JPH0559790B2 - - Google Patents

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JPH0559790B2
JPH0559790B2 JP84236578A JP23657884A JPH0559790B2 JP H0559790 B2 JPH0559790 B2 JP H0559790B2 JP 84236578 A JP84236578 A JP 84236578A JP 23657884 A JP23657884 A JP 23657884A JP H0559790 B2 JPH0559790 B2 JP H0559790B2
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catalyst
zeolite
catalysts
particles
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JPS60175548A (ja
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Jei Toosutaa Samyueru
Jei Suteiigaa Jon
Shii Fuan Shun
Aaru Puuperumeiaa Kenisu
Jii Fuanku Uorutaa
Ei Montaanya Anjeiro
Aaru Kurosu Baajinia
Rin Kao Jaa
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ExxonMobil Technology and Engineering Co
Original Assignee
Exxon Research and Engineering Co
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Application filed by Exxon Research and Engineering Co filed Critical Exxon Research and Engineering Co
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Publication of JPH0559790B2 publication Critical patent/JPH0559790B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G35/00Reforming naphtha
    • C10G35/04Catalytic reforming
    • C10G35/06Catalytic reforming characterised by the catalyst used
    • C10G35/095Catalytic reforming characterised by the catalyst used containing crystalline alumino-silicates, e.g. molecular sieves
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J29/00Catalysts comprising molecular sieves
    • B01J29/04Catalysts comprising molecular sieves having base-exchange properties, e.g. crystalline zeolites
    • B01J29/06Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof
    • B01J29/60Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof of the type L, as exemplified by patent document US3216789
    • B01J29/61Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof of the type L, as exemplified by patent document US3216789 containing iron group metals, noble metals or copper
    • B01J29/62Noble metals
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2229/00Aspects of molecular sieve catalysts not covered by B01J29/00
    • B01J2229/10After treatment, characterised by the effect to be obtained
    • B01J2229/26After treatment, characterised by the effect to be obtained to stabilize the total catalyst structure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2229/00Aspects of molecular sieve catalysts not covered by B01J29/00
    • B01J2229/30After treatment, characterised by the means used
    • B01J2229/42Addition of matrix or binder particles

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
発明の背景 発明の分野 本発明は1種またはより多くの第族貴金属を
含有し、貴金属がゼオライト全体に高度に分散し
たゼオライトおよび場合により結合剤を含む新規
結合触媒に関する。この触媒は種々の有機化合物
を末端クラツキングすることができ、改質条件の
もとで持続する活性持続および芳香族化生成物に
対する改良された選択性を表わす。 関連文献の論議 改質、接触脱ろう、アルキル化、酸化および水
素化分解のようなプロセスにおける炭化水素転化
触媒として種々の物質が用いられてきた。この目
的に有用な触媒の例には担体上に担持しまたは担
体中に含浸した第族貴金属及び場合によりレニ
ウムのような触媒活性金属を含む物質が含まれ
る。 炭化水素転化プロセスの中で、水素の存在下の
接触改質は最も重要なものの一つである。接触改
質はナフサのオクタン価の増加を計画する精油所
プロセスである。このプロセスでは、典型的には
工業的によく知られた改質条件、例えば高い温度
および圧力、下に水素ガスおよび2〜20のH2
炭化水素モル比の存在下にナフサを適当な触媒上
に通す。このプロセスにはナフテンおよび芳香族
を生ずるパラフインの異性化、脱水素環化、シク
ロヘキサンおよび他のナフテン並びにアルカンの
脱水素化、シクロペンタン類の異性化/脱水素、
ノルマルパラフインのイソパラフインへの異性化
および水素化分解を含む種々の型の反応が含まれ
る。パラフインの異性化は比較的容易に生ずる
が、しかし単にオクタン価における限定された改
良に寄与するにすぎない。高オクタン成分の製造
に最も重用な改質反応は芳香族を生ずるものであ
る。 理想的な反応機構は長鎖パラフインのガス状炭
化水素、例えばメタンおよびエタンへの水素化分
解を最少化し、他の改質反応、殊に脱水素環化の
より有用な生成物への収率および選択性を改良す
る。改質には有用な公知触媒の例にはアルミナ担
体上の白金および場合によりレニウムまたはイリ
ジウム、反応物および生成物がゼオライトの細孔
を通つて流れるのに十分に小さければX型および
Y型ゼオライト上の白金、米国特許第4347394号
に記載された中間細孔径ゼオライト上の白金、並
びに陽イオン交換L型ゼオライト上の白金が含ま
れる。 ゼオライトL触媒は通常その水素形において接
触脱ろう触媒として、および他の用途に使用され
てきたけれども、それが改質中に起る水素化分解
の量を減少するので、それは殊に改質に有用であ
る。例えばBernard他の米国特許第4104320号に
は支持体としてゼオライトLの使用が芳香族生成
物を生成する反応の選択性を増進することが開示
される。しかしこの改良は、触媒寿命を犠牲にし
て行なわれた。この触媒は、1981年9月9日提出
のBernardらのフランス特許公表第2360540号に
おける開示のように、水素処理、酸化、オキシ塩
素化、か焼、水処理および水素による還元にかけ
ることにより、またはBernardらのフランス特許
出願第8000114号に開示されたような水素再生に
より再生することができる。しかしこれらの再生
法は、この目的に、炭化水素フイードと接触しな
かつた触媒として規定する新たに製造した触媒に
適用されなかつた。 名称、「改良ゼオライトL」のWortelの1982年
5月14日提出の英国特許出願第82−14147号には
柱状形態を有する高結晶質ゼオライトL物質が、
米国特許第3216789号に開示された普通に製造さ
れたゼオライトLよりも脱水素環化反応に対し改
良された触媒寿命を有することが教示される。名
称「改質用改良ゼオライトL触媒」の米国特許第
4448891号には触媒の脱水素環化活性を改良する
ために、形成された触媒のか焼前にゼオライトL
物質を少くとも11のPHのアルカリ溶液で処理する
ことが開示される。最後にベルギー特許第895778
号および第895779号には改質、脱水素環化、脱ア
ルキル化および脱水素異性化における高収率のた
めのバリウム交換ゼオライトL触媒の使用が開示
される。 発明の要約 本発明は所望の脱水素環化反応に対する触媒活
性を長時間保持し、活性部位上の反応物分子の末
端吸着を有利にする特有の能力を有し従つて改質
の活性および選択性を改良する1種の結合触媒を
規定するので、当該技術に知られた改質触媒およ
びプロセスの改良に相当する。 一態様において、本発明は1種またはより多く
の第族貴金属を含有するL型ゼオライトを含
み、後に規定するように約1.5より大きい末端分
解指数を有する改良された触媒活性持続に特徴が
ある結合改質触媒に関する。 より特定の態様において、本発明は少くとも75
%がリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウ
ム、セシウム、カルシウムおよび(または)バリ
ウム陽イオンからなる群から選ばれる交換性陽イ
オンを含有し、また元素の周期表から少くとも1
種の第族貴金属を含有するL型ゼオライトを含
み、貴金属の粒子がゼオライトの表面全体によく
分散し、貴金属の少くとも約90%がゼオライトに
接合し、ゼオライトに接合した貴金属の少くとも
約90%がチヤネルの内側にあることを特徴とする
結合改質触媒に関する。好ましくは98%以上がチ
ヤネルの内側にある。チヤネルの内側に分散した
金属は約7Å未満の直径を有する粒子形態にあ
る。 最も好ましくは交換性陽イオンはカリウムであ
り、第族貴金属は白金である。 好ましい態様において、触媒が改良された活性
持続および分散特性を示すように、新たに製造さ
れた、または失活した触媒を後記の増進分散法に
より処理することができる。このため新製造触媒
は炭化水素フイードに接触しなかつた触媒と規定
される。そのような触媒の電子顕微鏡写真は貴金
属の98%以上が還元前または後に、約7Å未満の
直径を有する粒子の形態に分散し、2%未満が7
Åまたはより大きい直径を有すると測定された粒
子の形態で分散していることを示す。 この種の触媒は種々の方法により製造すること
ができる。さらに、これらの触媒は改質条件の下
でフイード原料に接触して反応中に貴金属上のフ
イード原料の成分の高い末端吸着の結果生成物を
生ずることができる。この触媒の作用は、少くと
も6個の炭素原子をもつ反応物有機化合物、例え
ばヘキサンまたはヘプタンの芳香族生成物への転
化におけるその特有の活性持続および選択性のた
めに殊に有利である。ゼオライトチヤネル内の高
い貴金属分散水準が改質および芳香族反応におけ
る異常な活性持続並びに後に規定するような末端
分解指数によつて示される環化反応を促進する触
媒の特有の能力の両方に貢献していると思われ
る。 好ましい態様の説明 L型ゼオライトはここに表Aに示した主要d
(Å)ピーク値をもつCuKα放射から得られた特
性X線回折パターンを有する六方晶系に結晶化す
る合成ゼオライと規定される: 表 A 16.1±0.3 7.52±0.04 6.00±0.04 4.57±0.04 4.35±0.04 3.91±0.02 3.47±0.02 3.28±0.02 3.17±0.01 3.07±0.01 2.91±0.01 2.65±0.01 2.46±0.01 2.42±0.01 2.19±0.01 従つて普通のゼオライト構造を共有する。本発
明のためにはL型ゼオライトは次の一般式を有す
る: 0.9−1.3M2/nO:Al2O3:xSiO2:yH2O 式中、Mは少くとも1つの交換性陽イオンを表
わし、nはMの原子価を表わし、yは0〜約9の
任意の価であり、xは米国特許第3216789号に5.2
〜6.9として開示されているが、しかしゼオライ
トのX線回折パターンがゼオライトLと同一であ
ればこの範囲の外側であることができる。従つ
て、5.2未満または6.9より大きいSiO2/Al2O3
を有するL型ゼオライトは本発明に適用すること
ができる。好ましくはSiO2/Al2O3比は約2〜50
であることができる。例えばSiO2/Al2O3比を低
下させる1つの方法にはSiO2の若干のアルカリ
金属水酸化物、例えばKOHで浸出し本発明に有
用なL型ゼオライトを生成させることが含まれ
る。ゼオライトLのより完全な説明は米国特許第
3216789号に与えられる。ゼオライトLは直径約
7〜13Åに波動するチヤネル形状細孔を有し、少
くとも0.5ミクロンの平均直径および少くとも0.5
のアスペクト比を有する柱状結晶の形態(例えば
英国出願第82−14147号に記載され、その全開示
は参照によりここに加えられる)並びに他の大き
さ、形状で生ずることができる。 L型ゼオライトは通常上式中のMがカリウムで
あるように製造される。例えば米国特許第
3216789号および第3867512号参照。カリウムはよ
く知られるように、ゼオライトを他の陽イオンを
含有する水溶液中で処理することによりイオン交
換することができる。しかし、多少の陽イオンは
密接に接近できないゼオライト構造中の部位を占
めるので、もとのカリウム陽イオンの75%以上を
交換することは困難である。少くとも75%の交換
性陽イオンがリチウム、ナトリウム、カリウム、
ルビジウム、セシウム、カルシウムおよびバリウ
ムから選ばれる。より好ましくはその陽イオンは
ナトリウム、カリウム、ルビジウム、またはセシ
ウム、なお一層好ましくはカリウム、ルビジウ
ム、またはセシウム、最も好ましくはカリウムで
ある。場合により交換性陽イオンは上に挙げた第
A族陽イオンの混合物または第A族陽イオン
とバリウムまたはカルシウム陽イオンとの混合物
からなることができる。これらの陽イオンの混合
物は、例えばゼオライトLをルビジウムおよび
(または)セシウム塩を含有する水溶液で処理し、
次いで洗浄して過剰のイオンを除去することによ
り達成することができる。このイオン交換処理を
繰返し、さらに、しかしより低度にイオン交換す
ることができる。 触媒の活性に必要な第族貴金属はオスミウ
ム、ルテニウム、ロジウム、イリジウム、パラジ
ウムおよび白金から選ばれる元素の周期表の第
族の金属である。好ましくは、ここに用いる金属
は白金、ロジウムまたはイリジウム、最も好まし
くは白金である。金属は所望の任意の組合せで存
在することができる。第B族金属のレニウムも
また、第族貴金属の少くとも1種が存在すれば
存在することができる。 触媒中に存在する第族貴金属の量は有効量で
あり、例えば所要触媒活性、容易な均一分散、お
よびL型ゼオライトの結晶の大きさによる。チヤ
ネルに平行する大きな寸法を有するゼオライトの
高装てん結晶は運転中に貴金属がチヤネルの内側
に凝集するとき容易に細孔を閉塞させることがで
きるので、結晶の大きさは有孔な触媒装てんを制
約する。しかし、一般に、存在する金属の水準は
触媒の約0.1〜6重量%、好ましくは0.1〜3.5重量
%、最も好ましくは0.1〜2.5重量%の範囲であ
る。さらに存在する金属の量は一般に、チヤネル
に平行な平均ゼオライトクリスタライト寸法が約
0.2ミクロンより大きければ触媒の0.1〜2.0重量
%、チヤネルに平行な平均ゼオライトクリスタラ
イト寸法が約0.2ミクロンより大きくなければ約
1.0〜6重量%である。 第族貴金属は、例えばイオン交換、含浸、カ
ルボニル分解、ガス相からの吸着、ゼオライト合
成中の導入、および金属蒸気の吸着によりゼオラ
イト中へ導入することができる。好ましい方法は
イオン交換である。ある場合には例えば金属
(類)がイオン交換法により導入されたときに、
予め水素により還元された触媒を炭酸カリウムの
ようなアルカリ塩基の水溶液で処理することによ
りゼオライトの残留酸性度を除くことが好まし
い。この処理は第族貴金属イオンを水素により
還元する間に形成された水素イオンを中和する。 本発明の改質触媒は、結合されていてもいなく
ても、ここに規定した種類外の他の改質触媒によ
り同一触媒条件下に示されるよりも改良された選
択性および活性持続に通ずる多くの性質に特徴が
ある特有の組成物である。チヤネル内、すなわち
ゼオライトの内部表面領域上の金属の分散の程度
が大きいほど触媒の活性持続が良好である。 触媒の活性はフイードを生成物へ転化する能力
の尺度である。触媒は高活性を有することができ
るけれども、形成される生成物は必らずしも所望
生成物でないかもしれない。用語の「選択性」は
フイードを所望生成物に転化する触媒の能力の尺
度である。活性持続は転化条件で、他の変量を一
定に保つた時間中の触媒の活性の部分を維持する
触媒の能力に関する。 転化条件における触媒活性の減退は主に貴金属
粒子の結晶成長または凝集、第二に触媒の外部お
よび内部の表面上のコークスの形成のためと思わ
れる。同一貴金属装てんにおいて上記開示のもの
より大きい貴金属の粒子または結晶を含有する触
媒は一層小さい粒子を含有する触媒よりも活性が
低く、選択性が小さい。おそらく複雑な縮合およ
び脱水素反応によるコークスの形成が反応混合物
からの貴金属の遮蔽を生じ、それにより反応の促
進に役立つ触媒部位を制約する。 触媒活性が凝集およびコークス形成により減退
するので、所望生成物の収量が減退し、運転の経
済性により触媒を用いるプロセスを中断し、触媒
活性をその初期値に戻さねばならない。一般に、
触媒活性は温度の上昇により維持できるが、しか
し温度を上昇できない限界があり、それを超える
と例えば、ゼオライトの性質を変化させるか、ま
たは好ましくない副反応に通じる。 触媒活性は苛酷度が増すと時間中に減退する。
苛酷度に影響する因子には:水素対油モル比、水
素分圧、全圧、温度、触媒の容積当りのフイード
速度(空間速度)およびフイード中の炭化水素の
種類、が含まれる。 活性持続の測定では全変量が固定され触媒のみ
が異なる。従つて、一時間の間の、1触媒の活性
はフイード、水素対油比、圧力などが一定であ
る。同一時間中、他の触媒の活性を直接比較する
ことができる。 触媒は2つの試験によつてその活性持続につい
て評価することができる。普通に用いられる標準
活性試験(SAT)では、触媒はふるい、ふるつ
たシリカと混合し、反応器に装てんされる。次い
で触媒は510℃、700kPa(ゲージ)、空間速度
2.5w/w/時およびH2/炭化水素モル比6の条
件にさらされる。フイードは、重量でn−ヘキサ
ン60%、メチルペンタン30%およびメチルシクロ
ペンタン(MCP)10%からなる。触媒はサイク
ルの長さに関して評価され、50重量%の時間平均
ベンゼン収率が維持される時間として規定され
る。 促進触媒老化試験(ECAT)として知られる活
性持続の第2の試験が開発され、20/40メツシユ
の粒子からなる触媒、合計0.20gが20/40メツシ
ユのSiO20.80gと混合される。生じた触媒装てん
物は、熱電対を備えた内径約1cmのステンレス鋼
ダウンフロー式反応器中へ導入される。フイード
の導入前に、触媒はその場で525℃より高くない
温度でH2ガス流下に還元される。還元後、フイ
ードがH2ガスとともに、H2:炭化水素モル比
6、空間速度50w/w時で、510℃の温度および
700kPa(ゲージ)の圧力で反応器中へ導入され
る。生成物をオンラインガスクロマトグラフイー
を用いて分析したが、他の方法は利用でき、当該
工業に知られている。触媒はオンフイード24時間
後そのベンゼン収率(重量%)について評価され
る。 活性持続の改良は、本発明の触媒により、それ
らがすべてメチルシクロペンタン20容量%、およ
びn−ヘキサン80容量%を含むフイードを用いた
上記ECAT試験においてオンオイル24時間後7重
量%を超えるベンゼン収率を与えることで証明さ
れる。 この触媒組成は、その還元前に触媒の表面全体
によく分散した貴金属を含有する粒子を含有す
る。この表現により、後記のように貴金属が分散
されている実質上すべての粒子の直径が7Å未満
であることを意味する。「実質上すべて」により
貴金属の90%以上、好ましくは98%以上が7Åよ
り小さな粒子の形態で分散されていることを意味
する。触媒の初期分散は、それを改質条件にさら
したときのその活性の持続と直接相関することが
認められる。 粒子が分散した触媒の表面は必然的に触媒の内
部表面、すなわちゼオライトのチヤネル、を含む
が、しかしまた外部表面上の分散を含むことがで
き、それは著しく小さい。その分散は貴金属装て
んおよび分散技術に利用される触媒の表面上に存
在する。最も好ましい触媒は高度に分散した貴金
属原子を含有し、そのすべて、または実質上すべ
てが、触媒の外部表面上よりもその細孔内側に配
置される。従つて、貴金属の少くとも75%、好ま
しくは少くとも90%がこの好ましい触媒のチヤネ
ル内側に存在する。さらに、チヤネル内側の貴金
属がよく分散しているべきである。粒子の配置は
化学分析用電子スペクトロスコピー(ESCA)測
定から推測することができ、それは当業者によく
知られている。 本発明の触媒の外部表面上の白金の可能な優先
的配置の測定に行なつたESCA測定は、新たに製
造した触媒の、または後記の多段階法により処理
した触媒上の外部ゼオライト表面上の実質的な白
金蓄積を示さなかつた。しかし、触媒が失活した
後、および水蒸気存在下の酸素燃焼を含むデコー
キング段階後、外部ゼオライト表面付近または外
部表面に白金のかなりの凝集塊が検出された。こ
れはESCA分析におけるゼオライト担体の白金の
4fピークとケイ素の2pピークとの強度比を与える
次表に示され、それは試験物質中の表面の白金対
ケイ素比の指標である。 本発明のカリウム交換ゼオライトL触媒のESCA
Pt4f/Si2p強度比 実施例1の新触媒C(イオン交換、350℃か焼)
0.038 失活した触媒C 0.052 湿酸素デコーキング触媒C 0.12 失活触媒から多段階法により調整した分散増進触
媒 0.034 これらのデータは顕微鏡写真の証拠を支持し、
新製造触媒および多段階法により処理された触媒
において白金が外部表面またはその付近に優先的
には濃縮されなかつたことを示す。失活触媒では
外部表面への若干の優先的な輸送が生じた。デコ
ーキング試験では表面に20Åより大きい凝集塊が
顕微鏡写真に見られ、これはESCA測定の高い
Pt/Si比により確認される。ESCA測定が大きい
白金凝集塊の表面またはその近くの白金原子を主
に検出するので、Fung、S.C.、J.Catal.、58
454(1979)に論議されるように、外部表面上の白
金が大凝集塊の形態におけるよりもよく分散して
いれば、その比は測定されるほど高くはない。 粒子が触媒の表面全体によく分散していること
に必要な要件は外部表面上の貴金属粒子の優先的
配置がないことを意味する。換言すれば、貴金属
が触媒の内部および外部表面全体に実質的に均一
に分散していることを意味する。この均一な分布
は、触媒のESCA測定が実質上ゼオライトの外部
表面上の貴金属の優先的配置のないことを示す程
度に近似される。 さらに、この触媒は貴金属の90%以上がその還
元前に約7Å未満の直径を有する粒子の形態で分
散していることに特徴がある。従つて、例えば貴
金属の10%以上が12〜15Åの直径を有すると測定
される粒子の形態に分散していれば、あるいは貴
金属の10%以上が15Åより大きい直径を有すると
測定される粒子の形態に分散していれば、触媒は
低い活性および活性持続を示す。4Åの二点間分
解能を有する透過型電子顕微鏡における普通の明
視野結像により測定して、本発明の好ましい触媒
中の粒子の大きさは貴金属の2%を超えないもの
が直径約7Åまたはより大きいと測定される粒子
の形態で分散しているようであると認められる。 貴金属原子は、原子が、原子が連結した単原子
層として存在するいかだ(raft)形状を形成する
ことを含む任意の型の配置に集まることができ
る。上記の粒子の大きさは高分解能電子顕微鏡を
用いて測定することができる。P.C.Flynn他のJ.
Catal.、33、233〜248(1974)に記載されたこの
手順では、貴金属装てんゼオライトは透過型電子
顕微鏡(TEM)のためにめのう乳鉢と乳棒で破
砕し、電子ビームを通すことができるゼオライト
片を作ることにより調製される。破砕した粉末は
超音波によりエタノール中に分散され、この懸濁
液の1滴を標準3mmTEMグリツド上で乾燥させ、
薄い(≦200Å)無定形炭素フイルムでおおう。
試料はフイリツプス400TTEMにおいて常用明視
野結像により100KVで分析する。明視野結像法
に含まれるコントラストおよび結像プロセスの複
雑なために、最小測定可能貴金属粒子直径は、粒
子がいかだ形状であるとき7Åであり、粒子が球
状(凝集)形状であるとき5Åである。実際の大
きさはこの測定とは±2Å異なることができる。
従つて、典型的な良好な分散の直径7Å未満の貴
金属いかだ粒子はフイリツプス400T顕微鏡を用
いた明視野法により検出できない。従つて、分散
の程度は直径7Åまたはより大きい測定可能な粒
子に分散した貴金属の量を測定することにより決
定される。貴金属の残余が必然的に直径7Å未満
の粒子の形態で存在する。 種々の試料が電子顕微鏡で比較されるとき、試
料の相対厚みに±50%の不確定性がある。従つ
て、可視粒子(いかだであれば7Å以上、球状で
あれば5Å以上)の評価パーセント量は同様の±
50%の不確定性に依存する。例えば直径7Åまた
はより大きく測定される10%の貴金属粒子と直径
7Å未満90%とを含むと報告された粒子は実際に
は直径7Åまたはより大きく判断される可視粒子
5〜15%と直径7Å未満の高分散クラスター95〜
85%とからなることができる。 新触媒の試料はまたZ−コントラスト結像(Z
−Contrast imaging)を用いて調査することが
できる。この方法において、試料は全く明視野結
像のように調製されるが、しかし、高分解能走査
透過型電子顕微鏡(STEM)を用いて調査され
る。この装置において試料は、試料を走査する直
径約5Åの微収束電子ビームにより調査される。
試料の周りに配置された種々の検出器により集め
られた信号は同期走査TVモニター上に表示され
像を形成する。環状検出器信号と透過電子像損失
信号との比をとることにより形成される像は試料
内の原子番号Zの変動に対して鋭敏なコンラスト
を示す。Ptは78に等しい原子番号を有するが、
ゼオライトLは低Z原子、K、Si、Al、O、H
(それぞれZ=19、14、13、8および1)のみを
含む。従つて、Z−コントラスト結像は、ゼオラ
イトL上に担持されたときの非常に少量のPtク
ラスターを検出する鋭敏な方法を与える。 第10図は本発明の触媒の薄端(thin edge)
のZ−コントラスト像である電子顕微鏡写真を表
わす。顕微鏡写真上に、多分3原子またはそれ未
満の白金の可視小クラスターの若干が矢印により
示されている。多少大きい他の粒子もまた見るこ
とができる。また、ゼオライト支持体のチヤネル
の16Åの面間隔もまた見られる。この図上のメー
トル尺度(水平線)は50Åに相当する。このZ−
コントラスト像は、活性の高い新触媒ほど、5原
子またはそれ未満を含む5Åより小さい多くの
Ptクラスターを含むことを示す。対照的に、失
活触媒は主に12〜15ÅのPt凝集塊および5原子
未満を含む少しのクラスターを含む。再生され、
分散された触媒もまた5原子またはそれ未満を含
む多くのスラスターを有する微細なPt分散を示
す。 貴金属粒子の分散の程度および化学状態を探査
する追加の方法はEXAFS(分散X線吸収微構造
−extended X−ray absorption fine
structure)である。EXAFSはX線光子により突
出された内核電子が吸収原子の局所環境を探査す
る元素の特定電子散乱法である。突出光電子は吸
収種の隣接原子により後方散乱され、光電子のエ
ネルギーにより出射電子波に建設的または破壊的
に干渉する。光電子のエネルギーはX線電子エネ
ルギーと電子の突出に関連する閾値エネルギーと
の差に等しい。EXAFS試験において、光電子エ
ネルギーは投射X線ビームのエネルギーを変える
ことにより変更される。エネルギーの関数として
出射電子波と後方散乱電子波との間の干渉がX線
吸収率を変え、EXAFS関数K・X(K)は吸収端の
高エネルギー側上の吸収率における振動として実
験的に観測される。 EXAFS試験のために種々の触媒の試料を乾燥
し、か焼し、次いでその場で400〜500℃で還元し
た。EXAFS測定を約−170℃で水素流中で行な
つた。第11図は実施例1の触媒Cと同様のカリ
ウム交換ゼオライトL触媒上の白金に対する
EXAFSパターンを示す。次表は種々の試料につ
いてEXAFSデータから計算した最隣接原子配位
数および原子間距離を示す。カリウム交換ゼオラ
イトLのSiO2上1%Pt(焼結した典型的な白金金
属)との比較はPt−Pt距離が塊金属中のそれか
ら実質的に変化しないままであつたが、Pt−Pt
配位は塊の12最隣接原子の値から約5に低下して
いることを示す。この5の値はPtが非常に分散
した触媒と矛盾がない。例えば、Via他のJ.
Chem.Phys.、71、690(1979)に記載された1%
Pt/Al2O3は約7の配位数を有し、標準化学吸着
試験において約1の水素対金属原子比を与える。
これらの結果は実質上すべての金属原子が表面原
子であることを示す。 オンオイル失活し、湿コークス燃焼、オキシ塩
素化および湿後処理を経て再生した実施例1の触
媒Hに対するEXAFSデータは上記新還元触媒に
得られたものと定性的に同じであり、従つて高度
の金属分散に矛盾がない。 担持Pt触媒のEXAFS特性触媒 N1(Å) R1(Å) 1%Pt/SiO2 12 2.775 焼結 0.6%Pt/ 5±1.5 2.766 カリウム交換 ゼオライトL 1%Pt/Al2O3 7±1.5 2.758 注: N1は平均最隣接原子Pt−Pt配位数に等しい。 R1は平均最隣接原子Pt−Pt原子間距離に等し
い。 追加の特徴として、触媒が、例えばイオン交換
法により貴金属を装てんされるならば、担体とし
て選ばれるL型ゼオライトが貴金属を装てんする
前に、次の方法により測定して9〜11.5のPHを有
することが望ましい:ゼオライトの試料2.5gを
周囲温度で蒸留水70c.c.と平衡させ、そのスラリー
のPHを測定する。PHは約9.3より高く、好ましく
は10〜11であるべきである。発明者は、ゼオライ
トのPHが上記範囲内でなければ慣例の含浸または
イオン交換法は貴金属粒子が好ましい大きさ範囲
内に高度に分散した触媒を生じないと信じてい
る。いかなる理論にも規制されないけれども、ゼ
オライトのPHがゼオライトの表面状態を特性化
し、イオン交換または含浸中の貴金属に対するゼ
オライトの親和力を制御すると思われる。 ここに規定した改良された選択性および活性持
続を有する触媒を確認する触媒の他の特徴はその
末端分解指数(TCI)である。この指数は触媒を
n−ヘキサン100%のフイードを用いて上記
ECAT手順により評価したときの生じたペンタン
対ブタンモル比と規定される。その指数は所与触
媒に対する末端分解が内部分解と対照的に促進さ
れる程度を測定する。この指数が高いほどこの触
媒が芳香族化生成物に対し一層選択性であり、こ
れはn−ヘキサンの改質により測定した炭化水素
の内部炭素分解に関する末端分解の増加が貴金属
上支持体の末端吸着が内部吸着とは反対に優先的
に起り、従つて例えばヘキサンフイドの芳香族化
のための1,6−閉環および末端分解が有利であ
ることを示すからである。 この指数は、良好に行なうためにこの好ましい
触媒が酸性であつてはならないことを示すだけで
なく、また貴金属が触媒の外部表面上の有意な広
がりではなくて、むしろ触媒のチヤネル内側にあ
り、直鎖パラフインの末端炭素原子を吸着するこ
とを示す。このため、本発明の末端分解指数は約
1.5より大きく、好ましくは約1.7より大きい。 第1図はPt0.6%を装てんしたゼオライトLに
ついての選択性パラメーター(生じたベンゼンと
C2〜C5の合計に対するベンゼン生成物の重量比
として規定した)と末端分解指数(TCI)との間
の関係を示す。その関係は明らかに相関し、末端
分解指数がL型ゼオライトを触媒ベースとして用
いるときに選択的改質触媒を正確に確認すること
を示す。第1図は普通の活性シリカ触媒上0.6%
のPtが1.0を超えない非常に低い末端分解指数を
有することを示す。そのような値はヘキサン分子
の典型的なランダム分解である。 所与触媒のTCIはフイードの種類および転化の
苛酷度で異なる。一般に、二次分解反応の結果、
前記ECAT条件下に1より高いTCIを有する触媒
のTCIは表に示すように転化が増すと低下す
る。これらの結果は、TCIがSAT試験条件の下
で遭遇する高い転化水準において有意義でないの
で、ECATがSAT試験よりもTCIの決定に対す
る良好な試験であることを示す。
【表】
【表】 TICはまた表に示すように、用いる触媒の種
類で変動する。
【表】 これらの結果は高TCIを有する本発明のゼオラ
イトがまた高いベンゼン収率を有することを示
す。しかし、試験は改質触媒が、例えばKOH処
理(K−処理)シリカ/アルミナ上に担持した白
金のように表に示した触媒よりも一層低い触媒
活性であるときTCIとベンゼン収率との間の相関
を行なうことができないことを示した。 所与触媒の末端分解指数が、表に示したよう
に、ゼオライトL上Pt0.6%からなる種々の触媒
について初期平衡期間後の走査の課程中かなり一
定のままであることもまた測定された。 これらの触媒は次のように製造した: 触媒は米国特許第4104320の教示に従い製造
した。触媒は触媒を550℃でか焼した実施例1
と触媒Cにベースとして使用したものと同様のゼ
オライト上の白金のイオン交換により製造した。
触媒およびは後記多段階法を用いた触媒と
同様の触媒の増進分散により製造した。
【表】 前記のように所要貴金属粒子大きさおよび分散
を有するL型ゼオライトを基にした触媒は所要末
端分解指数を有する。 本発明の触媒はまた実質的に一官能性を示す。
多くの公知改質触媒は触媒反応に貴金属原子が関
与するだけでなく、触媒担体の酸性部位もまた関
与する点で二官能性を表わす。例えば、アルミナ
上のPt−Re金属からなる普通の触媒は金属部位
およびアルミナ担体の端正部位の両方によりヘキ
サンを芳香族化する。対照的に本触媒は触媒反応
が主に触媒の貴金属部位上で生じ、単に少量の触
媒作用が触媒を初めに還元したとに頭初に生じた
酸性部位で生じる点で実質的に一官能的に挙動す
る。 本発明の改質触媒の製造に若干の方法が存在
し、それは主に担体として利用する特定のゼオラ
イトによる。 ゼオライトが上記のように適当なPHを有すれ
ば、例えば含浸またはゼオライト担体のイオンと
のイオン交換のような前記の方法、最も好ましく
はイオン交換、により適当量(すなわち有効量)
の貴金属を装てんすることができる。白金は、例
えば文献に記載の方法により、例えばクロロプラ
チノ酸、ヘキサクロロプラチニ酸、ジニトロジア
ミノ白金または白金テトラアミンジクロリドのよ
うな白金錯体またはその塩の水溶液で含浸するこ
とにより担体上に導入することができる。さらに
それは白金テトラアミンジクロリドのような白金
陽イオン錯体の水溶液とのイオン交換により好ま
しい態様に導入することができる。類似の化合物
をイリジウムまたはレニウムのような他の第族
貴金属を供給するために使用できる。1種の金属
よりも多く触媒中へ導入しようとすれば各金属の
塩を含有する溶液を同時にまたは引き続き導入す
ることができる。しかし、ゼオライトクリスタラ
イトの平均大きさと装てんされた貴金属の最大ま
たは最適量との間に逆関係のあることが注意され
る。従つて、例えば平均ゼオライト結晶大きさが
例えば0.1ミクロンから1ミクロンへ増加すると
Pt装てんの最大有効量は例えば約6重量%から
約2.0重量%に減少する。 装てん段階が終つた後、生じた触媒前駆物質を
回収し、好ましくは空気中で、好ましくは約250
〜480℃の温度で1〜6時間か焼する。改質に使
用するには、か焼化した触媒を水素中で還元す
る。生じた生成物は本発明に使用する必要な最小
末端分解指数を有する。 規定した所要末端分解指数おび高度に分散した
第族貴金属を有するL型ゼオライトから誘導さ
れる触媒を製造する他の方法には後記のように高
温度で乾燥加熱したL型ゼオライトを直ちに第
族貴金属塩または錯体の濃溶液中へ浸漬すること
が含まれる。この方法は、殊に貴金属の分散性を
改良するために約0.2ミクロン、好ましくは0.1ミ
クロンより大きくない平均クリスタライト大きさ
を有するL型ゼオライトに適用できる。しかしこ
の方法はまた、望むならば約0.5ミクロンまで、
またはより大きい、大きな平均クリスタライト寸
法を有するL型ゼオライトに使用できる。 この方法において、ゼオライトは約70〜200℃
の温度に加熱され、直ちにに溶液c.c.当り約7〜20
mg当量、好ましくはc.c.当り10〜15mg当量の貴金属
を含有する溶液、好ましくは水溶液に接触され
る。第族貴金属源の1例はPt(NH34Cl2であ
る。この金属装てん段階に必要な時間は用いた乾
燥温度によるが、典型的には60秒未満に調整され
る。しかし100〜150℃の好ましい温度範囲が使用
されれば、溶液中の浸漬に要する典型的な時間は
2〜10秒、好ましくは2.5〜5秒である。浸漬中
に細孔充てんイオン交換の組合せにより貴金属の
装てんが生じる。 接触段階が終つた後、貴金属を装てんしたL型
ゼオライトを溶液から取出して、好ましくは炉
中、約80〜200℃、好ましくは100〜150℃の温度
で約2〜20時間乾燥し、水素中で還元する。か焼
段階は水素還元段階に先行することができる。 ここに記載のL型ゼオライトから誘導される触
媒を製造するための最も好ましい方法である他の
方法では新製造触媒(すなわち炭化水素を通して
運転されないもの)または失活触媒の分散は下記
の逐次多段階ガス処理法により増進される。この
方法は優れた活性持続を有する触媒に導く非常に
微細に分散した貴金属を生ずる。下記段階のそれ
ぞれにおいて、水、水素、酸素または塩素源でな
いガス流の残りの百分率は一般にこの方法を妨害
しない不活性ガス、例えば窒素、ヘリウムまたは
アルゴンである。好ましくは水が各段階のガス流
中に存在する。 この増進分散法の第1段階において、触媒は全
流れ容量を基にして水0〜10容量%、好ましくは
0.5〜5容量%、より好ましくは1〜3%および
酸素(通常酸素含有ガスの形態で、例えば空気)、
水素または不活性ガスを含有するガス流の存在下
に、用いる触媒により約380〜540℃の温度で加熱
される。この目的のため不活性ガスは触媒と反応
しないガスと規定され、他の段階に使用する他の
ガス、例えば酸素または水素の担体である。不活
性ガスの例にはヘリウム、アルゴンおよび窒素が
含まれる。好ましくは、酸素が使用され、処理さ
れる触媒が失活していれば、この第1段階は2つ
の温度で行なわれ、第1は約380〜480℃の低い範
囲であり、第2は約480〜520℃の高い温度であ
る。低い温度におけるO2処理は好ましくは第2
のO2処理よりも長時間行なわれる。加熱の正確
な時間は用いる温度によるが、しかし一般に10時
間まで、好ましくは2〜8時間の範囲である。用
いる酸素の量はガス流の0.1〜25容量%、好まし
くは0.2〜15容量%、より好ましくは0.5〜12容量
%である。水素が使用されれば、その量は1〜25
容量%、好ましくは2〜20容量%である。不活性
ガスが使用されれば、それはガス流の100容量%
まで構成することができる。 この特定の方法の第2段階は次の4つの方法の
1つで行なうことができる。 (i) 水0〜10容量%、好ましくは0.5〜5容量%、
より好ましくは1〜3容量%、塩素源例えば
Cl2、HCl、クロロホルム、塩化メチル、四塩
化炭素、1,2−ジクロロエタン、トリクロロ
エタンまたはそれらの混合物など約0.005〜10
容量%、好ましくは0.05〜4容量%、より好ま
しくは0.05〜1容量%、最も好ましくは0.05〜
0.5容量%の量を含むガス流の存在下、および
酸素0.1〜25容量%、好ましくは0.2〜15容量
%、より好ましくは0.5〜12容量%の量の存在
下に触媒を約400〜530℃、好ましくは480〜520
℃の温度で10時間まで、好ましくは1〜3時間
加熱することによりオキシ塩素化する(貴金属
の分散)。 (ii) 水素を酸素の代りに使用することを除き(i)の
ように行なうことにより触媒を塩素化する。し
かしHClが塩素源であるときには水素は必要で
はない。このように行なうときオキシ塩素化は
下記の第3段階て生ずる。 (iii) 段階(ii)および(i)をその順序で組合せることが
できる。これらの段階における好ましい塩素源
はHClおよびCl2である。 (iv) 水0〜10容量%、好ましくは0.5〜5容量%、
より好ましくは1〜3容量%、および塩素
0.005〜10%、より好ましくは0.05〜1%、最
も好ましくは0.05〜0.5%を含むガス流の存在
下に触媒を約400〜530℃、好ましくは480〜520
℃の温度で、10時間まで、好ましくは1〜3時
間加熱することにより塩素化する。 さらに、触媒が失活しており、第1段階に水素
または不活性ガスを使用すれば、第2段階のガス
流中に酸素が存在しなければならず、すなわち、
この第2段階がコークスの除去を保証するためオ
キシ塩素化でなければならない。 この増進分散法の第3段階(塩素後処理段階)
において、触媒は、実質上水を使用しなければ
400〜540℃の温度で7時間まで、あるいは0より
高く10容量%までの水の存在下に5時間まで、酸
素含有ガス流に接触させる(流れ中の酸素の量は
一般に0.1〜25容量%、好ましくは0.2〜15容量
%、より好ましくは0.5〜12容量%である)。好ま
しくはこの段階は480〜520℃で0.5〜5容量%の
水の存在下に0.5〜3時間、より好ましくは1〜
3容量%の水の存在下に0.5〜1.5時間行なわれ
る。もし水が存在しなければ、好ましくはこの段
階は0.5〜6時間、より好ましくは1〜5時間行
なわれる。 第4の、最初の段階(水素還元段階)におい
て、触媒は水素含有ガス流(流れ中の水素の量は
一般に1〜25容量%、好ましくは2〜20容量%で
ある)の存在下に、水0〜10容量%の存在下、約
400〜530℃の温度で10時間までの間加熱される。
好ましくはこの最終段階は水0.5〜5容量%の存
在下に400〜520℃の温度で1〜6時間行なわれ
る。 すべての段階において、反応器圧力は一般に
0.1〜2MPaである。好ましくは上記プロセス中の
各段階のガス流量は毎分約1〜300c.c./g触媒の
範囲である。オキシ塩素化段階が使用されなけれ
ば、好ましくは酸素後処理段階のガス流量は20
c.c./g触媒/分未満、好ましくは10c.c./g触媒/
分未満である。場合により第2段階は前記塩素化
段階と次のオキシ塩素化段階からなることができ
る。 この方法により製造された増進分散を有する触
媒は、改質触媒として使用する前にこの方法によ
り処理されない触媒よりも改良された貴金属分
散、活性持続および末端分解指数を表わす。 いかなる理論にも規制されないが、触媒の選択
性および活性は、反応物分子が触媒の活性部位に
吸着される様式により非常に影響されると思われ
る。この理論は以下「分子ダイス」触媒作用と称
される。 ヘキサンが末端的に(C1原子により)吸着さ
れれば次の反応は選択的に芳香族化に通ずる。よ
り少い程度に生ずる他の反応は吸着されたヘキサ
ンの末端分解である。初期の吸着が非末端炭素に
よれば、末端炭素の活性化が1,6炭素閉環に必
要であるので、そのような芳香族化が起ることが
できない。末端分解もまたメタン生成に通ずるけ
れども、芳香族化反応が一層大きい程度に生ず
る。吸着パターンは、反応物質を柱に支持するこ
とができる触媒の三次元構造によつて影響される
ことができる。さらに、触媒の内部構造および触
媒内の空間因子が吸着された分子種の環化に有利
であるように例えば遷移状態を安定化または不安
定化することにより、後吸着反応に有利に影響を
及ぼすことができる。 ゼオライトのチヤンネル構造はこれらの分子ダ
イス効果を生じ、すなわち、ゼオライトの一次元
チヤンネル構造がヘキサン分子をチヤンネルの軸
に平行に配向する。この配向は観測された芳香族
化に対する増大した活性および選択性に通ずる貴
金属粒子上の末端吸着を容易にする。 この改質プロセスは石油から誘導されるナフサ
または約71〜216℃の範囲で沸騰する他の炭化水
素源の普通の改質に限定されず、反応物官能基を
もつものを含め、少くとも6個の炭素原子をもつ
任意の反応物有機酸化合物からの相応する芳香族
生成物の製造に使用できる。この目的に適する反
応物化合物の例にはn−ヘキサン、n−ヘプタ
ン、n−オクタン、n−ノナンなどのようなパラ
フイン、好ましくは71〜216℃の留分に沸騰する
ナフサが含まれる。好ましい反応はn−ヘキサン
のベンゼンへの、n−ヘプタンのトルエンへの、
並びにn−オクタンのエチルベンゼンおよび(ま
たは)キシレンへの芳香族化である。n−ヘキサ
ンはフイード中に存在し、またはメチルペンタン
類およびメチルシクロペンタンの異性化により生
ずることができる。触媒は一官能性であり、環化
なしに異性化を促進しないので、ジメチルブタン
のようなフイード化合物は有効でない。 改質触媒を有利に使用できる追加の反応には軽
質ナフサ、すなわち約30〜100℃で沸騰するナフ
サのような流れからのベンゼンの製造、ナフサま
たは終点がC7〜C12である軽質直留ナフサからの
高オクタンガソリンの製造が含まれる。 上記改質プロセスは芳香族化反応を熱力学的に
有利にするため穏やかな圧力で水素の存在下、一
般改質条件下に行なわれる。パラフインの芳香族
への普通の改質には、温度は、個々のパラフイン
によるが、しかし許容できる速度および選択性の
ために約200KPa〜5MPa、より好ましくは約
500KPa〜4MPaの圧力で、好ましくは約400〜
550℃、より好ましくは約450〜520℃の範囲であ
る。温度が約400℃よりさらに低ければ、生成物
の収率は全く低く、また温度が約550℃を実質的
に超えれば他の反応が生じそれがまた生成物の収
率を低下させる。この改質反応の時間基準液空間
速度は好ましくは約0.5〜20w/w/時、より好
ましくは1〜10w/w/時であり、H2/反応物
モル比は好ましくは約2〜20、より好ましくは4
〜10である。 脱水素環化反応は一般にフイード原料装てん物
を水素ガスの存在下に触媒収容反応装置中へ噴射
することにより行なわれる。 反応の初めに優勢な傾向がある水素化分解反応
を最少化するため少量(0.1重量%未満)の硫黄
を触媒に導入することが有利であることができ
る。 触媒の温度、圧力および摩擦に対する耐性を改
善するには、この触媒が結合剤物質を含有し、改
質条件にさらず前に付加物に形成される。白金
は、結合剤の添加およびペレツト形成の段階の前
にゼオライト粉末上に析出させることができ、あ
るいはタブレツト、ペレツトまたは押出物上に析
出させることができる。触媒を用いようとする条
件のもとで実質上不活性な普通の任意の結合剤を
用いることができる。適当な結合剤はカオリン、
ベーマイトアルミナおよびシリカから誘導され
る。結合触媒の製造において、新たに製造された
触媒は一般に水および有効量(例えば約1〜20重
量%)の結合剤前駆物質と、混合物が均一になる
まで混合される。次いで混合物を約120℃に加熱
して水を除去し、必要ならふるいにかける。次に
混合物をタブレツト、ペレツトまたは押出物に成
形し、最後に450〜600℃、好ましくは約500℃で
加熱する。 この手順中、貴金属の結合剤上への輸送が生ず
ることができ、そうであれば触媒特性に有害な影
響を有する。従つて、本発明の高分散貴金属触媒
を得るために、形成した触媒を前記分散段階を用
いて処理することが好ましい。 いかなる点も規制されない次の実施例におい
て、他に示さなければ部および百分率は、固体お
よび液体に対して重量基準で、ガス組成に対して
容量基準であり、温度は摂氏度である。 実施例 1 種々のPt装てんK交換ゼオライトL触媒の比
較一連の8触媒A〜Hを製造した。Pt0.6%を含
有する触媒Aは、米国特許第3216789号に記載の
方法に従い得られたセオライトLのイオン交換装
てんにより製造した。Pt1%を含有する触媒B
は、Bernard他の米国特許第4104320号に記載の
方法により製造した。Pt0.6%を含有する触媒C
は、純酸化物のモルで表わして組成: 0.99K2O:Al2O3:6.3SiO2:xH2O を有し、柱形状および約2〜2.5ミクロンの平均
粒径を有するゼオライトLをベースにした。この
ゼオライトLは、名称「改良ゼオライトL」の
Wortelに対する1982年5月14日提出、英国特許
出願第82−14147号の実施例1に記載の方法によ
り製造した。従つて、アルカリ性合成ゲルは水酸
化アルミニウム23.40gを水100.2gの水酸化カリ
ウムペレツト(純KOH86%)51.23gの水溶液中
に煮沸により溶解して溶液Aを形成することによ
り製造した。溶解後損失を補正した。別の溶液、
溶液B、はコロイドシリカ(Ludox HS40)225
gを水195.0gで希釈することにより調製した。 溶液AおよびBを2分間混合してゲルを形成
し、ゲルが完全に堅くなる直前に、その224gを、
150℃に予め加熱したテフロン内張りオートクレ
ーブに移し、その温度で72時間保持して結晶化し
た。 分離したゼオライトを水中にスラリーにしPt
(NH34Cl2溶液を約24時間で加えた。Pt源の添加
後撹拌を一夜続けた。次に混合物をろ過し、装て
んしたカリウム交換ゼオライトLを乾燥し、タブ
レツトにし、粉砕し、20/40メツシユにふるい、
か焼した。触媒Cの電子顕微鏡写真である第2図
はPtの10%が約7Åであると測定された直径を
有する粒子の形態で分散し、90%が7Å未満の直
径を有することを示す。この触媒は1.72の末端分
解指数を有した。この触媒を水素中で還元したと
き、第3図に電子顕微鏡写真により示されるよう
に、Ptの多少の凝集を生じたが、しかしPtはな
お全く良好に分散していた。従つて、Ptの20%
は約8Åであると測定された直径を有する形態で
分散し、80%は約7Å未満の直径を有した。 Pt0.6%を含有する触媒Dは触媒Cの製造手順
を反復することにより製造され、10.2cmの直径を
有する2のオートクレーブ中、合計1709gの合
成ゲル重量を与えるように増加した量の反応物を
使用してゼオライトを製造した。9時間の昇温時
間を用いてゲルを150℃の結晶化温度になし、10
℃の最大温度差がゲル中に得られた。1〜1.5ミ
クロンの大きさを有する柱状粒子を有するゼオラ
イト合計260gが得られた。このゼオライトは触
媒Cに記載したようにPtを装てんした。 触媒Dの電子顕微鏡写真である第4図は、触媒
が、90%が7Å未満の直径を有する粒子の形態で
分散し、10%が7Åまたはより大きい直径を有す
ると測定されたPtを有することを示す。顕微鏡
写真から検出できた粒子はわずかで高い分散を示
した。 Pt0.6%を含有する触媒Eは触媒Dの製造手順
の反復により製造されたが、100℃まで急速加熱、
100℃に24時間の保持、200℃まで急速加熱からな
る昇温時間を用いてゼオライトを結晶化させた。
その物質の電子顕微鏡写真を示す第5図はPtの
70%が100Åであると測定された直径を有する粒
子の形態で分散し、5%が10Åと測定された直径
を有し、25%が約7Å未満の直径を有することを
示す。 Pt0.6%を含有する触媒FおよびPt1%を含有す
る触媒Gは触媒Cの製造に記載したと同様の方法
により製造した。 触媒Hは触媒Cの失活、再生、再分散により製
造した。触媒Cを、n−ヘキサン60%、イソヘキ
サン30%およびメチルシクロペンタン10%のフイ
ードを用いた軽質ナフサ芳香族化試験において、
510℃、700kPa(ゲージ)、空間速度2.5w/w/
時、水素対炭化水素比6で約350時間運転して反
応器で失活させた。運転の終りに触媒はコークス
2.18重量%を含有し、白金の90%は直径約12Åと
測定された粒子の形態に凝集し、白金の10%が7
Å未満の直径を有する粒子であつた。この失活触
媒6.2gを反応器に装てんし、200c.c./分の速度で
流れる下記一連のガス組成に所与時間接触させ
た。ガス組成の残余百分率はHeガスからなつた。
【表】 第6図は触媒Hの顕微鏡写真を表わし、Ptの
99%より多くが7Å未満の直径を有する粒子の形
態で分散し、1%未満が7Åまたはより大きいと
測定されることを示す。湿H2還元段階前の触媒
Hの顕微鏡写真はPtの99%より多くの7Å未満
の直径を有する形態で分散し、Ptの1%未満が
7Åまたはより大きいと測定されたことを示し
た。従つて、還元段階は多段階増進分散法により
処理された触媒の分散性に不利な影響を与えなか
つた。 一方、新触媒の還元は第2図と第3図の比較に
より示されるように、多少の凝集に導く。第2図
に示した未還元新触媒は白金の90%が7Å未満の
粒子に分散し、10%が7Åおよびより大きいと測
定され、第3図に示した還元新触媒は単に白金の
80%が直径7Å未満の粒子として分散したと測定
され、残り20%は平均直径8Åの粒子であると測
定された。 触媒A〜Hのそれぞれを前記のSATおよび
ECAT試験にかけた。ECATとSATの結果の間
の対応を示す結果が表に与えられる。その結果
は本発明の範囲内のPt分散を有する触媒C、D
およびHが最良の活性持続を有することを示す。
【表】 その結果はさらに、触媒CおよびDと多少異な
る方法により製造したがなお英国特許出願第82−
14147号の範囲内の触媒Eが劣る活性、活性持続
およびPt分散を表わすことを示す。 実施例 2 分散および活性持続に対するオキシ塩素化の影
響 触媒Aと同様の触媒Aおよび実施例1の触媒C
と同様の触媒I(550℃か焼)をそれらのTCI値お
よびECATを用いた活性持続について評価した。
これらの結果はまた、新製造触媒IおよびD(実
施例1)を下記手順によりそれらの分散を増進す
るために処理し触媒JおよびJ′を製造したときに
得られた結果と比較した。 触媒Jを製造するため触媒Iを250℃c.c./g/
分の速度で流れる下記の一連のガス組成に所与時
間接触させた。ガス組成の残余百分率はHeガス
であつた。全段階を51℃で行なつた。
【表】
【表】 第7図に示した触媒Jと同様の型の触媒の電子
顕微鏡写真において白金凝集塊は検出できなかつ
た。この顕微鏡写真はPtの99%より多くが直径
7Å未満の検出限界以下の粒子の形態で分散し、
1%未満が直径約7Åまたはより大きいと測定さ
れることを示した。触媒Jは多段階増進分散法に
より処理しなかつた第2図および第3図に示した
触媒よりも良好な分散を示した。 触媒J′を製造するため、触媒Dを32c.c./g/分
の速度で流れる下記の一連のガス組成に所与時間
接触させた。(ガス組成の残余百分率はHeガスで
あつた。)
【表】
【表】 表は触媒A、I、JおよびJ′に対するTCI、
フイード転化率およびECATにより測定したベン
ゼン収率(フイードとしてn−ヘキサン使用、
518℃、空間速度50w/w/時、H2/油比6、
725KPa(ゲージ圧)を示す。その結果はTCIが分
散の尺度であり、TCIの上昇は分散の改良と相関
すること、および増強分散法が新触媒のPt分散、
触媒活性、TCIおよび触媒活性持続を改善するこ
とを示す。
【表】 * 比較
実施例 3 触媒の性質に対するPHの影響 スラリー化カリウム交換ゼオライトLベース
が10.5未満のPHを有するときの分散Pt触媒の製
造 実施例1の触媒Eに用いたゼオライト2.5g
と蒸留水70mlとの撹拌スラリーを調製し、スラ
リーは10.0のPHを有した。金属の装てん前に同
一ゼオライトスラリーを、スラリーのPHが11.3
であるように0.1N KOHで処理し、他をスラ
リーが9.1に等しいPHを有するまで蒸留水400ml
で洗浄した。次いで各スラリーは実施例1に記
載のようにイオン交換によりPt0.6重量%を装
てんした。各試験を乾燥し、空気中350℃でか
焼し、マイクロリアクター中で還元し、それら
の性能(ECAT)を評価した。結果は表に与
えられる。 表 PH ベンゼン重量%(24時間時) 11.3 8.0 10.0 5.1 9.1 3.5 第8図はECATにより測定したこれら3触媒
の活性持続を示す。 スラリー化カリウム交換ゼオライトLベース
が10.5より大きいPHを有するときの分散Pt触媒
の製造 厳密に上記のように実施例1の触媒Dのゼオ
ライトベースを用いて3触媒を製造した。スラ
リーにしたときゼオライトベースはそれぞれ、
10.8、KOH添加後11.3、および洗浄後9.3のPH
を有した。各試料を乾燥し、空気中350℃でか
焼し、マイクロリアクター中で還元し、表に
示すように、それらの性能(ECAT)が評価さ
れた。 表 PH ベンゼン重量%(24時間時) 11.3 8.7 10.8 11.0 9.3 8.4 第9図はECATにより測定したこれら3触媒
の活性持続を示す。 実施例 4 貴金属の高装てん 約0.1ミクロンの平均粒径を有する第1ゼオラ
イトL(小結晶径)を次の方法により製造した。 1ガロンHobartミキサー中でKOH・1/2
H2O100.7g、Al2O3・3H2O81g、K Si16(P.Q.
Corp.のケイ酸カリウム)1469g、アラム(Al2
(SO43・17H2O)126.4gおよびH2O723gを混合
することによりスラリーAを製造した。十分に均
質化した後、試料を6ガロンのポリプロピレンか
ん中に入れた。次いで第2の同一バツチを混合し
てかんに加え、次にそれをエアオーブン中に100
℃で置いた。全組成は、 3K2O:Al2O3:9SiO2:135H2O の化学量論量を有した。 2日後に同一化学量論量を有するが、しかし 1450g KOH・1/2H2O 1167g Al2O3・3H2O(Alcoa C31) 21147g K Sil6(P.Q.Corp.) 1820g アラム(Al2(SO43・17H2O) 10416g H2O からなる大きいバツチ(36Kg)スラリーBを製造
した。 商業Hobartミキサー中で混合した後、ゲルを
6ガロンのポリプロピレンかんに入れた。このか
んに次いでスラリーA1800gを加え、次にそれを
2日間熱エージングすると少量のゼオライトLの
結晶化を示した。十分に混合した後かんを密封
し、95℃でエアオーブン中に置いた。66時間反応
させた後容器を冷却し、内容物をろ過し、洗浄し
た。試料の分析はX線回折分析により優れたゼオ
ライトLであることを示し、化学分析は、 1.04K2O:Al2O3:5.3SiO2 の組成を与えた。BET表面積は291m2/gであつ
た。試料を脱イオン水に再びスラリーにし、PHを
HCl数滴で8.5に調整し、次いでろ過し、110℃で
乾燥した。化学分析はSi/Al比に変化がないこ
とを示したが、K/Al比は今回0.98であつた。
BET窒素表面積測定は380m2/gに増加した。走
査電子顕微鏡分析は試料が直径0.1ミクロン未満
の微結晶の0.1〜1ミクロンの凝集塊を含むこと
を示した。 第2のゼオライトL(大結晶径)は実施例1の
触媒Cの製造に用いたゼオライトであつた。 小結晶径ゼオライトはPt0.92%(触媒K)およ
びPt3.3%(触媒L)を装てんした。触媒Kは小
結晶径ゼオライト2.5gをH2O300c.c.中にスラリー
にし、Pt23mgを含有するPt(NH34Cl2を2.5時間
加えることにより製造した。添加後、撹拌を一夜
続けた。次いで混合物をろ過し、装てんしたカリ
ウム交換ゼオライトLを約120℃で20時間乾燥し、
次にプレスす、20/40メツシユにふるい、O220
%(He80%)の流れ中、200℃で1時間、次に
350℃で3時間か焼した。 20/40メツシユ小結晶径ゼオライト6gを金網
バスケツト中に置き、約120℃で一夜乾燥するこ
とにより触媒Lを製造した。ゼオライトを入れた
金網バスケツトを乾燥炉から取り出し、直ちに
Pt11.7mg/c.c.を含有するPt(NH34Cl2の溶液中に
5秒間浸漬した。浸漬装てん後バスケツトを溶液
から取り出し、一夜乾燥炉中に約120℃で置いた。
次いで触媒を管炉中に置き、He流れ中、100℃で
20時間、次にO220%(He80%)中、200℃で2
時間、次いで350℃で3時間処理した。触媒を分
析し、Pt3.3%を含有することが認められた。 大結晶径ゼオライトはPt0.6%(触媒M)、およ
びPt2.8%(触媒N)を装てんした。触媒Mはゼ
オライト150gをH2O2000c.c.中にスラリーにし、
Pt900mgを含有するPt(NH34Cl2溶液を6時間の
間加えることにより製造した。添加後撹拌を一夜
続けた。次に混合物をろ過し、装てんしたカリウ
ム交換ゼオライトLを約120℃で20時間乾燥し、
次いで、プレスし、20/40メツシユにふるい
O210%(He90%)の流れ中、350℃(含む)ま
での温度でか焼した。 触媒Nはゼオライト7gをH2O300c.c.中にスラ
リーにし、Pt(NH34Cl2溶液を3時間で加えるこ
とにより製造した。添加後撹拌を一夜続けた。次
に混合物をろ過し、装てんしたカリウム交換ゼオ
ライトLを約120℃で20時間乾燥し、次にプレス
し、20/40メツシユにふるつた。次いで触媒を管
炉中に置き、He流れ中、100℃で20時間、次に
O220%(He80%)中200℃で2時間、次いで350
℃で3時間処理した。触媒を分析し、Pt2.8%を
含有することが認められた。 各触媒0.2gを同メツシユのSiO20.8gと混合
し、熱電対を備えた外径1.3cm、内径1cmのステ
ンス鋼ダウンフロー式反応器中へ装てんした。そ
れぞれH2流下に約525℃またはそれ未満で還元
し、次いでメチルシクロペンタン20%およびn−
ヘキサン80%を含むフイードに510℃、700KPa
(ゲージ)、空間速度50w/w/時、H2/炭化水
素比6で接触させた。触媒を用いた結果は表に
示される。そのデータは小さい平均クリスタライ
ト径を有するゼオライト上Pt3.3%を装てんした
触媒が、Pt0.92%を装てんした触媒よりも持続期
間に対し良好な活性を有したことを示す。同様の
一般的傾向はフイードがベンゼンおよび炭素環状
異性体両方の生成に対し、n−ヘキサン100%で
あつたときに観測された。
【表】 対照的に表は、ゼオライトベースが少なくと
も0.5ミクロンの大きい平均結晶粒径を有すると
きにPt2.8%を装てんした触媒がPt0.6%装てんし
た触媒よりもベンゼン収率が劣ることを示す。触
媒MおよぴNの末端分解指数が、このより良好な
ベンゼン収率の観測をより高い指数で確認した。
Pt2.8を装てんした触媒が劣ることの観測はゼオ
ライトの大結晶粒径のためであると思われる。 実施例 5 バリウム交換ゼオライト触媒(比較) ベルギー特許第895778号および第895779号記載
と同様の触媒を次のように製造した。実施例1と
触媒Cと同様のゼオライトを硝酸バリウムの水溶
液中で3時間撹拌し、ろ過し、洗浄し、乾燥し、
500℃でか焼した。次にそれにイオン交換により
Pt0.6%を装てんし、350℃でか焼した。この触媒
を触媒Oと分類した。他の触媒(触媒P)を同様
に製造したが、交換に用いた硝酸ナトリウム溶液
の濃度は触媒Oの製造に用いたものの1/4であつ
た。触媒OおよびPをn−ヘキサンフイードで
ECATを用いて、カリウム交換ゼオライトLを用
いたことを除き同様であつて触媒Qと比較した。
結果は表に示される。
【表】 実施例 6 結合剤を有する触媒の製造 H2O50c.c.、実施例1の触媒C72g、およびジヨ
ージアカオリン粘土(R型)8gの合計を、混合
物が均算で、走査電子顕微鏡検査(SEM)によ
り検出して最少の粒子接触が粘土結晶間に存在す
るまで混合した。粘土10重量%を含有するこの混
合物を当該技術に記載の方法により1/8インチの
ペレツトに形成した。形成されたペレツトを次に
室空気中500℃で熱処理した。加熱後、混合物を
20/40メツシユ粒子にふるつた。この触媒を触媒
Rとして示した。前記手順を用いて触媒Sを製造
したが、結合剤前駆物質はカオリンではなくてベ
ーマイトアルミナであつた。 触媒物質として使用する前に、触媒RおよびS
をそれぞれ1.6gおよび3.8gの量で反応器に装て
んした。次に2%の酸素ガスを200c.c./分の流量
で、水2%の存在下に480℃で2.5時間反応器に導
入した。次に酸素濃度を2.2%から11%に増し、
反応器の温度を510℃に上げた。この処理を1.5時
間続けた。HClをガス流に0.25%加え、このオキ
シ塩素化段階を2.5時間行なつた。この時点で
HCl流を停止し、触媒を510℃で1時間、水2%
の存在下に200c.c./分のO2流に接触させた。酸素
を反応器からパージした後、触媒を200c.c./分の
20%水素流で、水2%の存在下に510℃で1.5時間
還元した。生じた分散した触媒RおよびSからの
分散結合触媒をそれぞれTおよびUと称した。 触媒R〜Uを個々に実施例1に記載のECATに
より分析したが、フイードはn−ヘキサン100%
を含有した。その結果は第12図に示され、分散
結合触媒の触媒活性および活性持続が非−分散結
合触媒より実質的にまさつたことを示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は約3時間または約22時間のオンオイル
時間後、L型ゼオライト上の白金およびシリカ上
の白金に対し、末端分解指数(TIC)の関数とし
て、達成された選択性パラメーター(ベンゼン生
成物とベンゼンプラスC2〜C5生成物合計との重
量比)により測定したベンゼンに対する選択性の
プロツトを表わす。第2図はか焼したが水素中で
還元していない本発明の範囲内の触媒の粒子構造
の電子顕微鏡写真を表わし、メートル尺度が顕微
鏡写真上に示されている。第3図は水素中で1時
間還元した第2図に示した触媒の粒子構造の電気
顕微鏡写真を表わし、尺度が顕微鏡写真上に示さ
れている。第4図はか焼したが水素中で還元して
いない他の触媒の粒子構造の電子顕微鏡写真を表
わし、尺度が顕微鏡写真上に示されている。第5
図は高度に分散せず、従つて本発明範囲外であつ
て、か焼したが水素中で還元していない触媒の粒
子構造の電子顕微鏡写真てあり、尺度が顕微鏡写
真上に示されている。第6図は失活し、好ましい
オキシ塩素化段階を含む多段階法により再生し、
分散した後の第2図の触媒の粒子構造の電子顕微
鏡写真を表わし、尺度が顕微鏡写真上に示されて
いる。第7図は好ましいオキシ塩素化段階を含む
多段階法による処理後の第2図の新製造触媒の電
子顕微鏡写真を表わし、尺度が顕微鏡写真上に示
されている。第8図は第5図中のものと同様の型
の3触媒の時間に対するベンゼン収率のグラフを
表わす。もとのゼオライトベースは白金装てん前
に3つの異なるベースのイオン交換によりさらに
2つのPH水準を得るように処理した。第9図は第
4図のものと同様の型の3触媒の時間に対するベ
ンゼン収率のグラフを表わす。もとのゼオライト
ベースは3つの異なるベースのイオン交換により
白金装てん前にさらに2つのPH水準を得るように
処理した。第10図は本発明の触媒の粒子の薄端
のZ−コントラスト像である電子顕微鏡写真を表
わす。第11図は本発明のカリウム交換ゼオライ
トL触媒に対するEXAFSパターンを表わす。第
12図は結合剤を含む4触媒の時間に対するベン
ゼン収率重量%、のグラフプロツトを表わす。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少くとも約75%がリチウム、ナトリウム、カ
    リウム、ルビジウム、セシウム、カルシウムおよ
    びバリウム陽イオンからなる群から選ばれる交換
    性陽イオンを含有し、また少くとも1種の第族
    貴金属を含有するL型ゼオライトを含み、貴金属
    の粒子が触媒の表面全体によく分散しており、ゼ
    オライトに接合した貴金属の90%以上が約7Å未
    満の直径を有する粒子の形態で分散している炭化
    水素の芳香族化用触媒。 2 ベーマイトアルミナ、カオリンまたはシリカ
    から誘導される結合剤もまた含む、特許請求の範
    囲第1項記載の触媒。 3 1.5より大きい末端分解指数を示す、特許請
    求の範囲第1項記載の触媒。 4 ECAT条件の下で、メチルシクロペンタン20
    容量%およびn−ヘキサン80容量%を含むフイー
    ドを用いて24時間後7重量%より大きいベンゼン
    収率を与える触媒活性持続を示す、特許請求の範
    囲第1項記載の触媒。 5 交換性陽イオンがカリウムである、特許請求
    の範囲第1項記載の触媒。 6 貴金属が白金である、特許請求の範囲第5項
    記載の触媒。 7 ベーマイトアルミナ、カオリンまたはシリカ
    から誘導される結合剤もまた含む、特許請求の範
    囲第6項記載の触媒。
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