JPH04128055U - 回転電機のコア積層固定構造 - Google Patents

回転電機のコア積層固定構造

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JPH04128055U
JPH04128055U JP4328391U JP4328391U JPH04128055U JP H04128055 U JPH04128055 U JP H04128055U JP 4328391 U JP4328391 U JP 4328391U JP 4328391 U JP4328391 U JP 4328391U JP H04128055 U JPH04128055 U JP H04128055U
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core
stacked
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JP4328391U
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進 橋本
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アスモ株式会社
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コアシートの積層を、面倒な接着によらずに
簡単にでき、しかもモータやジェネレータ等の回転電機
の小型化によって、コアシートが小型になり、打出し部
のスペースが取れない場合にも、コアシートの積層がな
し得るようにする。 【構成】 中央に円形の貫通孔24を有する複数枚のコ
アシート20を重ね合わせて積層し、前記積層した各コ
アシート20の貫通孔24に、固定部材22を挿通させ
て各コアシート20を積層状態で固定する回転電機のコ
ア積層固定構造である。前記固定部材22は、前記コア
シート20の貫通孔24の内径に相応した外径で、積層
状態のコア26の厚さに相応した長さを有し、前記貫通
孔24内に挿入される筒形挿通部28と、前記筒形挿通
部28の両端外周にあって、積層両端部のコアシート2
0を近接方向に押圧するフランジ部30とを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転電機のコア積層固定構造に関し、特にブラシレスのモータ、ジ ェネレータ等の回転電機のコア積層固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種のブラシレスのモータ、ジェネレータ等の回転電機にあっては 、中央に円形の貫通孔を有する複数枚のコアシートを重ね合わせて積層すること によって、コアを形成するようにしている。
【0003】 この場合、コアシートを打抜いた後、コアシートを重ね合わせて、表面に絶縁 層を形成したりする他、各種の処理、作業を行なう必要があり、単に複数のコア シートを重ね合わせただけでは、ばらばらになってしまい、扱いずらく、作業が 困難である。
【0004】 そこで、従来では、各コアシートを接着剤にて接着したり、あるいは、図6に 示すように、各コアシート10に片側が凹、他側が凸になった複数の打出し部1 2を形成し、この打出し部12の凹凸を組合せて複数のコアシート10を積層す るようにしていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のモータやジェネレータ等の回転電機のコア積層固定構造にあっては 、接着による場合には、1枚1枚のコアシートの間にそれぞれ接着剤を注入しな ければならず、接着作業が煩雑で、面倒なものであった。
【0006】 また、図6のように、コアシート10に打出し部12を形成する場合にあって は、前述の接着によるような問題はないものの、近年のようにモータやジェネレ ータ等の回転電機が小型になり、それにつれてコアシート10も小型になると、 打出し部12を形成すべき部分の幅が狭くなって、打出し部12を形成するスペ ースが取れず、打ち出し部12の形成が困難になるという問題があった。
【0007】 本考案は、このような従来の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、 コアシートの積層を、面倒な接着によらずに簡単にでき、しかもモータやジェネ レータ等の回転電機の小型化によって、コアシートが小型になり、打出し部のス ペースが取れない場合にも、コアシートの積層がなし得るようにすることのでき る回転電機のコア積層固定構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案は、 中央に貫通孔を有する複数枚のコアシートを重ね合わせて積層し、 前記積層した各コアシートの貫通孔に、固定部材を挿通させて各コアシートを 積層状態で固定する回転電機のコア積層固定構造であって、 前記固定部材は、 前記コアシートの貫通孔の内径に相応した外径で、積層状態のコアの厚さに相 応した長さを有し、前記貫通孔内に挿入される筒形挿通部と、 前記筒形挿通部の両端外周にあって、積層両端部のコアシートを近接方向に押 圧するフランジ部と、 を備えることを特徴とする。
【0009】
【作用】
上記構成の回転電機のコア積層固定構造は、固定部材の筒形挿通部を、複数枚 重ね合わせたコアシートの貫通孔に挿通させ、この筒形挿通部の両端外周に形成 したフランジ部を積層両端部のコアシートに当接させ、この両端部のコアシート を近接方向に押圧することにより、複数枚のコアシートを積層固定して、コアを 形成する。
【0010】 従って、接着等のような面倒がなく、簡単に積層固定でき、しかもコアシート が小型化しても、コアシートの貫通孔を用いて積層固定するため、コアシートの 大きさに拘わりなくコアシートの積層固定を容易になし得ることとなる。
【0011】 また、フランジ部の形成は、予め筒形挿入通部の片端外周に形成し、積層固定 時にもう一方の片側を形成するか、あるいは積層固定時に筒形挿通部両端を折曲 げて形成してもよく、何れでも自由になし得るものである。
【0012】
【実施例】
次に、本考案の好適な実施例について、図面を参照して詳細に説明する。
【0013】 図1〜図3には、本考案の一実施例に係るブラシレスモータのコア積層固定構 造が示されている。ここにおいて、図1はコア積層固定構造の断面図であり、図 2は図1の全体平面図であり、図3は本実施例の固定部材の取付け前の状態を示 す斜視図である。
【0014】 このブラシレスモータのコア積層構造は、複数枚のコアシート20を固定部材 22にて積層固定するようにしている。
【0015】 複数枚のコアシート20は、それぞれ金属プレートを打抜いて形成されるもの で、中央に円形の貫通孔24が形成されている。そして、これら複数のコアシー ト20を重ね合わせて積層固定することにより、コア26を形成するようになっ ている。
【0016】 固定部材22は、重ね合わせ積層した各コアシート20の貫通孔24に挿通さ れ、各コアシート20を積層状態で固定するもので、金属プレートを曲折して形 成される筒形挿通部28と、フランジ部30とを備えている。
【0017】 筒形挿通部28は、コアシート20の貫通孔24の内径に相応した外径に形成 されると共に、積層状態のコア26の厚さに相応した長さを有し、前記貫通孔2 4内に挿入されるようになっている。
【0018】 フランジ部30は、筒形挿通部28の両端外周にあって、積層両端部のコアシ ート20を近接方向に押圧するもので、本実施例においては、積層固定前の状態 においては、図3に示すように、前記筒形挿通部28の両端を延長させた円筒状 に形成され、積層固定状態において押し広げられてフランジ状に形成されるよう になっている。
【0019】 次に、本実施例のコア積層固定状態について説明する。
【0020】 まず、図示しない治具を用いて複数のコアシート20を重ね合わせ、各コアシ ート20の回転方向を一致させると共に各コアシート20の貫通孔24を一致さ せる。
【0021】 次いで、前記一致させたコアシートの貫通孔24内に、固定部材22の筒形挿 通部28を挿通させる。この場合、コアシート20の貫通孔24に対して、固定 部材22の筒形挿通部28の外径を相応させているので、コアシート20のラジ アル方向でのがたつきは防止される。
【0022】 次に、図示しない治具を用いて、固定部材22の筒形挿通部28両端の円筒状 の部分を押し広げて、フランジ部30を形成し、このフランジ部30を積層両端 のコアシート20に当接させ、このコアシート20を近接方向に押圧することに よって、コアシート20を積層固定する。
【0023】 このように、接着剤を用いることなく簡単にコアシート20の積層固定ができ 、しかも中央の貫通孔24を用いて積層固定するため、コアシート20に積層固 定用打出し部12を形成する専用のスペースを確保する必要もなく、小型化に対 応できることとなる。
【0024】 図4には、本考案の他の実施例に係る固定部材32が示されている。
【0025】 この固定部材32は、前記実施例と同様に筒形挿通部34の両端に連続させて 円筒状のフランジ部36を形成し、このフランジ部36に所定間隔で切込み部3 8を形成して、フランジ部36の押し広げを容易になし得るようにしている。
【0026】 他の構成、作用は、前記実施例と同様に付き説明を省略する。
【0027】 図5には、他の実施例に係る固定部材40が示されている。
【0028】 この固定部材40はフランジ部46をコアシート20に全面当接させるのでな く一部を当接させ、フランジ部46の押し広げを容易になし得るようにしている 。他の構成、作用は前記実施例と同様に付き説明を省略する。
【0029】 なお、本考案は前記実施例に限らず、本考案の要旨の範囲内で各種の変形実施 が可能である。
【0030】 例えば、前記実施例では、回転電機としてモータを示したが、これに限らず、 ジェネレータ等の回転電機にも適用できるものである。
【0031】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の回転電機のコア積層固定構造によれば、従来の 接着等により積層固定する場合のような面倒がなく、簡単に積層固定でき、しか もコアシートが小型化しても、コアシートの貫通孔を用いて積層固定するため、 その積層固定を容易になし得るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る回転電機のコア積層固
定構造の断面図である。
【図2】図1の回転電機のコア積層固定構造の全体平面
図である。
【図3】本実施例の固定部材の取付け前の状態を示す斜
視図である。
【図4】本考案の他の実施例に係る固定部材の取付け前
の状態を示す斜視図である。
【図5】本考案の更に他の実施例に係る回転電機のコア
積層固定構造の断面図である。
【図6】従来のコアシートの状態を示す平面図である。
【符号の説明】
20 コアシート 22、32、40 固定部材 24 貫通孔 26 コア 28、34 筒形挿通部 30、36、46 フランジ部
AS009202

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央に貫通孔を有する複数枚のコアシー
    トを重ね合わせて積層し、前記積層した各コアシートの
    貫通孔に、固定部材を挿通させて各コアシートを積層状
    態で固定する回転電機のコア積層固定構造であって、前
    記固定部材は、前記コアシートの貫通孔の内径に相応し
    た外径で、積層状態のコアの厚さに相応した長さを有
    し、前記貫通孔内に挿入される筒形挿通部と、前記筒形
    挿通部の両端外周にあって、積層両端部のコアシートを
    近接方向に押圧するフランジ部と、を備えることを特徴
    とする回転電機のコア積層固定構造。
JP4328391U 1991-05-13 1991-05-13 回転電機のコア積層固定構造 Withdrawn JPH04128055U (ja)

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JP4328391U JPH04128055U (ja) 1991-05-13 1991-05-13 回転電機のコア積層固定構造

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JP4328391U JPH04128055U (ja) 1991-05-13 1991-05-13 回転電機のコア積層固定構造

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JPH04128055U true JPH04128055U (ja) 1992-11-20

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JP4328391U Withdrawn JPH04128055U (ja) 1991-05-13 1991-05-13 回転電機のコア積層固定構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016025724A (ja) * 2014-07-18 2016-02-08 トヨタ紡織株式会社 回転電機のコア

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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