JPH0560175A - ダンパプーリ - Google Patents

ダンパプーリ

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Publication number
JPH0560175A
JPH0560175A JP24465891A JP24465891A JPH0560175A JP H0560175 A JPH0560175 A JP H0560175A JP 24465891 A JP24465891 A JP 24465891A JP 24465891 A JP24465891 A JP 24465891A JP H0560175 A JPH0560175 A JP H0560175A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic rubber
pulley
rubber body
joined
damper
Prior art date
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Pending
Application number
JP24465891A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuaki Funahashi
宣明 舟橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP24465891A priority Critical patent/JPH0560175A/ja
Publication of JPH0560175A publication Critical patent/JPH0560175A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダンパプーリの耐久性を向上せしめる。 【構成】 プーリ1の円形板面12a上に、ボス部11
と同心の環状弾性ゴム体21に接合されて環状の質量体
22が設けてあり、質量体の弾性ゴム体との接合面22
aを、幅方向の中央を頂点とし、径方向の内外へ向けて
漸次板面12aより離れる滑らかな円弧面としてある。
弾性ゴム体外周において充分な自由長Hを確保しつつ、
円滑な接合面により歪みの集中が避けられる。接合面の
面積を充分確保でき、接合強度も向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダンパプーリに関し、曲
げおよび捩りのいずれの入力振動をも充分に低減するこ
とができるダンパプーリに関する。
【0002】
【従来の技術】プーリの円形板面上に弾性ゴム体と質量
体よりなるダイナミックダンパを設けて、クランクシャ
フトの曲げと捩り方向の振動抑制をなすダンパプーリが
知られており、その一例を図4に示す。
【0003】図において、ダンパプーリ1はクランクシ
ャフトに固定される中心ボス部11、該ボス部11より
外方へ突出する円形板部12、および円形板部12の外
周に一定幅で屈曲形成され外周にベルトを懸架するベル
ト懸架部13とより構成されている。円形のプーリ板面
12aにはボス部周りに環状に弾性ゴム体21が形成さ
れ、該弾性ゴム体21に環状の金属質量体22を接合し
てダイナミックダンパとしてある。
【0004】クランクシャフトから捩り振動が入力する
と、弾性ゴム体21の周方向の剪断バネ定数と質量体2
2の慣性モーメントより決定される共振周波数でダイナ
ミックダンパが共振して捩り振動を抑制低減する。クラ
ンクシャフトからの曲げ振動入力に対してはプーリ1は
半径方向へ振動し、この時の弾性ゴム体21の剪断を主
とする半径方向のバネ定数と質量体22の質量より決定
される共振周波数でダイナミックダンパが共振して上記
曲げ振動を抑制低減する。
【0005】この場合、捩り振動入力時には弾性ゴム体
21外周部の変形量は内周部のそれより大きい。そこ
で、かかる変形に対して弾性ゴム体21の耐久性を向上
せしめるべく、質量体22の弾性ゴム体21との接合面
22aを、図に示す如く、幅方向の中央より外方へ向け
て角度θのテーパ面として弾性ゴム体21の外周部自由
長Hを確保している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構造において、充分な自由長Hを確保するために上
記角度θを大きくすると、質量体22の接合面22aが
途中で大きく屈曲するため、この屈曲点に歪みが集中す
るとともにこの部分で接合強度が低下し、また弾性ゴム
体21のバネ定数も低下するため、角度θはそれ程大き
くはできない。
【0007】本発明はかかる課題を解決するもので、歪
み集中を生じることなく充分な自由長を確保して弾性ゴ
ム体の耐久性を向上せしめたダンパプーリを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の構成を説明する
と、プーリ1の円形板面12a上に弾性ゴム体21を介
して質量体22を接合してダイナミックダンパ2となし
たダンパプーリにおいて、上記質量体22をプーリ回転
軸を中心とする環状に成形するとともに、その弾性ゴム
体21との接合面22aを、幅方向の中央より外方へ向
けて漸次プーリ板面12aより離れる滑らかな曲面に形
成したものである。
【0009】
【作用】かかる構成においては、接合面22aが滑らか
な曲面をなしているから歪みが一点に集中することがな
く、接合面積も大きくなるため、充分な接合強度が得ら
れる。また、曲面の曲率半径Rを適当に設定することに
より充分な自由長Hを確保することができるから、耐久
性も向上する。また、弾性ゴム体21のバネ定数が大幅
に低下するという問題もない。
【0010】
【実施例1】図1において、プーリ1中心のボス部11
と外周のベルト懸架部13を連結する円形板部12に
は、ボス部11周りの板面12aに対向して環状の金属
質量体22が配設され、該質量体22は弾性ゴム体21
に接合されて板面12a上に支持され、ダイナミックダ
ンパを構成している。
【0011】質量体22と弾性ゴム体21との接合面2
2aは、曲率半径Rで板面12aに向けて突出する円弧
面となっており、幅方向(図の上下方向)の中央で板面
12aに最も近接するとともに、径方向の内外方へ向け
て次第に板面から離れて、弾性ゴム体21の内外周部で
充分な自由長Hが確保されている。
【0012】具体的な数値により本実施例の効果を説明
すると、弾性ゴム体21の剪断バネ定数KをK=135
1とし、質量体22の慣性モーメントIをI=0.01
965(Kg・cm・sec2)として、本実施例における各部
の寸法を図2に示す如きものとし(単位はmm)、これに
対して同一のバネ定数Kおよび慣性モーメントIで従来
構造における各部の寸法を図5に示す如きものとする
(単位はmm)と、相対捩れ角1°の場合、本実施例にお
ける弾性ゴム体21の剪断歪みは5.3%、従来構造に
おけるそれは10.1%となって、本実施例では歪みの
発生が従来のほぼ半分となる。
【0013】これにより、弾性ゴム体21の耐久性が大
幅に向上するとともに、接合面22aが滑らかに変化す
るから歪みが一点に集中することはない。また、接合面
22aの面積が増大するから接合強度も大きくなる。
【0014】本実施例において、接合面は必ずしも単一
の曲率半径とする必要はなく、内周部と外周部で曲率半
径を適宜変えても良い。
【0015】
【実施例2】弾性ゴム体について比較的大きいバネ定数
を確保したい場合には、図3に示す如く、接合面22a
を幅方向の中央より径方向外方へ大きな曲率半径R1の
曲面とするとともに、内方縁を小さな曲率半径R2とし
て、この間を板面12aに平行な平面としても同様の効
果が得られる。
【0016】
【発明の効果】以上の如く、本発明のダンパプーリは、
弾性ゴム体のバネ定数を低下せしめることなく、歪みの
集中を避けて充分な自由長を確保することにより弾性ゴ
ム体の耐久性を向上せしめ、併せて充分な接合面積を確
保して接合強度の向上をも実現したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すダンパプーリの断面図
である。
【図2】本発明の一実施例を示すダンパプーリの要部断
面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示すダンパプーリの断面
図である。
【図4】従来例を示すダンパプーリの断面図である。
【図5】従来例を示すダンパプーリの要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 プーリ 11 ボス部 12 円形板部 12a 板面 13 ベルト懸架部 21 弾性ゴム体 22 質量体 22a 接合面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プーリの円形板面上に弾性ゴム体を介し
    て質量体を接合してダイナミックダンパとなしたダンパ
    プーリにおいて、上記質量体をプーリ回転軸を中心とす
    る環状に成形するとともに、その弾性ゴム体との接合面
    を、幅方向の中央より外方へ向けて漸次プーリ板面より
    離れる滑らかな曲面に形成したことを特徴とするダンパ
    プーリ。
JP24465891A 1991-08-29 1991-08-29 ダンパプーリ Pending JPH0560175A (ja)

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JP24465891A JPH0560175A (ja) 1991-08-29 1991-08-29 ダンパプーリ

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ID=17122027

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6339266B1 (en) 1998-03-19 2002-01-15 Nikon Corporation Planar motor device, stage unit, exposure apparatus and its making method, and device and its manufacturing method
JP2006226521A (ja) * 2005-01-20 2006-08-31 Tokai Rubber Ind Ltd 筒型ダイナミックダンパ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2006226521A (ja) * 2005-01-20 2006-08-31 Tokai Rubber Ind Ltd 筒型ダイナミックダンパ
JP4496488B2 (ja) * 2005-01-20 2010-07-07 東海ゴム工業株式会社 筒型ダイナミックダンパ

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