JPH055809Y2 - - Google Patents

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JPH055809Y2
JPH055809Y2 JP10258987U JP10258987U JPH055809Y2 JP H055809 Y2 JPH055809 Y2 JP H055809Y2 JP 10258987 U JP10258987 U JP 10258987U JP 10258987 U JP10258987 U JP 10258987U JP H055809 Y2 JPH055809 Y2 JP H055809Y2
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JP
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stator core
frame
fitted
electrical steel
circumferential surface
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JP10258987U
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、アルミニウム等の熱膨張係数の大き
い材質になるフレームを備え、かつ積層電気鋼板
の固定子鉄心を設けた回転電機に係り、例えば誘
導電動機、同期電動機等の固定子鉄心のまわり止
め装置に関する。
〔従来の技術〕
この種の従来装置の一例の構成を第4図に表わ
し、aは上半分の要部の側断面図、bは正断面図
を示す。
アルミニウム等でつくられたフレーム11の内
周面に、電気鋼板を積層した固定子鉄心10の外
周1が焼バメ嵌合固着され、さらにフレームの外
周から中心に向う穴12を挿通させたまわり止め
ピン13を、固定子鉄心外周1からその内周1a
に向つて打込まれている。
固定子鉄心10は電気鋼板1枚1枚がそれぞれ
その側断面がV字状の窪みを形成し、相互にその
窪みを押圧接合する所謂・Vカシメ2を複数個所
設けることによつて圧接固着され、スロツトにコ
イル14が巻装されている。
ところで、まわり止めピン13を打込む理由と
しては、フレーム11の材質がアルミニウムであ
り、固定子鉄心10が硅素鋼板(電気鋼板)であ
るため、両者の熱膨張係数が異なり(フレームの
方が熱膨張係数が大きい)、回転電機の運転によ
るフレーム11の温度上昇の際に締め代が少なく
なるため、安全性を考慮して、固定子鉄心10の
まわり止めを行なうようにしてある。
なお、第5図は第4図bのA部の詳細図であ
り、Vカシメ2により押圧固着して固定子鉄心1
0を成形するとき、Vカシメ2の外周部が押圧に
より部分的に外周円の外部に微少ではあるが膨出
し、フレーム44の内周面との嵌合に支障を来た
すので、予め鋼板打抜きの際にフラツト面4を切
り欠いてある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかるに、このような従来例では、ピン12打
込みの位置、深さ等の配慮が必要であるととも
に、その作業工数も嵩み、作業内容にも安定性が
ない。
また、フレーム11の外部から穴12の穿孔、
まわり止めピン13の打込み等の加工を行なうた
め、防水性等の耐環境性に劣る。
ここにおいて本考案は、従来例の難点を克服
し、簡便にして確実な回転電気固定子鉄心のまわ
り止め装置を提供することを、その目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、側断面が窪みをもつVカシメを複数
個所に有するとともにそれらの近傍の外周部に切
り欠きを形成した電気鋼板を、前記Vカシメ相互
を押圧嵌合して積層することにより固定子鉄心と
し、かつ、この固定子鉄心をフレームの内周面に
嵌合固着してなる回転電機において、 前記電気鋼板のVカシメ近傍の切り欠き部に、
前記Vカシメ相互を押圧嵌合した際に径方向への
膨出によつて固定子鉄心の外周面より突出する突
起を形成し、 かつ、これらの電気鋼板を前記Vカシメ相互を
押圧嵌合し積層して固定子鉄心とするとともに、
この固定子鉄心を、加熱したフレームの内周面に
嵌挿し、前記突起をフレーム内周面にくい込ませ
て焼嵌めした 回転電機固定子鉄心まわり止め装置である。
〔作用〕
Vカシメ近傍の切り欠き部に形成した突起が、
電気鋼板の積層におけるVカシメ相互の押圧嵌合
の際に、径方向に膨出することにより固定子鉄心
の外周面から突出し、この突出した部分がフレー
ムの内周面に食い込むことにより、固定子鉄心の
まわり止めがなされる。
〔実施例〕
本考案の一実施例における構成を表わす要部の
平面図を第1図に示し、aはVカシメ相互のカシ
メ(押圧嵌合)前、bはカシメ後の形態図であ
る。
本考案は、電気鋼板から固定子鉄心10の形状
を打ち抜くときに、カシメ予定部2aのV字状窪
みと、その外周部のフラツト部4とともに、突起
の先端がほぼ固定子鉄心外周1に届く位の突起3
を設ける[第1図a]。
このように固定子鉄心10のカシメ予定部2a
の外周フラツト部4の突起3を持つことから、複
数板の電気鋼板のこれらのカシメ予定部2aを嵌
合し、押圧固着させVカシメを行うことにより、
Vカシメ部2の近傍の切り欠き部4が変形して径
方向に膨出することを利用して、突起3の先端部
を固定子鉄心外周1より突出させ、食い込み部5
を形成する。
外周面に食い込み部5が形成された固定子鉄心
は、加熱したフレーム内周面に嵌挿し、前記食い
込み部5をフレーム内周面に食い込ませて焼嵌め
される。
第2図は本考案の他の実施例の一部の平面図で
ある。
フラツト部4に突起3を複数個形成した例であ
る。
さらに、本考案の別の実施例の要部の平面図を
第3図に表わす。
これは、固鉄子鉄心外周1に矩形状の溝部6と
ともに突起3を打ち抜き成形した手段である。
〔考案の効果〕
かくして本考案によれば、従来例のフレーム内
周面と固定子鉄心外周面のまわり止めするまわり
止めピンの打込み作業が不要となり、コストが低
減され、まわり止めピンの打込み位置、その穴、
ならびに深さなど一切の考慮を排除でき、さらに
固定子鉄心からフレームを経て外部へ貫通する穴
がなくなり、防水性に優れた回転電機が得られ、
しかもフレームへの固定子鉄心のまわり止めが確
実で、回転電機運転上の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における要部のカシ
メ前、カシメ後の平面図、第2図、第3図は本考
案の他の、別の実施例の一部の平面図、第4図、
第5図は従来例の説明図である。 1……固定子鉄心外周、1a……固定子鉄心内
周、2……Vカシメ部、2a……カシメ予定部、
3……突起、4……フラツト部、5……食い込み
部、6……溝部、10……固定子鉄心、11……
フレーム、12……穴、13……まわり止めピ
ン、14……コイル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 側断面が窪みをもつVカシメを複数個所に有
    するとともにそれらの近傍の外周部に切り欠き
    を形成した電気鋼板を、前記Vカシメ相互を押
    圧嵌合して積層することにより固定子鉄心と
    し、かつ、この固定子鉄心をフレームの内周面
    に嵌合固着してなる回転電機において、 前記電気鋼板のVカシメ近傍の切り欠き部
    に、前記Vカシメ相互を押圧嵌合した際に径方
    向への膨出によつて固定子鉄心の外周面より突
    出する突起を形成し、 かつ、これらの電気鋼板を前記Vカシメ相互
    を押圧嵌合し積層して固定子鉄心とするととも
    に、この固定子鉄心を、加熱したフレームの内
    周面に嵌挿し、前記突起をフレーム内周面にく
    い込ませて焼嵌めした ことを特徴とする回転電機固定子鉄心のまわり
    止め装置。 2 前記フレームがアルミニウム製である実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の回転電機固定子
    鉄心のまわり止め装置。
JP10258987U 1987-07-03 1987-07-03 Expired - Lifetime JPH055809Y2 (ja)

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JP10258987U JPH055809Y2 (ja) 1987-07-03 1987-07-03

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JP10258987U JPH055809Y2 (ja) 1987-07-03 1987-07-03

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JPS649438U JPS649438U (ja) 1989-01-19
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JP2538723Y2 (ja) * 1991-05-20 1997-06-18 日立工機株式会社 電動工具
JP3521824B2 (ja) * 1999-12-17 2004-04-26 国産電機株式会社 フライホイールマグネト用ステータ
JP5483862B2 (ja) * 2008-11-11 2014-05-07 株式会社日立産機システム 回転機
WO2015063871A1 (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 三菱電機株式会社 永久磁石埋込型電動機、圧縮機、および冷凍空調装置

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JPS649438U (ja) 1989-01-19

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