JPH0560183B2

JPH0560183B2 -

Info

Publication number: JPH0560183B2
Application number: JP59173698A
Authority: JP
Inventors: Hideki Kuwajima
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1984-08-21
Filing date: 1984-08-21
Publication date: 1993-09-01
Also published as: JPS6151652A

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は磁気テープを巻回したリールハブを内
蔵したカセツトから磁気テープをカセツト外部に
引き出してカセツト外部に設置する回転ヘツドド
ラムに添接して走行させ信号を記録又は再生する
方式のビデオテープレコーダー等の磁気記録再生
装置のテープローデイング装置に関するものであ
る。

従来例の構成とその問題点従来のテープローデイング装置を第１図を用い
て説明する。第１図は従来のビデオテープレコー
ダー（以下VTRという）のテープローデイング
装置の概略構成図である。

図中、１はカセツト２から引き出される磁気テ
ープ、３は供給側リール台、４は巻取側リール
台、５は回動自在にシヤーシに支持されたテンシ
ヨンポスト、６はシヤーシに植設された固定軸
（図示せず）に回転自在に支持されたP₁ポスト、
７は全幅消去ヘツド、８，９はカセツト２から磁
気テープ１を引き出すための第１及び第２のテー
プガイドポスト、１０，１１は第１及び第２のテ
ープガイドポスト８，９に対向して植設された傾
斜ポストである。１２はシヤーシに回転自在に支
持されたインピーダンスローラ、１３はオーデイ
オイレースヘツド、１４はオーデイオコントロー
ルヘツド、１５は磁気抵抗型ヘツド（MRヘツ
ド）、１６はP₄ポスト、１７は回転ヘツド（図示
せず）を装着した回転ヘツドドラム、１８は磁気
テープ１を走行又は停止させるためキヤプスタン
１９に圧接離間自在なるピンチローラ、２０は回
動自在にシヤーシに支持されたP₅ポスト、２１
は供給側テープガイド支持部材、２２は巻取側テ
ープガイド支持部材、２３〜２６はローデイング
アームである。

次にこの装置の動作を説明する。テープローデ
イングモードに切換えた際、ローデイングアーム
２４，２６が矢印Ａのごとくローデイングモータ
（図示せず）により回動されることにより供給側
テープガイド支持部材２１及び巻取側テープガイ
ド支持部材２２は矢印Ｂのごとくガイド溝（図示
せず）に沿つて引き出され、磁気テープは回転ヘ
ツドドラム１７の周面にヘリカル状にローデイン
グする。このように従来のテープローデイング装
置において、ローデイングアーム２３〜２６は、
アンローデイング時にはビデオカセツトとオーバ
ーラツプするため、スペースのロスが発生し、装
置の小型化に大きな支障となつていた。又、ロー
デイング時のテープガイド支持部材２２とガイド
溝との摩擦によりテープガイド支持部材への伝達
力のロスが大きくなるとともに、移動動作がスム
ーズに行なわれないという欠陥があつた。

発明の目的本発明は上記従来の欠点を解消するもので、簡
単な構成で小型、軽量で且つ低コスト化を可能と
するテープローデイング装置を提供することを目
的とする。

発明の構成上記目的を構成するため、本発明のテープロー
デイング装置は、磁気テープを巻回したリールを
内蔵したカセツトから前記磁気テープをカセツト
外部に引き出してカセツト外部に設置せる磁気ヘ
ツドに添接して走行させ信号を記録再生するよう
に構成された磁気記録再生装置であつて、回転軸
が自在に移動する小歯車と、この小歯車を回転駆
動させる駆動手段と、この駆動手段と前記小歯車
とを結合し回転駆動力を伝達する自在継手と、前
記小歯車と噛合する内歯車部を有し第１のテープ
ガイドポストを設けた第１のローデイングアーム
と、前記小歯車と噛合する外歯車部を有し第２の
テープガイドポストを設けた第２のローデイング
アームとから成るものである。

実施例の説明以下、本発明の実施例について、図面に基づい
て説明する。尚図中前記従来例と同一符号は同一
部材を示し、その詳細説明は省略する。

先ず、第２図〜第６図に示す第１実施例につい
て説明する。

第２図はVTRのテープローデイング装置にお
いて、磁気テープ１をカセツト２から引き出す前
の状態を示したものである。２７は基板面上を自
在に移動できる状態で設置された小歯車であり、
内歯車部を有し第１のテープガイドポスト８を設
けた第１のローデイングアーム２８と外歯車部を
有し第２のテープガイドポスト９を設けた第２の
ローデイングアーム２９とに噛合している。第１
及び第２のローデイングアーム２８，２９はその
歯車部の中心点を軸として基板上を回動して移動
できるように構成され、又第１のローデイングア
ーム２８と巻取側テープガイド支持部材２２とは
回動自在に連結され、同様に第２のローデイング
アーム２９と供給側テープガイド支持部材２１と
も回動自在に連結されている。第３図は本装置の
テープローデイングを完了した状態を示すもので
ある。

第４図、第５図は小歯車２７を駆動する構成を
示すものであり、３０は小歯車２７の回転軸で、
軸受３１で支持されている。３２は軸受３１を保
持し、第１の基板３３に配置されたガイドピン３
４，３５によつてスライド可能な状態にある小歯
車保持板である。３６及び３７はデイスク、３
８，３９はデイスク３６と３７を連結している継
手であり、これらデイスク３６，３７と継手３
８，３９により自在継手を構成している。４０は
テープローデイングが完了したときの巻取側テー
プガイド支持部材２２と供給側テープガイド支持
部材２１とを圧着し固定するための圧着ばねであ
る。４１は第２の基板４２上に配置された回転軸
４３を支軸とするギヤであり、ギヤ４４と噛合
し、図外のモーターにより駆動されるように構成
されている。尚図中４７〜５０はデイスク３６，
３７と継手３８，３９との連結ピンである。

次に本テープローデイング装置の動作について
説明する。本装置がテープローデイングモードに
切換えられると、図外のモーターによりギヤ４４
に回転が与えられる。これによつて圧着ばね４０
を介してデイスク３７が回転し、上記の自在継手
機構により小歯車２７が回転し、第２図に示す状
態から第３図に示す状態までテープローデイング
動作が行なわれ、供給側テープガイド支持部材２
１と巻取側テープガイド支持部材２２は基板上を
平面的に移動し、夫々ストツパー４５，４６によ
つて固定される。このとき、供給側テープガイド
支持部材２１と巻取側テープガイド支持部材２２
とが同時にストツパー４５及び４６に当接して停
止することは部品精度上からあり得ないと考えら
れる。もし、小歯車２７が第１の基板３３上にそ
の回転軸３０が固定されていれば、どちらかのテ
ープガイド支持部材はストツパー４５，４６に圧
着されない状態のままローデイングが完了する。
本実施例においては、小歯車２７は第１の基板３
３上でスライド可能な小歯車保持板３２に取り付
けられているので、どちらかのテープガイド支持
部材２１又は２２がストツパー４５，４６に当接
しても、小歯車２７はその回転軸３０が移動可能
であるため、第６図に示す矢印Ｃ又はＤの方向に
自由に移動し、もう一方のテープガイド支持部材
もストツパーに当接し、双方のテープガイド支持
部材の圧着が行なわれる。このようにすれば、双
方のテープガイド支持部材２１，２２の圧着動作
を単一のばね４０により行なえ且つ夫々の圧着力
を同一に設定することが可能である。

尚、上記実施例では、小歯車２７の回転軸３０
が移動しても小歯車２７の回転力を伝達する手段
として自在継手を利用したが、これに限定される
ものではなく、自在継手の機能を有するものであ
れば何でも良い。例えば第７図に示すように圧着
ばね４０をデイスク３６とギヤ４１との間に介在
させてこの圧着ばね４０にその機能を持たせるこ
とができる。

発明の効果以上のように本発明によれば、テープローデイ
ングのメカニズムの占めるスペースを少なく設定
することができ、メカニズムを更に簡素化するこ
とが可能になる。又各テープガイド支持部材の圧
着に要するばねを共通にできるので、部品点数を
削減でき、又双方のテープガイド支持部材の圧着
力を均一に保つことができる。動作は歯車の噛合
いによつて行なわれているため、ロスの少ない滑
らかな動作を実現することが可能である。信号を
デジタル処理して記録再生を行なう例えばデジタ
ルオーデイオテープ（DAT）等の磁気記録再生
装置においては、シリンダに巻付けるテープの巻
付け角が少なく設定されているので、本発明のロ
ーデイング装置が有効である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のVTRのテープローデイング装
置の概略平面図、第２図〜第６図は本発明の第１
実施例を示し、第２図は磁気テープをカセツトか
ら引き出す前の状態を示すテープローデイング装
置の平面図、第３図はテープローデイング状態に
おけるテープローデイング装置の平面図、第４図
は小歯車の駆動部の断面図、第５図Ａ及びＢは自
在継手部の平面図及び断面図、第６図は小歯車部
の要部拡大平面図、第７図は本発明の他の実施例
を示す断面図である。１…磁気テープ、２…カセツト、２１…供給側
テープガイド支持部材、２２…巻取側テープガイ
ド支持部材、２７…小歯車、２８…第１のローデ
イングアーム、２９…第２のローデイングアー
ム、３０…回転軸、３１…軸受、３２…小歯車保
持板、３３…第１の基板、３４，３５…ガイドピ
ン、３６，３７…デイスク、３８，３９…継手、
４０…圧着ばね、４１…ギヤ、４２…第２の基
板、４３…回転軸、４４…ギヤ、４５，４６…ス
トツパー。

Claims

【特許請求の範囲】

１磁気テープを巻回したリールを内蔵したカセ
ツトから前記磁気テープをカセツト外部に引き出
してカセツト外部に設置せる磁気ヘツドに添接し
て走行させ信号を記録再生するように構成された
磁気記録再生装置であつて、回転軸が自在に移動
する小歯車と、この小歯車を回転駆動させる駆動
手段と、この駆動手段と前記小歯車とを結合し回
転駆動力を伝達する自在継手と、前記小歯車と噛
合する内歯車部を有し第１のテープガイドポスト
を設けた第１のローデイングアームと、前記小歯
車と噛合する外歯車部を有し第２のテープガイド
ポストを設けた第２のローデイングアームとから
成るテープローデイング装置。