JPH055969U - 外壁接合部の防水構造 - Google Patents

外壁接合部の防水構造

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Publication number
JPH055969U
JPH055969U JP5297391U JP5297391U JPH055969U JP H055969 U JPH055969 U JP H055969U JP 5297391 U JP5297391 U JP 5297391U JP 5297391 U JP5297391 U JP 5297391U JP H055969 U JPH055969 U JP H055969U
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JP
Japan
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wall
joint
vertical
draining
joints
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Application number
JP5297391U
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English (en)
Inventor
泰治 町田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Publication of JPH055969U publication Critical patent/JPH055969U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 縦目地のシーリング作業を不要として施工工
期の短縮化を図り、かつ施工後には外壁接合部の防水性
を向上させる。 【構成】 各外壁材4 ,4をその縦接合部5 に形成した合
じゃくり6 を介して互いに連結し、該合じゃくり6 の厚
さ方向の接触面9間に防水シール10を介装する。更に、
各外壁材4, 4の縦接合部5 裏面側に、前記合じゃくり6
間から侵入する水分を下方に排水する水切材11を縦方向
に延設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、外壁接合部の防水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、木造住宅等の建物における外壁を防水処理する場合には、例えば図6に 示すように、面一状に配置された外壁材16,16 の縦接合部間に縦目地17を形成し 、その縦目地17の裏面側に断面ハット型を呈する縦ジョイナー18を設け、その後 縦目地17内を目地材19でシーリングすることにより施工するようにしていた。尚 、前記縦ジョイナー18の代わりに、断面中実丸状のバックアップ材を用いる場合 もある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術では、各外壁材16,16 の縦接合部間、即ち、縦 目地17内を目地材19でシーリングすることを必須作業としており、かかるシーリ ング作業は、縦目地17内の清掃作業から目地材19の表面仕上げに至るまで施工工 数が多く、しかも前日が雨天のときなどは縦目地17を十分乾燥させた後でないと 施工できない等の施工上の制約も多いため、施工工期が長期化する場合が多かっ た。
【0004】 また、上記従来の技術では、目地材19が乾燥固化した後に、建物の微動等によ って目地材19にひび割れが生じたり、目地材19と外壁材16との間に隙間が生じた りすることが多いため、そこから侵入した水分が外壁材16内部の構造材を腐食さ せるという不都合もあった。 本考案は、このような実情に鑑み、縦目地のシーリング作業が不要で施工工期 の短縮化を図ることができ、しかも施工後には接合部の防水性を向上させること ができる外壁接合部の防水構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく、本考案が講じた技術的手段は、面一状に配置された各 外壁材4,4 の縦接合部5 間に防水処理を施した外壁接合部の防水構造において、 前記各外壁材4,4 は、その縦接合部5 に形成した合じゃくり6 を介して互いに 連結され、該合じゃくり6 の厚さ方向の接触面9 間に防水シール10が介装され、 各外壁材4,4 の縦接合部5 裏面側には、前記合じゃくり6 間から侵入する水分を 下方に排水する水切材11が縦方向に延設されている点にある。
【0006】
【作用】
本考案における防水シール10は、外壁接合部の一次防水用として作用する。こ の防水シール10は、各外壁材4,4 縦接合部5 に形成した合じゃくり6 の厚さ方向 における接触面9 間に介装されているため、建物に微動等が生じて外壁材4,4 ど うしが離れる方向に変位した場合等でも、この防水シール10はせん断方向に変位 するだけで、外壁材4,4 間にすき間を生じさせない。
【0007】 一方、本考案における水切材11は、外壁接合部の二次防水用として作用する。 この水切材11は、各外壁材4,4 の縦接合部5 裏面側に縦方向に延設されていて、 前記合じゃくり6 間から万一水分が侵入してきても、その水分を下方に排水する ので、水切材11より内部にある構造材の腐食が防止される。
【0008】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の一実施例について詳述する。図1乃至図3にお いて、1は木造住宅等の骨格強度部材としての柱で、その外面側には、一対の縦 胴縁2,2 が固着されている。尚、3 は防風シートで、前記各胴縁2,2 の裏面側に 張設されている。
【0009】 4 は外壁材で、複数のものを面一に並べて配置することにより当該住宅等の外 壁の一面側を構成するものであり、本実施例では、いわゆる窯業系の材料で構成 されている。 この外壁材4 の左右幅方向両端部、即ち、縦接合部5 には、いわゆる合じゃく り6 が形成されていて、図1及び図3に示す如く、横方向で隣接する各外壁材4, 4 が、縦接合部5 の釘孔7 に挿通した釘8 で縦胴縁2 側に固定されることにより 、この合じゃくり6 を介して互いに連結されるようになっている。
【0010】 また、互いに接合される合じゃくり6 のうちいずれか一方の厚さ方向の接触面 9 には、あらかじめ粘着性接着剤等よりなる防水シール10が設けられており、従 って、各外壁材4,4 をこの合じゃくり6 を介して連結した際には、図1に示す如 く、各合じゃくり6 の厚さ方向の接触面9 間に一次防水用としての防水シール10 が介装されるようになっている。
【0011】 11は二次防水用としての水切材で、本実施例では、比較的硬質なゴム製のもの を採用している。この水切材11は、図2に示すように、短冊状の水切本体12の一 面側でかつ幅方向両側に、幅方向内方に傾斜する水切片13を一体に突出させるこ とにより構成されていて、水切本体12を各縦胴縁2,2 に張着することにより、水 切材11の先端が外方を向くように外壁材4 取付前に予め縦胴縁2 側に固定されて いる。
【0012】 従って、本実施例では、各外壁材4,4 を縦胴縁2 に取付けた際には、各外壁材 4,4 の縦接合部5 裏面側に前記水切材11がその水切片13を外方に向けて縦方向に 延設されるようになっており、このことによって、合じゃくり6 間から雨水等の 水分が侵入してきても、その水分が水切材11によって下方に排水されるようにな っている。
【0013】 尚、本考案は上記実施例に限られるものではなく、例えば図4及び図5に示す 如く、水切材11の幅方向両側における各水切片13間に発泡テープ14を延設するよ うにしてもよい。この場合、前記釘孔7 等から侵入してきた雨水をこの発泡テー プ14で含浸させて排水することができ、当該水切材11の二次防水作用をより向上 させることができる。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば、各外壁材4,4 をその縦接合部5 に形成した合じゃくり6 を介 して互いに連結し、その合じゃくり6 間に防水シール10を介装するようにしたの で、縦目地のシーリング作業を行なうことなく防水処理を行なうことができ、施 工工期の短縮化を図ることができる。
【0015】 また、防水シール10を合じゃくり6 の厚さ方向の接触面9 間に介装し、さらに 、縦接合部5 裏面側に外壁材4 内部に侵入する水分を下方に排水する水切材11を 設けたので、施工完了後には、当該外壁接合部の防水性を従来より大幅に向上さ せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す外壁接合部の防水構造
の平面断面図である。
【図2】水切材の一部切欠き斜視図である。
【図3】外壁接合部の防水構造の斜視図である。
【図4】他の実施例を示す外壁接合部の平面断面図であ
る。
【図5】水切材の一部切欠き斜視図である。
【図6】従来の外壁接合部の防水構造の斜視図である。
【符号の説明】
4 外壁材 5 縦接合部 6 合じゃくり 9 接触面 10 防水シール 11 水切材

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 面一状に配置された各外壁材(4)(4)の縦
    接合部(5) 間に防水処理を施した外壁接合部の防水構造
    において、 前記各外壁材(4)(4)は、その縦接合部(5) に形成した合
    じゃくり(6) を介して互いに連結され、該合じゃくり
    (6) の厚さ方向の接触面(9) 間に防水シール(10)が介装
    され、各外壁材(4)(4)の縦接合部(5) 裏面側には、前記
    合じゃくり(6)間から侵入する水分を下方に排水する水
    切材(11)が縦方向に延設されていることを特徴とする外
    壁接合部の防水構造。
JP5297391U 1991-07-09 1991-07-09 外壁接合部の防水構造 Pending JPH055969U (ja)

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JP5297391U JPH055969U (ja) 1991-07-09 1991-07-09 外壁接合部の防水構造

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JPH055969U true JPH055969U (ja) 1993-01-29

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ID=12929841

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JP (1) JPH055969U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011102504A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Asahi Tostem Gaiso Kk 建物外壁の施工方法

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