JPH0560717U - 工作機械用切削工具 - Google Patents

工作機械用切削工具

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JPH0560717U
JPH0560717U JP269992U JP269992U JPH0560717U JP H0560717 U JPH0560717 U JP H0560717U JP 269992 U JP269992 U JP 269992U JP 269992 U JP269992 U JP 269992U JP H0560717 U JPH0560717 U JP H0560717U
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inclination angle
chip
shavings
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振起 金
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】チップの構造を改善して切削抵抗を低減し、工
具寿命の延長が可能な工作機械用切削工具を提供する。 【構成】先端中央にチップ10固定用の固定溝21が形
成され、その両側に削りくず排出溝22の形成されたボ
ディ20の固定溝21に板状の半円状チップ10を溶接
固着する。チップ10は一つ物として形成し、チップの
先端中央ポイント11を基点に、両側面に35〜45゜
の傾斜角を有し且つ対向される削りくず案内溝を形成
し、さらに両切削刃が対角線状に形成されるようにす
る。切削刃の先端を6〜8゜の傾斜角に研磨し、その裏
側は工作物の加工部位と干渉が生じないように傾斜面に
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ならいフライス盤(Copy Milling Machine)に適用される工作機械 用切削工具に関し、詳しくは、チップの構造を改善して切削抵抗を低減化し、工 具寿命が延長可能となるようにした工作機械用切削工具に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】
周知のごとく、ならいフライス盤は要求される製品を得るために基となる型を 造り、その型に沿って切削工具が自動的に切削を行なうならい装置を備えたフラ イス盤であって、これに用いられる切削工具は高強度材のボディーに超硬合金チ ップを銀ろう溶接手段にて固着するか、又はチップをスクリューで固着させ用い たものである。前者の場合、通常二つに分離されたチップを用いる。この場合チ ップとチップの間を銀ろう溶接することになるが、チップ先端中央即ちポイント 部に刃先(切削刃)のない部分が生じる。従って、加工の際ポイント部分に集中 的に切削抵抗を受けるようになり、振動があるとか、老朽化したフライス盤に使 用する場合チップとチップとの間に間隔が生じるという問題点を有する。後者の 場合には一つのチップをスクリューで固着するので、ボディーとチップとの間に 若干の誤差が発生することがある。従って使用に際し、ボディーとボルト、また はチップとの間に間隔が生じ、真球道不良となり、かつ切削抵抗の増大によって 著るしく振動が生じ精密加工が不可能になるという問題点がある。また両者共に 寿命が短いという欠点を有する。
【0003】 本考案の目的は前記の如き問題点の解消のため、チップの構造を改善し切削効 率を増大せしめることはもとより、切削抵抗を低減化し、工具寿命の延長を図り 得る工作機械用切削工具を提供することにある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】
本考案は、先端中央にチップ10固定用の固定溝21が形成され、その両側に 削りくず排出溝22の形成されたボディー20の前記固定溝21に板状の半円状 チップ10が溶接手段にて固着される工作機械用切削工具において、前記チップ 10を一つ物として形成し、チップ10の先端中央ポイント11を基点に、両側 面に35−45゜の傾斜角(θ)を有し且つ対向される削りくず案内溝12、1 2′を形成し、さらに両切削刃13、13′が対角線状に形成されるようにし、 前記切削刃13、13′の先端を6〜8゜の傾斜角に研磨し、その裏側は工作物 の加工部位と干渉が生じないように、傾状に形成して構成することを特徴とする 工作機械用切削工具に係る。
【0005】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面に沿って詳述する。
【0006】 先端中央にチップ10固定用の固定溝21が形成され、その両側に削りくず排出 溝22の形成されたボディー20の前記固定溝21に板状の半円状チップ10が 銀ろうなどの溶接手段にて固着される通常の切削工具において、前記チップ10 を一つ物として形成し、チップ10の先端中央ポイント11を基点に、両側に所 定傾斜角(θ)で対向されるように形成される削りくず案内溝12、12′を漸 進的なネガティプタイプで形成し、さらに両切削刃13、13′が対角線状に形 成されるようにし、前記切削刃13、13′の先端は所定傾斜角(ρ)に研摩し 、その裏側は工作物の加工部位と干渉が生じないように、傾状で形成されたもの である。
【0007】 削りくず案内溝12、12′を形成するに際し、削り屑案内溝の傾斜角(θ) が35゜を下回る場合はポイントから延出する削りくず案内溝が長くなるから、 外周の切削刃に段差が生じ、工具研削の際、研削が過多となり切削刃が脆くなる という問題点を生ずる。また、削りくずの飛散方向が作業者側に向くようになる という問題点を生ずる。削りくず案内溝の傾斜角(θ)が45゜を上回る場合は 案内溝の長さが短くなりラウンド部研削の際、面が荒くなって削りくずが被削さ れる部位に飛散され、削りくずの処理が難しくなり、切削性も低下する。従って 、削りくず案内溝12、12′の傾斜角(θ)は35〜45゜に形成するのが好 ましいが、40゜に形成するのがより好ましい。また切削刃13、13′の研摩 傾斜角(ρ)が6゜を下回る場合、加工の際、被削材による干渉を受けるように なり抵抗が大きく作用するから切削性が低下し、切削の際抵抗により熱が発生し て被削材が捩れるなど変形が生ずる。また、切削刃の研摩傾斜角(ρ)が8゜を 上回る場合は切削性は良好であるが、外周の切削刃部分が相対的に脆くなって切 削刃が破損され易くなり、さらには切削の際に振動現象が生じて騒音が著しく、 表面の精度が相対的に不良になる。従って、切削刃13、13′の研摩傾斜角( ρ)は6〜8゜が好ましいが7゜にするのがより好ましい。
【0008】 このように構成された本考案の切削工具を使用するに際しては既存のものと同 様にボディー20の先端部をフライス盤のチャックに噛み合わせて使用する。
【0009】
【効果】
本考案によれば、チップ10は一つ物に形成され、さらに両側の切削刃13、 13′は連続的対角線に形成されているので、刃先(切削刃)が切れず、ポイン ト11が従来より著しく強くなる。従って、老朽化したフライス盤のように振動 を発生する切削条件下でも使用が可能であると共に、工具寿命が延長される。
【0010】 更に、削りくず案内溝12、12′が形成され、該案内溝12、12′は削り くずの排出が容易になるように、適正角度に漸進的なネガティブタイプに形成さ れているので、削りくずによる切削抵抗が著しく少なくて、切削効率が増大され る等種々の効果が期待できる有用な考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による切削工具の拡大斜視図である。
【図2】同側面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】同正面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【符号の説明】
10 チップ 11 ポイント 12、12′ 削りくず案内溝 13、13′ 切削刃 20 ボディー 21 固定溝 22 削りくず排出溝

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端中央にチップ10固定用の固定溝21
    が形成され、その両側に削りくず排出溝22の形成され
    たボディー20の前記固定溝21に板状の半円状チップ
    10が溶接手段にて固着される工作機械用切削工具にお
    いて、前記チップ10を一つ物として形成し、チップ1
    0の先端中央ポイント11を基点に、両側面に35−4
    5゜の傾斜角(θ)を有し且つ対向される削りくず案内
    溝12、12′を形成し、さらに両切削刃13、13′
    が対角線状に形成されるようにし、前記切削刃13、1
    3′の先端を6〜8゜の傾斜角に研磨し、その裏側は工
    作物の加工部位と干渉が生じないように、傾状に形成し
    て構成することを特徴とする工作機械用切削工具。
  2. 【請求項2】チップ10の削りくず案内溝12、12′
    の傾斜角(θ)を40゜に形成することを特徴とする請
    求項1記載の工作機械用切削工具。
  3. 【請求項3】チップ10の切削刃13、13′の傾斜角
    (ρ)を7゜に形成することを特徴とする請求項1記載
    の工作機械用切削工具。
JP1992002699U 1992-01-29 1992-01-29 工作機械用切削工具 Expired - Fee Related JP2538344Y2 (ja)

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JPH0560717U true JPH0560717U (ja) 1993-08-10
JP2538344Y2 JP2538344Y2 (ja) 1997-06-11

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62181311U (ja) * 1986-05-09 1987-11-17
JPH0239810U (ja) * 1988-09-02 1990-03-16

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62181311U (ja) * 1986-05-09 1987-11-17
JPH0239810U (ja) * 1988-09-02 1990-03-16

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