JPH0559940U - コンバータ収納用容器 - Google Patents

コンバータ収納用容器

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JPH0559940U
JPH0559940U JP692892U JP692892U JPH0559940U JP H0559940 U JPH0559940 U JP H0559940U JP 692892 U JP692892 U JP 692892U JP 692892 U JP692892 U JP 692892U JP H0559940 U JPH0559940 U JP H0559940U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 収納用容器内に水分は侵入できないが、空気
の出入りは可能としたコンバータ収納用容器を提供す
る。 【構成】 コンバータ収納用容器を構成する容器構成部
材10に空気孔34を穿設し、この空気孔34を水の分
子より小さく空気の分子より大きな径の孔を多数有する
気体透過膜36で閉塞する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、収納用容器内に水分は侵入できないが、空気の出入りは可能とした コンバータ収納用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
衛星通信および衛星放送等のマイクロ波を取り扱う通信および放送(受信)機 器に用いられるコンバータは、回路素子として導波管やマイクロストリップライ ン等が用いられ、水分の結露によって電気的特性が変化し易い。そこで、コンバ ータの回路素子が組み込まれまたは収納される収納用容器は、気密構造に構成さ れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の気密構造のコンバータ収納用容器にあっては、気温の変化に伴なう内部 の空気の膨張および収縮による圧力変化に対向し得るだけの強度が必要である。 このため、収納用容器の壁が厚く、また補強部材としてのリブ等が多数必要であ った。そこで、大型でしかも重量が大きなものになるという不具合があった。
【0004】 本考案は、上述のごとき事情に鑑みてなされたもので収納用容器内に水分は侵 入できないが、空気の出入りは可能としたコンバータ収納用容器を提供すること を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本考案のコンバータ収納用容器は、コンバータ の回路素子が組み込まれまたは収納される収納用容器であって、容器構成部材の 相互の接合面をパッキングを介して気密状態で接合し、前記収納用容器から導出 する入出力端子をOリングを介して気密状態で固定するとともに、前記収納用容 器の壁に空気孔を穿設し、この空気孔を水の分子より小さく空気の分子より大き い径の孔を多数有する気体透過膜で閉塞して構成されている。
【0006】 そして、前記空気孔を閉塞する気体透過膜を覆う通気カバーを設け、この通気 カバーに前記気体透過膜側に空気室を形成するとともにこの空気室と外部とを連 通する1つの小径の連通孔を穿設して構成しても良い。
【0007】
【作 用】
収納用容器の壁に空気孔を穿設し、これを気体透過膜で閉塞したので、この気 体透過膜で水分の収納用容器内への侵入が阻止されるが、空気の出入りは可能と なる。そこで、気温変化に伴なう収納用容器内部の空気の膨張および収縮による 圧力変化は、気体透過膜を通過する空気によって減少され、収納用容器に過大な 力が作用しない。
【0008】 そして、空気室と連通孔を設けた通気カバーで、気体透過膜を覆うことにより 、気体透過膜を外力から保護し得る。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1ないし図4を参照して説明する。図1は、本考案 のコンバータ収納用容器の一実施例の縦断面図であり、図2は、図1の平面図で あり、図3は、図1の側面図であり、図4は、図1における気体透過膜と通気カ バーの要部拡大縦断面図である。
【0010】 図1ないし図4において、金属製の容器構成部材10内にマイクロストリップ ライン12等のコンバータの回路素子が組み込まれまたは収納される。この容器 構成部材10は金属製の蓋体14で閉塞されるが、その接合面16には周状の溝 18が形成されてパッキング20が挿入され、容器構成部材10と蓋体14は、 ビス22,22…により気密状態で接合される。この容器構成部材10と蓋体1 4によって収納用容器が形成される。そして、コンバータの入・出力端子として のプローブ24が容器構成部材10の壁に穿設された孔から貫通突出されるが、 プローブ24は気密状態で樹脂製のキャップ26で覆われるとともにこのキャッ プ26と孔との間にOリング28が介装されて気密状態が形成される。また、容 器構成部材10に穿設された孔に貫通して配設されるコネクタ30には、外周に Oリング32が介装されて気密状態が形成される。さらに、容器構成部材10の 壁に空気孔34が内部と外部を連通させるように穿設される。そして、この空気 孔34の外側開口部が、水の分子より小さく空気の分子より大きな径の孔を多数 有する気体透過膜36で閉塞され、さらにこの気体透過膜36の外側が通気カバ ー38で覆われる。この通気カバー38には、外側に凸な曲面により気体透過膜 36側に空気室40が形成され、その中心に外部とこの空気室40を連通する1 つの小径の連通孔(例えば0.8mmφ)42が穿設されている。
【0011】 かかる構成において、温度の変化に伴なう収納用容器内の空気の膨張および収 縮に対して、空気が気体透過膜36を介して出入りできる。そこで、容器に作用 する空気の膨張および収縮による圧力変化が減少され、収納用容器として従来の この種のものに比較して強度を必要としない。このため、収納用容器の壁を薄く できるとともにリブ等が不要となり、小型で軽量なコンバータ収納用容器を構成 できる。しかも、気体透過膜36によって収納用容器内への水分の侵入が阻止さ れ、内部で結露を生ずる虞はない。
【0012】 また、気体透過膜36を通気カバー38で覆っているので、外力によって気体 透過膜36が破損されることがない。ここで、気体透過膜36の広い面積が、空 気室40を経て小径の連通孔42を介して外気と連通しており、気体透過膜36 が効率よく作用している。
【0013】 なお、本考案で用いる気体透過膜36は、一例としてポリエステル織布貼り合 せ品にはっ水処理を施したものであるが、空気を通過させて水の通過を阻止する ものであればいかなる構造のものであっても良いことは容易に理解されるであろ う。また、容器構成部材10の孔より突出されるプローブ24は、容器構成部材 10に対して気密状態が形成されれば良く、実施例のごとくキャップ26で全て 覆われていなくても良い。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のコンバータ収納用容器は構成されているので、 以下のごとき格別な効果を奏する。
【0015】 請求項1記載のコンバータ収納用容器にあっては、収納用容器内に空気の出入 りが可能であるために、気温の変化に伴なう容器内部の空気の膨張と収縮による 圧力変化が減少し、収納用容器に対して大きな力が作用せず、収納用容器の強度 が従来のこの種のものに比較して小さくて良く、それだけ収納用容器の壁の厚さ 等を薄くでき、小型・軽量化に好適である。しかも、水分の侵入は阻止されるの で、内部で結露する虞がなく、電気的特性が安定している。
【0016】 そして、請求項2記載のコンバータ収納用容器にあっては、外力によって気体 透過膜が破損されることがなく、実用上有益である。
【提出日】平成4年3月2日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】 そして、前記空気孔を閉塞する気体透過膜を覆う通気カバ ーを設け、この通気カバーに前記気体透過膜側に空気室を形成するとともにこの 空気室と外部とを連通する小径の連通孔を穿設して構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のコンバータ収納用容器の一実施例の縦
断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】図1における気体透過膜と通気カバーの要部拡
大縦断面図である。
【符号の説明】
10 容器構成部材 14 蓋体 16 接合面 18 溝 20 パッキング 24 プローブ 28,32 Oリング 30 コネクタ 34 空気孔 36 気体透過膜 38 通気カバー 40 空気室 42 連通孔
【手続補正書】
【提出日】平成4年3月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンバータの回路素子が組み込まれまた
    は収納される収納用容器であって、容器構成部材の相互
    の接合面をパッキングを介して気密状態で接合し、前記
    収納用容器から導出する入出力端子をOリングを介して
    気密状態で固定するとともに、前記収納用容器の壁に空
    気孔を穿設し、この空気孔を水の分子より小さく空気の
    分子より大きい径の孔を多数有する気体透過膜で閉塞し
    たことを特徴とするコンバータ収納用容器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンバータ収納用容器に
    おいて、前記空気孔を閉塞する気体透過膜を覆う通気カ
    バーを設け、この通気カバーに前記気体透過膜側に空気
    室を形成するとともにこの空気室と外部とを連通する1
    つの小径の連通孔を穿設したことを特徴とするコンバー
    タ収納用容器。
JP1992006928U 1992-01-23 1992-01-23 コンバータ収納用容器 Expired - Fee Related JP2589308Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992006928U JP2589308Y2 (ja) 1992-01-23 1992-01-23 コンバータ収納用容器
DE69302407T DE69302407T2 (de) 1992-01-23 1993-01-21 Zirkularpolarisierte, ebene Antenne
US08/006,518 US5453755A (en) 1992-01-23 1993-01-21 Circularly-polarized-wave flat antenna
EP93100848A EP0553707B1 (en) 1992-01-23 1993-01-21 Circulary-polarized-wave flat antenna
ES93100848T ES2088167T3 (es) 1992-01-23 1993-01-21 Antena plana para ondas polarizadas circularmente.

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JPH0559940U true JPH0559940U (ja) 1993-08-06
JP2589308Y2 JP2589308Y2 (ja) 1999-01-27

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001244658A (ja) * 2000-02-25 2001-09-07 Alps Electric Co Ltd 衛星放送受信用コンバータのケース構造

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JP2001244658A (ja) * 2000-02-25 2001-09-07 Alps Electric Co Ltd 衛星放送受信用コンバータのケース構造

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JP2589308Y2 (ja) 1999-01-27

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