JPH0559762B2 - - Google Patents
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- JPH0559762B2 JPH0559762B2 JP61293692A JP29369286A JPH0559762B2 JP H0559762 B2 JPH0559762 B2 JP H0559762B2 JP 61293692 A JP61293692 A JP 61293692A JP 29369286 A JP29369286 A JP 29369286A JP H0559762 B2 JPH0559762 B2 JP H0559762B2
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Landscapes
- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、超音波を利用してスラリー中より液
体分を除去してスラリーを濃縮させるスラリーの
濃縮装置に関する。 従来の技術 従来、スラリーの濃縮装置としては種々の構造
のものが知られている。例えば、シツクナー内の
スラリー中にクラリーフアイヤー等の沈降剤を入
れて、スラリー中の固形物を重力を利用してより
速く沈降させスラリー中の水分と固形物とを分離
させるようにしたものがある。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記構造のものでは、固形物の
比重がスラリーの水の比重と比べてさほど差がな
い場合には、固形成分の粒子の沈降速度が遅くな
り、濃縮作業に多大の時間を要するといつた問題
があつた。 従つて、本発明の目的は、上記問題を解決する
ことにあつて、固形物の比重と水の比重との間に
差がさほどない場合でも水分と固形物との分離を
迅速に行うことができるスラリーの濃縮装置を提
供することにある。 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、超音波
を利用してスラリー中の液体成分の粒子と固体成
分の粒子とを物理的に分離させ、上記液体成分を
スラリー貯槽内で霧化させてスラリーを濃縮させ
るとともに、霧化させて空気中に放出した成分の
粒子中に固体成分の粒子が含まれている場合には
この固体成分を含む霧化粒子をスラリー中に返還
できるように構成した。すなわち、スラリー槽
と、上部にカバーを有しかつ上記スラリー槽から
供給されたスラリーを貯える皿状スラリー貯槽
と、上記スラリー貯槽から排出された濃縮スラリ
ーを貯える濃縮スラリー槽と、上記スラリー貯槽
内のスラリーの液面を検出する液面検出器と、上
記スラリー貯槽内のスラリーに超音波を作用させ
てスラリー中の液体成分を霧化させる超音波発生
装置と、上記超音波発生装置による超音波の作用
で上記スラリー貯槽内で霧化された成分の粒子を
上記スラリー貯槽内より上方に案内する第1排出
筒部と、該第1排出筒部の上端に連通して該上端
部分より上記スラリー貯槽側に上記粒子を案内す
る第2排出筒部と、該第2排出筒部の下端に連通
して該下端部分より再び上方に上記粒子を案内す
る第2排出筒部とを有して上記カバー上に蛇行し
て形成された筒状排出装置と、上記カバーの上記
第2排出筒部と上記第3排出筒部との連通部分の
近傍部分に貫通して形成されて上記第2、第3排
出筒部のうちいずれか一方の排出筒部と上記スラ
リー貯槽とを連通させる連通通路と、圧搾空気を
上記スラリー貯槽内のスラリーと上記第1排出筒
部との間の空間に供給して、上記スラリー貯槽内
で霧化された成分の粒子を上記圧搾空気とともに
排出装置により排出させる圧搾空気供給装置と、
を備え、さらに、上記スラリー貯槽のカバーの中
央部に開口部を有し、該開口部に連続して上記第
1排出筒部を形成するとともに、上記開口部の下
方の上記スラリー貯槽の底面に上記超音波発生装
置を配置するように構成した。 発明の作用 上記構成においては、スラリー槽よりスラリー
をスラリー貯槽に供給し、該スラリー貯槽でその
中のスラリーに対して超音波発生装置により超音
波を作用させて、上記スラリーの液体成分の粒子
と固体成分の粒子とを物理的に分離して主として
液体成分をスラリー貯槽内で霧化させ空気中に飛
散させる。上記スラリー貯槽内のスラリーの液面
は液面検出器で検出して、所定量のスラリーがス
ラリー貯槽内に保持されるようにする。そして、
霧化された成分の粒子を上記排出装置の第1排出
筒部、第2排出筒部及び第3排出筒部の順に上下
方向沿いに蛇行させつつ案内して排出するととも
に、第2排出筒部から第3排出筒部に移るとき上
記霧化された成分の粒子中に含まれていた固体成
分の粒子を重力を利用してカバー側に落下させ、
該落下した粒子を連通通路を通して上記スラリー
貯槽内に戻す。上記スラリー貯槽で濃縮された濃
縮スラリーは適宜濃縮スラリー槽に排出する。ま
た、圧搾空気を上記スラリー貯槽内のスラリーと
上記第1排出筒部との間の空間に供給して、上記
スラリー貯槽内で霧化された成分の粒子を上記圧
搾空気とともに排出装置により排出させる。 実施例 以下に、本発明にかかる実施例を第1図に基づ
いて詳細に説明する。 本実施例にかかるスラリーの濃縮装置は、第1
図に示すように、濃縮すべきスラリー、すなわち
液体成分例えば水の粒子と固体成分の粒子とが混
在したスラリー、を貯留するスラリー槽1と、該
スラリー槽1から上記スラリーが供給されて貯留
されるとともに上部がカバー10で覆われたスラ
リー貯槽14と、該スラリー貯槽14から排出さ
れた濃縮スラリーを貯留する濃縮スラリー槽11
と、上記スラリー貯槽14内のスラリー17に接
触する振動子5と該振動子5で超音波を上記スラ
リー17に作用させる高周波発生装置4とからな
る超音波発生装置と、上記スラリー貯槽14のカ
バー10の上面に形成されて上記スラリー貯槽1
4のスラリー17より蒸発してなる霧化して空気
中に放出された液霧粒子を上下方向沿いに蛇行さ
せつつ案内して排出させる排出装置15と、上記
カバー10に形成され上記排出装置15の排出通
路とスラリー貯槽14とを連通させて上記霧化さ
れた成分の粒子のうち固体成分を含む粒子を再び
スラリー貯槽14内に戻す連通通路10cとを備
えるように構成する。 上記スラリー槽1とスラリー貯槽14とはスラ
リー供給管8により連結される。このスラリー供
給管8にはスラリー供給弁2を備えて、スラリー
槽1からスラリー貯槽14に供給するスラリーの
供給量を調整する。 上記スラリー貯槽14と濃縮スラリー槽11と
は濃縮スラリー供給管9で連結される。この濃縮
スラリー供給管9には濃縮スラリー排出弁16を
備えて、上記スラリー貯槽14から濃縮スラリー
槽11に排出される濃縮スラリーの排出量を調整
する。 上記スラリー貯槽14は、その上面がカバー1
0で被覆され、中央部に円形開口部10aを形成
する。このカバー10の内面スラリー側には、中
央開口部10aの縁より一定間隔をおいた部分に
上記開口部10aを囲みかつ下端がスラリー17
内に入り込む仕切壁10bを備えて、該仕切壁1
0bによりスラリー貯槽14内の開口部10a下
方及びその周囲部分に水霧発生室12を区画して
形成する。このスラリー貯槽14のカバー10の
側壁側の所定箇所には、スラリー貯槽14内のス
ラリー17の貯留量を検出するレベル計3を備え
る。 上記スラリー貯槽14の底面でかつ上記開口部
10aに対向した部分には振動子5を備えるとと
もに、上記振動子5には高周波発生装置4を連結
して備える。この高周波発生装置4は、その駆動
により高周波電圧を上記振動子5に供給して該振
動子5よりスラリー貯槽14内のスラリー17に
超音波が発射される。振動子5から発射させる超
音波の周波数とスラリー貯槽14のスラリー17
の液面とを一定の関係状態に維持すると、振動子
5より発射される超音波振動を増幅してスラリー
液面に集中させることができ超音波振動をより効
果的に利用することができる。 また、上記カバー10の上には上記開口部10
aから上記超音波の作用によりスラリー17中よ
り霧化される成分を上下方向沿いに蛇行させつつ
排出する排出装置15を備える。すなわち、該排
出装置15は、上記スラリー貯槽14の上部カバ
ー10の開口部10aの開口縁部に一体的に形成
されかつ上方に立ち上がつた円筒部15a、上記
円筒部15aの上端部に対して一定距離をおいて
上方より覆い被さりかつ上記円筒部15aの周囲
を囲むように形成され下端カバー10に固定され
た覆い部15bと、該覆い部15bの下部の開口
部15dに連通するように覆い部15bに連設し
た排出円筒部15cとからなる。上記円筒部15
aはその内面側で上記第1排出筒部を構成すると
ともに、上記円筒部15aの外面側と上記覆い部
15bとで上記第2排出筒部を構成し、上記排出
円筒部で第3排出筒部を構成する。従つて、上記
排出装置15の排出通路は、上記円筒部15aで
形成されスラリー貯槽14の水霧発生室12から
カバー10の開口部10aを通つて直上に昇る第
1排出通路Aと、上記覆い部15bの内面と上記
円筒部15aの外面とで形成されかつ上記第1排
出通路Aの上端部に連通してカバー側に直線状に
下降した第2排出通路Bと、上記排出円筒部15
cで形成されかつ上記第2排出通路Bの下端部に
連通して上方に再び昇る第3排出通路Cとからな
る。 また、上記カバー10の上記排出円筒部15c
の下方に位置する部分には貫通した連通通路10
cを形成して、第3排出通路Cとスラリー貯槽1
4内とを連通させる。 また、上記水霧発生室12内でかつ上記円筒部
15a下方より仕切壁10b側にずれた部分に
は、圧搾空気を空気フイルタ7及び空気減圧弁6
を通して空気供給管13で供給する。この空気供
給管13で圧搾空気を上記水霧発生室12に供給
することにより、スラリー17から霧化して水霧
発生室12内に滞留した成分の粒子を迅速に上記
排出通路を通して排出できるようにする。 上記構成によれば、供給弁2を開けてスラリー
槽1よりスラリー供給管8を通してスラリー貯槽
14にスラリーを供給し、レベル計3でスラリー
貯槽14にスラリー17を所定量満たす。そし
て、高周波発生装置4を駆動して振動子5よりス
ラリー貯槽14内の水霧発生室12近傍部分のス
ラリー17に超音波を発射する。スラリー17に
超音波が作用すると、スラリー17内の水の粒子
と固体成分の粒子との物理的な分離が促進される
とともに、上記超音波をスラリー液面に集中させ
ることによりスラリー17の液面が山形に盛り上
がり、さらに超音波出力を上げると超音波エネル
ギーがスラリー17の液体の表面張力に打ち勝
ち、空気中に水霧となつて放出されることにな
る。言い替えれば、上記固体成分の粒子とは分離
された液体成分すなわち水の粒子が水霧となつて
スラリー17中から上記水霧発生室12に放出さ
れる。このときの水霧の粒子径は、超音波振動数
が高い程小さくなるので、本実施例では1.6MHz
以上を使用するのが好ましい。 ここで、上記超音波により固体成分が水霧発生
室12内に霧化されず水が主として霧化されるの
は次の理由からである。すなわち、通常のスラリ
ーでは水等の液体と微少な固形物とが混在した状
態となつており、水の分子に比べて固体成分の粒
子が非常に大きく、水霧発生室12にスラリー1
7より霧化され空気中に放出されるためには水の
分子に比べて大きなエネルギーを必要とする。従
つて、スラリー17に与える超音波エネルギーの
量を調整して上記固体成分の粒子では大きなエネ
ルギーが得られないようにすれば、水の分子のみ
がスラリー17から空気中に霧化され放出されて
水霧となる一方、固体成分はスラリー17からは
霧化されず該スラリー17内に残り、結果的に、
スラリー17が濃縮されることになる。 上記水霧発生室12内に霧化されて滞留した水
などの粒子は、必要に応じて上記圧搾空気を上記
水霧発生室12に供給することにより排出装置1
5で排出される。すなわち、上記粒子は、水霧発
生室12からカバー10の開口部10a及び円筒
部15a内の第1排出通路Aを通つて一旦上昇す
る。そして、上記粒子の上昇は覆い部15bの上
部内面により強制的に規制され、覆い部15bの
内面と円筒部5aの外面で形成された第2排出通
路Bの案内で上記粒子は下降させられる。そし
て、カバー10で粒子の下降が規制され、排出円
筒部15cで形成された第3排出通路Cの案内で
再び上記粒子を上方向に案内して本装置外部に排
出する。上記粒子中において水の粒子径が大きい
場合及び上記排出される粒子中に固体成分の粒子
が含まれた場合には、この粒子の排出過程におい
て上記第2排出通路Bから第3排出通路Cに移行
するとき、上記水の粒子及び固体成分の粒子が重
量差でもつてカバー10側に落下し、この落下し
た粒子は上記連通通路10cを通りスラリー貯槽
14内に再び戻る。 上記スラリー貯槽14で液分の霧化作用が続く
と、スラリー貯槽14内のスラリー17の液量の
低下して超音波の利用効率が低下する。そこで、
レベル計3でスラリーの液量の低下を検出する
と、上記スラリー供給弁2を開けてスラリー槽1
よりスラリーをスラリー貯槽14に供給してスラ
リー液量を基に戻す。これにより、スラリー17
の液面を一定に維持して超音波の利用効率の低下
を防止する。 一方、上記装置で濃縮された濃縮スラリーは、
濃縮スラリー排出弁16の開閉操作によりスラリ
ー貯槽14から一定量ずつ濃縮スラリー槽11に
排出する。 上記実施例によれば、スラリー貯槽14のスラ
リー17に超音波を作用させてスラリー17の固
体成分の粒子と水の粒子とを物理的に分離させ、
固体成分と分離された水がスラリー貯槽14内の
水霧発生室12内で霧化されて水霧となり、排出
装置15により上下方向沿いに蛇行しつつ案内さ
れて排出されるので、上記第2排出通路Bから第
3排出通路Cに移行するとき、上記水霧内に含ま
れていた固体成分の粒子等が第3排出通路Cの下
方のカバー10側に落下し、この落下した粒子が
連通通路10cを通つてスラリー貯槽14に再び
戻ることになり、結果としてスラリー17から水
分のみを霧化させることができて、スラリーの濃
縮効率を確実にかつ効果的に向上させることがで
きる。また、水霧発生室12に水霧が滞留しても
上記圧搾空気を水霧発生室12に供給することに
より上記水霧を効率良く排出することができ、ス
ラリーの濃縮時間をさらに短縮させることができ
る。また、カバー10の仕切壁10bでスラリー
17の液面を仕切るようにしたので、スラリー1
7の液面が安定して上記超音波振動を効率良く利
用できる。 なお、本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、その他種々の態様で実施できる。例え
ば、上記スラリーは水以外の液体成分と固体成分
とが混在したものであつて、超音波の作用により
上記液体成分を霧化させるようにしてもよい。ま
た、上記振動子5はスラリー貯槽14の底面では
なくスラリー貯槽14のスラリー17中に配置さ
れるようにしてもよい。また、上記連通通路10
cの位置は、第3排出通路Cの下端ではなく、第
2排出通路Bの下端のカバー10の部分に形成す
るようにしてもよい。 ≪実験例≫ 下記の成分からなる微粉炭と水とを混合して濃
度0.503wt%の微混合炭スラリーを作り、上記実
施例にかかる濃縮装置でこのスラリーを濃縮し
た。
体分を除去してスラリーを濃縮させるスラリーの
濃縮装置に関する。 従来の技術 従来、スラリーの濃縮装置としては種々の構造
のものが知られている。例えば、シツクナー内の
スラリー中にクラリーフアイヤー等の沈降剤を入
れて、スラリー中の固形物を重力を利用してより
速く沈降させスラリー中の水分と固形物とを分離
させるようにしたものがある。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記構造のものでは、固形物の
比重がスラリーの水の比重と比べてさほど差がな
い場合には、固形成分の粒子の沈降速度が遅くな
り、濃縮作業に多大の時間を要するといつた問題
があつた。 従つて、本発明の目的は、上記問題を解決する
ことにあつて、固形物の比重と水の比重との間に
差がさほどない場合でも水分と固形物との分離を
迅速に行うことができるスラリーの濃縮装置を提
供することにある。 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、超音波
を利用してスラリー中の液体成分の粒子と固体成
分の粒子とを物理的に分離させ、上記液体成分を
スラリー貯槽内で霧化させてスラリーを濃縮させ
るとともに、霧化させて空気中に放出した成分の
粒子中に固体成分の粒子が含まれている場合には
この固体成分を含む霧化粒子をスラリー中に返還
できるように構成した。すなわち、スラリー槽
と、上部にカバーを有しかつ上記スラリー槽から
供給されたスラリーを貯える皿状スラリー貯槽
と、上記スラリー貯槽から排出された濃縮スラリ
ーを貯える濃縮スラリー槽と、上記スラリー貯槽
内のスラリーの液面を検出する液面検出器と、上
記スラリー貯槽内のスラリーに超音波を作用させ
てスラリー中の液体成分を霧化させる超音波発生
装置と、上記超音波発生装置による超音波の作用
で上記スラリー貯槽内で霧化された成分の粒子を
上記スラリー貯槽内より上方に案内する第1排出
筒部と、該第1排出筒部の上端に連通して該上端
部分より上記スラリー貯槽側に上記粒子を案内す
る第2排出筒部と、該第2排出筒部の下端に連通
して該下端部分より再び上方に上記粒子を案内す
る第2排出筒部とを有して上記カバー上に蛇行し
て形成された筒状排出装置と、上記カバーの上記
第2排出筒部と上記第3排出筒部との連通部分の
近傍部分に貫通して形成されて上記第2、第3排
出筒部のうちいずれか一方の排出筒部と上記スラ
リー貯槽とを連通させる連通通路と、圧搾空気を
上記スラリー貯槽内のスラリーと上記第1排出筒
部との間の空間に供給して、上記スラリー貯槽内
で霧化された成分の粒子を上記圧搾空気とともに
排出装置により排出させる圧搾空気供給装置と、
を備え、さらに、上記スラリー貯槽のカバーの中
央部に開口部を有し、該開口部に連続して上記第
1排出筒部を形成するとともに、上記開口部の下
方の上記スラリー貯槽の底面に上記超音波発生装
置を配置するように構成した。 発明の作用 上記構成においては、スラリー槽よりスラリー
をスラリー貯槽に供給し、該スラリー貯槽でその
中のスラリーに対して超音波発生装置により超音
波を作用させて、上記スラリーの液体成分の粒子
と固体成分の粒子とを物理的に分離して主として
液体成分をスラリー貯槽内で霧化させ空気中に飛
散させる。上記スラリー貯槽内のスラリーの液面
は液面検出器で検出して、所定量のスラリーがス
ラリー貯槽内に保持されるようにする。そして、
霧化された成分の粒子を上記排出装置の第1排出
筒部、第2排出筒部及び第3排出筒部の順に上下
方向沿いに蛇行させつつ案内して排出するととも
に、第2排出筒部から第3排出筒部に移るとき上
記霧化された成分の粒子中に含まれていた固体成
分の粒子を重力を利用してカバー側に落下させ、
該落下した粒子を連通通路を通して上記スラリー
貯槽内に戻す。上記スラリー貯槽で濃縮された濃
縮スラリーは適宜濃縮スラリー槽に排出する。ま
た、圧搾空気を上記スラリー貯槽内のスラリーと
上記第1排出筒部との間の空間に供給して、上記
スラリー貯槽内で霧化された成分の粒子を上記圧
搾空気とともに排出装置により排出させる。 実施例 以下に、本発明にかかる実施例を第1図に基づ
いて詳細に説明する。 本実施例にかかるスラリーの濃縮装置は、第1
図に示すように、濃縮すべきスラリー、すなわち
液体成分例えば水の粒子と固体成分の粒子とが混
在したスラリー、を貯留するスラリー槽1と、該
スラリー槽1から上記スラリーが供給されて貯留
されるとともに上部がカバー10で覆われたスラ
リー貯槽14と、該スラリー貯槽14から排出さ
れた濃縮スラリーを貯留する濃縮スラリー槽11
と、上記スラリー貯槽14内のスラリー17に接
触する振動子5と該振動子5で超音波を上記スラ
リー17に作用させる高周波発生装置4とからな
る超音波発生装置と、上記スラリー貯槽14のカ
バー10の上面に形成されて上記スラリー貯槽1
4のスラリー17より蒸発してなる霧化して空気
中に放出された液霧粒子を上下方向沿いに蛇行さ
せつつ案内して排出させる排出装置15と、上記
カバー10に形成され上記排出装置15の排出通
路とスラリー貯槽14とを連通させて上記霧化さ
れた成分の粒子のうち固体成分を含む粒子を再び
スラリー貯槽14内に戻す連通通路10cとを備
えるように構成する。 上記スラリー槽1とスラリー貯槽14とはスラ
リー供給管8により連結される。このスラリー供
給管8にはスラリー供給弁2を備えて、スラリー
槽1からスラリー貯槽14に供給するスラリーの
供給量を調整する。 上記スラリー貯槽14と濃縮スラリー槽11と
は濃縮スラリー供給管9で連結される。この濃縮
スラリー供給管9には濃縮スラリー排出弁16を
備えて、上記スラリー貯槽14から濃縮スラリー
槽11に排出される濃縮スラリーの排出量を調整
する。 上記スラリー貯槽14は、その上面がカバー1
0で被覆され、中央部に円形開口部10aを形成
する。このカバー10の内面スラリー側には、中
央開口部10aの縁より一定間隔をおいた部分に
上記開口部10aを囲みかつ下端がスラリー17
内に入り込む仕切壁10bを備えて、該仕切壁1
0bによりスラリー貯槽14内の開口部10a下
方及びその周囲部分に水霧発生室12を区画して
形成する。このスラリー貯槽14のカバー10の
側壁側の所定箇所には、スラリー貯槽14内のス
ラリー17の貯留量を検出するレベル計3を備え
る。 上記スラリー貯槽14の底面でかつ上記開口部
10aに対向した部分には振動子5を備えるとと
もに、上記振動子5には高周波発生装置4を連結
して備える。この高周波発生装置4は、その駆動
により高周波電圧を上記振動子5に供給して該振
動子5よりスラリー貯槽14内のスラリー17に
超音波が発射される。振動子5から発射させる超
音波の周波数とスラリー貯槽14のスラリー17
の液面とを一定の関係状態に維持すると、振動子
5より発射される超音波振動を増幅してスラリー
液面に集中させることができ超音波振動をより効
果的に利用することができる。 また、上記カバー10の上には上記開口部10
aから上記超音波の作用によりスラリー17中よ
り霧化される成分を上下方向沿いに蛇行させつつ
排出する排出装置15を備える。すなわち、該排
出装置15は、上記スラリー貯槽14の上部カバ
ー10の開口部10aの開口縁部に一体的に形成
されかつ上方に立ち上がつた円筒部15a、上記
円筒部15aの上端部に対して一定距離をおいて
上方より覆い被さりかつ上記円筒部15aの周囲
を囲むように形成され下端カバー10に固定され
た覆い部15bと、該覆い部15bの下部の開口
部15dに連通するように覆い部15bに連設し
た排出円筒部15cとからなる。上記円筒部15
aはその内面側で上記第1排出筒部を構成すると
ともに、上記円筒部15aの外面側と上記覆い部
15bとで上記第2排出筒部を構成し、上記排出
円筒部で第3排出筒部を構成する。従つて、上記
排出装置15の排出通路は、上記円筒部15aで
形成されスラリー貯槽14の水霧発生室12から
カバー10の開口部10aを通つて直上に昇る第
1排出通路Aと、上記覆い部15bの内面と上記
円筒部15aの外面とで形成されかつ上記第1排
出通路Aの上端部に連通してカバー側に直線状に
下降した第2排出通路Bと、上記排出円筒部15
cで形成されかつ上記第2排出通路Bの下端部に
連通して上方に再び昇る第3排出通路Cとからな
る。 また、上記カバー10の上記排出円筒部15c
の下方に位置する部分には貫通した連通通路10
cを形成して、第3排出通路Cとスラリー貯槽1
4内とを連通させる。 また、上記水霧発生室12内でかつ上記円筒部
15a下方より仕切壁10b側にずれた部分に
は、圧搾空気を空気フイルタ7及び空気減圧弁6
を通して空気供給管13で供給する。この空気供
給管13で圧搾空気を上記水霧発生室12に供給
することにより、スラリー17から霧化して水霧
発生室12内に滞留した成分の粒子を迅速に上記
排出通路を通して排出できるようにする。 上記構成によれば、供給弁2を開けてスラリー
槽1よりスラリー供給管8を通してスラリー貯槽
14にスラリーを供給し、レベル計3でスラリー
貯槽14にスラリー17を所定量満たす。そし
て、高周波発生装置4を駆動して振動子5よりス
ラリー貯槽14内の水霧発生室12近傍部分のス
ラリー17に超音波を発射する。スラリー17に
超音波が作用すると、スラリー17内の水の粒子
と固体成分の粒子との物理的な分離が促進される
とともに、上記超音波をスラリー液面に集中させ
ることによりスラリー17の液面が山形に盛り上
がり、さらに超音波出力を上げると超音波エネル
ギーがスラリー17の液体の表面張力に打ち勝
ち、空気中に水霧となつて放出されることにな
る。言い替えれば、上記固体成分の粒子とは分離
された液体成分すなわち水の粒子が水霧となつて
スラリー17中から上記水霧発生室12に放出さ
れる。このときの水霧の粒子径は、超音波振動数
が高い程小さくなるので、本実施例では1.6MHz
以上を使用するのが好ましい。 ここで、上記超音波により固体成分が水霧発生
室12内に霧化されず水が主として霧化されるの
は次の理由からである。すなわち、通常のスラリ
ーでは水等の液体と微少な固形物とが混在した状
態となつており、水の分子に比べて固体成分の粒
子が非常に大きく、水霧発生室12にスラリー1
7より霧化され空気中に放出されるためには水の
分子に比べて大きなエネルギーを必要とする。従
つて、スラリー17に与える超音波エネルギーの
量を調整して上記固体成分の粒子では大きなエネ
ルギーが得られないようにすれば、水の分子のみ
がスラリー17から空気中に霧化され放出されて
水霧となる一方、固体成分はスラリー17からは
霧化されず該スラリー17内に残り、結果的に、
スラリー17が濃縮されることになる。 上記水霧発生室12内に霧化されて滞留した水
などの粒子は、必要に応じて上記圧搾空気を上記
水霧発生室12に供給することにより排出装置1
5で排出される。すなわち、上記粒子は、水霧発
生室12からカバー10の開口部10a及び円筒
部15a内の第1排出通路Aを通つて一旦上昇す
る。そして、上記粒子の上昇は覆い部15bの上
部内面により強制的に規制され、覆い部15bの
内面と円筒部5aの外面で形成された第2排出通
路Bの案内で上記粒子は下降させられる。そし
て、カバー10で粒子の下降が規制され、排出円
筒部15cで形成された第3排出通路Cの案内で
再び上記粒子を上方向に案内して本装置外部に排
出する。上記粒子中において水の粒子径が大きい
場合及び上記排出される粒子中に固体成分の粒子
が含まれた場合には、この粒子の排出過程におい
て上記第2排出通路Bから第3排出通路Cに移行
するとき、上記水の粒子及び固体成分の粒子が重
量差でもつてカバー10側に落下し、この落下し
た粒子は上記連通通路10cを通りスラリー貯槽
14内に再び戻る。 上記スラリー貯槽14で液分の霧化作用が続く
と、スラリー貯槽14内のスラリー17の液量の
低下して超音波の利用効率が低下する。そこで、
レベル計3でスラリーの液量の低下を検出する
と、上記スラリー供給弁2を開けてスラリー槽1
よりスラリーをスラリー貯槽14に供給してスラ
リー液量を基に戻す。これにより、スラリー17
の液面を一定に維持して超音波の利用効率の低下
を防止する。 一方、上記装置で濃縮された濃縮スラリーは、
濃縮スラリー排出弁16の開閉操作によりスラリ
ー貯槽14から一定量ずつ濃縮スラリー槽11に
排出する。 上記実施例によれば、スラリー貯槽14のスラ
リー17に超音波を作用させてスラリー17の固
体成分の粒子と水の粒子とを物理的に分離させ、
固体成分と分離された水がスラリー貯槽14内の
水霧発生室12内で霧化されて水霧となり、排出
装置15により上下方向沿いに蛇行しつつ案内さ
れて排出されるので、上記第2排出通路Bから第
3排出通路Cに移行するとき、上記水霧内に含ま
れていた固体成分の粒子等が第3排出通路Cの下
方のカバー10側に落下し、この落下した粒子が
連通通路10cを通つてスラリー貯槽14に再び
戻ることになり、結果としてスラリー17から水
分のみを霧化させることができて、スラリーの濃
縮効率を確実にかつ効果的に向上させることがで
きる。また、水霧発生室12に水霧が滞留しても
上記圧搾空気を水霧発生室12に供給することに
より上記水霧を効率良く排出することができ、ス
ラリーの濃縮時間をさらに短縮させることができ
る。また、カバー10の仕切壁10bでスラリー
17の液面を仕切るようにしたので、スラリー1
7の液面が安定して上記超音波振動を効率良く利
用できる。 なお、本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、その他種々の態様で実施できる。例え
ば、上記スラリーは水以外の液体成分と固体成分
とが混在したものであつて、超音波の作用により
上記液体成分を霧化させるようにしてもよい。ま
た、上記振動子5はスラリー貯槽14の底面では
なくスラリー貯槽14のスラリー17中に配置さ
れるようにしてもよい。また、上記連通通路10
cの位置は、第3排出通路Cの下端ではなく、第
2排出通路Bの下端のカバー10の部分に形成す
るようにしてもよい。 ≪実験例≫ 下記の成分からなる微粉炭と水とを混合して濃
度0.503wt%の微混合炭スラリーを作り、上記実
施例にかかる濃縮装置でこのスラリーを濃縮し
た。
【表】
上記濃縮装置で濃縮操作した結果、上記スラリ
ーの濃度を0.897wt%に、従つて1.78倍に濃縮す
ることができた。 発明の効果 上記構成によれば、皿状スラリー貯槽内のスラ
リーに超音波を作用させるので、スラリーの液体
成分の粒子が皿状スラリー貯槽から蒸発しやす
く、スラリーの固体成分の粒子と液体成分の粒子
とを物理的に効率良く分離させることができる。
また、上記分離されてスラリー貯槽内で霧化され
た成分の粒子は上記排出装置により上下方向沿い
に蛇行されつつ排出されるので、上記第1排出筒
部内から第2排出筒部を経て第3出筒部に移行す
るとき、上記水霧内に含まれていた固体成分の粒
子等が第3排出筒部の下方のカバー側に落下し、
この落下した粒子が上記カバーに形成された上記
連通通路を通つてスラリー貯槽に再び戻ることに
なり、結果としてスラリーから液体分のみを霧化
させることができて、スラリーの濃縮効率を確実
にかつ効果的に向上させることができる。また、
液面検出器により皿状スラリー貯槽内のスラリー
の液面レベルを検出できるので、常時スラリー貯
槽のスラリーの液面を一定に保持することができ
る。さらに、スラリー貯槽と第1排出筒部との間
の空気に水霧が滞留しても上記圧搾空気供給装置
から圧搾空気を該空気内に供給することにより、
上記水霧を上記排出装置により効率良く排出する
ことができ、スラリーの濃縮時間をさらに短縮さ
せることができる。
ーの濃度を0.897wt%に、従つて1.78倍に濃縮す
ることができた。 発明の効果 上記構成によれば、皿状スラリー貯槽内のスラ
リーに超音波を作用させるので、スラリーの液体
成分の粒子が皿状スラリー貯槽から蒸発しやす
く、スラリーの固体成分の粒子と液体成分の粒子
とを物理的に効率良く分離させることができる。
また、上記分離されてスラリー貯槽内で霧化され
た成分の粒子は上記排出装置により上下方向沿い
に蛇行されつつ排出されるので、上記第1排出筒
部内から第2排出筒部を経て第3出筒部に移行す
るとき、上記水霧内に含まれていた固体成分の粒
子等が第3排出筒部の下方のカバー側に落下し、
この落下した粒子が上記カバーに形成された上記
連通通路を通つてスラリー貯槽に再び戻ることに
なり、結果としてスラリーから液体分のみを霧化
させることができて、スラリーの濃縮効率を確実
にかつ効果的に向上させることができる。また、
液面検出器により皿状スラリー貯槽内のスラリー
の液面レベルを検出できるので、常時スラリー貯
槽のスラリーの液面を一定に保持することができ
る。さらに、スラリー貯槽と第1排出筒部との間
の空気に水霧が滞留しても上記圧搾空気供給装置
から圧搾空気を該空気内に供給することにより、
上記水霧を上記排出装置により効率良く排出する
ことができ、スラリーの濃縮時間をさらに短縮さ
せることができる。
第1図は本発明の一実施例にかかるスラリーの
濃縮装置を示す説明図である。 1……スラリー槽、2……供給弁、3……レベ
ル計、4……高周波発生装置、5…振動子、6…
…空気減圧弁、7……空気フイルタ、8……供給
管、9……排出管、10……カバー、10a……
開口部、10b……仕切壁、10c……連通通
路、11……濃縮スラリー槽、12……水霧発生
室、13……空気供給管、14……スラリー貯
槽、15……排出装置、15a……円筒部、15
b……覆い部、15c……排出円筒部、15d…
…開口部、16……排出弁、17……スラリー、
A……第1排出通路、B……第2排出通路、C…
…第3排出通路。
濃縮装置を示す説明図である。 1……スラリー槽、2……供給弁、3……レベ
ル計、4……高周波発生装置、5…振動子、6…
…空気減圧弁、7……空気フイルタ、8……供給
管、9……排出管、10……カバー、10a……
開口部、10b……仕切壁、10c……連通通
路、11……濃縮スラリー槽、12……水霧発生
室、13……空気供給管、14……スラリー貯
槽、15……排出装置、15a……円筒部、15
b……覆い部、15c……排出円筒部、15d…
…開口部、16……排出弁、17……スラリー、
A……第1排出通路、B……第2排出通路、C…
…第3排出通路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 スラリー槽1と、 上部にカバー10を有しかつ上記スラリー槽1
から供給されたスラリーを貯える皿状スラリー貯
槽14と、 上記スラリー貯槽14から排出された濃縮スラ
リーを貯える濃縮スラリー槽11と、 上記スラリー貯槽内のスラリーの液面を検出す
る液面検出器3と、 上記スラリー貯槽14内のスラリー17に超音
波を作用させてスラリー中の液体成分を霧化させ
る超音波発生装置4,5と、 上記超音波発生装置4,5による超音波の作用
で上記スラリー貯槽14内で霧化された成分の粒
子を上記スラリー貯槽14内より上方に案内する
第1排出筒部15aと、該第1排出筒部15aの
上端に連通して該上端部分より上記スラリー貯槽
側に上記粒子を案内する第2排出筒部15a,1
5bと、該第2排出筒部15a,15bの下端に
連通して該下端部分より再び上方に上記粒子を案
内する第3排出筒部15cとを有して上記カバー
上に蛇行して形成された筒状排出装置15と、 上記カバー10の上記第2排出筒部15a,1
5bと上記第3排出筒部15cとの連通部分の近
傍部分に貫通して形成されて上記第2、第3排出
筒部15a,15b,15cのうちいずれか一方
の排出筒部と上記スラリー貯槽14とを連通させ
る連通通路10cと、 圧搾空気を上記スラリー貯槽内のスラリーと上
記第1排出筒部15aとの間の空間に供給して、
上記スラリー貯槽内で霧化された成分の粒子を上
記圧搾空気とともに排出装置15により排出させ
る圧搾空気供給装置と、を備え、 さらに、上記スラリー貯槽14のカバー10の
中央部に開口部10aを有し、該開口部10aに
連続して上記第1排出筒部15aを形成するとと
もに、上記開口部10aの下方の上記スラリー貯
槽14の底面に上記超音波発生装置4,5を配置
するようにしたことを特徴とするスラリーの濃縮
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29369286A JPS63143901A (ja) | 1986-12-09 | 1986-12-09 | スラリ−の濃縮装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29369286A JPS63143901A (ja) | 1986-12-09 | 1986-12-09 | スラリ−の濃縮装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63143901A JPS63143901A (ja) | 1988-06-16 |
JPH0559762B2 true JPH0559762B2 (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=17797999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29369286A Granted JPS63143901A (ja) | 1986-12-09 | 1986-12-09 | スラリ−の濃縮装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63143901A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4202120B2 (ja) * | 2002-12-27 | 2008-12-24 | セイコーインスツル株式会社 | 集積回路の最適化設計装置 |
JP7181142B2 (ja) * | 2019-03-28 | 2022-11-30 | 株式会社フジミインコーポレーテッド | シリカゾルの製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54104640A (en) * | 1978-02-03 | 1979-08-17 | Mitsubishi Electric Corp | Ultrasonic treatment device for sludge-like matter |
-
1986
- 1986-12-09 JP JP29369286A patent/JPS63143901A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54104640A (en) * | 1978-02-03 | 1979-08-17 | Mitsubishi Electric Corp | Ultrasonic treatment device for sludge-like matter |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63143901A (ja) | 1988-06-16 |
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