JPH0557461U - ディスクブレーキ - Google Patents

ディスクブレーキ

Info

Publication number
JPH0557461U
JPH0557461U JP410792U JP410792U JPH0557461U JP H0557461 U JPH0557461 U JP H0557461U JP 410792 U JP410792 U JP 410792U JP 410792 U JP410792 U JP 410792U JP H0557461 U JPH0557461 U JP H0557461U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
disc
cover
caliper
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP410792U
Other languages
English (en)
Inventor
史記 菊池
雅之 綾部
Original Assignee
株式会社ナブコ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ナブコ filed Critical 株式会社ナブコ
Priority to JP410792U priority Critical patent/JPH0557461U/ja
Publication of JPH0557461U publication Critical patent/JPH0557461U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的] 雪片がブレーキパッド及びその案内面に付着
することを確実に防止し、かつベーパロックを防止する
ことのできるディスクブレーキを提供すること。 [構成] カバー40はキャリパ1の押圧部3の両側壁
部に弾性的に取り付けられているが、この上壁部にメッ
シュ41が形成され、この開口大は雪片を通すことはな
い。しかしながら、ブレーキをかけた時にディスクロー
タとディスクパッドとの摩擦により発生する熱の外部へ
の逃散を容易とすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両等の車輪ブレーキ装置として利用されるディスクブレーキに関 する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】
例えば、実開平3−36528号公報に記載のディスクブレーキによれば、カ バーが一対のブレーキパッドの案内面に雪が付着して作動不良となるのを防止す るために設けられている。確かにこのカバーによりブレーキパッドの上面を完全 に覆えば、雪の付着は防止できるが、ブレーキによる熱の発散が妨げられるため 、ベーパロック現象の原因となる。然るにこれを防ぐために上記カバーに開口を 形成すると熱の発散は良くなるが、この開口を通ってブレーキパッドの案内面に 雪が付着しやすくなる。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
本考案は上述の問題に鑑みてなされ、ブレーキパッドの案内面への雪の付着を 確実に防止すると共にベーパロックも防止することのできるディスクブレーキを 提供することを目的とする。
【0004】
【問題点を解決するための手段】
以上の目的は、車体の非回転部に取りつけられるシリンダ装置と、該シリンダ 装置に一体的に設けられ、ディスクロータを越えて延びるキャリパと、前記ディ スクロータの両側に各々配置され、一方が前記シリンダ装置により直接に他方が 前記キャリパを介して前記ディスクロータに各々押圧可能な一対のブレーキパッ ドと、該ブレーキパッドのディスクロータ軸方向の動きを案内し、周方向に対を 成して形成される案内面を有する一対の案内部と、前記一対のブレーキパッドの 上面を覆うカバーとを有するディスクブレーキにおいて、前記カバーに空気の連 通は許容し、雪片のブレーキパッド側への侵入を禁止する通気口を複数設けたこ とを特徴とするディスクブレーキ、によって達成される。
【0005】
【作用】
カバーの上方から雪片がブレーキパッド側へと飛んできてもブレーキパッド側 への侵入を禁止する通気口が複数個設けられているので、これらにより阻止され 、ブレーキパッドへの侵入が防止される。この通気口以外のカバー部分に雪片が 当たったときには、当然ブレーキパッド側に侵入することはできない。
【0006】 以上のような作用、効果を奏しながらブレーキをかけると、ディスクロータと ブレーキパッドとの摩擦により摩擦熱が発生するが、これは通気口を介して外部 に逃散させることができる。よってベーパッロックを防止しながら雪の付着を確 実に防止することができる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例のディスクブレーキにつき図面を参照して説明する。
【0008】 図1〜図3は第1実施例を示すが、図において、本体としてのキャリパ1はシ リンダ部2と押圧部3とからなり、公知の内部構造を有する。シリンダ部2には マスタシリンダからの液圧を受けるための入力口金4が一体的に形成され、シリ ンダ部2内のピストンはこれからの液圧を受けてシリンダ孔を前方に摺動し、シ リンダ部2及び押圧部3からなるキャリパ1は反力によりピストンと反対方向に 移動するように構成されている。
【0009】 シリンダ部2からは斜め横方向に一対のアーム部が突出しており、これらはそ れぞれ案内装置6a、6bにより前後方向に摺動自在に案内されている。案内装 置6a、6bは車体に固定される二股状の基部材のアーム部分により支持されて いる。
【0010】 キャリパ1のシリンダ部2内のピストンの先端部にはパッド板8が当接してお り、このパッド板8にはブレーキライニングが貼着されている。押圧部3は車輪 と共に回転するディスクロータ10をまたいでおり、他方のパッド板7に当接し ている。このパッド板7にもブレーキライニングが貼着されている。ディスクロ ータ10はわずかな隙間をおいてブレーキライニング間に介在している。案内装 置6a、6bは同一の公知の構成を有する。
【0011】 次にキャリパ1とパッド板8、11との関連構成について説明する。なお、一 方のパッド板8についてのみ説明する。他方のパッド板11については同様であ る。
【0012】 キャリパ1は図2に示すように押圧部3の中央部に開口30を形成させており 、この両側に一対の案内面としての支持部18a、18bを備えている。これら は軸方向に延びており、この上面でパッド板7、8の両耳部7a、7b、8a、 8bを軸方向に摺動自在に支持している。なお、一方の耳部7a、8aと支持部 18aとの間には断面L字形状のキー部材19を介在させている。
【0013】 また、パッド板7、8とキャリパ1の他方支持部18bとの間にはパッド板7 、8を周方向に保持するためのばね20、21が張設されている。このばね20 、21はワイヤー状の弾性材からなり、L字状に屈曲する屈曲部20a、21a 、及びこれから一方に延在するアーム部20b、21bからなり、この先端部2 0c、21cは屈曲していて、パッド板7、8の一方の耳部7b、8bに巻装止 着されている。
【0014】 本考案の実施例によれば、更にキャリパ1の押圧部3の開口30を覆うように 合成樹脂または金属でなるカバー40が弾性的に押圧部3に取り付けられている 。すなわち図2に示すように屈曲する両端部42a、42bが押圧部3の支持部 18a、18bに弾性的に係合することにより取り付けられている。
【0015】 以上のように構成されるカバー40の中央部には図1に明示されるように、メ ッシュ状の多数の通気口41が形成されている。これにより外方から飛散する雪 片のカバー40内への侵入を防止し、また当然のことながら、この通気口を介し てブレーキ時にブレーキパッドとディスクロータ10との摩擦により発生する熱 の逃散を容易にすることができる。
【0016】 更に本実施例によればキャリパ1の押圧部3の一端部には図3に明示されるよ うに突部3aが形成され、これがカバー40の一端部42bに形成される開口4 3に係合している。これによりカバー40のキャリパ1からの抜け止めが防止さ れ、これへの保持を確実に行なうものである。
【0017】 本考案の実施例は以上のように構成されるのであるが、この装置作用について は従来と全く同様であるので省略する。効果については以下の通りである。
【0018】 すなわち、パッド板7、8、これらに貼着されるブレーキライニングの上面が メッシュ41を有するカバー40によって覆われているので、この部分に異物が 侵入することが防止され、冬期に雪が付着氷結することが防止される。よってこ れらが原因でパッドの動きが阻害されるということがなくなり、更にメッシュ4 1を介してブレーキ時に発生する熱は外部に容易に逃散するので、ベーパロック を生ずることもない。
【0019】 図4及び図5は本考案の第2実施例によるディスクブレーキを示すものである が、第1実施例に対応する部分については同一の符号を付し、その詳細な説明は 省略する。
【0020】 すなわち本実施例においてもカバー50がキャリパ1の押圧部3に第1実施例 と同様に取り付けられている。すなわちその両端部52a、52bが弾性的に押 圧部3に取り付けられており、また他端部52bにおいては第1実施例と同様に 、これに形成された開口に押圧部の突部3aを係合させることにより、更にその 保持を確実としている。
【0021】 本実施例によれば、カバー50の上壁部にはルーバ式の開口51が形成され、 またこの開口は図5に示すような形状の折り曲げ部を形成するように切欠きが施 されてなり、この一辺に沿って折り曲げられているのであるが、折り曲げの方向 は図5に示すようにディスクロータ10の回転方向R、すなわち車両の進行方向 に空気の流れを順とするように傾斜している。すなわち図5において車両の走行 と共に右方から雪片が飛来してきた時に、この開口51の折り曲げ部に当たって ブレーキパッドへの侵入の防止を確実にすることができる。なお図において反対 方向、すなわち車両が後退する方向においては、この折り曲げの高さより低い角 度で飛散してきた雪片は侵入する可能性があるが、この侵入角による飛散は極め て稀であり、また後退する場合には車両の速度は一般に小さいので、ブレーキパ ッド7、8側に侵入することは極めて稀である。その他の作用、効果は第1実施 例と同様である。
【0022】 以上、本考案の各実施例について説明したが、勿論、本考案は上記実施例に限 定されることなく、本考案の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0023】 例えばカバー40のキャリパへの取り付けは弾性的に、かつ突部3aとの係合 により行なったが、両端部で突部との係合によってのみ行なってもよい。またデ ィスクブレーキは図示の形式に限定されない。
【0024】
【考案の効果】
以上述べたように本考案のディスクブレーキによれば雪片がブレーキパッド及 びその案内面に付着するのを確実に防止することができ、ブレーキをかけた時に 発生する熱の逃散を容易とすることができ、よってベーパロックを防止すること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例によるディスクブレーキの
平面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同ディスクブレーキにおけるキャリパの押圧部
の一端部からみた部分拡大側面図である。
【図4】本考案の第2実施例によるディスクブレーキの
平面図である。
【図5】同ディスクブレーキの正面図である。
【符号の説明】
40 カバー 41 メッシュ 50 カバー 51 ルーバ式開口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の非回転部に取りつけられるシリン
    ダ装置と、該シリンダ装置に一体的に設けられ、ディス
    クロータを越えて延びるキャリパと、前記ディスクロー
    タの両側に各々配置され、一方が前記シリンダ装置によ
    り直接に他方が前記キャリパを介して前記ディスクロー
    タに各々押圧可能な一対のブレーキパッドと、該ブレー
    キパッドのディスクロータ軸方向の動きを案内し、周方
    向に対を成して形成される案内面を有する一対の案内部
    と、前記一対のブレーキパッドの上面を覆うカバーとを
    有するディスクブレーキにおいて、前記カバーに空気の
    連通は許容し、雪片のブレーキパッド側への侵入を禁止
    する通気口を複数設けたことを特徴とするディスクブレ
    ーキ。
JP410792U 1992-01-09 1992-01-09 ディスクブレーキ Pending JPH0557461U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP410792U JPH0557461U (ja) 1992-01-09 1992-01-09 ディスクブレーキ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP410792U JPH0557461U (ja) 1992-01-09 1992-01-09 ディスクブレーキ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0557461U true JPH0557461U (ja) 1993-07-30

Family

ID=11575574

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP410792U Pending JPH0557461U (ja) 1992-01-09 1992-01-09 ディスクブレーキ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0557461U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009537001A (ja) * 2006-05-12 2009-10-22 コンチネンタル・テベス・アーゲー・ウント・コンパニー・オーハーゲー ガードスクリーンを備えたディスクブレーキ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009537001A (ja) * 2006-05-12 2009-10-22 コンチネンタル・テベス・アーゲー・ウント・コンパニー・オーハーゲー ガードスクリーンを備えたディスクブレーキ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0579073U (ja) ディスクブレーキ
JPH0557461U (ja) ディスクブレーキ
KR100771004B1 (ko) 디스크 브레이크
KR100228080B1 (ko) 자동차의 디스크 브레이크 장치
KR100349543B1 (ko) 디스크 브레이크의 패드복원스프링
JPS6344976B2 (ja)
KR200357066Y1 (ko) 자동차용 디스크 브레이크의 냉각구조
KR200166682Y1 (ko) 자동차의 디스크식 브레이크용 냉각핀
KR0120460Y1 (ko) 디스크 브레이크
KR200143702Y1 (ko) 자동차용 브레이크 슈의 고정구조
KR100552787B1 (ko) 디스크 브레이크 장치
KR100566565B1 (ko) 디스크 브레이크
CN117386741A (zh) 一种用于制动摩擦衬片的主动复位结构及制动钳
KR100476261B1 (ko) 차량용 디스크 브레이크
KR19990029711U (ko) 디스크 브레이크구조
KR100225479B1 (ko) 자동차 브레이크 시스템의 진동 완화 장치
KR200281981Y1 (ko) 디스크 브레이크
KR19980038831U (ko) 디스크식 브레이크장치의 마찰 패드
KR980008736U (ko) 브레이크 디스크의 열변형방지구조
KR19990011430U (ko) 자동차용 드럼브레이크의 구조
KR20000006330U (ko) 브레이크 장치용 디스크
JPH0522874U (ja) デイスクブレーキ
KR19990029705U (ko) 디스크 브레이크의 마찰구조
KR19980038290U (ko) 패드와 피스톤 일체형 브레이크 캘리퍼
KR19980028806A (ko) 자동차의 주차브레이크 레버 장착구조