JPH0558755U - 仮設屋根 - Google Patents

仮設屋根

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JPH0558755U
JPH0558755U JP658092U JP658092U JPH0558755U JP H0558755 U JPH0558755 U JP H0558755U JP 658092 U JP658092 U JP 658092U JP 658092 U JP658092 U JP 658092U JP H0558755 U JPH0558755 U JP H0558755U
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temporary roof
frame
roof
frames
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聡一郎 小西
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築構築現場の上面に仮設されるシート状の
仮設屋根であって、軽量で強度があり、シートをガイド
するガイド溝の凍結しない寒冷地向けの仮設屋根を提供
することを目的とする。 【構成】 平行に配置した桁材に複数の中空妻型フレー
ムを架設し、隣合うフレーム間にそれぞれシートを開閉
自在に張設してなる仮設屋根において、前記隣合うフレ
ームのうち少なくとも一組には中空部に連通する透孔を
設け、該透孔に温風吹き込み用ダクトを連結したもので
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は建築、構築現場の上面に取付け、現場を雨、風、雪などから保護し、 作業の円滑化を計るための仮設屋根に関し、特に寒冷地で使用するためのシート 保持部の凍結を防止する機構を供えた仮設屋根に係わる。
【0002】
【従来技術】
土木、建築工事はその大部分が屋外で行われるので、雨、風、雪などの自然条 件の影響を受け、降雨時また寒冷地における冬期の工事は稼働率が極端に低下し 工程の遅延あるいは稼働率の低下に伴う工事費の増大などの要因となっている。 また降雨時あるいは冬期における屋外作業は作業員の健康を損ねるばかりでは なく、作業環境の悪化によりスリップ、転落など不慮の事故を招く原因となって いる。
【0003】 そこで昨今、構築物全体あるいは現場の一部分を取り囲むように屋根を形成し 、この上にシートを張設して雨雪を防ぐという仮設屋根が提案されている。 この仮設屋根は鉄骨、アルミ製のフレームを立て、このフレームの溝を利用し てシートを展帳するようにしたもので、重機を用いて資材などの搬入を行うとき には前記シートの一部を巻きとったりして開口部を設け資材搬入口を確保してい る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで前記仮設屋根は雨、風、雪から現場を保護し、特に寒冷地における冬 の現場で有用性を発揮するものであるが資材搬入及び出入口の確保にあたって以 下のような問題点がある。 すなわち前記の通り隣合うフレームの溝を用いてシートを展帳する構造となっ ているため寒冷地においては雪が前記溝に入込み、雪及び融雪水が凍結し、シー トの巻取り、巻き戻しが出来ず、搬入口の確保および夜間における閉鎖が出来な いことになる。
【0005】 本考案は前記のような難点を排除するためになされたもので、その目的とする ところは軽量で強度があり、かつシートのガイド溝の凍結しない寒冷地向け仮設 屋根を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本考案の仮設屋根は、平行に配置した桁材に複数の 中空妻型フレームを架設し、隣合うフレーム間にそれぞれシートを開閉自在に張 設してなる仮設屋根において、前記隣合うフレームのうち少なくとも一組には中 空部に連通する透孔を設け、該透孔に温風吹込み用ダクトを連結したものである 。
【0007】 本考案の仮設屋根は、隣合う妻型フレームのうち少なくとも一組に中空部に連 通する透孔を設け、該透孔に温風吹込み用ダクトを連結したので、前記ダクトか らフレーム中空部に温風が吹込まれてフレームが加熱されガイド溝内の雪、融雪 水の凍結を防止し、シートを円滑に開閉することが出来る。
【0008】
【実施例】
以下図示の実施例に基づき本考案を具体的に説明する。図1は本考案の一実施 例による仮設屋根を、山止めを施し地下躯体構築中の現場全体に架設した状態を 示す側面図、図2は同上の一部省略した斜視図で図中符号10が仮設屋根である 。
【0009】 仮設屋根10は、現場の両側に現場を挟むようにして平行配置した桁材11、 11の上に架設され、妻型フレーム12、シート13を主要部材とする。
【0010】 妻型フレーム12は山形の屋根部材12aと支柱12bとからなり、図3に示 すような型材15から構成されている。この型材15はアルミ合金製の中空押し 出し型材で、相対向する側壁15a、15aの上下端部には外向きに開口する欠 円状のガイド溝15bが形成されている。
【0011】 前記型材15を用いて妻型フレーム12を形成するには、まず所定長さの一対 の型材15、15を図4に示すように連結部材16で接続し山形の屋根部材12 aを形成する。この連結部材16は、中空く字型で型材15の中空部15cに嵌 合される形状と大きさを有し、左右の型材15、15の端部に連結部材16を挿 入して連結部材に設けた透孔に型材15に設けたボルト孔18からボルト19を 貫通させてナット20で固定するものである。さらに連結部材16により山形に 形成された屋根部材12aの各軒側端部には、支柱12bが固定される。これら の支柱12b、12bも前記の通り屋根部材12aを構成する型材15と同一型 材で構成され、図5に示すように連結部材21によって屋根部材12aと接続さ れている。この連結部材21も前記屋根部材12aの連結部材16と同様に型材 の中空部15cに挿入される形状と大きさを有し、屋根部材12aの軒側から垂 直に支柱12bを取り付けボルト22で固定する。前記屋根部材12a、支柱1 2bとからなる妻型フレーム12は現場の大きさにあわせて所定の数をあらかじ め地上で組み立てておくものである
【0012】 さて前記妻型フレーム12は、現場を挟むように長手方向に配置した一対の桁 材11、11の上面に同一レベルで平行に敷設したレール23、23に走行部材 24を用いて固定される。なお本実施例は図6に示すように合計6個の妻型フレ ーム12A〜12Fを使用する例を示している。レール上に自立した各妻型フレ ーム12には図6に示すように棟木25、母屋桁26、軒桁27を取付けた上で 、ルーフブレス28及びタイロッド29で補強する(図2参照)。
【0013】 また前記桁材11上に固定した妻型フレームのうち中央部に位置するフレーム 12C、12Dの支柱12bの前壁には図7に示すように中空部15cに連通す るネジ孔30を穿設し、この透孔にはカプラー31をネジ込んで固定する。そし てこのカプラー31には現場内に配置した温風発生装置32に連結したダクト3 3を接続する(図8)。前記温風発生装置32はヒータ及びファンを内蔵し、温 風を発生させるものでフレーム12のに配設した温度センサーSと連結されたコ ントロールボックスBが制御しており、本実施例においてはフレーム12の表面 温度が摂氏1度になったとき温度センサーSからの信号によりコントロールボッ クスBが温風発生装置32に通電して作動させ、フレーム12の中空部に温風を 吹込み、熱伝導によりフレームを加熱させる。一方温風発生装置32の加熱によ りフレームの表面温度が摂氏5度になったときにはセンサーSからの信号により コントロールボックスBが電源を遮断し送風を停止するようにしている。。 一方フレーム12C、12Dの前記カプラー31を取付けた支柱と反対側の支 柱13には図9に示すように排気弁34を取付け、フレーム12C、12Dに吹 込んだ温風によりフレーム中空部の圧力が一定値以上になったときに作動して温 風を排気し、フレーム内の温風圧力を調節するようにしている。またフレーム1 2を構成する各型材15の連結部には必要に応じてシリコンゴム等の目止め材を 埋め込んで中空部15cの気密性を保つようにすることが好ましい。なお図8に おいて符号Pは温風発生装置の電源プラグである。
【0014】 つぎに桁材上に固定された各妻型フレーム間に展帳するシート13について説 明する。シート13はポリエステル混紡の帆布製で表面にはポリ塩化ビニールを コーティングして防水処理を施してなり、厚さ0.5〜0.7mm程度で隣会う妻 型フレームのスパンより僅かに幅広で、シート13の両サイドには図10に示す ようにフレームを構成する型材15のガイド溝15bに挿通されシート13を保 持する抜止め部材35が長手方向に取り付けられている。このシート13を各隣 合うフレーム12A、12B…間に展張するには、シート14の両側に取付けた 抜け止め部材31、31を一方の軒部からガイド溝15b、15bに挿入すると 共に、シート14の長手方向端部に固着したリング36にロープ37を取り付け ておき、このロープ36を反対側の軒側から手巻きのウインチなどを用いて巻き 取ると、シート14の抜け止め部材35、35は隣合うフレーム12A、12B …の溝15b内をロープ37に引っ張られながら移動し、同時にシート14がフ レーム間に展張されるものである(図11)。 なおシート14の両サイドには、抜止め部材35に沿って熱、光線吸収効率の 高い色を塗布したり、同色のテープを貼設するようにしてもよい。
【0015】 またシート14の弛みを防止するために軒部に対応する箇所を二重構造とし、 鋼鉄製のパイプなどからなるウェイトバー38を取付けたり(図8)、このウェ イトバー38の両端にラチェット機構を利用した締付け治具39をとりつけて締 付け固定する。さらに必要に応じサイドシート40、切妻シート41を張設する ことも可能で、この場合においてもフレーム12、支柱13のガイド溝15bを 利用する。
【0016】 本実施例の仮設屋根10は前記の構成で、寒冷地の冬季、特に夜間に温風発生 装置32を作動させ、ダクト33を介して妻型フレームに配設したカプラー31 から温風をフレーム12の中空部に吹き込んでおけば、温風の有する熱によって フレームが加熱されシート14を保持するフレームのガイド溝15bにたまった 雪あるいは融雪水が凍結することがなく、シートの開閉を円滑に行うことができ る。
【0017】 なお前記実施例においては温風の吹込み及び停止の設定温度を摂氏1度、摂氏 5度としたがこれに限定されるものではなく、仮設屋根を設置する場所の自然条 件などにより種々調整が可能であることはいうまでもない。
【0018】 また本考案は前記実施例に限定されるものではなく、考案の趣旨を変更しない 限度において種々の修正、設計変更が可能であることはいうまでもない。
【0019】
【考案の効果】
本考案は前記の構成としたので、シートスライド用のガイド溝が凍結すること がなく寒冷地においてもシートの開閉を円滑に行うことができるという特有の効 果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の仮設屋根を示す側面図である。
【図2】本考案の仮設屋根を示す一部省略した斜視図で
ある。
【図3】型材を示す一部省略した斜視図である。
【図4】屋根部材の連結状態を示す図である。
【図5】屋根部材と支柱の連結状態を示す図である。
【図6】フレームの配置状態を示す側面図である。
【図7】カプラーの取付状態を示す図である。
【図8】温風発生装置を取付けたフレームの斜視図であ
る。
【図9】排気弁の取付け状態を示す図である。
【図10】シートを示す一部省略した図である。
【図11】シートの展帳方法を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 仮設屋根 11 桁材 12 妻型フレーム 12a 屋根部材 12b 支柱 13 シート 15 型材 15a 側壁 15b 溝 15c 中空部 16、21 連結部材 18 ボルト孔 19、22 ボルト 20 ナット 23 レール 24 走行部材 25 棟木 26 母屋桁 27 軒桁 28 ルーフブレス 29 タイロッド 30 ネジ孔 31 カプラー 32 温風発生装置 33 ダクト 34 排気弁 35 抜止め部材 36 リング 37 ロープ 38 ウェイトバー 39 締付け治具 40 サイドシート 41 切妻シート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行に配置した桁材に複数の中空妻型フ
    レームを架設し、隣合うフレーム間にそれぞれシートを
    開閉自在に張設してなる仮設屋根において、前記隣合う
    フレームのうち少なくとも一組には中空部に連通する透
    孔を設け、該透孔に温風吹込み用ダクトを連結した仮設
    屋根。
JP1992006580U 1992-01-23 1992-01-23 開閉式仮設屋根におけるシート保持部の凍結防止構造 Expired - Lifetime JP2570017Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0262045U (ja) * 1988-10-27 1990-05-09
JPH0414573A (ja) * 1990-05-07 1992-01-20 Mitsui Constr Co Ltd ドーム構造物の融雪構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0262045U (ja) * 1988-10-27 1990-05-09
JPH0414573A (ja) * 1990-05-07 1992-01-20 Mitsui Constr Co Ltd ドーム構造物の融雪構造

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