JPH0558502A - シート材判別装置 - Google Patents

シート材判別装置

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Publication number
JPH0558502A
JPH0558502A JP3221837A JP22183791A JPH0558502A JP H0558502 A JPH0558502 A JP H0558502A JP 3221837 A JP3221837 A JP 3221837A JP 22183791 A JP22183791 A JP 22183791A JP H0558502 A JPH0558502 A JP H0558502A
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JP
Japan
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sheet material
plate
mounting table
sheet
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP3221837A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Nishiyama
幹雄 西山
Katsunori Shirata
勝教 白田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP3221837A priority Critical patent/JPH0558502A/ja
Publication of JPH0558502A publication Critical patent/JPH0558502A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート材供給装置に備えられ、シート材の有
無を判別する判別装置を得る。 【構成】 枚葉装置10は吸盤28、30、34、36
によって印刷版載置台60上に積層されたPS版62を
吸着する。各吸盤が取り付けられた吸盤支持バー20及
び押さえバー22は、エアーシリンダ16の駆動により
PS版へ接近される。押さえバーの中間部には、PS版
へ向けて突出された一対のピンプローブ72を備えた版
検出器70が取り付けられている。ピンプローブは、P
S版へ接近当接することによって、圧縮コイルばね74
により密着される。一対のピンプローブの間に、電圧が
印加されるとPS版のアルミ面に接触している場合に通
電状態となる。PS版の排出が終了し当て紙66へ接触
した状態では、一対のピンプローブの間は、非通電状態
となる。これによって、印刷版載置台上のPS版の有無
が判別される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート材料供給装置に
おいて、積層されたシート材料の有無を判別するシート
材判別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、新聞の輪転機等に使用される感
光性平版印刷版は、印刷版載置台に多数枚層状に搭載さ
れている。この感光性平版印刷版は、焼付装置によって
画像が焼付られた後に輪転機等による印刷工程へ送られ
る。
【0003】焼付装置には、感光性平版印刷版を印刷版
載置台から供給するための供給装置が隣接されている。
供給装置は、吸盤によって感光性平版印刷版の表面を吸
着して、この吸盤内の真空状態を真空スイッチによって
検出した時点で、感光性平版印刷版を吸着したと判断し
て焼付装置へ搬送する枚葉装置が備えられたものがあ
る。
【0004】供給装置には、枚葉装置によって印刷版載
置台の感光性平版印刷版を最上層から吸着搬送し、印刷
版載置台上の感光性平版印刷版が全て搬送されると、新
たに感光性平版印刷版を搭載した印刷版載置台が装填さ
れるようになっている。
【0005】印刷版載置台上に感光性平版印刷版が無く
なった状態で枚葉装置が作動した場合、枚葉装置の吸盤
が印刷版載置台の搭載面へ吸着したり、感光性平版印刷
版の版面保護のために感光性平版印刷版と印刷版載置台
の搭載面との間に介在された当て紙を吸着してしまい、
真空スイッチが誤動作してしまうという問題がある。
【0006】これを防止するために、吸盤に対向する印
刷版載置台の搭載面に貫通孔を設ける方法がある。これ
によれば、感光性平版印刷版が無くなった状態で枚葉装
置が作動すると、吸盤が貫通孔部分を吸着しようとする
ことになり、貫通孔から吸い込まれる空気によって吸盤
内が負圧状態とならない。この状態では真空スイッチは
作動せず、これによって、感光性平版印刷版が無くなっ
たことを判断して、例えば表示等によって作業者に感光
性平版印刷版の排出が終了したことを報知することがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、印刷版
載置台の搭載面に貫通孔を設ける場合、当て紙にも前記
貫通孔に対応した位置に正確に孔を開ける必要がある。
また、この貫通孔から侵入する湿気あるいは光によっ
て、感光性平版印刷版の品質を損ねる恐れがある。
【0008】本発明の上記事実を考慮してなされたもの
であり、シート材供給装置において、簡単な構成でシー
ト材の品質を損なうことなくシート材の有無を判断する
ことができるシート材判別装置を得ることが目的であ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
シート材判別装置は、載置台のシート材搭載面上に積層
されたシート材を上層から引き出すシート材供給装置に
備えられ、前記載置台上の前記シート材の有無を検出す
るためのシート材判別装置であって、前記シート材搭載
位置に対応して配置され信号出力部及びこの信号出力部
から出力された信号が前記シート材又は前記載置台を介
して入力される信号入力部を備えた信号伝達手段と、前
記信号伝達手段の信号入力部に入力された信号によって
前記載置台上の前記シート材の有無を判別する判別手段
と、を有することを特徴とする。
【0010】本発明の請求項2に係るシート材判別装置
は、請求項1のシート材判別装置であって、少なくとも
前記信号伝達手段に対応される前記載置台の搭載面と前
記シート材との導電率が異なるものにおいて、前記信号
伝達手段の信号出力部と信号入力部とが各々前記シート
材又は前記載置台のシート材搭載面に接触される電極を
有し、一対の電極間に電圧を印加することにより前記信
号入力部に入力される電流値によって導電率を検出する
ことを特徴とする。
【0011】本発明の請求項3に係るシート材判別装置
は、請求項1のシート材判別装置であって、少なくとも
前記信号伝達手段に対応される前記載置台の搭載面と前
記シート材との光の反射率の異なるものにおいて、前記
信号出力部が前記シート材又は前記載置台のシート材搭
載面に向けて光を照射する投光部であり、前記信号入力
部が前記光の反射光を受ける受光部であり、前記受光部
に入力される反射光量によって反射率を検出することを
特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の請求項1に記載のシート材判別装置
は、信号伝達手段の信号出力部と信号入力部とが積層さ
れたシート材の最上層へ対向している。また、シート材
が全て排出された場合、信号出力部と信号入力部とは載
置台のシート材搭載面へ対向する。信号出力部からシー
ト材又は載置台シート材搭載面を介して信号入力部へ入
力した入力信号によって判別手段は、シート材である
か、載置台のシート材搭載面であるかによって載置台上
のシート材の有無を判別する。
【0013】載置台とシート材とは、信号伝達手段へ異
なる信号を入力させることができればよく、シート材と
載置台との間に他の部材を配設し、シート材とこの部材
とが異なる信号を信号入力手段へ入力することができれ
ばよい。この入力信号の変化を判別手段が判別してシー
ト材の有無を判断することができればよい。
【0014】これによって、載置台には、貫通孔等を設
ける必要はなく、搭載したシート材の品質を損ねること
はない。
【0015】本発明の請求項2に記載のシート材判別装
置は、シート材に対応するように一対の電極を備えてい
る。一対の電極には、電圧が印加される。シート材と載
置台のシート材搭載面とでは導電率が異なるため、一対
の電極がシート材と接触している場合と、載置台のシー
ト材搭載面に接触している場合では、入力される電流値
が異なる。
【0016】判別手段は、この電流値の変化によって、
簡単にシート材の有無を判別することができる。尚、シ
ート材と載置台の導電率を変えるために、少なくとも一
方に、導電体又は非導電体を設けてもよい。
【0017】本発明の請求項3に記載のシート材判別方
法は、光電センサによって光の反射量を測定する。シー
ト材と載置台のシート材搭載面の表面との光の反射量を
測定し、その相違によってシート材の有無を判別する。
この場合、この好ましくは、シート材と搭載台の表面と
の反射率を大きく変化させることである。
【0018】検出手段として光電センサを使用した場
合、被測定物へ直接接触するこなく測定できるため、シ
ート材の表面を傷めることがない。
【0019】
【実施例】
(実施例1)図1乃至図6には、本発明が適用された感
光性平版印刷版供給装置の枚葉装置10が示されてい
る。
【0020】図1に示されるように、枚葉装置10は、
印刷版載置台60に層状に搭載された感光性平版印刷版
(例えばPS版、以下「PS版」と言う)を1枚づつ吸
着して、図示しない版材焼付装置へ供給するようになっ
ている。この版材焼付装置では、原稿フィルムに記録さ
れた画像をPS版62へ焼付けて、印刷工程で印刷する
ための印刷版を作成するようになっている。尚、各図に
示される矢印C方向は、印刷版載置台60に搭載されて
PS版62との接離方向を示し、図2乃至図6は、印刷
版載置台60の上方から、PS版62の表面に沿った方
向(図1に示す大矢印A方向)から見た平面図であり、
図2は枚葉装置10の斜視図である。
【0021】印刷版載置台60は、例えば、ステンレス
製の背板64にPS版62を傾斜させた状態で層状に積
載するようになっている。この積載の際、PS版62と
背板64と間には、PS版62の表面を保護するため
に、ボール紙等の当て紙66を介在させている。また、
積層されるPS版62は、感光層側が背板64側へ向け
られて支持体であるアルミが露出した面が上方へ向けら
れている。
【0022】PS版62を積層して搭載した印刷版載置
台60は、PS版供給装置の枚葉装置10に対向する状
態で装填されて位置決めされる。これによって、PS版
62のアルミ面が枚葉装置10へ対向される。
【0023】図2及び図3に示されるように、枚葉装置
10には、ベースプレート12が備えられており、この
ベースプレート12には、枚葉装置10によって図示し
ない焼付装置へPS版62を供給する供給装置へ取り付
けられる一対の取付部14が形成されている。
【0024】ベースプレート12の一方の面(図2及び
図3では紙面手前側)には、中間部に駆動軸16AをP
S版62の接離方向(矢印C方向)でPS版62側へ向
けて配置されたエアーシリンダ16が断面形状を略L字
状とするブラケット18によって取り付けられている。
エアーシリンダ16の駆動軸16Aの中間部は、吸盤支
持バー20の中間部へ連結され、さらに、駆動軸16A
の先端部は、吸盤支持バー20の中間部を貫通して押さ
えバー22の中間部に連結されている。
【0025】エアーシリンダ16の両側には、ガイドロ
ッド24が、軸方向がエアーシリンダ16の駆動軸16
Aと平行となるように配設されている。ガイドロッド2
4の中間部はリニアベアリング26に挿入され、矢印C
方向に沿って移動可能に支持されている。リニアベアリ
ング26は、断面形状が略L字状のブラケット26Aに
よってベースプレート12へ支持されている。また、ガ
イドロッド24の先端は、押さえバー22へ連結されて
いる。このため、吸盤支持バー20及び押さえバー22
は、エアーシリンダ16の駆動によってベースプレート
12の接離方向(矢印C方向)へ平行移動される。
【0026】吸盤支持バー20の中間部でベースプレー
ト12側には、エアーシリンダ46が配設されている。
このエアーシリンダ46の駆動軸46Aは、吸盤支持バ
ー20を貫通して、押さえバー22へ連結されている。
押さえバー22は、エアーシリンダ46の駆動によって
矢印C方向(吸盤支持バー20との接離方向)へ平行移
動される。
【0027】吸盤支持バー20の長手方向の両端部に
は、吸盤28、30が配設されている。吸盤28は、吸
盤支持部28Aを介して吸盤支持バー20へ支持されて
いる。この吸盤支持部28Aには、負圧供給手段が接続
され負圧が供給されるようになっている。
【0028】吸盤30は、スライドブラケット32を介
して吸盤支持バー20へ取り付けられている。このスラ
イドブラケット32の吸盤支持バー20への取り付け
は、吸盤支持バー20の端部に、吸盤支持バー20の長
手方向に沿って穿設された長円20Aを貫通する図示し
ないピン等によって行われており、スライドブラケット
32が、吸盤支持バー20の長手方向に沿ってスライド
可能とされている。これによって、吸盤28の吸盤30
の間隔を変更することができ、PS版62のサイズの変
更に対応可能となっている。
【0029】吸盤30は、吸盤支持部30Aを介してス
ライドブラケット32へ取り付けられている。この吸盤
30は負圧供給手段からの負圧が供給されるようになっ
ている。
【0030】また、押さえバー22には、ガイドロッド
24の先端近傍に吸盤34、36が配置されている。吸
盤34、36は、吸盤支持部34A、36Aに取り付け
られており、吸盤支持部34A、36Aは、中間部が押
さえバー22へ連結され、さらに、先端部は押さえバー
22を貫通して吸盤支持バー20へ貫通挿入され、矢印
C方向に沿ってスライド可能とされている。吸盤34、
36には、吸盤支持部34A、36Aを介して負圧供給
手段から負圧が供給される。
【0031】吸盤支持バー20の長手方向の両端には、
エアーノズル38、40が、断面形状が略L字状のブラ
ケット38A、40Aを介して取り付けられている。エ
アーノズル38、40は、エアー供給手段によってエア
ーが供給される。エアーノズル38、40の吐出口は互
いに向き合って設けられ、エアーを互いに向き合う方向
へ吐出するようになっている。
【0032】また、押さえバー22の長手方向の両端部
及び中間部には、押さえ部材48が配設されている。ま
た、吸盤支持バー20の長手方向の両端部には、押さえ
部材50が配設されている。押さえ部材48、50はゴ
ム製で、吸盤28、30、34、36がPS版62を吸
着する際に、PS版62の表面へ当接するようになって
いる。
【0033】一方、押さえバー22の中央部には、版検
出器70が取り付けられている。図6に示されるよう
に、版検出器70には、PS版62の表面へ向け先端が
押さえ部材48から突出して一対のピンプローブ72が
突設されている。ピンプローブ72の先端と版検出器7
0との間には圧縮コイルばね74が設けられ、先端がP
S版62へ向けて付勢されている。ピンプローブ72の
先端は、押さえ部材48から突出しており、枚葉装置1
0がPS版62へ接近することにより、最初にPS版6
2へ接触するようになっている。また、一対のピンプロ
ーブ72の先端は、PS版62の表面へ当接すると、圧
縮コイルばね74の付勢力に抗して縮むと共に、PS版
62の表面へ密着される。
【0034】PS版62の支持体のアルミ板表面は、通
常、陽極酸化によって非導電性の酸化アルミニウムの極
めて薄い被膜が形成されているが、この被膜は極めて薄
いため、ピンプローブ72を押圧し、電圧を印加するこ
とにより通電することができる。あるいは、ピンプロー
ブ72の先端を鋭利な形状とし、この酸化アルミニウム
の被膜を突き破って、ピンプローブ72の先端をアルミ
ニウム板に当ててもよい。
【0035】図7に示されるように、版検出器70のピ
ンプローブ72は、制御装置76の制御部78へ接続さ
れている。制御装置76には、負圧供給手段80、エア
ーシリンダ駆動手段82、エアー供給手段84及び表示
器86が備えられ、枚葉装置10の作動を制御するよう
になっている。
【0036】また、制御装置76には、版検出器70、
制御部78及び表示器86によってPS版62を検出す
る版別装置が構成されている。
【0037】一対のピンプローブ62の先端は、押さえ
バー22がPS版62へ接近することによってPS版6
2のアルミ面へ接触される。この接触状態で制御部78
から一対のピンプローブ72の間に一定の電圧を印加す
るようになっている。一対のピンプローブ72がPS版
62のアルミ面に接触している場合、一対のピンプロー
ブ72の間は略導通状態となる。また、一対のピンプロ
ーブ72が当て紙66へ接触している場合、一対のピン
プローブ72の間は電気的に開放状態となり、これによ
って制御部78は、印刷版載置台60上にPS版62が
あるか否かを検知するようになっている。
【0038】制御部78では、PS版62が検知されな
い場合、エアーシリンダ駆動手段82を作動させて枚葉
装置10を印刷版載置台60近傍から退避させると共
に、表示器86によって、PS版62の排出が終了した
ことを表示するようになっている。
【0039】次に本実施例の作用を説明する。印刷版載
置台60に搭載されたPS版62は、背板64と最下層
のPS版62との間に当て紙66が介在され、アルミの
支持板側の面が上方となって、積層されている。このP
S版62を搭載した、印刷版載置台60はPS版供給装
置の枚葉装置10へ対向されて装填され位置決めされ
る。
【0040】この後、枚葉装置10を作動させて、PS
版62を1枚づつ印刷版載置台60から吸着して移動さ
せる。
【0041】図3に示されるように、初期状態の枚葉装
置10は、エアーシリンダ46の駆動軸46Aは収容さ
れた状態となっており、吸盤支持バー20と押さえバー
22とは、接近した状態となっている。また、エアーシ
リンダ16も駆動軸16Aを収容した状態である。
【0042】この状態から、枚葉装置10を印刷版載置
台60に搭載したPS版62へ対向させ、エアーシリン
ダ16を駆動させる。これによって、図4に示されるよ
うに、駆動軸16Aが突出し、吸盤支持バー20及び押
さえバー22がPS版11の表面へ接近する。尚、エア
ーシリンダ16の駆動軸16Aのストローク長は、印刷
版載置台60の最下層のPS版11を吸着可能な長さと
なっている。
【0043】吸盤支持バー20及び押さえバー22のP
S版11への接近によって、押さえ部材48、50がP
S版62の表面へ当接すると共に吸盤28、30、3
4、36がPS版11の表面へ当接する。
【0044】また、図6に示されるように、版検出器7
0の一対のピンプローブ72の先端も、PS版12の表
面へ接近し、さらに、PS版62の表面へ密着する。こ
の状態で一対のピンプローブ72の間に電圧が印加され
る。一対のピンプローブ72が当接したPS版62の表
面は前述のように酸化アルミニウムの被膜で覆われてお
り、高い抵抗値を示すものの、一対のピンプローブ72
の間が通電状態となる。ピンプローブ72の先端を針上
の鋭利な形状とした場合は、この酸化アルミニウムの被
膜をピンプローブ72の先端で突き通して、アルミニウ
ム層の表面で通電状態とすることができる。これによっ
て制御装置78はPS版62であると判断して負圧供給
手段80を作動させる。
【0045】負圧供給手段80の作動によって、吸盤2
8、30、34、36の内部は負圧状態となり、各吸盤
がPS版62の表面へ吸着する。
【0046】PS版62を吸盤28、30、34、36
が吸着すると、エアーシリンダ駆動手段82が作動し、
エアーシリンダ46が押さえ部材22を吸盤支持バー2
0から離反させる。これによって、図5に示されるよう
に、押さえ部材48が、積層されたPS版11の最上層
へ当接した状態で、吸盤支持バー20が押し戻され、吸
盤34、36に吸着されたPS版11の端部が捲り上げ
られる。この状態で、エアー供給手段84が作動してエ
アーノズル38、40へエアーが供給され、エアーノズ
ル38、40から、最上層のPS版11が捲り上げられ
た端部から、最上層のPS版11と次のPS版11との
間にエアーを吐出する。このエアーによって最上層のP
S版11が次のPS版11から剥離される。
【0047】この後、エアーシリンダ16を駆動させて
駆動軸16Aを本体内へ収容すると共に、エアーシリン
ダ46を駆動させて駆動軸46Aを本体内へ収容させ
る。これによって、PS版62は、吸盤28、30、3
4、36によって、略一直線状に吸着されて移動され
る。
【0048】さらに、PS版11は吸着された状態で図
示しない焼付装置へ搬送される。各吸盤へ供給されてい
る負圧が解除されると、各吸盤はPS版62を吸着しな
くなり、各吸盤とPS版62とが分離し、PS版62が
焼付装置へ受け渡される。
【0049】これを順次繰り返して、印刷版載置台60
からPS版62が焼付装置へ供給される。最下層のPS
版11が吸着搬送されると、印刷版載置台60の背板6
4上には、当て紙66が残る。この状態で枚葉装置10
が作動すると、版検出器70のピンプローブ72が当て
紙66へ当接する。この状態で一対のピンプローブ72
の間に電圧が印加されても、当て紙66は非導電材であ
るため、一対のピンプローブ72の間には電流は流れな
い。これによって、制御装置78は、印刷版載置台60
上にPS版62が搭載されていないと判断する。この判
断で、制御装置78は、表示器86によってこの表示を
行う。この表示は、ディスプレー、ランプ等の表示でも
よく、さらに、アラーム等によって音を出力してもよ
い。
【0050】この表示と共に、制御装置78は、エアー
シリンダ駆動手段82を作動させて枚葉装置10を印刷
版載置台60から離反させる。
【0051】作業者は、表示器86の表示によってPS
版供給装置に装填された印刷版載置台60からPS版6
2の排出が終了したことを知り、新たにPS版62を搭
載した印刷版載置台60を装填しなおせばよい。これに
よって、印刷版載置台60にPS版62が無くなった状
態で枚葉装置10が作動することがなく、また、PS版
62が供給されないために焼付装置の稼働が停止してし
まうことがない。
【0052】また、印刷版載置台60上のPS版62の
有無を検出は、一対のピンプローブ72と、一対のピン
プローブ72の間に電圧を印加する制御装置82との簡
単な構成とすることができる。一対のピンプローブ72
の間に印加される電圧は低いものでよく、負圧供給手段
を作動させる前に、一対のピンプローブ72の間の導通
を確認するだけでよいため、消費電力も極めて少なくす
ることができる。
【0053】さらに、印刷版載置台60、当て紙66に
直接孔を開けることがなく、PS版62の感光層側が露
出していないため、PS版62の品質を低下させること
がない。
【0054】尚、本実施例では、PS版62と印刷版載
置台60を適用して説明したが、シート材及び載置台は
これに限定するものではない。また、シート材と載置台
との導電率を変化させるために、導電性又は非導電性の
テープを貼付してもよく、また、一方に他方と導電率の
異なるテープを貼付するものであってもよい。この場
合、電導度が変化したことを検出することによってシー
ト材の有無を判別すればよい。
【0055】(実施例2)次に、本発明の実施例2につ
いて説明する。なお、基本的な構成は実施例1と略同様
であり、実施例2では、実施例1と同じ部品には、同じ
番号を付与してその説明を省略している。
【0056】図8に示されるように、吸盤支持バー20
の中間部には、光電センサ90が配設されている。光電
センサ90は、投光部92と受光部94とが設けられ、
枚葉装置10に対向されるPS版62側へ向けられてお
り、投光部92から照射した光が反射して受光部94に
到達する量をアナログ量の電気信号に変換する反射型ア
ナログ出力光電センサを構成している。図9に示される
ように、受光部94から出力される電気信号は、コンパ
レータ96を介して制御装置78へ接続されている。コ
ンパレータ96は、受光部94からの電気信号が一定値
以上であった場合に制御装置78へ信号を出力するよう
になっている。
【0057】一方、印刷版載置台60に設けられた当て
紙66は、表面が黒く塗られて光の反射量を押さえるよ
うになっている。これによって、投光部92から照射さ
れた光は、PS版62の表面で反射されて受光部94へ
戻り、その反射光量が電気信号に変換される。この場
合、コンパレータ96は、電気信号が所定値以上に達し
ていると判断して、制御装置78へ出力する。また、投
光部92の光が当て紙66に照射された場合、表面が黒
く塗られているため受光部に戻る光が少なく、電気信号
に変換されても、コンパレータ96は制御装置78へ信
号を出力しないようになっている。
【0058】コンパレータ96から出力された信号によ
って、制御装置78は印刷版載置台60上にPS版62
が搭載されているか否かを的確に判断することができ
る。
【0059】検出手段として光電センサ90を適用した
場合、PS版62と直接接触することがないため、PS
版62の表面を傷めることがない。
【0060】また、比較的シート材が光を反射し難い場
合、当て紙66に相当する部材を、光を反射し易い材質
とし、反射された光の量が少ない場合に、シート材があ
ると判断し、反射された光の量が多い場合に、シート材
が無くなったと判断するものであってもよい。
【0061】尚、実施例2では、当て紙66を印刷版載
置台60とPS版62との間に介在させたが、介在させ
る部材はこれに限定するものではなく、また、必要がな
い場合なにも介在させなくてもよい。
【0062】また、本発明の実施例1及び実施例2で
は、シート材としてPS版62を適用し、載置台として
印刷版載置台を適用した例について説明したがこれに限
定するものではない。また、信号伝達手段は、シート材
の材質に応じて適用することができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明のシート材判
別装置は、シート材の有無を確実に判断することがで
き、これによって、供給装置の誤動作を防止することが
できる。
【0064】また、載置台に特別な加工を施す必要がな
いため、載置するシート材の品質を損なうことがない優
れた効果を得るこができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る印刷版載置台を示す斜視
図である。
【図2】本実施例に係る枚葉装置を示す斜視図である。
【図3】本実施例に係る枚葉装置を示す平面図である。
【図4】本実施例に係る枚葉装置によってPS版を吸着
した状態を示す平面図である。
【図5】本実施例に係る枚葉装置によって最上層のPS
版を捲くり上げた状態を示す平面図である。
【図6】実施例1に係る版検出器がPS版と接触した状
態を示す要部平面図である。
【図7】実施例1に係る制御装置の構成を示すブロック
図である。
【図8】実施例2に係る光電センサを示す要部平面図で
ある。
【図9】実施例2に係る制御装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
10 枚葉装置 60 印刷版載置台(載置台) 62 PS版(シート材) 70 版検出器(信号伝達手段) 72 ピンプローブ 78 制御部(判別手段) 86 表示器 90 光電センサ(信号伝達手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 載置台上に積層されたシート材を上層か
    ら引き出すシート材供給装置に備えられ、前記載置台の
    シート材搭載面上の前記シート材の有無を検出するため
    のシート材判別装置であって、前記シート材搭載位置に
    対応して配置され信号出力部及びこの信号出力部から出
    力された信号が前記シート材又は前記載置台を介して入
    力される信号入力部を備えた信号伝達手段と、前記信号
    伝達手段の信号入力部に入力された信号によって前記載
    置台上の前記シート材の有無を判別する判別手段と、を
    有することを特徴とするシート材判別装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも前記信号伝達手段に対応され
    る前記載置台の搭載面と前記シート材との導電率が異な
    るものにおいて、前記信号伝達手段の信号出力部と信号
    入力部とが各々前記シート材又は前記載置台のシート材
    搭載面に接触される電極を有し、一対の電極間に電圧を
    印加することにより前記信号入力部に入力される電流値
    によって導電率を検出することを特徴とする請求項1の
    シート材判別装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも前記信号伝達手段に対応され
    る前記載置台の搭載面と前記シート材との光の反射率の
    異なるものにおいて、前記信号出力部が前記シート材又
    は前記載置台のシート材搭載面に向けて光を照射する投
    光部であり、前記信号入力部が前記光の反射光を受ける
    受光部であり、前記受光部に入力される反射光量によっ
    て反射率を検出することを特徴とする請求項1のシート
    材判別装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6758521B2 (en) 2001-09-05 2004-07-06 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha In-vehicle monitor support structure

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