JPH055978A - 露光マスク - Google Patents
露光マスクInfo
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- JPH055978A JPH055978A JP15916991A JP15916991A JPH055978A JP H055978 A JPH055978 A JP H055978A JP 15916991 A JP15916991 A JP 15916991A JP 15916991 A JP15916991 A JP 15916991A JP H055978 A JPH055978 A JP H055978A
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- Japan
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- light
- mask
- phase
- pattern
- transparent substrate
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- Pending
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- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、形成が容易で、高解像度の位相シフ
トマスクを提供することを目的とする。 【構成】本発明では、透光性基板を透過するリソグラフ
ィ光に対して位相をシフトするように位相シフタ層を形
成し、この位相シフタ層のエッジの部分が透光性基板に
対して所定のテーパ角をなすように構成している。
トマスクを提供することを目的とする。 【構成】本発明では、透光性基板を透過するリソグラフ
ィ光に対して位相をシフトするように位相シフタ層を形
成し、この位相シフタ層のエッジの部分が透光性基板に
対して所定のテーパ角をなすように構成している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、露光マスク、露光マス
クの製造方法およびこれを用いた露光方法に係り、特に
リソグラフィのマスクに関する。
クの製造方法およびこれを用いた露光方法に係り、特に
リソグラフィのマスクに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路は、高集積化、微細化の
一途を辿っている。その半導体集積回路の製造に際し、
リソグラフィ技術は加工の要として特に重要である。
一途を辿っている。その半導体集積回路の製造に際し、
リソグラフィ技術は加工の要として特に重要である。
【0003】このようなリソグラフィ技術で用いられる
マスクの製作技術に対しては、1982年IBM社のレ
ベンソンらにより、位相シフト法が提案され、各社それ
以降様々な位相シフト法を提案している。
マスクの製作技術に対しては、1982年IBM社のレ
ベンソンらにより、位相シフト法が提案され、各社それ
以降様々な位相シフト法を提案している。
【0004】この位相シフト法は、マスクを透過する光
の位相を操作することにより投影像の分解能およびコン
トラストを向上させる技術である。
の位相を操作することにより投影像の分解能およびコン
トラストを向上させる技術である。
【0005】この原理について図12を参照しつつ説明
する。この方法では、図15(a) に示すように、石英基
板11上にスパッタ法等により形成したクロム(Cr)
あるいは酸化クロム(Cr2 O3 )からなるマスクパタ
ーン12の隣り合う一対の透明部の一方に透明膜13を
形成したマスクを用い、図15(b) に示すようにこの部
分の位相を反転させ光の振幅が2つの透過部の境界部で
打ち消し合うようにしたものである(図15(c) )。こ
の結果、2つの透過部の境界部の光強度は0となり、図
15(d) に示すように、2つの透過部よりウエハ上に形
成されるパターンを分離することができる。このように
して、NA=0.28のg線ステッパで、0.7μm の
パターンを解像し、解像度が約40%向上した。このと
き、位相を反転させるには位相シフタの膜厚dはシフタ
材料の屈折率をn、露光波長をλとするとd=λ/2
(n−1)の関係が必要となる。
する。この方法では、図15(a) に示すように、石英基
板11上にスパッタ法等により形成したクロム(Cr)
あるいは酸化クロム(Cr2 O3 )からなるマスクパタ
ーン12の隣り合う一対の透明部の一方に透明膜13を
形成したマスクを用い、図15(b) に示すようにこの部
分の位相を反転させ光の振幅が2つの透過部の境界部で
打ち消し合うようにしたものである(図15(c) )。こ
の結果、2つの透過部の境界部の光強度は0となり、図
15(d) に示すように、2つの透過部よりウエハ上に形
成されるパターンを分離することができる。このように
して、NA=0.28のg線ステッパで、0.7μm の
パターンを解像し、解像度が約40%向上した。このと
き、位相を反転させるには位相シフタの膜厚dはシフタ
材料の屈折率をn、露光波長をλとするとd=λ/2
(n−1)の関係が必要となる。
【0006】この方法では、ライン・アンド・スペース
に対しては透過部1つおきにシフタを設置し、孤立パタ
ーンに対しては補助パターン用にマスク層を加工しシフ
タを配置するため、マスクパターンに対するシフタの位
置合わせや選択加工技術が必要となり工数が大幅に増大
するのをはじめ、マスクの製造工程が複雑となるという
問題がある。
に対しては透過部1つおきにシフタを設置し、孤立パタ
ーンに対しては補助パターン用にマスク層を加工しシフ
タを配置するため、マスクパターンに対するシフタの位
置合わせや選択加工技術が必要となり工数が大幅に増大
するのをはじめ、マスクの製造工程が複雑となるという
問題がある。
【0007】このような問題に鑑み、さらに、東芝の仁
田山らは透過部あるいは遮光部の周囲に位相シフタを設
けた位相シフトマスク構造を提唱している。
田山らは透過部あるいは遮光部の周囲に位相シフタを設
けた位相シフトマスク構造を提唱している。
【0008】図13にこの原理を示す。このマスクは、
図13(a) に示すように、石英基板11上に形成したク
ロム(Cr)あるいは酸化クロム(Cr2 O3 )からな
るマスクパターン12の周囲に張り出すように形成した
位相シフタ13としての透明膜を形成したマスクを用
い、図13(b) に示すようにこの部分の位相を反転させ
光の振幅が透過部両端で位相0°と位相180°の光が
打ち消し合い、光強度が小さくなりコントラストが向上
するようにしたものである(図13(c) )。この結果、
透過部両端の光強度はほぼ0となり、図13(d) に示す
ように、2つの透過部よりウエハ上に形成されるパター
ンを分離することができる。
図13(a) に示すように、石英基板11上に形成したク
ロム(Cr)あるいは酸化クロム(Cr2 O3 )からな
るマスクパターン12の周囲に張り出すように形成した
位相シフタ13としての透明膜を形成したマスクを用
い、図13(b) に示すようにこの部分の位相を反転させ
光の振幅が透過部両端で位相0°と位相180°の光が
打ち消し合い、光強度が小さくなりコントラストが向上
するようにしたものである(図13(c) )。この結果、
透過部両端の光強度はほぼ0となり、図13(d) に示す
ように、2つの透過部よりウエハ上に形成されるパター
ンを分離することができる。
【0009】このマスクはバック露光によりマスクパタ
ーン12をマスクとしてPMMA等のレジストを露光し
自己整合的に位相シフタ13を形成することができる。
ーン12をマスクとしてPMMA等のレジストを露光し
自己整合的に位相シフタ13を形成することができる。
【0010】このマスクではPMMAが位相シフタとな
るわけであるが、PMMAは透過率が高く、レジストプ
ロファイルがシャープであるため、良好な位相シフタと
なる。また、この方法では自己整合的に位相シフタのパ
ターンを形成することができるため、マスク合わせや、
選択加工工程が不要となり、簡単に形成することができ
る。
るわけであるが、PMMAは透過率が高く、レジストプ
ロファイルがシャープであるため、良好な位相シフタと
なる。また、この方法では自己整合的に位相シフタのパ
ターンを形成することができるため、マスク合わせや、
選択加工工程が不要となり、簡単に形成することができ
る。
【0011】このようなマスクを用いて露光を行うと、
各開口部を通った光は、破線で示すように互いの位相が
反転しているため、マスク層の下の部分での光強度が大
幅に低下し、全体としての光は実線で示すように、強度
分布からみて、従来のマスクを用いた場合に比べ半分近
い寸法までの解像が可能となる。
各開口部を通った光は、破線で示すように互いの位相が
反転しているため、マスク層の下の部分での光強度が大
幅に低下し、全体としての光は実線で示すように、強度
分布からみて、従来のマスクを用いた場合に比べ半分近
い寸法までの解像が可能となる。
【0012】またエッジ利用型(1990,IDEM,
Tech.Dig.p.825)の位相シフトマスクは
図14に示すように透光性基板上に位相シフタを配置し
たもので、そのマスク形成プロセスは簡単であるがその
原理からみて一筆書きのようなパターンにしか適用でき
ないという問題があった。
Tech.Dig.p.825)の位相シフトマスクは
図14に示すように透光性基板上に位相シフタを配置し
たもので、そのマスク形成プロセスは簡単であるがその
原理からみて一筆書きのようなパターンにしか適用でき
ないという問題があった。
【0013】図15に各位相シフト法のシミュレーショ
ンによる解像力向上効果の比較、図16にフォーカスマ
ージンの比較を示す。これらの図によると、レベンソン
型とシフタエッジ利用型は自己整合型と比較して解像力
向上効果が大きく、フォーカスマージンが大きいという
ことができる。
ンによる解像力向上効果の比較、図16にフォーカスマ
ージンの比較を示す。これらの図によると、レベンソン
型とシフタエッジ利用型は自己整合型と比較して解像力
向上効果が大きく、フォーカスマージンが大きいという
ことができる。
【0014】また、レベンソン型位相シフトマスクは補
助パターンを用いることで孤立のパターンにも適用でき
るが、そのマスク形成プロセスには透光性基板上に遮光
材のパターン形成後、シフタ部を形成しなければならな
いなど複雑な要素を含んでいる。
助パターンを用いることで孤立のパターンにも適用でき
るが、そのマスク形成プロセスには透光性基板上に遮光
材のパターン形成後、シフタ部を形成しなければならな
いなど複雑な要素を含んでいる。
【0015】このように、マスク形成プロセスはシフタ
エッジ利用型のように簡単で、デバイスへの適用はレベ
ンソン型のように孤立のパターンにも適用できるものが
望まれる。そして、このような構造のマスクにおいて位
相シフタの透過率は100%と仮定している。
エッジ利用型のように簡単で、デバイスへの適用はレベ
ンソン型のように孤立のパターンにも適用できるものが
望まれる。そして、このような構造のマスクにおいて位
相シフタの透過率は100%と仮定している。
【0016】また、現在位相シフトマスクのシフタ材料
は二酸化ケイ素をCVD法で形成したものが多く(19
90年春応用物理学会29z−L−9)、シフタ膜厚の
制御性が問題となっている。
は二酸化ケイ素をCVD法で形成したものが多く(19
90年春応用物理学会29z−L−9)、シフタ膜厚の
制御性が問題となっている。
【0017】位相シフト法の原理から、シフタ膜厚のば
らつきは、反転する透過光の位相のばらつきにつなが
り、解像力向上効果の不安定さを引き起こす。このた
め、シフタ膜厚の制御性を高めるシフタ材料とその形成
プロセスが必要となる。
らつきは、反転する透過光の位相のばらつきにつなが
り、解像力向上効果の不安定さを引き起こす。このた
め、シフタ膜厚の制御性を高めるシフタ材料とその形成
プロセスが必要となる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このように、マスク形
成プロセスはシフタエッジ利用型のように簡単で、デバ
イスへの適用はレベンソン型のように孤立のパターンに
も適用できるものが望まれている。
成プロセスはシフタエッジ利用型のように簡単で、デバ
イスへの適用はレベンソン型のように孤立のパターンに
も適用できるものが望まれている。
【0019】特に、現在CVD法で形成した二酸化ケイ
素の位相シフトマスクは、シフタ膜厚を十分に制御する
ことができず、反転する透過光の位相のばらつきにつな
がり、解像力の向上効果が不安定となるという問題があ
った。
素の位相シフトマスクは、シフタ膜厚を十分に制御する
ことができず、反転する透過光の位相のばらつきにつな
がり、解像力の向上効果が不安定となるという問題があ
った。
【0020】本発明は、前記実情に鑑みてなされたもの
で、形成が容易で膜厚の制御性が高く解像限界の高い露
光マスクを提供することを目的とする。
で、形成が容易で膜厚の制御性が高く解像限界の高い露
光マスクを提供することを目的とする。
【0021】また、種々のパターンサイズに対して制御
性よく高精度の露光を行うことのできる露光マスクを提
供することを目的とする。
性よく高精度の露光を行うことのできる露光マスクを提
供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】そこで本発明の第1で
は、透光性基板を透過するリソグラフィ光に対して位相
をシフトするように位相シフタ層を形成し、この位相シ
フタ層のエッジの部分が透光性基板に対して所定のテー
パ角をなすように構成している。
は、透光性基板を透過するリソグラフィ光に対して位相
をシフトするように位相シフタ層を形成し、この位相シ
フタ層のエッジの部分が透光性基板に対して所定のテー
パ角をなすように構成している。
【0023】また本発明の第2では、ある範囲の寸法を
もつマスクパターンでは、遮光膜パターンの代わりに、
透光性基板を透過するリソグラフィ光に対して位相をシ
フトするように位相シフタ層を形成し、この位相シフタ
層のエッジの部分が透光性基板に対して所定のテーパ角
をなすように構成している。
もつマスクパターンでは、遮光膜パターンの代わりに、
透光性基板を透過するリソグラフィ光に対して位相をシ
フトするように位相シフタ層を形成し、この位相シフタ
層のエッジの部分が透光性基板に対して所定のテーパ角
をなすように構成している。
【0024】本発明の第3では、この位相シフタ層のエ
ッジの部分が透光性基板に対してなすテーパ角が、パタ
ーン寸法に応じて異なるように構成している。
ッジの部分が透光性基板に対してなすテーパ角が、パタ
ーン寸法に応じて異なるように構成している。
【0025】本発明の第4では、ある範囲の寸法をもつ
マスクパターンでは、遮光膜パターンの代わりに、透光
性基板を透過するリソグラフィ光に対して位相をシフト
するように位相シフタ層を形成し、この位相シフタ層の
エッジの部分が透光性基板に対してなすテーパ角が、パ
ターン寸法およびパターンに応じて異なるように構成し
ている。
マスクパターンでは、遮光膜パターンの代わりに、透光
性基板を透過するリソグラフィ光に対して位相をシフト
するように位相シフタ層を形成し、この位相シフタ層の
エッジの部分が透光性基板に対してなすテーパ角が、パ
ターン寸法およびパターンに応じて異なるように構成し
ている。
【0026】
【作用】このようにシフタエッジ利用型の位相シフトマ
スクのエッジ部分においてシフタ部と透光性基板とのな
す角を選択することにより光の全反射を利用して、実効
的なマスクパターン幅を微細に制御することができ、等
価的にレベンソン型位相シフトマスクの効果をもたせる
ようにしたものである。
スクのエッジ部分においてシフタ部と透光性基板とのな
す角を選択することにより光の全反射を利用して、実効
的なマスクパターン幅を微細に制御することができ、等
価的にレベンソン型位相シフトマスクの効果をもたせる
ようにしたものである。
【0027】このようなテーパ角の制御は、レジストパ
ターンのテーパ角を調整して液相成長法を用いることに
より容易に行うことができる。
ターンのテーパ角を調整して液相成長法を用いることに
より容易に行うことができる。
【0028】また、液相制御法を用いるようにすれば容
易に膜厚の制御を行うことができる。 さらに本発明に
よれば、さらに同一マスク内でパターン寸法に応じてシ
フタ部と透光性基板とのなす角を選択することにより、
パターンサイズを変更することなく実効的なマスクパタ
ーン幅を微細に制御することができ、容易に高精度の微
細パターンを形成することが可能となる。
易に膜厚の制御を行うことができる。 さらに本発明に
よれば、さらに同一マスク内でパターン寸法に応じてシ
フタ部と透光性基板とのなす角を選択することにより、
パターンサイズを変更することなく実効的なマスクパタ
ーン幅を微細に制御することができ、容易に高精度の微
細パターンを形成することが可能となる。
【0029】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
つつ詳細に説明する。
つつ詳細に説明する。
【0030】実施例1 図1は本発明の第1の実施例の露光用マスクの断面を示
す図である。
す図である。
【0031】この露光用マスクは、透光性の石英基板1
の表面に、膜厚4μm(λ/2(n−1))の酸化シリ
コン膜からなる0.3μm 幅のライン・アンド・スペー
スパターンからなるマスクパターン2をエッジ部分での
石英基板1とのなす角がθ度となるように配設してなる
ものである。ここでλは露光光の波長、nはシフタ材料
の屈折率である。この酸化シリコン膜は液相成長法(L
PD法)で形成されたものである。
の表面に、膜厚4μm(λ/2(n−1))の酸化シリ
コン膜からなる0.3μm 幅のライン・アンド・スペー
スパターンからなるマスクパターン2をエッジ部分での
石英基板1とのなす角がθ度となるように配設してなる
ものである。ここでλは露光光の波長、nはシフタ材料
の屈折率である。この酸化シリコン膜は液相成長法(L
PD法)で形成されたものである。
【0032】この位相シフタを透過した光の位相は隣接
するこのマスクの開口部を透過した光の位相と180度
異なる。
するこのマスクの開口部を透過した光の位相と180度
異なる。
【0033】そしてこの位相シフタのエッジ部分のテー
パ部での光の透過状態は、図2(a)に説明図を示すよう
に、テーパ角をθ、シフタと空気の屈折率をそれぞれn
1 ,n2 、光の入射角および屈折角をそれぞれψ1 ,ψ
2 とすると屈折の式より、 n1 ・sinψ1 =n2 ・sinψ2 ここでψ2 は90度を越えることはないので、ψ1 は最
大でも ψc =ψ1 =・sin-1(n1 /n2 ) となる。入射角がこのψc を越えるとテーパ部分での入
射角は全て反射され(全反射)光は透過しないようにな
る。
パ部での光の透過状態は、図2(a)に説明図を示すよう
に、テーパ角をθ、シフタと空気の屈折率をそれぞれn
1 ,n2 、光の入射角および屈折角をそれぞれψ1 ,ψ
2 とすると屈折の式より、 n1 ・sinψ1 =n2 ・sinψ2 ここでψ2 は90度を越えることはないので、ψ1 は最
大でも ψc =ψ1 =・sin-1(n1 /n2 ) となる。入射角がこのψc を越えるとテーパ部分での入
射角は全て反射され(全反射)光は透過しないようにな
る。
【0034】ψ1 はテーパ角θと等しいのでθをψc 以
上にするとテーパ部に遮光膜が存在していることと同じ
になり、図3(a) および(b) に示すように、レベンソン
型位相のシフトマスクと等価になる。
上にするとテーパ部に遮光膜が存在していることと同じ
になり、図3(a) および(b) に示すように、レベンソン
型位相のシフトマスクと等価になる。
【0035】このようにしてテーパ角θに応じたパター
ン幅の遮光膜が存在しているのと等価の露光マスクを得
ることができる。なお図2(b) に示すように逆テーパを
なすようにしてもよい。
ン幅の遮光膜が存在しているのと等価の露光マスクを得
ることができる。なお図2(b) に示すように逆テーパを
なすようにしてもよい。
【0036】すなわち、図1(a) に示したこの露光マス
クを透過した光の振幅分布は図1(b) のようになり、位
相シフタを透過しない光は位相シフタを透過した光と合
成され、光強度がシャープになるようになっている。
クを透過した光の振幅分布は図1(b) のようになり、位
相シフタを透過しない光は位相シフタを透過した光と合
成され、光強度がシャープになるようになっている。
【0037】図1(c) にウェハ上での光の振幅分布、図
1(d) にウェハ上の光の強度分布を示す。
1(d) にウェハ上の光の強度分布を示す。
【0038】次のこの露光マスクの製造方法について説
明する。
明する。
【0039】まず、図4(a) に示すように、透光性基板
1の表面に、PMMAなどのレジストを回転塗布し、膜
厚4μm となるようにしたのち、露光現像を行い、テー
パをもつ1μm 幅のライン・アンド・スペースパターン
とする。このテーパの形状はエッチング条件によって制
御することができる。
1の表面に、PMMAなどのレジストを回転塗布し、膜
厚4μm となるようにしたのち、露光現像を行い、テー
パをもつ1μm 幅のライン・アンド・スペースパターン
とする。このテーパの形状はエッチング条件によって制
御することができる。
【0040】そして、図4(b) に示すように、透光性基
板1の裏面にも同様に、PMMAなどのレジストを回転
塗布する。
板1の裏面にも同様に、PMMAなどのレジストを回転
塗布する。
【0041】次いで、図4(c) に示すように、このよう
にして形成されたレジストパターン3をマスクとして基
板1を室温程度に維持された溶液中に浸漬し、液相成長
法(Liquid Phase Depositio
n)を用いて石英基板1の露呈部にレジストパターン3
の反転パターンをなすように酸化シリコンからなる位相
シフタパターン2が形成される。このとき浸漬時間を制
御し、形成される酸化シリコン膜の膜厚がλ/2(n−
1)となるように設定する。LPD法による膜の形成は
膜厚の制御が容易であり、均一な膜厚を有する酸化シリ
コン膜を得ることが可能となる。
にして形成されたレジストパターン3をマスクとして基
板1を室温程度に維持された溶液中に浸漬し、液相成長
法(Liquid Phase Depositio
n)を用いて石英基板1の露呈部にレジストパターン3
の反転パターンをなすように酸化シリコンからなる位相
シフタパターン2が形成される。このとき浸漬時間を制
御し、形成される酸化シリコン膜の膜厚がλ/2(n−
1)となるように設定する。LPD法による膜の形成は
膜厚の制御が容易であり、均一な膜厚を有する酸化シリ
コン膜を得ることが可能となる。
【0042】この後図4(d) に示すように、SH処理等
を用いてこの剥離をおこなう。
を用いてこの剥離をおこなう。
【0043】このようにして透光性基板表面に位相シフ
タを有するエッジ利用型位相シフトマスクを得ることが
できる。
タを有するエッジ利用型位相シフトマスクを得ることが
できる。
【0044】この様にして得られた露光用マスクを、N
A=0.42の投影レンズを有するKrFエキシマレー
ザステッパに装着し、シリコン基板上にSAL601と
指称されているネガ型レジストを塗布したウェハに、パ
ターン転写(λ=248nm、コヒーレンシσ=0.5)
を行い、専用現像液で現像した。
A=0.42の投影レンズを有するKrFエキシマレー
ザステッパに装着し、シリコン基板上にSAL601と
指称されているネガ型レジストを塗布したウェハに、パ
ターン転写(λ=248nm、コヒーレンシσ=0.5)
を行い、専用現像液で現像した。
【0045】これにより、従来の露光マスクでは解像し
得なかった微細なライン・アンド・スペースパターンか
らなるレジストパターンを得ることができる。
得なかった微細なライン・アンド・スペースパターンか
らなるレジストパターンを得ることができる。
【0046】なお、マスク上での実際の位相シフタの配
置例を図5および図6に示す。
置例を図5および図6に示す。
【0047】図5は孤立スペース、図6は孤立ホールに
適用した例である。図5および図6において(a) は断面
図、(b) は平面図、(c) は等価図である。
適用した例である。図5および図6において(a) は断面
図、(b) は平面図、(c) は等価図である。
【0048】実施例2 次に、本発明の第2の実施例として、逆テーパを有する
位相シフタの製造工程について説明する。
位相シフタの製造工程について説明する。
【0049】図7(a) 乃至図7(d) は、逆テーパ位相シ
フタの製造工程図である。
フタの製造工程図である。
【0050】この工程では、前記第1の実施例において
逆テーパを有するように形成したレジストパターンを順
テーパを有するように形成したレジストパターン13と
している点が異なるほかは同様である。このレジストパ
ターン13の形成に際してはエッチング条件を制御する
かまたはレジスト材料を選択することにより、このよう
な形状を得ることが可能となる。
逆テーパを有するように形成したレジストパターンを順
テーパを有するように形成したレジストパターン13と
している点が異なるほかは同様である。このレジストパ
ターン13の形成に際してはエッチング条件を制御する
かまたはレジスト材料を選択することにより、このよう
な形状を得ることが可能となる。
【0051】他は実施例1と同様であるため、説明を省
略する。
略する。
【0052】実施例3 次に本発明の第3の実施例として、同一マスク上に通常
のパターンと位相シフタとが混在するように構成した露
光マスクについて説明する。
のパターンと位相シフタとが混在するように構成した露
光マスクについて説明する。
【0053】この露光マスクは、図8に示すように、エ
ッジ利用型の位相シフタを形成した微細パターン部P1
と、通常の遮光材料で形成した通常パターン部P2 とで
構成したものである。
ッジ利用型の位相シフタを形成した微細パターン部P1
と、通常の遮光材料で形成した通常パターン部P2 とで
構成したものである。
【0054】微細パターン部P1 については実施例1で
用いたものと同様であり、通常パターン部P2 はクロム
膜のパターンで構成されている。
用いたものと同様であり、通常パターン部P2 はクロム
膜のパターンで構成されている。
【0055】この露光マスクによればマスクパターン内
に位相シフタを形成するのが困難なパターンを含む場合
や、位相シフタを必要としない比較的大きなデザインル
ールのパターンを含む場合に適している。
に位相シフタを形成するのが困難なパターンを含む場合
や、位相シフタを必要としない比較的大きなデザインル
ールのパターンを含む場合に適している。
【0056】次にこの露光マスクの製造方法について説
明する。
明する。
【0057】まず、図9(a) に示すように、透光性の石
英基板1を用意し、この基板表面の通常パターン部P2
に相当する領域にクロム膜の遮光性パターン4を形成す
る。次いで、図9(b) に示すように、この基板1の表面
全体に、PMMAなどのレジストを回転塗布し、膜厚4
μm となるようにしたのち、露光現像を行い、通常パタ
ーン部全体を覆うと共に、微細パターン部は逆テーパを
もつ1μm 幅のライン・アンド・スペースパターンとす
る。このテーパの形状はエッチング条件によって制御す
ることができる。
英基板1を用意し、この基板表面の通常パターン部P2
に相当する領域にクロム膜の遮光性パターン4を形成す
る。次いで、図9(b) に示すように、この基板1の表面
全体に、PMMAなどのレジストを回転塗布し、膜厚4
μm となるようにしたのち、露光現像を行い、通常パタ
ーン部全体を覆うと共に、微細パターン部は逆テーパを
もつ1μm 幅のライン・アンド・スペースパターンとす
る。このテーパの形状はエッチング条件によって制御す
ることができる。
【0058】そして、図9(c) に示すように、基板1の
裏面にも同様に、PMMAなどのレジストを回転塗布す
る。
裏面にも同様に、PMMAなどのレジストを回転塗布す
る。
【0059】次いで、図9(d) に示すように、このよう
にして形成されたレジストパターン3をマスクとして基
板1を室温程度に維持された溶液中に浸漬し、液相成長
法(Liquid Phase Depositio
n)を用いて石英基板1の露呈部にレジストパターン3
の反転パターンをなすように酸化シリコンからなる位相
シフタパターン2が形成される。このとき浸漬時間を制
御し、形成される酸化シリコン膜の膜厚がλ/2(n−
1)となるように設定する。LPD法による膜の形成は
膜厚の制御が容易であり、均一で所望の膜厚を有する酸
化シリコン膜を得る事が可能となる。
にして形成されたレジストパターン3をマスクとして基
板1を室温程度に維持された溶液中に浸漬し、液相成長
法(Liquid Phase Depositio
n)を用いて石英基板1の露呈部にレジストパターン3
の反転パターンをなすように酸化シリコンからなる位相
シフタパターン2が形成される。このとき浸漬時間を制
御し、形成される酸化シリコン膜の膜厚がλ/2(n−
1)となるように設定する。LPD法による膜の形成は
膜厚の制御が容易であり、均一で所望の膜厚を有する酸
化シリコン膜を得る事が可能となる。
【0060】この後図9(e) に示すように、SH処理等
を用いてこの剥離をおこなう。
を用いてこの剥離をおこなう。
【0061】このようにして透光性基板表面にエッジ利
用型の位相シフタと通常パターンの混在するエッジ利用
型位相シフトマスクを得ることができる。
用型の位相シフタと通常パターンの混在するエッジ利用
型位相シフトマスクを得ることができる。
【0062】実施例4 次に、本発明の第4の実施例について詳細に説明する。
【0063】図10は本発明の第4の実施例の露光用マ
スクの断面を示す図である。
スクの断面を示す図である。
【0064】この露光用マスクは、透光性の石英基板2
1の表面に、パターン寸法に応じてテーパ角の異なるパ
ターン22を形成したものである。
1の表面に、パターン寸法に応じてテーパ角の異なるパ
ターン22を形成したものである。
【0065】つまり、例えばパターン寸法の小さなとこ
ろでは、シフタのエッジプロファイルを急峻にし、寸法
の大きなところでは、エッジプロファイルにテーパを持
たせる。このことによって、寸法の小さな部分では両エ
ッジ利用型の位相シフトマスクとなり、マスクパターン
通りのレジスト形状を得ることができるようになる。ま
た、パターンの疎な部分に対してはシフタにテーパをつ
け、パターンの密な部分に対してはシフタのエッジプロ
ファイルを急峻にする。このことによってパターンの密
なところでは隣り合うパターン同志の光の干渉を抑え、
所望の形状を得ることができるようになる。さらにま
た、パターンの疎なところでは隣り合うパターンからの
光の回り込みの影響がないため、シフタエッジプロファ
イルはテーパをなしたままでよい。
ろでは、シフタのエッジプロファイルを急峻にし、寸法
の大きなところでは、エッジプロファイルにテーパを持
たせる。このことによって、寸法の小さな部分では両エ
ッジ利用型の位相シフトマスクとなり、マスクパターン
通りのレジスト形状を得ることができるようになる。ま
た、パターンの疎な部分に対してはシフタにテーパをつ
け、パターンの密な部分に対してはシフタのエッジプロ
ファイルを急峻にする。このことによってパターンの密
なところでは隣り合うパターン同志の光の干渉を抑え、
所望の形状を得ることができるようになる。さらにま
た、パターンの疎なところでは隣り合うパターンからの
光の回り込みの影響がないため、シフタエッジプロファ
イルはテーパをなしたままでよい。
【0066】製造に際しては、液相成長に先立って形成
されるレジストパターンを、エッチング条件を変化した
りあるいはレジスト材料を部分的に変えたりするなどに
よりそれぞれ所望のプロファイルを持つように調整す
る。
されるレジストパターンを、エッチング条件を変化した
りあるいはレジスト材料を部分的に変えたりするなどに
よりそれぞれ所望のプロファイルを持つように調整す
る。
【0067】実施例5 次に本発明の第5の実施例として、同一マスク上に通常
のパターンと位相シフタとが混在するように構成した露
光マスクについて説明する。
のパターンと位相シフタとが混在するように構成した露
光マスクについて説明する。
【0068】この露光マスクは、図11に示すように、
パターン寸法に応じてテーパ角の異なるパターンを形成
したエッジ利用型の位相シフタを形成した微細パターン
部P1 と、通常の遮光材料で形成した通常パターン部P
2 とで構成したものである。微細パターン部P1 につい
ては実施例4で用いたものと同様であり、通常パターン
部P2 はクロム膜のパターンで構成されている。
パターン寸法に応じてテーパ角の異なるパターンを形成
したエッジ利用型の位相シフタを形成した微細パターン
部P1 と、通常の遮光材料で形成した通常パターン部P
2 とで構成したものである。微細パターン部P1 につい
ては実施例4で用いたものと同様であり、通常パターン
部P2 はクロム膜のパターンで構成されている。
【0069】以上本発明について実施例を用いて説明し
たが、実施例1乃至5のすべての場合、位相シフタとし
ての透明膜は、無機膜である酸化シリコン層について説
明したが、これに限定されるものではなく、露光光とし
て用いられる波長436nm以下の光に対して透過率の
高い材料であれば良い。例えば無機膜としては、フッ化
カルシウム(CaF)、フッ化マグネシウム(Mg
F)、酸化アルミニウム(Al2 O3 )等他の材料を用
いるようにしても良い。また、位相シフタとなるレジス
トとしては、ポリメチルメタクリレート、ポリトリフル
オロエチル−α−クロロアクリレート、クロロメチル化
ポリスチレン、ポリジメチルグルタルイミド、ポリメチ
ルイソプロペニルケトン等の材料が考えれれる。また、
パターンの厚さ等は、材料およびリソグラフィ光に応じ
て、適宜変更可能である。
たが、実施例1乃至5のすべての場合、位相シフタとし
ての透明膜は、無機膜である酸化シリコン層について説
明したが、これに限定されるものではなく、露光光とし
て用いられる波長436nm以下の光に対して透過率の
高い材料であれば良い。例えば無機膜としては、フッ化
カルシウム(CaF)、フッ化マグネシウム(Mg
F)、酸化アルミニウム(Al2 O3 )等他の材料を用
いるようにしても良い。また、位相シフタとなるレジス
トとしては、ポリメチルメタクリレート、ポリトリフル
オロエチル−α−クロロアクリレート、クロロメチル化
ポリスチレン、ポリジメチルグルタルイミド、ポリメチ
ルイソプロペニルケトン等の材料が考えれれる。また、
パターンの厚さ等は、材料およびリソグラフィ光に応じ
て、適宜変更可能である。
【0070】さらに、この露光マスクにはパターン上層
または下層にフッ化マグネシウムなどの反射防止膜をス
パッタ法等により形成することも可能である。
または下層にフッ化マグネシウムなどの反射防止膜をス
パッタ法等により形成することも可能である。
【0071】また、透光性基板および遮光膜の材料につ
いても、実施例に限定されることなく適宜変更可能であ
る。
いても、実施例に限定されることなく適宜変更可能であ
る。
【0072】加えて、位相シフタ層は必ずしも180度
の位相シフトを行うものである必要はなく、180度の
近傍でパターンエッジの光強度分布をシャープに低下さ
せる程度であれば180度をいくばくかはずれたもので
もよい。
の位相シフトを行うものである必要はなく、180度の
近傍でパターンエッジの光強度分布をシャープに低下さ
せる程度であれば180度をいくばくかはずれたもので
もよい。
【0073】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の露光
マスクによれば、シフタエッジ利用型の位相シフトマス
クのエッジ部分において、シフタ部と透光性基板とのな
す角を選択することにより光の全反射を利用して、実効
的なマスクパターン幅を微細に制御することができ、い
かなるパターン形状にも適用でき、信頼性の高いパター
ン形成を行うことが可能となる。
マスクによれば、シフタエッジ利用型の位相シフトマス
クのエッジ部分において、シフタ部と透光性基板とのな
す角を選択することにより光の全反射を利用して、実効
的なマスクパターン幅を微細に制御することができ、い
かなるパターン形状にも適用でき、信頼性の高いパター
ン形成を行うことが可能となる。
【図1】本発明の第1の実施例の露光マスクを示す図。
【図2】本発明実施例の位相シフタのエッジ部における
入射光の屈折を示す図。
入射光の屈折を示す図。
【図3】本発明実施例の位相シフタおよび等価レベンソ
ン型位相シフトマスクを示す図。
ン型位相シフトマスクを示す図。
【図4】本発明の第1の実施例の露光マスクの製造工程
図。
図。
【図5】本発明実施例の露光マスクのパターン例とその
等価レベンソン型位相シフトマスクを示す図。
等価レベンソン型位相シフトマスクを示す図。
【図6】本発明実施例の露光マスクのパターン例とその
等価レベンソン型位相シフトマスクを示す図。
等価レベンソン型位相シフトマスクを示す図。
【図7】本発明の第2の実施例のX線露光マスクを示す
図。
図。
【図8】本発明の第3の実施例のX線露光マスクを示す
図。
図。
【図9】本発明の第3の実施例のX線露光マスクの製造
工程図。
工程図。
【図10】本発明の第4の実施例のX線露光マスクを示
す図。
す図。
【図11】本発明の第5の実施例のX線露光マスクを示
す図。
す図。
【図12】レベンソン型位相シフトマスクを示す図。
【図13】自己整合型位相シフトマスクを示す図。
【図14】エッジ利用型位相シフトマスクを示す図。
【図15】各位相シフト法のシミュレーションによる解
像力向上効果の比較を示す図。
像力向上効果の比較を示す図。
【図16】フォーカスマージンの比較を示す図。
1 石英基板 2 酸化シリコン膜 3 レジストパターン 21 石英基板 22 酸化シリコン膜
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 透光性基板と、前記透光性基板を透過す
るリソグラフィ光に対して位相をシフトするように前記
透光性基板上に形成された位相シフタ層を具備し、前記
位相シフタ層のエッジの部分が前記透光性基板に対して
所定のテーパ角をなしていることを特徴とする露光用マ
スク。 【請求項2】 透光性基板と、前記透光性基板を透過す
るリソグラフィ光を遮るように前記透光性基板上に形成
された遮光材からなるマスクパターンと、前記透光性基
板を透過するリソグラフィ光に対して位相をシフトする
ように前記透光性基板上に形成された位相シフタ層とを
具備し、前記位相シフタ層のエッジの部分が前記透光性
基板に対して所定のテーパ角をなしていることを特徴と
する露光用マスク。 【請求項3】 透光性基板と、前記透光性基板上に前記
透光性基板を透過するリソグラフィ光に対して位相をシ
フトするように構成された位相シフタ層を具備し、前記
位相シフタ層のエッジの部分が前記透光性基板に対して
なすテーパ角が、パターンサイズおよびパターンに応じ
て異なるように形成されていることを特徴とする露光用
マスク。 【請求項4】 透光性基板と、前記透光性基板を透過す
るリソグラフィ光を遮るように前記透光性基板上に形成
された遮光材からなるマスクパターンと、前記透光性基
板上に前記透光性基板を透過するリソグラフィ光に対し
て位相をシフトするように構成された位相シフタ層を具
備し、前記位相シフタ層のエッジの部分が前記透光性基
板に対してなすテーパ角が、パターンサイズおよびパタ
ーンに応じて異なるように形成されていることを特徴と
する露光用マスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15916991A JPH055978A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 露光マスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15916991A JPH055978A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 露光マスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH055978A true JPH055978A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=15687791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15916991A Pending JPH055978A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 露光マスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH055978A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100838371B1 (ko) * | 2006-06-30 | 2008-06-13 | 주식회사 하이닉스반도체 | 위상 반전 마스크 및 그 제조 방법 |
US7622336B2 (en) | 2005-12-28 | 2009-11-24 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Manufacturing method of semiconductor device |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP15916991A patent/JPH055978A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7622336B2 (en) | 2005-12-28 | 2009-11-24 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Manufacturing method of semiconductor device |
KR100838371B1 (ko) * | 2006-06-30 | 2008-06-13 | 주식회사 하이닉스반도체 | 위상 반전 마스크 및 그 제조 방법 |
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