JPH0522874U - デイスクブレーキ - Google Patents

デイスクブレーキ

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JPH0522874U
JPH0522874U JP6962091U JP6962091U JPH0522874U JP H0522874 U JPH0522874 U JP H0522874U JP 6962091 U JP6962091 U JP 6962091U JP 6962091 U JP6962091 U JP 6962091U JP H0522874 U JPH0522874 U JP H0522874U
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JP
Japan
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pads
return spring
back metal
pad
outer peripheral
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Pending
Application number
JP6962091U
Other languages
English (en)
Inventor
金蔵 小林
信一 中山
Original Assignee
トキコ株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 両パッド5の裏金12の外周面15に穿設さ
れた穴部にリターンスプリング19を挿入し、この状態
で鳴き防止シム25を設け、この鳴き防止シム25に設
けられた抜止部28でリターンスプリング19の屈曲部
21の少なくとも一部を覆う。 【効果】 鳴き防止シム25に設けられた抜止部28が
リターンスプリング19の屈曲部21を覆って該リター
ンスプリング19が抜け出るのを防止することになり、
キャリパ3がパッド5の外周面15側に設けられていな
い状態においても振動等の影響によりリターンスプリン
グの抜けを生じることがなく、例えばベルトコンベア等
に搭載して次工程に送ること等が可能になって、組付工
程の作業効率が向上することになる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車等に取り付けられるディスクブレーキに関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
ディスクブレーキには、ブレーキを解除した際のディスクによるパッドの引き ずり防止の目的で、両パッドを相互に離間する方向すなわちそれぞれをディスク から離間する方向に付勢するリターンスプリングが設けられているものがあり、 このリターンスプリングは、両パッドの裏金の外周面にほぼ垂直に穿設された穴 部に挿入される両端部と、これら端部から裏金の外周面に沿ってそれぞれ屈曲す る両屈曲部と、これら屈曲部同士を連結させる連結部とを有している。そして、 このリターンスプリングは、その両端部を両パッドの裏金の穴部にそれぞれ挿入 し、その後、キャリパを設けることによってその抜け出しが防止されるようにな っている。すなわち、上記状態においては、リターンスプリングが外方(抜け出 る方向)に移動してもキャリパに当接することになって抜け出ることがないよう になっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成のディスクブレーキにおいては、リターンスプリング を両パッドの裏金に係合させた後、キャリパが設けられるまでの間に、移動時の 振動等の影響で該リターンスプリングがパッドから外れてしまうという問題があ った。
【0004】 したがって、本考案の目的は、リターンスプリングを両パッドの裏金に係合さ せた後キャリパが設けられるまでの間に該リターンスプリングがパッドから外れ てしまうのを防ぐことにより組付作業性に優れるディスクブレーキを提供するこ とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のディスクブレーキは、裏金およびこれに 固着されるライニングを有し、ディスクの各面にそれぞれ前記ライニングを対向 させて配置される一対のパッドと、該パッドの裏金の反ライニング側に設けられ る鳴き防止シムと、前記ディスクおよび前記両パッドをまたぎ、制動時に前記鳴 き防止シムを介して前記両パッドを両側から挾持するキャリパと、前記両パッド の裏金の外周面に穿設された穴部に挿入される両端部、これら端部から屈曲し前 記裏金の外周面に沿って延在する両屈曲部およびこれら屈曲部同士を連結させる 連結部を有し前記両パッドを相互に離間する方向に付勢するリターンスプリング とを具備するものであって、前記鳴き防止シムには、前記パッドの裏金の外周面 に沿って延在し前記リターンスプリングの屈曲部の少なくとも一部を覆う抜止部 が設けられていることを特徴としている。
【0006】
【作用】
この考案のディスクブレーキによれば、リターンスプリングの両端部を両パッ ドの裏金の外周面に穿設された穴部にそれぞれ挿入した後、各パッドの裏金にそ れぞれ鳴き防止シムを設けると、この鳴き防止シムに設けられた、裏金の外周面 に沿って延在する抜止部がリターンスプリングの端部から外周面に沿って屈曲し た屈曲部の少なくとも一部を覆って該リターンスプリングが抜け出るのを防止す る。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例によるディスクブレーキを図1〜図4を参照して以下 に説明する。
【0008】 図1および図2において、符号1は本実施例のディスクブレーキである。この ディスクブレーキ1は、車両の非回転部に固定されるキャリア2と、このキャリ ア2をまたいだ位置に摺動案内部2aによって該キャリア2に対して摺動自在に 設けられたキャリパ3と、キャリア2にディスク4を挾むよう設けられた一対の パッド5とから構成されている。また、両パッド5はキャリア2に相互に対向す るように設けられた一対のパッドガイド6により、ディスク4の軸に沿う方向へ 摺動自在となるよう支持されている。そして、このディスクブレーキ1は、ブレ ーキペダルが踏み込まれると、キャリパ3のブリッジ部7を介して一方側に設け られたピストン8と該ピストン8と対向するよう他方側に設けられた爪部9とが ディスク4を介して両パッド5を挾持し、これにより、両パッド5とディスク4 との間に摩擦が発生してタイヤの回転が弱められ車両が制動されるものである。
【0009】 ここで、各パッド5は、パッドガイド6を介してキャリア2に設けられる両端 支持部10およびこれら支持部10間に設けられた基板部11とを有する裏金1 2と、この裏金12のディスク4側の固着面13に固着され、ディスク4に対向 して配置されて該ディスク4に当接して摩擦力を発生させるライニング14とを 有する構造をなしている(図3等参照)。
【0010】 各裏金12の基板部11の、ディスク4の径方向外方側(キャリパ3のブリッ ジ部7側)に位置する外周面15には、これから一段凹んだ凹部16(外周面1 5の一部)が両端支持部10から所定量離れた位置に2ケ所設けられており、こ れら凹部16の底面17には該底面17とほぼ垂直に穴部18が穿設されている 。そして、両パッド5のそれぞれ対応する(ディスク4の軸に平行をなすよう並 ぶ)穴部18同士にはリターンスプリング19が設けられている。このリターン スプリング19は、引きずりを防止すべく両パッド5を相互に離間する方向に付 勢する一体形状のもので、両パッド5の裏金12の凹部16に穿設された穴部1 8にそれぞれ挿入される両端部20とこれら端部20の上端から屈曲後裏金12 の凹部16の底面17に沿いかつディスク4の軸に平行をなすよう延在する両屈 曲部21と、これら屈曲部21の間に設けられた連結部22とからなっている。 なお、この連結部22は、両屈曲部21から同一平面上をディスク4の面に沿い かつパッド5の中心方向に若干延在しディスク4の外周方向外方に向けて一段高 くなるとともにその後所定の角度をなしてパッド5の中心方向に延在する両腕部 23と、これら腕部23の先端同士を結ぶ屈曲状の先端部24とからなっている 。
【0011】 そして、キャリパ3のピストン8と該ピストン8側のパッド5との間、および 爪部9と該爪部9側のパッド5との間には、それぞれ鳴き防止シム25が介在し ている。これら鳴き防止シム25は、図3および図4等に示すように、パッド5 の裏金12の反ライニング14側の面に接触しつつこれをほぼ覆う平面部26と 、平面部26のディスク径方向内方側の端部からパッド5方向に屈曲しその外周 面15に沿って延在して、該パッド5の同ディスク径方向内方側の外周部15に 係止する2ケ所の係止爪27とを有しており、さらに、ディスク径方向外方側の 端部からパッド5方向に屈曲しその外周面15に沿って延在して、該パッド5の 同ディスク径方向外方側の外周面15に係止しつつ該外周面15の凹部16およ びここに設けられたリターンスプリング19の屈曲部21の少なくとも一部をそ の中間部分で覆う抜止部28が凹部16と対応する位置に2ケ所設けられている (よって凹部16の幅bは抜止部28の幅aより小さく設定されている)。なお 、この鳴き防止シム25は、例えばステンレス製の薄板や、その両面にゴム等を 薄く被覆したものであり、上記平面部26、係止爪27および抜止部28は上記 構成の一つの部材から一体成形されている。
【0012】 このような構成のディスクブレーキ1においては、両パッド5をそれぞれのラ イニング14を対向させた状態でその両端支持部10をパッドガイド6を介して キャリア2に支持させ、この状態でパッド5の凹部16の穴部18にリターンス プリング19の端部20を挿入する。そして、この挿入状態でそれぞれの裏金1 2の反ライニング14側から鳴き防止シム25を設けると、この鳴き防止シム2 5の抜止部28がリターンスプリング19の抜け出る方向側の屈曲部21上に存 在することになる。したがって、リターンスプリング19が抜け出る方向に移動 しても、この抜止部28に屈曲部21が当接してそれ以上の移動を防止し、キャ リパ3取付前の状態であってもリターンスプリング19が抜け出てしまうことが なくなる。
【0013】 なお、パッド5の裏金12の凹部16の深さおよびリターンスプリング19の 挿入用端部20の長さは、当然、リターンスプリング19が鳴き防止シム25の 抜止部28に当接した際に端部20が穴部18から抜け出ることがないように適 宜設定されるものである。
【0014】 また、本考案は、上記構成に限らず種々の変更を施すことができる。例えば、 上記実施例のようにパッド5の裏金12に凹部を設けるのではなく、鳴き防止シ ム25の抜止部28側にリターンスプリング19との干渉を逃げる形状を施した り、あるいは、上記実施例のように鳴き防止シム25のパッド5への係止部分を 利用して抜止部28を構成するのではなく、係止部分とは別に抜止部を形成する ことも可能であり、いずれにしても良好な効果を発揮することは勿論である。
【0015】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案のディスクブレーキによれば、リターンスプリン グの両端部を両パッドの裏金の外周面に穿設された穴部にそれぞれ挿入した後、 各パッドの裏金にそれぞれ鳴き防止シムを設けると、この鳴き防止シムに設けら れた抜止部がリターンスプリングの屈曲部を覆って該リターンスプリングが抜け 出るのを防止することになる。したがって、キャリパがパッドの外周面側に設け られていない状態においても振動等の影響でリターンスプリングの抜けを生じる ことがないため、例えばベルトコンベア等に搭載して次工程に送ること等が可能 になり、組付工程の作業効率が向上することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるディスクブレーキを示
す平面図であって、中央から上側を断面としたものであ
る。
【図2】本考案の一実施例によるディスクブレーキを示
す正面図であって、中央から左側を断面としたものであ
る。
【図3】本考案の一実施例によるディスクブレーキのパ
ッド、リターンスプリングおよび鳴き防止シムの分解斜
視図である。
【図4】本考案の一実施例によるディスクブレーキのパ
ッド、リターンスプリングおよび鳴き防止シムの組付状
態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ディスクブレーキ 3 キャリパ 4 ディスク 5 パッド 12 裏金 14 ライニング 15 外周面 18 穴部 19 リターンスプリング 20 端部 21 屈曲部 22 連結部 25 鳴き防止シム 28 抜止部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏金およびこれに固着されるライニング
    を有し、ディスクの各面にそれぞれ前記ライニングを対
    向させて配置される一対のパッドと、 該パッドの裏金の反ライニング側に設けられる鳴き防止
    シムと、 前記ディスクおよび前記両パッドをまたぎ、制動時に前
    記鳴き防止シムを介して前記両パッドを両側から挾持す
    るキャリパと、 前記両パッドの裏金の外周面に穿設された穴部に挿入さ
    れる両端部、これら端部から屈曲し前記裏金の外周面に
    沿って延在する両屈曲部およびこれら屈曲部同士を連結
    させる連結部を有し前記両パッドを相互に離間する方向
    に付勢するリターンスプリングと、 を具備するディスクブレーキにおいて、 前記鳴き防止シムには、前記パッドの裏金の外周面に沿
    って延在し前記リターンスプリングの屈曲部の少なくと
    も一部を覆う抜止部が設けられていることを特徴とする
    ディスクブレーキ。
JP6962091U 1991-08-30 1991-08-30 デイスクブレーキ Pending JPH0522874U (ja)

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JP6962091U JPH0522874U (ja) 1991-08-30 1991-08-30 デイスクブレーキ

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61178447A (ja) * 1985-02-04 1986-08-11 日本磁力選鉱株式会社 製鋼スラグの利用方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61178447A (ja) * 1985-02-04 1986-08-11 日本磁力選鉱株式会社 製鋼スラグの利用方法

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