JPS5855729Y2 - スピ−カ振動板 - Google Patents

スピ−カ振動板

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Publication number
JPS5855729Y2
JPS5855729Y2 JP10568579U JP10568579U JPS5855729Y2 JP S5855729 Y2 JPS5855729 Y2 JP S5855729Y2 JP 10568579 U JP10568579 U JP 10568579U JP 10568579 U JP10568579 U JP 10568579U JP S5855729 Y2 JPS5855729 Y2 JP S5855729Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
speaker diaphragm
speaker
edge
surface element
Prior art date
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Expired
Application number
JP10568579U
Other languages
English (en)
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JPS5622894U (ja
Inventor
健三 岡田
Original Assignee
パイオニア株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by パイオニア株式会社 filed Critical パイオニア株式会社
Priority to JP10568579U priority Critical patent/JPS5855729Y2/ja
Publication of JPS5622894U publication Critical patent/JPS5622894U/ja
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Publication of JPS5855729Y2 publication Critical patent/JPS5855729Y2/ja
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  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスピーカ振動板において、ボイスコイルのピス
トン運動時に、上記スピーカ振動板の外周部のベンディ
ング現象を押えることを特徴とするスピーカ振動板に関
する□。
従来のスピーカ振動板は、第1図に示す如く、電気音響
信号を機械信号に変換するボイスコイル101と該機械
信号を音響エネルギとして空間に放射する振動板102
、及び振動板外周縁を支持するエツジ103からなり、
スピーカ駆動時にボイスコイル101から伝達される音
響的機械振動は、該振動板102に伝達され、次にエツ
ジ103に伝達され減衰する。
ところで上記スピーカ駆動時に上記スピーカ振動板10
2のエツジ近傍の動きを調べるために、第1図に示す様
に、上記スピーカ振動板のエツジ近傍に面素Sを取り、
該面素Sに作用する力の関係を考察すると、第2図a、
l)、cのようになる。
aは上記スピーカ振動板102が+Z方向に振動した場
合の力関係をAA視による縦断面より考察した図で、b
は上記振動板102の静止状態を示す図、Cは上記振動
板102が−Z方向に振動した場合の力の関係をAA視
による縦断面図により考察した図である。
bにおいて上記振動板102の面素Sに+Z方向の振動
が伝達されると、aに示すように、面素SにFという力
が加わり、同時に該振動板1020面素Sの振動した断
面の接線方向に大きさが同一で向きが異なる力Fl、F
l’が働き、該F1及びFl’の合力であるF′が−Z
方向に働く、Cは上記振動板102の面素Sに−Z方向
の振動が伝達された場合で、aと同様の過程を経ること
によりF2.F2’が働き、該F2及びF2’の合力F
″′が+Z方向に働く。
したがって上記振動板101が+2.−2方向に通常状
態で振動した場合該振動板102の振動方向と逆に働く
力F/、F/″の作用は微弱でエツジ103まではほぼ
リニアな減衰運動をする。
しかし、上記従来のスピーカ振動板の場合、過大人力時
には上記振動板102が大振幅するため、エツジ近傍に
働く上記作用力F/、F///が無視できぬほど大きく
なり、リニアな減衰運動を妨げ、上記振動板102に歪
を生じさせ、上記スピーカ全体に周波数特性の乱れと高
調波歪等を生じさせる欠点があった。
本考案は上記のような欠点を解消すべくなされたもので
、大振幅時にもスピーカ振動板にリニアな減衰運動を与
えるために、スピーカ振動板の外周部よりボイスコイル
方向に複数の彎曲部を設け、該ボイスコイルのピストン
運動時に上記スピーカ振動板外周部のベンディング現象
を押えるスピーカ振動板を提供することを目的とするも
のである。
以下本考案にかかるスピーカ振動板の実施例を付図につ
いて説明する。
第3図aは本考案の実施例を示すスピーカの要部斜視図
で、300はボイスコイル、301は振動板302のエ
ツジ303との接合部に円周状に設けられた複数個の彎
曲部である。
この彎曲部301は第3図す図に示すように両端部がエ
ツジ303に接合され、その中間部はエツジ303とに
より空間304を形成している。
尚、エツジ303はウレタン等の伸縮性のあるものが好
適である。
次に、上記構成の本実施例にかかるスピーカ振動板につ
いてその作用を説明する。
ボイスコイル300に信号が印加され、振動板302が
上下方向、即ち+2.−2方向に駆動されると、外周部
は円周方向に拡大、又は縮小しようとする。
そこで、外周部には彎曲部300が形成されており、更
にエツジ303は径方向及び周方向に伸縮性があるから
、振動板外周部における周方向の変位自由度が増大する
更に詳述すれば次のとおりである。
ボイスコイル300より振動板302に伝達される音響
的機械信号のうち該振動板302のエツジ303の近傍
の彎曲部、301中の面素S′に伝達される上記音響的
機械信号の該面素S′に作用する力の関係を考察する。
まず、上記振動板の面素S′が静止した状態をBB視に
よる縦断面図で示すと第4図すで、次に上記スピーカ振
動板302が+Z方向に振動した場合の力関係をBB視
による縦断面で示すと第4図aとなり、図かられかるよ
うに、振動方向にイ動く力F3に対して逆向の力が作用
しない。
次に上記スピーカ振動板302が−Z方向に振動した場
合の該面素S′に働く力関係をBB視による縦断面で示
すと第4図Cとなり、aの場合と同様に振動方向に働く
力F4に対して逆向きの力が作用せず、その上、図から
明らかなように円周方向にも変位可能である。
第5図aは本考案の他の実施例を示し、図中第3図と同
一部分は同一符号を示す。
ここで外周部とエツジとの接合は第5図すに示すように
エツジ部303が彎曲部301の下部と同一形状に成形
され両者が接合されている。
上記第2の実施例では、エツジ303を振動板302の
外周部と同様の形体に成形することとしたので、該スピ
ーカ振動板の外周部に生じるベンディング現象を押え、
またエツジ表面に生じるベンディング現象をも同時に押
えることが可能である。
本考案は上記のような構成としたので、従来のスピーカ
振動にくらべて該スピーカ振動板外周部に生じる、ベン
ディング現象を押えることが可能であるため、周波数特
性の乱れ、特に、大振幅時における周波数特性の乱れを
、押えることができるとともに、高調波歪を低減し、フ
ラットな音響特性が得られ、その効果は大きい。
また、従来のスピーカ振動板の形状とは視覚的な趣を異
にするため、その意匠的効果も同様に大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のスピーカ振動板の全体を示す一部破断斜
視図、第2図は従来のスピーカ振動板のエツジ近傍の動
きを示す断面図、第3図aは本考案にかかるスピーカ振
動板の第1の実施例を示す一部破断斜視図、第3図すは
第3図aのスピーカ振動板におけるA−A線に沿った断
面図、第4図は本考案にかかるスピーカ振動板のエツジ
周辺の動きを示す断面図、第5図aは本考案にかかるス
ピーカ振動板の第2の実施例を示す一部破断斜視図、第
5図すは第5図aのスピーカ振動板のAA線に沿った断
面図である。 101.300・・・・・・ボイスコイル、102,3
02・・・・・・振動板、103.303・・・・・・
スピーカエツジ、301・・・・・・彎曲部、S。 S′・・・・・・面素。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エツジとの接合部に円周方向に沿って複数個の彎曲部を
    設けたことを特徴とするスピーカ振動板。
JP10568579U 1979-07-30 1979-07-30 スピ−カ振動板 Expired JPS5855729Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10568579U JPS5855729Y2 (ja) 1979-07-30 1979-07-30 スピ−カ振動板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10568579U JPS5855729Y2 (ja) 1979-07-30 1979-07-30 スピ−カ振動板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5622894U JPS5622894U (ja) 1981-02-28
JPS5855729Y2 true JPS5855729Y2 (ja) 1983-12-21

Family

ID=29338341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10568579U Expired JPS5855729Y2 (ja) 1979-07-30 1979-07-30 スピ−カ振動板

Country Status (1)

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JP (1) JPS5855729Y2 (ja)

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Publication number Publication date
JPS5622894U (ja) 1981-02-28

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