JPH055958Y2 - - Google Patents

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JPH055958Y2
JPH055958Y2 JP5402487U JP5402487U JPH055958Y2 JP H055958 Y2 JPH055958 Y2 JP H055958Y2 JP 5402487 U JP5402487 U JP 5402487U JP 5402487 U JP5402487 U JP 5402487U JP H055958 Y2 JPH055958 Y2 JP H055958Y2
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synthetic resin
magnet
bolt
resin molded
bolt body
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  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ドレンボルトに係わり、特に、磁石
を備えたものに関する。
(従来の技術) 例えば、自動車のトランスミツシヨンギアボツ
クスやデイフアレンシヤルギアなどのギアボツク
スでは、ギアボツクス内のオイルを抜くための雌
ねじ孔を下部に形成してあり、通常は、この雌ね
じ孔にドレンボルトを螺着して閉塞しておき、ギ
アボツクス内のオイル交換などの際に、ドレンボ
ルトを外して雌ねじ孔からオイルを抜くようにし
ている。
また、このドレンボルトには、歯車の摩耗によ
つて生じる鉄粉などの磁性粉を吸着するための磁
石をギアボツクスの内部に臨ませるように組み付
けたものがあり、この磁石を備えたものでは、ギ
アボツクスの底部に溜まる鉄粉やオイル中に含ま
れる鉄粉などの磁性粉を吸着除去することができ
る。
そして、例えば実開昭54−161484号公報、実公
昭50−12778号公報、および、実開昭56−135598
号公報記載の磁石を備えたドレンボルトが知られ
ている。
そして、実開昭54−161484号公報記載のもの
は、工具嵌着用の頭部と、使用対象のギアボツク
スに形成されたドレン孔に螺合する雄ねじ部と、
頭部と雄ねじ部との間にパツキングを介してギア
ボツクスに当接するパツキング押え部とをからな
るボルト本体に、雄ねじ部の上端面に凹部を穿孔
形成する。
そして、凹部に内嵌し固定される有底円筒状の
埋設部と、この埋設部から上方にラツパ状に広が
つて形成されかつ周方向に複数個に分割された突
出部とを備えた磁性粉吸着磁石体を、ボルト本体
の凹部に埋設部を挿入して内嵌し固定させ、実開
昭54−161484号公報の第1図に記載されているよ
うに、各種取付手段にて取り付ける。そして、埋
設部から上方にラツパ状に広がつて形成され、か
つ、周方向に複数個に分割された突出部を埋設部
と略同径程度まで窄め、ドレン孔に挿入して、ボ
ルト本体の雄ねじ部を螺着させて取り付ける構成
が採られている。
また、実公昭50−12778号公報記載のものは、
上端と下端とが開放された中空体に形成され、か
つ、上下方向に垂直な方向をとる油の流入口およ
び油の流出口が上下端の中間に設けられた本体部
の上端側開口に、非磁性材料よりなる中空筒体と
中空筒体の底部に固定された軟鉄製の捕集体より
なる蓋栓を閉塞して設け、この捕集体に多数の間
隙流路を本体部における油の流入口と流出口との
中間に位置して設ける。そして、蓋栓における中
空筒体に進入した状態で捕集体を磁化する永久磁
石を着脱自在に設け、本体部の下端開口部に透明
材料製の受器を着脱自在に取り付けた構成が採ら
れている。
一方、実開昭56−135598号公報記載のものは、
潤滑油が溜められたギアボツクスにパツキンを介
して螺合されるボルト本体に、一端にフランジ部
が形成され非磁性材からなる円柱状の外側に、リ
ング形状の永久磁石と非磁性材からなる穴あき円
板形状のプレートとが交互に重ねられて嵌合され
たピースの他端を圧入する。そして、非磁性体か
らなり断面C字形で多数の小孔が設けられたカバ
ーを永久磁石およびプレートの外側に装着する構
成が採られている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記実開昭54−161484号公報記
載のものは、別途各種取付手段にて取り付けるた
めに、部品点数が増え、重量の増加を伴い、製造
費用が増加する問題を有している。さらに、ラツ
パ状に広がつて形成され、かつ、周方向に複数個
に分割された突出部を埋設部と略同径程度まで窄
め、ドレン孔に挿入しなければならず、ギアボツ
クスへの取り付けにも手間を生じる問題がある。
また、実公昭50−12778号公報記載のものは、
磁石体に磁化された捕集体にて流入口より流入す
る磁性粉を吸着するので、構成部材が多く、重量
の増加を伴い、製造費用が増加する問題を有して
いる。さらに、磁石体の磁束を有効に利用でき
ず、また、鉄粉吸着面積を広く形成させるには、
大型化する問題がある。
さらに、実開昭56−135598号公報記載のもの
は、複数のリング形状の永久磁石を非磁性材のピ
ースを介してプラグ本体に取り付けるので、構成
部材が多く、重量の増加を伴い、製造費用が増加
してしまうとともに、製造効率の向上が望めない
問題を有している。
本考案は、上述の問題点に鑑み、取付部材を用
いずに磁石をボルト本体に容易に保持し、しか
も、磁石の鉄粉吸着能力を増加させる小型のドレ
ンボルトを提供することを目的とするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案のドレンボルトは、先端に凹部を形成し
た雄ねじ部および頭部からなるボルト本体と、軸
方向沿つて複数の溝部を形成した突出部および埋
設部からなる合成樹脂成形磁石とを備え、前記合
成樹脂磁石の埋設部を、前記突出部を前記ボルト
本体の雄ねじ部の先端から突出させて前記ボルト
本体の凹部に埋設して、前記ボルト本体の凹部の
周縁をかしめて合成樹脂成形磁石の埋設部を固定
したものである。
そして、ドレンボルトは、上記合成樹脂成形磁
石の突出部は埋設部よりも径大にしたものであ
る。
(作用) 本考案のドレンボルトは、複雑な形状の成形が
容易で、寸法精度が高く、衝撃などに強い弾性を
有する合成樹脂成形磁石の突出部をボルト本体の
雄ねじ部の先端から突出させ、突出部に複数の溝
部を軸方向に沿つて形状したことにより、合成樹
脂成形磁石の露出面積すなわち鉄粉吸着面積を広
くできる。さらに、製造効率を向上でき、かつ、
鉄粉吸着面積を広くできるとともに、合成樹脂成
形磁石の磁束を有効に利用でき、鉄粉吸着の吸着
能力を大幅に高めることができる。また、溝部の
形成により材料費の節約と重量の軽減もできる。
なお、上記合成樹脂成形磁石の突出部を埋設部
より径大に形成させることにより、合成樹脂成形
磁石の大きさや露出面積すなわち鉄粉吸着面積を
広くできる。
(実施例) 以下、本考案のドレンボルトの一実施例を図面
を参照して説明する。
第1図および第2図において、ドレンボルト
は、ボルト本体11と、このボルト本体11に組
み付けた合成樹脂成形磁石12とから構成されて
いる。
上記ボルト本体11は、スパナなどを嵌合して
回動操作する六角状の頭部13と、使用対象のト
ランスミツシヨンなどの図示しないギアボツクス
に形成された雌ねじ孔に螺合する雄ねじ部14と
からなり、このボルト本体11には、雄ねじ部1
4の略中心に位置し、雄ねじ部14の先端面に開
口する円形の凹部15を穿孔形成されている。
一方、上記合成樹脂成形磁石12は、例えば、
フエライト磁性体を含有した合成樹脂にて成形さ
れ、上記ボルト本体11の円形の凹部15と略同
一径の埋設部16と突出部17とから一体に形成
されており、この突出部17は埋設部16よりも
径大に形成され、外周面に複数の溝部18が軸方
向に沿つて形成されている。
そして、ボルト本体11の雄ねじ部14の凹部
に合成樹脂成形磁石12の埋設部16を挿入し、
この埋設部16に続く径大の突出部17を雄ねじ
部14の先端面に当接させる。
さらに、突出部17の複数の溝部18に露出す
る埋設部16の端面に、雄ねじ部14の先端面の
凹状の開口周縁をかしめることによつて組み立て
られ、合成樹脂成形磁石12がかしめ部19によ
りボルト本体11に保持されている。
次に、上記一実施例の作用を説明する。
合成樹脂成形磁石12をかしめ部19にて保持
するボルト本体11を、使用対象のトランスミツ
シヨンなどの図示しないギアボツクスに形成され
た雌ねじ孔に、合成樹脂成形磁石12の突出部1
7を挿通させ、ボルト本体11の雄ねじ部14を
螺合する。
そして、本考案の突出部17の長さを10mmに形
成した合成樹脂成形磁石12を用いたドレンボル
トは、焼結フエライト磁石を用いたものより、表
面磁束密度が約17%以上増大し、ドレンボルトの
重量も約7%程度軽減した。そして、鉄粉吸着量
も約188%の増加が認められた。
上記一実施例によれば、合成樹脂成形磁石12
は、合成樹脂素材からなるため、衝撃、引つ張
り、および、曲げに強く、割れが生じることがな
く、複雑な形状の成形も容易に高精度に形成で
き、しかも、一般のドレンボルトの使用箇所(例
えば、トランスミツシヨン)の温度範囲80〜130
℃内での形状変化や磁力変化は生じず、熱衝撃に
も強いので、安定して磁気吸着でき損傷しない。
そして、この合成樹脂成形磁石12の突出部17
をボルト本体11の雄ねじ部14の先端から突出
させ、しかも、この突出部17を径大に形成させ
たことにより、合成樹脂成形磁石12の大きさや
露出面積すなわち鉄粉吸着面積を広くできる。さ
らに、突出部17に複数の溝部18を軸方向に沿
つて形成したことにより、製造効率を向上でき、
かつ、鉄粉吸着面積を広くできるとともに、合成
樹脂成形磁石12の磁束を有効に利用でき、鉄粉
吸着の吸着能力を大幅に高めることができる。ま
た、溝部18の形成により材料費の節約と重量の
軽減もできる。
(考案の効果) 本考案のドレンボルトによれば、複数な形状の
成形が容易で、寸法精度が高く、衝撃などに強い
弾性を有する合成樹脂成形磁石の突出部をボルト
本体の雄ねじ部の先端から突出させ、突出部に複
数の溝部を軸方向に沿つて形成したことにより、
合成樹脂成形磁石の露出面積すなわち鉄粉吸着面
積を広くできる。さらに、製造効率を向上でき、
かつ、鉄粉吸着面積を広くできるとともに、合成
樹脂成形磁石の磁束を有効に利用でき、鉄粉吸着
の吸着能力を大幅に高めることができる。また、
溝部の形成により材料費の節約と重量の軽減もで
きる。
なお、合成樹脂成形磁石の突出部を埋設部より
径大に形成させたことにより、合成樹脂成形磁石
の大きさや露出面積すなわち鉄粉吸着面積を広く
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のドレンボルトの一実施例を
示す一部切欠いた側面図、第2図は、同上の底面
図である。 11……ボルト本体、12……合成樹脂成形磁
石、13……頭部、14……雄ねじ部、15……
凹部、16……埋設部、17……突出部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 先端に凹部を形成した雄ねじ部および頭部か
    らなるボルト本体と、 軸方向沿つて複数の溝部を形成した突出部お
    よび埋設部からなる合成樹脂成形磁石とを備
    え、 前記合成樹脂磁石の埋設部を、前記突出部を
    前記ボルト本体の雄ねじ部の先端から突出させ
    て前記ボルト本体の凹部に埋設して、前記ボル
    ト本体の凹部の周縁をかしめて合成樹脂成形磁
    石の埋設部を固定した ことを特徴とするドレンボルト。 (2) 上記合成樹脂成形磁石の突出部は埋設部より
    も径大である ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のドレンボルト。
JP5402487U 1987-04-09 1987-04-09 Expired - Lifetime JPH055958Y2 (ja)

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JP5402487U JPH055958Y2 (ja) 1987-04-09 1987-04-09
US07/152,990 US4810148A (en) 1987-04-09 1988-02-08 Drain bolt
DE3805238A DE3805238A1 (de) 1987-04-09 1988-02-19 Ablassschraube

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