JPH055768U - ワインダーの自動停止装置 - Google Patents

ワインダーの自動停止装置

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Publication number
JPH055768U
JPH055768U JP6349491U JP6349491U JPH055768U JP H055768 U JPH055768 U JP H055768U JP 6349491 U JP6349491 U JP 6349491U JP 6349491 U JP6349491 U JP 6349491U JP H055768 U JPH055768 U JP H055768U
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JP
Japan
Prior art keywords
unit
winder
timer
winding
yarn
Prior art date
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Pending
Application number
JP6349491U
Other languages
English (en)
Inventor
弘之 翠川
裕史 荻原
和彦 矢嶋
俊夫 宇根
Original Assignee
鐘紡株式会社
カネボウ絹糸京美人株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 鐘紡株式会社, カネボウ絹糸京美人株式会社 filed Critical 鐘紡株式会社
Priority to JP6349491U priority Critical patent/JPH055768U/ja
Publication of JPH055768U publication Critical patent/JPH055768U/ja
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  • Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 定長揚げ装置を利用したワインダーにおいて
は、得られるパッケージ重量に軽重があり、軽量のもの
に対しては、追加巻きを施す必要がある。本装置はかか
る際、再駆動の延べ時間を自由に選択し得ることを目的
とする。 【構成】 糸条巻取機構を備えるワインダーの単位ユニ
ット(1)において、該単位ユニット(1)の本体(1
5)にタイマー(16)を設け、これを単位ユニット
(1)の駆動停止機構に連続せしめる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、単位ユニットを多数整列せしめた糸条巻取機構において、前記単位 ユニットの停止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、前記のようなワインダーにおいて、絹紡の巻き糸を作成する際、そのパ ッケージ量目を糸長で管理しており、かかる管理のため、定長揚げ装置が多用さ れている。ところが該定長揚げ装置は非常に誤差が大きく、巻量の過不足な製品 が数多く仕立てられるのが欠点であった。
【0003】 この事は製品の生産管理面で数多くの不具合を生じさせる事を意味する。一例 を挙げると、製品の量目管理幅を必然的に広く持たざるを得ないことから、生産 効率の低下や、ユーザーサイドにおける整経工程でのロス糸発生率の増大等を引 き起している。従ってかかる問題点を解消するため次の処理を実施している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
例えば計量し巻量不足の場合、当該ワインダー台付き者は不足分糸量と糸速か らおよその追加巻時間を逆算し、所定時間追加巻を施している。 かかる操作においては、ワインダー台付き者はワインダーを構成する数十錘の 単位ユニットを同時に管理しているため、その作業頻度は非常に高く繁雑であり 、精神的苦痛も非常に大きなものとなっている。このため追加巻時間経過に気付 くのが遅れ追加巻以上に巻いてしまうことも少なくない。
【0005】 一方巻量過多のものが生じた場合は余分糸量を巻き返して製品化しているが、 これにかかわって巻き返し分を他の糸条と接続する必要が生じ、結果として製品 の継ぎ目が増大すると共に巻き返し工程が多大なものとなり生産性の低下を招い ている。
【0006】 絹紡糸の場合を例にとると、製品の継ぎ節はその品質上大きな欠点となる。従 って前述のような巻量不足処理、巻量過重処理を数多く実施すると全体として継 ぎ目が多発し、得られる製品が規格基準外にランクされ製品価格の低い商品扱い となってしまう問題点がある。
【0007】 前記巻量不足パッケージの追加巻部分の追加巻時間経過を、ワインダー台付き 者が気付き遅れたとしても、各ユニットが自動的に判断し停止することができれ ば、過追加巻パッケージの発生を未然に防止することができ、又逆に過重巻量を 巻返す際も過剰巻返しを同様に阻止することが出来れば、巻き返しに係る工数を 減少させ又格下品を皆無にすることが出来る。 本考案は、上記した点の解決を図って考案されたもので、各ユニット毎に要求 される所定の運転時間に対し、独立して且つ自動的に該当錘の単位ユニットを停 止せしめることが出来る装置を提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を達成するために本考案は次の構成を備えている。即ち糸条巻取機構 を備えるワインダーの単位ユニットにおいて、該単位ユニットの本体にタイマー を設け、前記タイマーを当該単位ユニットの停止機構に連結し、これを作動せし めるように構成したことを要旨とするものである。
【0009】 前記構成からなる本考案においては、ワインダーの単位ユニットから得られる パッケージと、パッケージの重量を測定する自動秤と、パッケージの所定量に対 する不足量目から必要運転時間を算出し、該運転時間のみユニットを作動せしめ るためのタイマーの3者を用いて実施したもので、前記タイマーの入力する手法 としては、図2に示す様に、前記ワインダー台付き者が各錘の前記タイマーへ必 要時間を直接入力する方法、図3に示す様にワインダー揚りの重量をユニット付 設の重量計にセットし、重量計内蔵の演算装置により糸番手、糸速からタイマー の時間を自動的にセットする方法、或るいは図4に示す様に前記自動秤の出力を 直接電子計算機に入力し、予めインプットした紡出要件(番手、糸速)と照合し 、前記ワインダーの各錘タイマーへ自動出力する方法等が考えられる。これらに より自動的に所定運転時間経過後に該錘のみを独立した形で電気的に自動停止せ しめるのである。
【0010】
【作用】
本考案においては、所定の錘の単位ユニットを所定の時間だけ運転する必要が 生じた際、上記構成からなる装置を駆動することにより、前記ワインダーの台付 き者が必要運転時間を管理することなく、タイマーを作動し、設定時間に合せて 該当錘のみを停止せしめることが可能となる。
【0011】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。図1は本考案に係る実施例の装 置を、AUTO−SPIN−CONER(商品名)のワインダーユニット(1) に組み込んだ状態を示す斜視図である。 同図に示す通り、ペッグ(2)に挿入された絹紡揚りの管糸(3)の糸条(4 )は上方へ解舒され、次いで順次、バルーンブレーカー(5)、プレクリヤラー (6)、ヤーン・テンショナー(7)、スプライサー(8)、エレクトロニック ・クリヤラー(9)、カットクランプ装置(10)、ワキシング装置(11)を 経由し、クレードル(12)によって支持され且つ積極回転するドラム(13) を介して従動回転のパッケージ(14)に巻き取られる。
【0012】 糸条を巻き取る上記装置において、実施例の中核をなす構成要素はユニット( 1)の本体(15)の適宜位置に、タイマー(16)を設けると共に、これを適 宜な電気回路(図示しない)を介して、ドラム(13)とパッケージ(14)の 接触状態を切り離す糸条巻取停止機構(図示しない)に、連結せしめた構成にあ る。
【0013】 前記糸条巻取停止機構は公知の通り、ヤーン・トラップ(17)に連結し、糸 なしを検知した際、所定より大型のスラブ・ネップを検知した際、或るいは所定 の糸長を巻き終った際、電気回路を介してクレードル(12)を回動し、ドラム (13)とパッケージ(14)を切り離す構成になっているが、本考案において は所定の糸長を巻き終ったパッケージ(14)を計量し、その計量結果から追加 巻の必要が生じた際、前述の如く、タイマー(16)をセットし、その設定時間 内のみ、ユニット(1)を再稼動し、再びドラム(13)とパッケージ(14) を切り離すのである。
【0014】 尚上記実施例においては、ユニット(1)の1個について説明したが、ユニッ ト(1)を多数配列せしめたワインダーにおいて、全錘のユニット(1)に夫々 タイマー(16)を設け、任意の単錘の巻取りを任意の時間に夫々独立した形で 電気的に停止せしめる様に構成しても良い。 又一方、ユニット(1)を多数配列せしめたワインダーにおいて、その中の1 つのユニット(1)を巻量調整錘に設定し、これのみにタイマーを付設する方法 でも良い。要は定長揚げ装置によって得られる定格品の確率によって適宜選択す れば良い。
【0015】
【考案の効果】
本考案に係る自動停止装置は、以上の述べた如くであり、下記の諸効果を奏す る。 製品仕立精度の飛躍的向上が図れ、自社及びユーザーサイドでの生産性向上 に大きく寄与でき得ると共に、生産管理の面において更なる肌理細かな対応が可 能となる。 繋ぎ回数の減少を図る事ができ、これにより製品歩留の向上が可能となる。 巻量過多パッケージを完全に無くせることが可能となり、巻き返し及び繋ぎ 合わせに係る工数を皆無にでき、加えて製品規格基準外ランク品の減少が図れる 。 タイマーの設置により、該ワインダー台付き者が各錘の運転時間を管理する こと無く所定の錘のみを停止せしめ得る事が可能となり、精神的苦痛の解放が期 待できる。 現有設備への組み込みが容易に行え且つ、操作性も容易であるため至便性に 富み、実用性が極めて高い。
【0016】 尚、上記実施例においては、適用機種としてAUTO−SPIN−CONER (商品名)のワインダーを挙げたが、当然他の機種のワインダー例えばMACH CONER(商品名)にも適用し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す斜視図。
【図2】タイマーへの入力手段を示す説明図であって、
直接入力方法を示す。
【図3】同じく、重量計を用いた入力方法を示す。
【図4】同じくパッケージ用の秤量器が直接コンピュー
ターに接続される入力方法を示す。
【符号の説明】
(1)…ユニット (15)…本体 (16)…タイマー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 宇根 俊夫 長野県小県郡丸子町中丸子1958番地1

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 糸条巻取機構を備えるワインダーの単位
    ユニット(1)において、該単位ユニット(1)の本体
    (15)にタイマー(16)を設け、前記タイマー(1
    6)を当該単位ユニット(1)の停止機構に連結し、こ
    れを作動せしめるように構成したことを特徴とするワイ
    ンダーの自動停止装置。
JP6349491U 1991-07-15 1991-07-15 ワインダーの自動停止装置 Pending JPH055768U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6349491U JPH055768U (ja) 1991-07-15 1991-07-15 ワインダーの自動停止装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP6349491U JPH055768U (ja) 1991-07-15 1991-07-15 ワインダーの自動停止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH055768U true JPH055768U (ja) 1993-01-26

Family

ID=13230861

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JP6349491U Pending JPH055768U (ja) 1991-07-15 1991-07-15 ワインダーの自動停止装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117125551A (zh) * 2023-10-25 2023-11-28 常州富桐纤维新材料有限公司 一种涤纶丝的卷绕输送装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117125551A (zh) * 2023-10-25 2023-11-28 常州富桐纤维新材料有限公司 一种涤纶丝的卷绕输送装置
CN117125551B (zh) * 2023-10-25 2024-01-02 常州富桐纤维新材料有限公司 一种涤纶丝的卷绕输送装置

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