JPH0560064B2 - - Google Patents

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JPH0560064B2
JPH0560064B2 JP59159564A JP15956484A JPH0560064B2 JP H0560064 B2 JPH0560064 B2 JP H0560064B2 JP 59159564 A JP59159564 A JP 59159564A JP 15956484 A JP15956484 A JP 15956484A JP H0560064 B2 JPH0560064 B2 JP H0560064B2
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JP
Japan
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temperature
wire
connection
abnormality
connection part
Prior art date
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Application number
JP59159564A
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English (en)
Other versions
JPS6138470A (ja
Inventor
Ryuzo Kimata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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  • Processing Of Terminals (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は布設した架空送電線、架空配電線等の
電線における接続部例えば直線接続部、分岐接続
部、鉄塔におけるジヤンパ線との接続部等電線接
続部の接続不良等の異常を検知する方法及びこれ
に使用する電線接続部の異常検知器に関する。
(従来技術) この種電線の接続方法としては、接続スリーブ
を介して圧縮接続する方法、クランプにより締付
接続する方法等接続金具を使用する方法が広範に
採用されている。しかるに、この接続部において
万一圧縮不足、締付不足、施行不良又は長期使用
による接続部腐食による接続部電気抵抗増大等の
異常が発生した場合には、この部分で異常発熱が
生じる。異常発熱が生じた場合にはその部分の劣
化が更に進み抵抗が増大し、やがて電線溶断に到
る場合がある。
従来このような電線接続部の異常を検知する方
法としては、目視により接続部の変色、変形を調
査し、異常が発見された場合には通電を停止の
上、接続部の電気抵抗を測定し、これにより接続
部の異常を検知していた。
しかしながら、上記目視による方法による場合
には、異常が接続部外面に変色、変形として表わ
れたときに、その異常を検出するものであるから
初期の異常を検出することが困難となるばかり
か、接続部の電気抵抗の測定時には送電等通電を
停止しなければならない等支障が生じる欠点があ
つた。
(発明の目的) 本発明の目的は上記事情に鑑み、初期の異常も
確実に検出し得るばかりか通電を停止することな
く簡単に異常を検知し得る電線接続部の異常検出
方法及びこの方法の実施に使用する電線接続部の
異常検知器を提供することにある。
(発明の構成) 本発明は上記目的を達成するため、次のように
構成してなる。
即ち、第1の発明は布設した電線における接続
部の異常を検知する方法において、前記電線の接
続部から長手方向に略10cm〜50cm離れた位置の電
線表面温度と、これにより接続部側位置の電線表
面温度とを同時に測定し、両温度を比較して接続
部側の温度の方が高温か否かを判定することを特
徴とする電線接続部の異常検知方法にある。
第2の発明は電線の長手方向2点間の温度差を
測定する温度差測定部と、これを支持する絶縁棒
とからなり、前記温度差測定部は電線表面温度を
検知する2つの温度−電圧変換器と、これらを所
定間隔離して支持する支持体と、前記2つの温度
−電圧変換器により得られた電位相互を比較する
電位差計と、これにより得られた電位差値を保持
するホールド回路と、この電位差値を表示する表
示部とからなることを特徴とする電線接続部の異
常検知器にある。
本発明においては、電線の長手方向2点間の温
度差を比較することにより、接続部の異常を検知
する。
電線接続部は前述の如く電線と接続金具(スリ
ーブ、クランプ等)により構成され、その接続部
の断面積は接続部以外の電線部分より大きくなつ
ている。
従つて、正常な接続状態のときは、電線部より
接続部の方が電気抵抗が低くなつているばかり
か、その放熱面積も接続部の方が大きいので、通
電時における温度は接続部の方が低くなつてい
る。
この温度差は接続部以外の電線部における電線
長手方向における2点間においても生じる。即
ち、接続部に近い方の点は、その有する熱が温度
の低い接続部に流れ伝達されるので、接続部から
遠い位置点の温度より低くなつている。
また、接続部に接続不良等の異常がある場合に
は、その温度は接続部の方が電線部より高くな
り、また電線の長手方向において接続部に近づく
に従い温度は高くなる。
従つて、接続部近傍の電線長手方向における2
点の電線表面温度を比較し、接続部側の温度の方
が高いか否かを判定すれば電線接続部の異常を検
知し得る。
また第1の発明においては、前記2点の位置的
範囲として、その一点を電線の接続部から10cm〜
50cm離れた位置とすると共に他点を前記位置より
接続側とする旨限定した。
この理由は、前記接続部近傍の表面温度の勾配
は、接続部の方が高い場合及び低い場合の両方に
おいて、接続部から略50cmを越えて離れると水平
状態に近くなり、50cmを越えて離れた位置におけ
る2点で温度を測定した場合には温度差は少く、
従つて正確に接続部の異常を検知し得ないからで
ある。また接続部からの最小離間距離を10cmとし
た理由は、測定する2点間の距離は実験によると
10cm〜30cm必要であり、上記離間距離を10cmより
短かくした場合には、2点間の距離を10cm〜30cm
とし得なくなるからである。
更に2点の温度測定を同時に測定する理由は、
2点の温度測定を別々に行つた場合には、その測
定誤差が大きくなり正確に接続部の異常を検知し
得なくなるからである。
(実施例) 本発明の一実施例を第1図に基づき説明する。
図は本発明を架空送電線の直線接続部に適用し
た例を示す。
図において1はHA−OC240mm2からなる活線
状態の架空送電線を示し、この架空送電線1は接
続スリーブ2を介して圧縮接続してなり、図示し
ない鉄塔間に架設され布設されている。
本発明は、図示する如く上記のように構成して
なる架空送電線1の接続部、即ち接続スリーブ2
近傍の長手方向に沿つて離間した2点A,Bの温
度を同時に測定する。
上記2点の位置は、一点Bを接続スリーブ2の
端部から36cm離れた点とし、また他点Aは接続ス
リーブ2の端部から6cmの位置とした。
このようにして通電電流を400Aと、500Aとし
た場合、正常な接続状態のときには、前記A及び
Bとの温度差は、Bの点の方が1.0℃及び2.7℃高
温となつた(気温は24℃)。また接続状態を異常
状態としたときは両者温度は逆転した。
次に本発明を実施するに好適な本発明になる異
常検知器の一例を第2図及び第3図に基づき説明
する。
図において3は電線の長手方向2点間の温度差
を測定する温度差測定部、4はこれを支持した絶
縁棒を示す。
温度差測定部3は第3図に示すように所定間隔
例えば30cm離間されて支持された熱電対、サーミ
スタ等の温度−電圧変換器5と、この2つの温度
−電圧変換器5により得られた電位相互を比較す
る電位差計6と、これにより得られた電位差値を
保持するホールド回路7と、このホールド回路7
のホールド時間を決定する可変式タイマー回路8
と、電位差値を正負の温度値で表示するデジタル
式表示部9とからなる。
前記2つの温度−電圧変換器5を所定間隔で保
持する手段としては、第2図に示すように断面凹
状の絶縁材等からなる支持体10内面に前記変換
器5のセンサー部が露出するように埋入してあ
る。
尚、第2図において11は前記温度差測定部3
を保持したフレームを示し、このフレーム11は
前記絶縁棒4端部に固定されている。従つて、活
線状態で感電事故の発生する恐れがある場合には
作業者が絶縁棒4を支持して電線温度を測定する
ことができる。また本実施例ではタイマー回路8
を設け、ホールド回路7のホールド時間(通常は
1〜2分)を決定し得るようにして、温度差測定
部3を地上に下ろしても正確な温度差を判定でき
るようにしたが、これは場合により省略すること
ができる。更に絶縁棒を使用した場合でもLED
と光ケーブルを介し完全に手元で検知するように
することもできる。
(発明の効果) 本発明は上述のように電線接続部の異常を検知
するに際し、電線表面の長手方向2点の温度差に
より、その異常を検知するものであるから、従来
の目視による方法に比し正確であるばかりか、電
線の通電を停止する必要もなく、更に温度差によ
りその異常を判定するから、異常の初期の段階で
も確実に検知し得る。
また、上記2点の位置は一点を電線接続部から
10cm〜50cmの範囲内とすると共に他点をこの点よ
り接続部側に位置させるばかりか、両者測定を同
時に行うものであるから、正確に温度差を検知し
得、もつて電線接続部の異常を確実に検知し得
る。
更に第2の発明になる電線接続部の異常検知器
は、温度−電圧変換器を支持体に所定間隔離して
支持してなるから2点の温度を容易に同時測定し
得る。
また電位差計を介して得られた2点の温度差は
ホールド回路により保持されるので、離れた位置
の電線の温度を測定する場合でも、地上で正確に
測定し得る。
更に絶縁棒を具備してなるので、活線状態の感
電事故が発生する恐れのある場合でも、安全にし
かも高所の電線接続部の異常を検知することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明電線接続部の異常検知方法の一
実施例を説明する説明図、第2図は本発明電線接
続部の異常検知器の一実施例を示す概念図、第3
図は第2図に示した温度差測定部の一実施例を示
すブロツク図である。 1……電線、2……接続部(接続スリーブ)、
3……温度差測定部、4……絶縁棒、5……温度
−電圧変換器、6……電位差計、7……ホールド
回路、8……タイマー回路、9……表示部、10
……支持体、11……フレーム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 布設した電線における接続部の異常を検知す
    る方法において、前記電線の接続部から長手方向
    に略10cm〜50cm離れた位置の電線表面温度と、こ
    れにより接続部側位置の電線表面温度とを同時に
    測定し、両温度を比較して接続部側の温度の方が
    高温か否かを判定することを特徴とする電線接続
    部の異常検知方法。 2 電線の長手方向2点間の温度差を測定する温
    度差測定部と、これを支持する絶縁棒とからな
    り、前記温度差測定部は電線表面温度を検知する
    2つの温度−電圧変換器と、これらを所定間隔離
    して支持する支持体と、前記2つの温度−電圧変
    換器により得られた電位相互を比較する電位差計
    と、これにより得られた電位差値を保持するホー
    ルド回路と、この電位差値を表示する表示部とか
    らなることを特徴とする電線接続部の異常検知
    器。
JP15956484A 1984-07-30 1984-07-30 電線接続部の異常検知方法及び電線接続部の異常検知器 Granted JPS6138470A (ja)

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JP15956484A JPS6138470A (ja) 1984-07-30 1984-07-30 電線接続部の異常検知方法及び電線接続部の異常検知器

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JPS6138470A JPS6138470A (ja) 1986-02-24
JPH0560064B2 true JPH0560064B2 (ja) 1993-09-01

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JP15956484A Granted JPS6138470A (ja) 1984-07-30 1984-07-30 電線接続部の異常検知方法及び電線接続部の異常検知器

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US5733041A (en) * 1995-10-31 1998-03-31 General Electric Company Methods and apparatus for electrical connection inspection
JP3687472B2 (ja) * 2000-03-13 2005-08-24 豊田工機株式会社 温度検出装置
JP2010032395A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Tdk-Lambda Corp 接触不良検出装置およびスイッチング電源
FR3067123B1 (fr) * 2017-06-01 2021-05-28 Soc Ind De Construction Dappareils Et De Materiel Electriques Systeme de surveillance d'un dispositif de connexion dispose sur un cable

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JPS6138470A (ja) 1986-02-24

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