ヒト初乳、遺伝子工
学による産物の群から選択されたものを用いることがで
きる。
【0012】本発明で用いられる希釈液としてはウマ血
清が挙げられる。ウマ血清を希釈液として用いたGAT
標準液は、検体(ヒト血清)と同じ挙動を示す。この挙
動は、添加回収試験を行うことによって確認できる。ウ
マ血清についてGATの測定を行ったところ、その値は
0であり、0ユニットの標準液を調製できたことから、
ヒト血清と比べて有利である。ウマ血清を希釈液として
用いた場合、GAT標準物質として従来の癌患者血清、
癌患者腹水が使用できる。又、その他の物質、例えばヒ
ト乳汁、ヒト初乳、GAT遺伝子産物が使用できる。ヒ
ト初乳、遺伝子産物は安全性の面から有利である。ヒト
初乳は、一般に、GAT値が高く、特に好ましい。遺伝
子産物は特願平2−309918号に記載の方法に従っ
て得ることができる。
【0013】本発明で用いられるGAT標準物質として
好ましい例としては、ヒト初乳である。一般に3000
ユニット/ml以上(正常人の平均は10ユニット/m
l以下)の高値を示し、標準液の調製に有利である。こ
れを用いて標準物質を調製する際、使用できる希釈液と
しては、検体と挙動を同じくするという意味から、ヒト
血清またはウマ血清が使用できる。安全性、コスト等の
面からウマ血清の方がより好ましい。
【0014】免疫測定法に用いられる抗体が物理的及び
/又は化学的に結合される担体は多孔質なものであるこ
とが好ましく、このような担体の材料としてはケイ藻
土、二酸化チタン、硫酸バリウム、酸化亜鉛、酸化鉛、
微結晶セルロース、ケイ砂、ガラス、シリカゲル、架橋
デキストリン、架橋ポリアクリルアミド、アガロース、
架橋アガロース、ポリスチレン等の各種の合成樹脂が挙
げられる。そして、このような素材の多孔質担体であれ
ば、抗体が固定化される一次的な形状は粒子(ビーズ)
状、棒状あるいはプレート状のものであっても差し支え
ないが、粒子(ビーズ)状のものが好ましい。
【0015】抗体は、これら多孔質の不溶化担体に化学
的及び/又は物理的に直接、あるいは間接的に結合させ
ることができる。結合技術については、1976年、講
談社発行、千畑一郎ほか2名編「実験と応用 アフィニ
ティクロマトグラフィー」(第1刷)、1975年、講
談社発行、山崎 誠ほか2名編「アフィニティクロマト
グラフィー」(第1版)を参考にできる。尚、結合反応
後、標識抗体の非特異反応を排除する目的で、測定すべ
き特異的反応に関与しない蛋白質を担持させることがで
きる。それらの代表的な例としては、哺乳動物及び鳥類
の正常血清蛋白質、アルブミン、スキムミルク、乳酸醗
酵物、コラーゲン及びそれらの分解物質等が挙げられ
る。
【0016】免疫測定方法において用いられる標識物質
としては通常の免疫測定法で一般に使用できるものが使
用でき、例えば放射性物質、発光物質、蛍光物質などが
挙げられ、又、酵素、酵素基質、酵素及び酵素前駆体の
活性を変化させる物質(酵素阻害物質、補欠分子族、補
酵素)、酵素前駆体、アポ酵素なども使用できる。具体
的な物質としては、特開昭62−90539号公報など
に記載のものが挙げられるが、好ましくは酵素、又は螢
光物質であり、さらに好ましくはβ−D−ガラクトシダ
ーゼ、アルカリホスフォダーゼ、ペルオキシダーゼ、グ
ルコースオキシダーゼ、グルタメートデヒドロゲナー
ゼ、アミラーゼなどの酵素である。これらの酵素を標識
物質とする場合、酵素反応系、発色系は公知のものを使
用できる。具体的には、特開昭61−292060号公
報、特開昭62−90539号公報、特開昭63−13
1062号公報、特開昭63−45562号公報、特願
昭63−219893号明細書に記載の物質(物質群)
が挙げられるが、これらに限定されるものではない。そ
して、これら標識物質の抗体への結合は、当業者間で知
られている公知の試薬と方法で行うことができ、例えば
石川 栄治、河合 忠、宮井潔 編「酵素免疫測定法
(第3版)、医学書院、1987年」や日本臨床病理学
会編「臨床病理」臨時増刊特集第53号「臨床検査の為
のイムノアッセイ−技術と応用−、臨床病理刊行会、1
983年」などに記載された方法を参考にすることがで
きる。
【0017】本発明で使用される抗体は、その由来を特
に限定されるものではなく、哺乳動物等に抗原を投与、
免疫して得られる抗血清、腹水液をそのままか、あるい
は従来公知の方法である硫酸ナトリウム沈澱法、硫酸ア
ンモニウム沈澱法、セファデックスゲルによるゲル濾過
法、イオン交換セルロースクロマトグラフィ法、電気泳
動法等(右田俊介偏「免疫化学」中山書店pp74ない
し88参照)で精製して用いることができる。あるい
は、抗原で感作した哺乳動物など(例えばマウス)の脾
臓細胞や骨髄腫細胞(ミエローマ)から雑種細胞(ハイ
ブリドーマ)を得てモノクローナル抗体を作成し、これ
を特定成分と特異的に結合しうる物質として使用すると
特異性が向上し、好ましい。又、これらの抗体はIg
G、IgM、IgA、IgD、IgE各分画を用いるこ
とができ、或いはこれらの抗体を酵素処理してFab、
Fab’又はF(ab’)2 といった活性抗体フラグメ
ントにして使用しても良い。さらに、これらの抗体は単
一で使用しても、複数の抗体を組み合わせて使用しても
良い。
【0018】免疫測定方法による反応型式としては、競
合法、2抗体法、サンドイッチ法などが挙げられる。本
発明においては反応型式として免疫反応を挙げている
が、免疫反応に準ずる生物活性を示す物質の特異反応を
利用することも可能である。標識に起因した信号は、吸
光度法(比色法) 、螢光法、発光法または放射活性測定
法で検出することができ、測定法としては信号の経時的
変化を測定するレート測定法または一定時間後の信号を
測定するエンドポイント測定法で測定することができ
る。好ましくは吸光度法であり、吸光度法(比色法) で
は紫外線、可視光、近赤外光を利用することができる。
【0019】
【実施例】以下、実施例により具体的に説明するが、本
発明は実施例によって限定されるものではない。 〔実施例1〕癌患者腹水を300U/mlとし、これら
を下記の希釈液で1/30、1/10及び1/3に希釈
し、各々10U/ml、30U/ml及び100U/m
lの標準液を作製した。又、各々の希釈液そのものを0
U/mlとした。
【0020】 そして、以下の免疫学的測定法により吸光度とGAT
濃度(U/ml)との関係を調べた。
【0021】すなわち、特願平2−54567号に記載
の方法で得られたGATに対するマウスモノクローナル
抗体を1Mの塩化ナトリウムを溶解した0.1M炭酸塩
緩衝液(pH9.5)に10μg/mlになるように溶
解し、この中に直径6.35mmのポリスチレンビーズ
(積水化学社製の#80)を浸漬し、4℃で一晩固定化
した。PBSで洗浄した後、37℃の1%BSA−PB
S溶液に24時間浸漬し、その後該溶液を良く切り、−
40℃で該ビーズを凍結し、凍結乾燥した。
【0022】そして、ポリスチレンビーズを検体または
標準液50μlと1Mの塩化ナトリウムを溶解した50
mMリン酸緩衝液(pH6.5)200μlとを混合し
た液の中に入れ、45℃で2時間インキュベーションし
た。PBSで洗浄後、固定化抗体とは異なる部位を認識
するペルオキシダーゼ標識抗GATモノクローナル抗体
の0.002%p−ヒドロキシ安息香酸−n−ブチル含
有1%BSA−PBS溶液(0.5μg/ml)250
μlを加え、室温で1時間インキュベーションした。
尚、抗GATモノクローナル抗体のペルオキシダーゼ標
識化は、石川 栄治、河合 忠、宮井潔 編「酵素免疫
測定法(第3版)、医学書院、1987年」pp10
8,109記載の方法で行った。
【0023】PBSで洗浄後、3mg/mlのo−フェ
ニレンジアミンを溶解したクエン酸−リン酸緩衝液(p
H5.0 0.02%過酸化水素含有)300μlを加
え、室温で30分間発色させた。その後、1N硫酸1m
lで発色反応を停止し、492nmの吸光度を測定した
ので、その結果を表1〜表4(表1〜表4において、癌
患者血清と標準液との混合割合は1対1である)に示
す。
【0024】 表1(希釈液がウマ血清) 吸光度OD 濃 度(U/ml) 実測値 理論値 0 U/ml 0.008 10 U/ml 0.202 30 U/ml 0.595 100 U/ml 1.972 癌患者血清 0.795 40.0 癌患者血清+0U/ml 0.402 20.1 20.0 癌患者血清+10U/ml 0.495 24.8 25.0 癌患者血清+30U/ml 0.691 34.7 35.0 癌患者血清+100U/ml1.395 70.6 70.0 表2(希釈液がPBS) 吸光度OD 濃 度(U/ml) 実測値 理論値 0 U/ml 0.005 10 U/ml 0.275 30 U/ml 0.783 100 U/ml 2.311 癌患者血清 0.795 30.5 癌患者血清+0U/ml 0.432 16.2 15.3 癌患者血清+10U/ml 0.582 22.1 20.3 癌患者血清+30U/ml 0.865 33.8 30.3 癌患者血清+100U/ml1.686 71.4 65.3 表3(希釈液が5%BSA−PBS) 吸光度OD 濃 度(U/ml) 実測値 理論値 0 U/ml 0.027 10 U/ml 0.236 30 U/ml 0.637 100 U/ml 2.060 癌患者血清 0.795 37.8 癌患者血清+0U/ml 0.438 20.1 18.9 癌患者血清+10U/ml 0.552 25.8 23.9 癌患者血清+30U/ml 0.761 36.1 33.9 癌患者血清+100U/ml1.529 73.9 68.9 表4(希釈液がウシ血清) 吸光度OD 濃 度(U/ml) 実測値 理論値 0 U/ml 0.018 10 U/ml 0.241 30 U/ml 0.648 100 U/ml 2.042 癌患者血清 0.795 37.4 癌患者血清+0U/ml 0.448 20.2 18.7 癌患者血清+10U/ml 0.554 25.4 23.7 癌患者血清+30U/ml 0.783 36.8 33.7 癌患者血清+100U/ml1.514 73.5 68.7 表1より、GAT標準物質の希釈液としてウマ血清が用
いられた場合には、実測値と理論値との差は少なく、G
ATに対するヒト血清とウマ血清とは同質の特性を有し
ていることが判る。従って、GAT標準物質の希釈液と
してウマ血清を用いても差し支えない。さらには、この
ウマ血清は、同一ロットのものを大量に集めることも容
易であり、かつ、GATを全く含まない0の標準液を得
ることも出来、又、感染性の問題もなく、そしてコスト
の問題も少ない。
【0025】これに対して、表2、表3及び表4より、
GAT標準物質の希釈液としてPBS、BSA−PBS
及びウシ血清では、ヒト血清のような問題はないもの
の、実測値と理論値との差が大きく、これらの希釈液は
ヒト血清と差が有り過ぎ、GAT標準物質の希釈液とし
ては有効でないことが判る。 〔実施例2〕ヒト初乳を5400U/mlとし、これら
をウマ血清で1/540、1/180、1/54に希釈
し、各々10U/ml、30U/ml及び100U/m
lの標準液を作製した。又、ウマ血清そのものを0U/
mlとした。
【0026】同様にヒト初乳をヒト正常人血清で1/5
40、1/180、1/54に希釈した標準液について
も調製した。(各々C1,C2,C3とする)そして、
実施例1と同様の測定を行い、吸光度とGAT濃度(U
/ml)との関係を調べた。その結果を表5(表5にお
いて、癌患者血清と標準液との混合割合は1対1であ
る)に示す。
【0027】 表5 吸光度OD 濃 度(U/ml) 実測値 理論値 0 U/ml 0.012 10 U/ml 0.215 30 U/ml 0.621 100 U/ml 1.991 癌患者血清 0.795 38.8 癌患者血清+0U/ml 0.411 19.7 19.4 癌患者血清+10U/ml 0.511 24.6 24.4 癌患者血清+30U/ml 0.697 33.9 34.4 癌患者血清+100U/ml1.399 69.8 69.4 ヒト正常人血清 0.143 6.5 C1 0.344 16.4 C2 0.742 36.2 C3 2.126 106.9 癌患者血清+ヒト正常人血清0.476 22.9 22.7 癌患者血清+C1 0.564 27.2 27.6 癌患者血清+C2 0.773 37.8 37.5 癌患者血清+C3 1.470 73.4 72.9 表5より、ヒト初乳を含有するヒト血清、ウマ血清とも
に実測値と理論値の差はほとんど無く、癌患者血清と同
質の特性を有することが判る。又、ヒト初乳はGATの
値が高値であり、標準液の作成に有利である。
【0028】
【効果】免疫測定法により癌関連ヒト由来ガラクトース
転移酵素を測定するに際して、ウマ血清を希釈液として
用いた標準液は、ヒト血清の代替物として優れたもので
あり、又、ヒト血清の場合の欠点、すなわちコストの問
題や感染の問題も解決されたものである等の特長を有す
る。
【0029】又、ヒト初乳は、癌患者血清や癌患者腹水
と比較してもGATの値が高値であり、そして入手が比
較的容易であり、GAT標準物質として非常に優れたも
のである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 免疫測定法により癌関連ヒト由来ガラク
    トース転移酵素を測定するに際して使用される標準液で
    あり、癌関連ヒト由来ガラクトース転移酵素標準物質を
    ウマ血清で希釈することによって製造されてなる標準
    液。
  2. 【請求項2】 標準物質としてヒト癌患者腹水、ヒト血
    清、ヒト乳汁、ヒト初乳、遺伝子工学による産物の群か
    ら選択されることを特徴とする請求項1の標準液。
  3. 【請求項3】 標準物質としてヒト初乳を用いることを
    特徴とする請求項1の標準液。
  4. 【請求項4】 免疫測定法により癌関連ヒト由来ガラク
    トース転移酵素を測定するに際して、ヒト初乳をヒト血
    清又はウマ血清で希釈することによって製造されてなる
    標準液。
JP22625591A 1991-09-05 1991-09-05 癌関連ヒト由来ガラクトース転移酵素標準液 Pending JPH0560760A (ja)

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