JPH0559813U - 高圧パルストランスの接続部構造 - Google Patents

高圧パルストランスの接続部構造

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Publication number
JPH0559813U
JPH0559813U JP66092U JP66092U JPH0559813U JP H0559813 U JPH0559813 U JP H0559813U JP 66092 U JP66092 U JP 66092U JP 66092 U JP66092 U JP 66092U JP H0559813 U JPH0559813 U JP H0559813U
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JP
Japan
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voltage
wire
guide member
pulse transformer
container
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Pending
Application number
JP66092U
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English (en)
Inventor
浩史 野呂
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Publication of JPH0559813U publication Critical patent/JPH0559813U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高圧パルストランスにおいて高圧出力部から
コロナ放電の発生を防止することができるとともに、高
圧線を確実に固定することができる高圧パルストランス
の接続部構造を提供する。 【構成】 外部高圧線3を挿通して容器2内に導くガイ
ド部材4を設けるとともに、ガイド部材4のトランス側
リード線6の引出し部に対向する部位に、スリット7を
形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、高電圧パルスを発生する高圧パルストランスに関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
高圧パルストランス30は、図6に示すように、1次側1−1’間に駆動回路 31を接続して図7(a) に示すような高圧パルスを加えると、2−2’間にはこ の高圧パルスが昇圧されて図7(b) に示すようなパルスを発生する。図8は駆動 回路31の例を示す。コンデンサ32に電荷が徐々に充電されていき、この充電 電圧がギャップ33の放電電圧に達すると、ギャップ33が絶縁破壊し、コンデ ンサに蓄積された電荷は、高圧パルストランスの1次巻線を介して放電する。こ の時、高圧パルストランスの1次側に図9(a) に示すような高圧パルスが発生し 、これが高圧パルストランスによって昇圧されて2次側に図9(b) に示すような 高圧パルスが得られる。
【0003】 図10(a) (b) は、このように機能する高圧パルストランスの構造を示す平面 図および断面図で、高圧パルストランス(ボビン巻線部)30は、専用容器35 に収納されている。2次側の高圧出力部のリード線37を外部の高圧線40と接 続するために、容器35にリード線37を接続する接続端子38を設け、この接 続端子38を容器35の外部に突出させ、この突出部分に装着されるコネクタ3 9に高圧線40を接続している。また、容器35内は充填材41で充填されてい る。
【0004】 図11(a) (b) は、別の従来例の構造を示す平面図および断面図で、高圧パル ストランス(ボビン巻線部)30は、上記と同様に専用容器35に収納されてい るが、2次側の高圧出力部のリード線37は、容器35内に挿入された高圧線4 0の芯線に半田付けによって直接接続されており、この状態で充填材41によっ て充填されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の高圧パルストランスの高圧出力部の接続構造で は、接続端子38にコネクタ41を装着する場合、高圧部が外部にむき出しの状 態となっているので、コアとの間でコロナ放電が発生したり、他の金属部品との 間で放電が発生するという危険があった。
【0006】 また、高圧線40を容器35内に挿入し、リード線37を直接に接続させる場 合は、高圧パルストランスを組み立ててから充填材41を注入し、充填材41が 硬化するまでの間、如何にして高圧線40を固定しておくかということが問題と なっていた。例えば、高圧線40と容器35を接着剤で固定しようとしても、接 着剤の密着性および強度に高性能が要求されるからである。特に、容器35の外 に出ている高圧線40の部分が充填剤が硬化するまでに動く可能性が大きく、こ のストレスが高圧線とリード線の接続部にかかり、作業中にリード線に傷が入っ たり、断線したりするという危険性があった。
【0007】 したがって、この考案の目的は、高圧パルストランスにおいて高圧出力部から コロナや放電の発生を防止することができるとともに、高圧線を確実に固定する ことができる高圧パルストランスの接続部構造を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案の高圧パルストランスの接続部構造は、外部高圧線を挿通して容器内 に導くガイド部材を設けるとともに、ガイド部材のトランス側リード線引出し部 に対向する部位に、スリット状の隙間部を形成して構成されている。
【0009】
【作用】
この考案の構成によれば、ガイド部材によって外部高圧線を容器内に挿入でき るので、高圧線の絶縁皮膜とガイド部材とによって高圧部が外部に対してむき出 しにされない。また、ガイド部材が高圧線を支承するので、充填材の硬化時に高 圧線が動いて接続部にストレスを与えない。ガイド部材には、トランス側リード 線引出し部に対向する部位にスリット状の隙間部が形成されているので、トラン ス側のリード線をこの隙間部を通すことにより、リード線の引出し部から高圧線 の芯線まで最短距離にして接続することができる。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の実施例について図1から図5に基づいて説明する。 図1(a) (b) は、この考案の第1の実施例である高圧パルストランスの接続部 構造を示す平面図および断面図で、ボビン巻線部1が容器2内に収納されている 。容器2には、高圧線3を容器2内に導くためのガイド部材4が、容器2の内側 へ突出した状態で設けられている。ガイド部材4は、図2に示すように円筒状を しており、その中空部に高圧線3の先端が挿入され容器2内に導入される。ガイ ド部材4のトランス側高圧出力のリード線6の引き出し口に対向する部位には、 スリット7が形成されている。
【0011】 上記のようなガイド部材4を設けることによって、外部から高圧線3を容器2 内に挿入してリード線6を接続する場合に、ガイド部材4と高圧線3の被覆によ り高圧接続部分は容器2の外部に露出しない。したがって、高圧部分からのコロ ナ放電や他の金属部分との間で放電が生じることを防止することができる。 また、ガイド部材4の長さを適当な長さにすれば、高圧線3の外側部分が動い ても、動いたことにより生じたストレスがガイド部材4で吸収されるので、接続 部分にストレスがかからない。したがって、充填材8を容器2内に充填する作業 中にリード線に傷が入ったり、断線したりすることを防止することができる。
【0012】 さらに、ガイド部材4に形成したスリット7を通してリード線6を高圧線3の 芯線に接続できるので、リード線6は最短距離を通って接続することができる。 したがって、余分なリード線6を引き出さずに接続でき無駄がなくなる。また、 充填材8を容器2内に充填する際に、ガイド部材4と高圧線3との間への充填材 8の流し込みを促進する機能を果たし、容器2内での充填材8の気泡やボイドの 発生を防止することができる。このため、充填材8の硬化後に高圧線3の固定強 度の補強となり、高圧線3の張力止めの機能も果たすことになる。
【0013】 図3(a) (b) は、第2の実施例の構成を示す平面図および断面図で、ガイド部 材4’は、図4に示すような3本の略円柱状の柱部材10によって構成されてい る。その他の構成は第1の実施例と同様である。 ガイド部材4’を上記のような構成としたのは、高圧線3を固定する際には被 覆周囲の最低3点でガイド部材と接していればよいからであり、このように構成 することで構成自体が簡単になり、高圧線とガイド部材の接する面積が少なくな って充填材8の流れ込みがよりスムーズになる。また、柱部材10同士の間隙部 が、第1の実施例におけるスリットとなり、この部分を通してリード線6を高圧 線3の芯線に接続すれば最短距離で接続することができる。
【0014】 図5は、第1の実施例における高圧出力部の接続の変形例を示す断面図で、図 示のようにリベット11のようなもので高圧線3の芯線とリード線6とをかしめ て半田付けするようにしている。リベット11の下部の半径は、ガイド部材4の 内径より大きくしてある。このように構成することで、高圧線3が下側へ動くこ とを防止でき、充填材8の硬化時における高圧線のガイド部材4による固定機能 を高めることができる。
【0015】
【考案の効果】
この考案の高圧パルストランスの接続構造によれば、ガイド部材によって外部 高圧線を容器内に挿入できるので、高圧部分が外部に露出せず、高圧部分からの コロナ放電や他の金属部分との間で放電が生じることを防止するできるとともに 、ガイド部材が高圧線を支承し、容器内に流し込んだ充填材の硬化時に高圧線が 動いて接続部にストレスを与えないので、充填作業中にリード線に傷が入ったり 、断線することを防止できる。
【0016】 また、ガイド部材には、トランス側リード線引出し部に対向する部位にスリッ ト状の隙間部が形成されているので、トランス側のリード線をこの隙間部を通す ことにより、リード線の引出し部から高圧線の芯線まで最短距離にして接続する ことができるとともに、充填材を容器内に充填する際に、ガイド部材と高圧線と の間への充填材の流し込みを促進する機能を果たす。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) (b) は、この考案の第1の実施例の構成を
示す平面図および断面図である。
【図2】第1の実施例におけるガイド部材の構成を示す
斜視図である。
【図3】(a) (b) は、第2の実施例の構成を示す平面図
および断面図である。
【図4】第2の実施例におけるガイド部材の構成を示す
斜視図である。
【図5】第1の実施例における変形例を示す断面図であ
る。
【図6】高圧パルストランスの回路を示す図である。
【図7】(a) (b) は、高圧パルストランスの動作波形を
説明する図である。
【図8】駆動回路を示す図である。
【図9】(a) (b) は、駆動回路の動作波形を説明する図
である。
【図10】(a) (b) は、従来例の構成を示す平面図およ
び断面図である。
【図11】(a) (b) は、別の従来例の構成を示す平面図
および断面図である。
【符号の説明】
1 ボビン巻線部 2 容器 3 高圧線 4 ガイド部材 6 リード線 7 スリット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内に収納した高圧パルストランスの
    高圧出力部のリード線と外部からの高圧線を接続する高
    圧パルストランスの接続部構造であって、前記外部高圧
    線を挿通して前記容器内に導くガイド部材を設けるとと
    もに、前記ガイド部材のトランス側リード線引出し部に
    対向する部位に、スリット状の隙間部を形成したことを
    特徴とする高圧パルストランスの接続部構造。
JP66092U 1992-01-13 1992-01-13 高圧パルストランスの接続部構造 Pending JPH0559813U (ja)

Priority Applications (1)

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JP66092U JPH0559813U (ja) 1992-01-13 1992-01-13 高圧パルストランスの接続部構造

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JPH0559813U true JPH0559813U (ja) 1993-08-06

Family

ID=11479884

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JP66092U Pending JPH0559813U (ja) 1992-01-13 1992-01-13 高圧パルストランスの接続部構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101029294B1 (ko) * 2009-04-03 2011-04-18 한국전력공사 소형 고전압 발생용 변압기

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