JP2525440Y2 - 液面検出装置 - Google Patents

液面検出装置

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JP2525440Y2
JP2525440Y2 JP1989012805U JP1280589U JP2525440Y2 JP 2525440 Y2 JP2525440 Y2 JP 2525440Y2 JP 1989012805 U JP1989012805 U JP 1989012805U JP 1280589 U JP1280589 U JP 1280589U JP 2525440 Y2 JP2525440 Y2 JP 2525440Y2
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float
magnetic
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JP1989012805U
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潤三 相佐
光雄 山本
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株式会社 ソミック石川
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、磁性フロートを用いた液面検出装置に関す
るものである。
(従来の技術) 例えば、内燃機関においては、その潤滑油の量を常時
監視するため、ガイド筒部の外側に磁石付フロートを上
下動自在に設けるとともに、そのガイド筒部内にリード
スイッチを配置した液面検出装置を使用している。
そうして、前記磁石付フロートが潤滑油の液面ととも
に上下動することにより、磁石によってリードスイッチ
が開閉され、潤滑油の液面が検出される。
(考案が解決しようとする課題) このように液面の検出を行う場合、内燃機関内で発生
する鉄粉等の摩耗粉が、フロートに設けられた磁石に吸
着され、フロートとガイド筒部との隙間をなくし、この
ため、フロートの上下動がスムーズにできなくなり、液
面検出装置としての機能を維持できないことがある。
本考案は、このような問題点に鑑みなされたもので、
液中に生ずる鉄粉等の摩耗粉によってフロートの動きが
防げられるおそれを防止し、液面検出の信頼性を向上さ
せることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、液面の変動に応じて上下動する磁気を帯び
た磁性フロート9と、この磁性フロート9の上下動をガ
イドするガイド筒部6と、このガイド筒部6内に配設さ
れたリードスイッチ7と、前記ガイド筒部6の上部の外
周面に一体に嵌着されて磁性フロート9の上昇を規制す
るフロートストッパ8とを有する液面検出装置におい
て、前記磁性フロート9には、リードスイッチ7を作動
させるには十分であるが液中に混入した摩耗粉11を吸着
集積するには不十分な磁力を設定し、前記フロートスト
ッパ8は筒形に形成し、このフロートストッパ8にて磁
性フロート9の磁束に影響を与えないフロートストッパ
8の上面部のみに、磁性フロート9の磁力よりも強く液
中に混入している摩耗粉11を磁気的に吸着可能の磁力を
着磁設定した磁性吸着面8aを一体的に設け、前記フロー
トストッパ8にて前記磁性吸着面8aの磁気的影響の及ば
ない下面部に、前記磁性フロート9の上昇を規制するた
めの突起状のフロート係止部8bを設けた構成の液面検出
装置である。
(作用) 本考案は、磁性フロート9がフロートストッパ8の下
側に近接しているので、フロートストッパ8が磁性フロ
ート9の内周面にとって傘の役目を果し、液中に生じた
鉄粉等の磨耗粉11は、ガイド筒部6と磁性フロート9と
の摺動間隔に侵入することなく、フロートストッパ8の
磁性吸着面8aに吸着される。さらに、前記フロートスト
ッパ8の上面部と下面部との間に上面部の磁性吸着面8a
の磁気的影響が下面部に及ばない距離を確保して、フロ
ートストッパ8の磁性吸着面8aが磁性フロート9を磁気
的に吸引せず、かつフロートストッパ8の下面部に設け
た突起状のフロート係止部8bにより磁性フロート9の上
昇を規制するから、液膜を挟んで平面間に密着保持力が
働くこともなく、磁性フロート9は液面降下とともにフ
ロートストッパ8のフロート係止部8bから離脱して円滑
に下降する。
(実施例) 以下、本考案を図面に示される実施例を参照して詳細
に説明する。
第1図に示されるように、内燃機関1で使用される潤
滑油2の液面レベルが、本考案に係る液面検出装置3に
よって管理される。
この液面検出装置3は、取付ねじ4が設けられた検出
装置本体5にガイド筒部6が一体に嵌着され、このガイ
ド筒部6の内部にリードスイッチ7が配設され、このリ
ードスイッチ7のリード線7aが外部に引出されている。
また、ガイド筒部6の上端は密閉され、その上部の外周
面に第2図に示されるように筒形のフロートストッパ8
が一体に嵌着されている。このフロートストッパ8は後
で述べるように摩耗粉吸着用磁石を兼ねている。さら
に、前記ガイド筒部6の外周には円環状の磁性フロート
9が上下動自在に嵌合され、この磁性フロート9の上昇
は前記フロートストッパ8により規制されている。
この磁性フロート9は、表面磁束密度の比較的低い一
体発泡型フロートであり、合成樹脂の発泡体に磁性体の
粉末を含有し、この磁性体の粉末が着磁されているもの
である。この磁性フロート9が有する磁力は、リードス
イッチ7を作動させるには十分な磁力であるが、潤滑油
2中に混入した鉄粉等の摩耗粉11を多少は吸着するもの
の吸着して集積する程の磁力はない。
第2図に示されるように、前記フロートストッパ8
は、上面部にN極およびS極が着磁された磁性吸着面8a
を有し、この磁性吸着面8aの磁気的影響の及ばない下面
部に、前記磁性フロート9の上昇を規制するための突起
状のフロート係止部8bを設けてなる。前記磁性吸着面8a
に対する着磁は、磁性フロート9の磁束に影響を与えな
いように上面より数mmの範囲内にのみ着磁されている
が、この磁性吸着面8a自体が有する磁力は前記磁性フロ
ート9が有する磁力よりも強い。さらに、このフロート
ストッパ8としては、合成樹脂と磁性体とを混合して一
体成形したプラスチック磁石を用いると、前記フロート
係止部8bの形状等の成形が自由であるため望ましい。
次に、この液面検出装置3によってなされる潤滑油2
の液面検出機能および潤滑油2内の摩耗粉吸着機能を説
明する。
(a)液面検出機能 潤滑油2が規定液面レベルにある場合、潤滑油2より
も磁性フロート9の比重の方が軽いため、磁性フロート
9は第1図に示されるように上昇してフロートストッパ
8のフロート係止部8bに当接している。この状態では、
磁性フロート9の磁束がリードスイッチ7に作用しない
ため、リードスイッチ7は開状態となっている。
これに対し、油漏れ、燃焼および排出等により潤滑油
2の液面が低下すると、その潤滑油2の液面低下に応じ
て磁性フロート9も下降し、その結果、磁性フロート9
の磁束がリードスイッチ7に作用し、リードスイッチ7
が閉状態となり、リード線7aを経て外部に電気信号が出
力される。
(b)摩耗粉吸着機能 内燃機関1の潤滑油2の中には、ピストン・シリンダ
間の摺擦あるいはギヤの初期の摩耗によって生じた鉄粉
等の摩耗粉11が含まれており、これが内燃機関の寿命に
悪影響を与えている。潤滑油2は油かきレバーまたは油
ポンプにより内燃機関1の内部を循環している。前記液
面検出装置3の上部に設けられた磁性吸着面8aが、この
潤滑油2の流れの中に配置されているので、その磁性吸
着面8aが有する磁力により油中の摩耗粉11が徐々にこの
磁性吸着面8aに集められ、潤滑油2内の摩耗粉11を1箇
所に保持しておくことができる。
その場合、磁性フロート9はフロートストッパ8の下
側に近接しているので、フロートストッパ8が磁性フロ
ート9の内周面にとって傘の役目を果し、また、磁性フ
ロート9の磁力はフロートストッパ8の磁性吸着面8aよ
り弱いので、液中に生じた鉄粉等の摩耗粉11は、ガイド
筒部6と磁性フロート9との摺動隙間に侵入することな
く、フロートストッパ8の磁性吸着面8aに吸着される。
このように、本考案の液面検出装置3は、内燃機関1
の潤滑油2の液面を検出する機能と、摩耗粉11を吸着保
持する機能とを有する。
なお、以上の実施例では内燃機関1への使用例を示し
たが、他の分野でも必要に応じて利用できることは言う
までもない。例えば、油圧ユニットの作動油、自動車の
変速機のオイル等において、液面検出および摩耗粉吸着
除去に利用できる。
(考案の効果) 本考案によれば、リードスイッチ作動用の磁性フロー
トをガイドするガイド筒部の上部に、磁性フロートの上
昇を規制するフロートストッパを一体的に設けた液面検
出装置にあって、前記フロートストッパに液中に混入し
ている摩耗粉を磁気的に吸着する磁性吸着面を一体的に
設けたから、液面検出装置を有効利用して液中の摩耗粉
を1箇所に集めることができ、この摩耗粉による内燃機
関等の異常摩耗を液面検出装置で軽減でき、コストの低
減および信頼性の向上を図れる。一方、磁性フロートと
フロートストッパの磁性吸着面とでは設定された磁力の
強さが異なり、液中に生ずる鉄粉等の摩耗粉が磁性フロ
ートではなくフロートストッパの上面側の磁性吸着面に
吸着されるようにしたから、磁性フロートの動きが摩耗
粉により妨げられるおそれを防止でき、液面検出の信頼
性を向上できる。
特に、本考案のフロートストッパは、ガイド筒部の上
部の外周面に一体に嵌着され、このフロートストッパの
上面部のみに磁性吸着面を設けたから、液中に浸漬され
た磁性フロートの内周面にとってフロートストッパの上
面側が傘の役目を果し、液中に生じた鉄粉等の摩耗粉は
上面側の磁性吸着面に吸着されるが、フロートストッパ
の下面側に吸引されることはなく、この点で、ガイド筒
部と磁性フロートとの摺動間隙への摩耗粉の侵入を確実
に防止できる。
また、本考案によれば、前記フロートストッパを筒形
に形成し、その上面部と下面部との間に上面部の磁性吸
着面の磁気的影響が下面部に及ばない距離を確保したか
ら、フロートストッパは磁性吸着面を有するが磁性フロ
ートを磁気的に吸引せず、かつフロートストッパの下面
部に磁性フロートの上昇を規制するための突起状のフロ
ート係止部を設けたから、液膜を挟んで平面と平面が密
着する場合にその平面間に密着保持力(吸着力)が働く
現象の発生を防止して、液面降下時の磁性フロートの円
滑な下降動作を確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の液面検出装置の一実施例を示す断面
図、第2図(A)はそのフロートストッパの平面図、第
2図(B)はそのフロートストッパの断面図である。 3……液面検出装置、6……ガイド筒部、7……リード
スイッチ、8……フロートストッパ、8a……磁性吸着
面、8b……フロート係止部、9……磁性フロート、11…
…摩耗粉。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】液面の変動に応じて上下動する磁気を帯び
    た磁性フロートと、この磁性フロートの上下動をガイド
    するガイド筒部と、このガイド筒部内に配設されたリー
    ドスイッチと、前記ガイド筒部の上部の外周面に一体に
    嵌着されて磁性フロートの上昇を規制するフロートスト
    ッパとを有する液面検出装置において、 前記磁性フロートには、リードスイッチを作動させるに
    は十分であるが液中に混入した摩耗粉を吸着集積するに
    は不十分な磁力を設定し、 前記フロートストッパは筒形に形成し、 このフロートストッパにて磁性フロートの磁束に影響を
    与えないフロートストッパの上面部のみに、磁性フロー
    トの磁力よりも強く液中に混入している摩耗粉を磁気的
    に吸着可能の磁力を着磁設定した磁性吸着面を一体的に
    設け、 前記フロートストッパにて前記磁性吸着面の磁気的影響
    の及ばない下面部に、前記磁性フロートの上昇を規制す
    るための突起状のフロート係止部を設けた ことを特徴とする液面検出装置。
JP1989012805U 1989-02-06 1989-02-06 液面検出装置 Expired - Lifetime JP2525440Y2 (ja)

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