JPH0558498A - 原稿搬送装置 - Google Patents

原稿搬送装置

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Publication number
JPH0558498A
JPH0558498A JP24060691A JP24060691A JPH0558498A JP H0558498 A JPH0558498 A JP H0558498A JP 24060691 A JP24060691 A JP 24060691A JP 24060691 A JP24060691 A JP 24060691A JP H0558498 A JPH0558498 A JP H0558498A
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JP
Japan
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endless belt
document
sheet material
synthetic resin
resin sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP24060691A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Sato
秀基 佐藤
Soichi Matsushita
壮一 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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Publication of JPH0558498A publication Critical patent/JPH0558498A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷直後でも用紙の搬送に問題がなく、騒音
が小さく、高速搬送にも適する原稿搬送装置を得る。 【構成】 無端ベルト8に形成され静電吸着装置Aに電
源36を供給することによって無端ベルト8に静電吸着
力が与えられ、その吸着力によって原稿Mが吸着され、
その原稿Mが無端ベルト8と一体になって搬送される。
搬送終了後、電源36の供給を停止すると原稿Mに対す
る静電吸着力は作用しなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷機あるいは複写機
等の原稿搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、枚葉印刷機あるいは複写
機は用紙をストッカから一枚づつ印刷位置に移動して印
刷あるいは複写した後、その用紙を順次排出する必要が
ある。この装置は、用紙を移動させるために従来はゴム
ローラによって用紙を挟んで移動させる方法、減圧によ
る吸引力によって用紙を保持して移動させる方法、摩擦
係数の大きなベルトで移動させる方法などが取られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の方法は次のような課題がある。 (a)ゴムローラで挟む方法は挟み込み損ないによる紙
詰まりのトラブルを発生し易く、また印刷直後はインク
が生乾きのため印刷面を挟むことができず、使用できな
い。 (b)減圧による方法はコンプレッサが必要なため、装
置が大がかりになり、また吸引、排気のとき騒音が発生
するため、オフィスユースには使用しにくい。 (c)摩擦係数の大きなベルトを使用する方法は、高速
搬送を行う場合に風圧の影響を受けるので、確実な紙の
保持ができない。
【0004】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
もので、印刷直後でも用紙の搬送に問題がなく、騒音が
小さく、高速搬送にも適する原稿搬送装置を得ることを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために請求項1記載の原稿搬送装置は、所定の間隔を
隔てて配設された一対のローラ間に掛け渡された無端ベ
ルトを備えた原稿搬送装置において、紙葉類を吸着する
静電吸着装置を無端ベルトに形成したことを特徴とす
る。
【0006】請求項2に記載の原稿搬送装置は、静電吸
着装置が誘電体層としての合成樹脂シート材の裏面側に
直流電源が接続され、正極と負極が交互に配置された電
極群を導電性インクによって印刷形成したことを特徴と
する。
【0007】請求項3に記載の原稿搬送装置は、誘電体
層としての合成樹脂シート材にコロナ放電処理法等によ
り表面改質処理を施して印刷性を向上させたことを特徴
とする。
【0008】請求項4に記載の原稿搬送装置は、誘電体
層としての合成樹脂シート材の表面側に耐久性等を向上
させるための表面処理層を印刷形成したことを特徴とす
る。
【0009】請求項5に記載の原稿搬送装置は、誘電体
層としての合成樹脂シート材を透明の合成樹脂シート材
とし、その裏面側に電極群と外観性を高めるための表面
デザイン層とを重ねて印刷形成したことを特徴とする。
【0010】
【作用】無端ベルトに形成された静電吸着装置によって
無端ベルトに静電吸着力が与えられ、その吸着力によっ
て紙葉類が吸着され、吸着された紙葉類が無端ベルトと
一体になって搬送される。
【0011】
【実施例】図1は本発明を複写機に適用した一実施例を
示す側面図であり、複写機本体1の内部上方付近に水平
に設けられたガラス板からなる透明のベース2が水平に
設けられており、その右端部でベース2の高さよりもや
や高い位置に原稿入り口3が設けられている。
【0012】原稿入り口3のやや左側には原稿入り口3
から挿入された原稿Mを挟込み、左方向に押し出す入口
ローラ4,5が設けられ、その入口ローラ4,5の左側
には所定間隔離間して、この例ではベース2の長さ分離
間して配設された主ローラ6および7がそれぞれ軸支さ
れており、その主ローラ6,7に原稿Mよりも幅広で、
白色の無端ベルト8が掛け渡されている。この無端ベル
ト8は後述するように静電吸着機能がオン・オフ制御で
きるようになっている。
【0013】主ローラ7のやや上方には排紙ローラ9が
設けられ、主ローラ7および排紙ローラ9の左側には双
方にかかるように曲面状の排紙ガイド壁10が設けら
れ、無端ベルト8の上方には原稿入り口3から立ち上が
り、若干左下方に傾斜するとともに、左端部がやや上方
に折り曲げられた排紙トレイ11が設けられている。ベ
ース2の右下方には紙送り方向(矢印方向)に移動可能
な原稿読み取り部12が設けられている。
【0014】このように構成された装置は原稿Mが原稿
入り口3から差し込まれると、入り口ローラ4,5によ
って挟まれ前方に送り出されるとともに、ベルト8によ
って静電吸着され、透明のベース2上に沿って前方の所
定位置まで搬送される。原稿読取時には原稿読取部12
が移動して原稿Mの画像が読取られる。
【0015】原稿読取後は一対の主ローラ6,7によっ
てベルト8が回転し、原稿Mの先端が排紙ガイド壁10
の直前で主ローラ7とそれに押圧されているコロに挟ま
れたとき、吸着がオフされる。、これによって原稿Mは
主ローラ7とコロに挟まれて排紙ガイド壁10に送り出
され、排紙ローラ9に送られて排紙トレイ11上に廃出
される。
【0016】図2は静電吸着装置Aの構成の一例を示す
断面図であり、図1においてはベルト8に適用されるも
のである。ベルト8は無端状の長いものであるが、この
ベルト8全体が静電吸着装置となっているが、ここでは
その一部を取り出して説明している。誘電体層としての
合成樹脂シール材31と、この合成樹脂シール材31の
裏面側に印刷形成により一体的に、かつ正極と負極が交
互に設けられた電極群32乃至35から構成されてい
る。そして電極群32乃至35は直流電源36に接続さ
れている。なお、記号37は原稿等のシート材である。
合成樹脂シール材31の表面31aには、表面処理層を
印刷形成して耐久性を向上することができる。また、そ
の裏面31bには表面デザイン層を印刷形成してもよ
い。この裏面31bは通常は白色とされ、原稿のバック
の写り込みを防止する。
【0017】誘電体層としての合成樹脂シート材31に
は、誘電性の良好(誘電率7乃至12、体積固有抵抗1
13乃至1015Ω・cm)なPVF(ポリフッ化ビニ
ル)またはPVDF(ポリフッ化ビニリデン)が用いら
れている。この誘電体層としてのPVFまたはPVDF
は印刷インク密着性が悪く、印刷が困難なため、コロナ
放電処理法により表面改質処理が施されて、表面粗化さ
れた状態になっている。
【0018】このように、表面粗化されて印刷性が向上
した合成樹脂シート材31の裏面に直流電源36に接続
された電極群32乃至35が導電性インクによって印刷
形成されている。電極群32乃至35を形成する導電性
インクには、ITO、Ag、カーボンブラック等が用い
られている。そしてこの導電性インクには印刷性を向上
させるために、フッ素系の合成樹脂が混入されている。
【0019】導電性インクによって印刷形成された電極
群32乃至35は、図3に示すように櫛歯状の正極の電
極群33、35・・・・と、負極の電極群32、34・
・・・とからなり、これらが噛み合う状態で配置される
ことにより、正極と負極が交互に配置された電極パター
ンを形成している。このような電極パターンは合成樹脂
シート材31の横幅ほぼ全面にわたる範囲に存在し、か
つ長手方向も全面に存在するように形成されることで、
ベルト8の全長にわたり形成される。なお、電極群3
3、35・・・・は導体パターン38bによって共通に
接続され正極側に接続され、電極群32、34・・・・
は導体パターン38aによって共通に接続され負極側に
接続される。
【0020】この装置は合成樹脂シート材31からなる
誘電体層の上の所定位置に原稿類等のシート材が搬送さ
れてきたときに、直流電源36によって数kv程度の電
圧を電極群32乃至35に印加する。このようにして電
極群32乃至35に所定の電圧が印加されると誘電体層
である合成樹脂シート材31上に載置されたシート材3
7の各電極32乃至35との対向部位に、それらとは異
極性の電荷が合成樹脂シート材31の静電誘導によって
生じ、極性の異なる両電荷(+,−)間に静電吸引力が
作用する。従ってシート材31上に載置されたシート材
37は、この静電吸引力によりシート材に吸着保持され
る。この動作時において、電極群32乃至35は誘電体
層に対して密着した状態にあるので、静電吸引力が低下
することがない。
【0021】このようにして吸着されたシート材37は
ベルト8と一体に移動して所定の位置に達すると、直流
電源36をオフすることにより電極群32乃至35に印
加した電圧を除去すると、電極群32乃至35に発生し
ていた電荷が合成樹脂シート材31を介して放電され
る。この放電作用により静電吸引力が減衰し、合成樹脂
シート材31上のシート材37の吸着保持状態が解放さ
れる。この動作時において、電極群32乃至35は誘電
体層に対して密着した状態にあるので、残留電荷の放電
作用が効果的に促進される。このため、残留電荷が再電
圧印加時の逆極性の電荷の発生を妨げることがない。
【0022】図4は、静電吸着装置Aの製造プロセスを
示す図である。先ず、誘電体層としての合成樹脂シート
材(PVFまたはPVDF)11にコロナ放電処理法等
によって表面改質処理を施す(ステップS1)。次に、
表面処理層を形成するため印刷インク(表面処理用イン
ク)にフッ素系インクを混入し、(ステップS2)、こ
の印刷インクで誘電体層としての合成樹脂シート材の表
面側に表面処理層を印刷形成する(ステップS3)。次
に、表面デザイン層を形成するため印刷インク(表面デ
ザイン用インク)にフッ素系インクを混入し(ステップ
S4)、この印刷インクで誘電体層としての合成樹脂シ
ート材11の裏面側に表面デザイン層を印刷形成する
(ステップS5)。次に電極群12乃至15を形成する
ための印刷インク(導電性インク)にフッ素系インクを
混入し、(ステップ6)、この印刷インクで表面デザイ
ン層上に電極群(電極パターン)12乃至15を印刷形
成して(ステップS7)、静電吸着装置Aの作成を完了
する(ステップS8)。
【0023】さらに、このような静電吸着装置Aを電子
黒板の絶縁シート材上にエポキシ樹脂等の接着剤で接着
固定して組み込みを行う(ステップS9)。
【0024】なお、以上の実施例は複写機に付いてのも
のであるが、印刷機に適用すれば、印刷直後の生乾きの
用紙でも印刷面をこすらず搬送することができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明は紙葉類を吸着す
る静電吸着装置を無端ベルトに形成したものであるか
ら、挟み込み損ないによる紙詰まりが発生せず、吸着は
静電吸着であるから騒音が発生せず、高速搬送を行って
も紙葉類の確実な保持が行える等の多くの効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した複写機の構成を示す側面図で
ある。
【図2】静電吸着装置の構成を示す断面図である。
【図3】図2の電極群の詳細構成を示す図である。
【図4】静電吸着装置の製造プロセスを示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 複写機本体 2 ベース 3 原稿入口 4、5 入口ローラ 6、7 主ローラ 8 無端ベルト 9 排紙ローラ 10 排紙ガイド壁 11 排紙トレイ 31 合成樹脂シート材 32乃至35 電極群 36 直流電源 37 紙葉類

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隔を隔てて配設された一対のロ
    ーラ間に掛け渡された無端ベルトを備えた原稿搬送装置
    において、 紙葉類を吸着する静電吸着装置を前記無端ベルトに形成
    したことを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記静電吸着装置は誘電体層としての合
    成樹脂シート材の裏面側に直流電源が接続され、かつ正
    極と負極が交互に配置された電極群を導電性インクによ
    って印刷形成したことを特徴とする請求項1記載の原稿
    搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記誘電体層としての合成樹脂シート材
    にはコロナ放電処理法等により表面改質処理を施して印
    刷性を向上させたことを特徴とする請求項1記載の原稿
    搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記誘電体層としての合成樹脂シート材
    の表面側に耐久性等を向上させるための表面処理層を印
    刷形成したことを特徴とする請求項1記載の原稿搬送装
    置。
  5. 【請求項5】 前記誘電体層としての合成樹脂シート材
    を透明の合成樹脂シート材とし、その裏面側に前記電極
    群と外観性を高めるための表面デザイン層とを重ねて印
    刷形成したことを特徴とする請求項1記載の原稿搬送装
    置。
JP24060691A 1991-08-27 1991-08-27 原稿搬送装置 Pending JPH0558498A (ja)

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JP24060691A JPH0558498A (ja) 1991-08-27 1991-08-27 原稿搬送装置

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JP24060691A JPH0558498A (ja) 1991-08-27 1991-08-27 原稿搬送装置

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JPH0558498A true JPH0558498A (ja) 1993-03-09

Family

ID=17061994

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JP24060691A Pending JPH0558498A (ja) 1991-08-27 1991-08-27 原稿搬送装置

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JP (1) JPH0558498A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011059575A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011059575A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成システム

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990812