JPH0557319U - エンジンの吸気装置 - Google Patents

エンジンの吸気装置

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JPH0557319U
JPH0557319U JP2392U JP2392U JPH0557319U JP H0557319 U JPH0557319 U JP H0557319U JP 2392 U JP2392 U JP 2392U JP 2392 U JP2392 U JP 2392U JP H0557319 U JPH0557319 U JP H0557319U
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intake
control valve
air
passage
engine
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JP2392U
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拓郎 重村
典朗 水戸部
功 清水
政樹 原田
勇 井口
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低負荷時に、各気筒へのEGRガスの分配を
均一化することができ、かつ強力なスワールを生成する
ことができ、リーンバーンを行なった場合でも、着火性
・燃焼性を高めることができるエンジンの吸気装置を提
供する。 【構成】 燃焼室8に吸気を供給する第1分岐吸気通路
24に、切欠部30を備えた第1制御弁27が設けら
れ、低負荷時には第1制御弁27が閉じられ、切欠部3
0によってエアの流速が高められ、スワールが生成され
る。かつ、第1制御弁27下流の第1吸気ポート6に、
切欠部30から燃焼室8側に流入するエアを整流するポ
ートインサート31が設けられている。そして、吸気系
にEGRガスを供給する独立EGR通路35が、ポート
インサート31より上流側、かつ第1制御弁27より下
流側で、第1分岐吸気通路24に開口し、第1制御弁2
7の閉弁時に、EGRガスがエアの流れを乱さないよう
になっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エンジンの吸気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、燃費性能の向上とエミッション性能の向上とを図るために、所定の運転 領域例えば低負荷領域では、混合気の空燃比を理論空燃比よりはリーンにして希 薄燃焼(リーンバーン)を行なうようにしたエンジン、いわゆるリーンバーンエン ジンが多用されている。しかしながら、かかるリーンバーンエンジンでは、リー ンバーン時に混合気の着火性・燃焼性が悪くなり、失火が発生しやすくなるとい った問題がある。
【0003】 また、一般に自動車用エンジンには、混合気の燃焼温度を低下させてエミッシ ョン性能の向上を図るために(NOx低減)、排気ガスの一部をEGRガスとして 吸気系統、例えばサージタンクに還流させるEGR機構(排気ガス再循環機構)が 設けられる。そして、かかるEGR機構を備えたエンジンでは、低負荷領域では EGRガスと吸入エアの混合が不十分となるので、各気筒へのEGRガスの分配 が不均一となり、EGRガスが多く分配された気筒では混合気の着火性・燃焼性 が悪くなるといった不具合が生じる。 そして、前記したようなリーンバーンエンジンにおいては、低負荷領域ではも ともと着火性・燃焼性が悪いので、かかる不具合がとくに顕著となる。
【0004】 そこで、EGR機構を備えたリーンバーンエンジンには、普通、混合気の着火 性・燃焼性が低下する運転領域例えば低負荷領域で燃焼室内にスワールを生成さ せ、混合気の層状化により着火性・燃焼性を高める層状化手段が設けられる。こ こで、燃焼室内に強力なスワールを生成させるには、流速の大きいエアを燃焼室 の外周に向けて供給する必要があるが、通常、スワールを必要とする低負荷領域 ではエア流量が少ないので、十分な流速が得られないといった問題がある。
【0005】 そこで、各気筒の燃焼室にエアを供給する吸気通路に、夫々、シリンダボア外 周側に切欠部を有する開閉弁を設け、低負荷領域等では該開閉弁を閉じ、切欠部 で流通断面を絞ってエアの流速を高めるとともに、エアの流れ方向をシリンダボ ア外周方向に向け、スワールの生成を強化するようにしたエンジンの吸気装置が 提案されている(例えば、実開平1−127934号公報参照)。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば実開平1−127934号公報に記載されたような、切 欠部を有する開閉弁が吸気通路に設けられた従来のエンジンの吸気装置では、開 閉弁閉弁時に切欠部下流で強い乱流が発生し、燃焼室に流入するエアの流速が十 分には高められないといった問題がある。また、各気筒へのEGRガスの分配性 の悪さが依然改善されていないといった問題がある。 本考案は、上記従来の問題点を解決するためになされたものであって、低負荷 領域等において、各気筒へのEGRガスの分配を均一化することができるととも に、燃焼室に供給されるエアの流速を十分に高めて強力なスワールを生成するこ とができ、リーンバーンエンジンにおいても、混合気の着火性・燃焼性を十分に 高めることができるエンジンの吸気装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達するため、第1の考案は、燃焼室と連通する吸気経路に、切欠 部を備え上記吸気経路を開閉する制御弁と、該制御弁下流で上記吸気経路の上記 切欠部に対応する部分を、その他の部分と仕切るインサート部材とが設けられた エンジンの吸気装置であって、排気ガスの一部を吸気経路に還流させる排気ガス 還流手段が設けられ、該排気ガス還流手段が、上記インサート部材の吸気経路仕 切部よりも上流側の吸気経路に、排気ガスを還流させるようになっていることを 特徴とするエンジンの吸気装置を提供する。
【0008】 また、第2の考案は、第1の考案にかかるエンジンの吸気装置において、所定 の運転領域で混合気をリーンに設定する希薄燃焼手段が設けられ、かつ上記制御 弁が、その切欠部がシリンダボア外周側に形成されていて閉弁時には混合気の層 状化手段をなすように形成されていることを特徴とするエンジンの吸気装置を提 供する。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を具体的に説明する。 図1と図2とに示すように、吸気2弁・排気2弁式の多気筒DOHCエンジン CEのシリンダブロック1の上側にはシリンダヘッド2が締結され、このシリン ダヘッド2の上端部にはシリンダヘッドカバー3が取り付けられている。 そして、エンジンCEの各気筒(1つの気筒のみ図示)においては、夫々、第1 ,第2吸気弁4,5が開かれたときに、第1,第2吸気ポート6,7から燃焼室8内 に混合気を吸入し、この混合気をピストン9で圧縮して点火プラグ10で着火・ 燃焼させ、第1,第2排気弁11,12が開かれたときに燃焼ガスを第1,第2排 気ポート13,14を介して外部に排出するようになっている。 ここで、第1,第2吸気弁4,5は、吸気側カムシャフト16に取り付けられた 吸気弁用カム17によって所定のタイミングで開閉され、第1,第2排気弁13, 14は、排気側カムシャフト18に取り付けられた排気弁用カム19によって所 定のタイミングで開閉されるようになっている。
【0010】 また、第1吸気ポート6に臨んで、吸入エア中に燃料を噴射する燃料噴射弁2 1が設けられている。この燃料噴射弁21は、図示していないコントロールユニ ットによって制御され、吸入エア量に応じて燃料を噴射し、混合気の空燃比を所 定値に保持するようになっている。ここで、コントロールユニットは、所定の運 転領域、例えば低負荷領域等では、空燃比を理論空燃比よりリーン側の所定値に 設定してリーンバーンを行なわせ、燃費性能とエミッション性能とを高めるよう になっている。すなわち、エンジンCEはいわゆるリーンバーンエンジンである 。なお、コントロールユニット(図示せず)及び燃料噴射弁21は、請求項2に記 載された「希薄燃焼手段」に相当する。
【0011】 シリンダヘッド2の吸気側側部(図1では左側)には、シャッタバルブボディ2 2が締結されている。そして、このシャッタバルブボディ22内には、各気筒毎 の独立吸気通路23が設けられ、この独立吸気通路23は途中で、分岐壁20に よって、第1吸気ポート6に接続される第1分岐吸気通路24と、第2吸気ポー ト7に接続される第2分岐吸気通路25とに分岐している。 そして、第1分岐吸気通路24には、第1弁軸26に取り付けられた第1制御 弁27が設けられ、第2分岐吸気通路25には、第2弁軸28に取り付けられた 第2制御弁29が設けられている。
【0012】 図3に示すように、第1制御弁27は、広がり面が略楕円形となるように形成 され、第1弁軸26の軸線方向の径(以下、これを短径という)は、第1分岐吸気 通路24の内径とほぼ同一値に設定され、第1弁軸26の軸線と直交する方向の 径(以下、これを長径という)は、上記短径より長く設定されている。ここで、第 1制御弁27は、短径すなわち第1弁軸軸線が気筒配列方向(図1,2では紙面と 直交する方向)を向くようにして配置される。したがって、第1制御弁27が閉 弁されたときには、気筒配列方向前側から立面図でみれば(図1,2はこの状態を 示している)、第1制御弁27と第1分岐気筒通路24の底面とが、所定の角度 θ(例えば45°)をなすようになっている。 なお、第1制御弁27が全開されたときには、仮想線で示しているように、第 1制御弁27は第1分岐吸気通路24の軸線方向を向く。
【0013】 そして、第1制御弁27には、長径方向の半径と短径方向の半径とが境界とな るようにして、その1/4を略扇型に切り欠いた切欠部30が形成されている。 ここで、切欠部30は、第1制御弁27が第1分岐吸気通路24内に配置された ときには、第1分岐吸気通路24の上半部においてシリンダボア外周側に位置す るように形成されている。 なお、第2分岐吸気通路25に介設される第2制御弁29は、略円形の広がり 面をもつ、切欠部を備えていない普通のバタフライ弁である。
【0014】 第1制御弁27の下流において、第1吸気ポート6(第1分岐吸気通路24)に は、第1制御弁27の閉弁時に、切欠部30を通して燃焼室8側に流入するエア を整流するポートインサート31が装着されている。なお、ポートインサート3 1は、請求項1に記載された「インサート部材」に相当する。 図4(a),(b)に示すように、ポートインサート31は、仕切部41と筒部42 とからなり、仕切部41は略L字形の断面形状をもつように形成され、筒部42 は第1吸気ポート6内に嵌入しうる略円筒形に形成されている。なお、以下では 便宜上、仕切部41の、筒部42とは反対側となる方の面、すなわち図4(b)に おいて90°をなす方の面を仕切部表面といい、筒部42側となる方の面、すな わち図4(b)において270°をなす方の面を仕切部裏面という。
【0015】 そして、ポートインサート31が第1吸気ポート6内(第1分岐吸気通路24) の所定の位置に挿入・配置されたときには、仕切部表面と第1吸気ポート6の上 部内周面とによって、中心角90°の扇型の流通断面をもつ通路6a(以下、これ をポートインサート表面通路6aという)が形成される。ここで、ポートインサー ト表面通路6aは、第1制御弁27の閉弁時において、切欠部30と対応する断 面形状をもつようになっており、したがって第1制御弁27の閉弁時においては 、切欠部30とポートインサート表面通路6aとは、エア流通断面形状がほぼ同 一となる。したがって、切欠部30を介して燃焼室8側に流入するエアの流れが 乱されず、エアの流速が高められる。 また、ポートインサート31の仕切部裏面と筒部42ないし第1吸気ポート6 の内周面とによって、中心角270°の扇型の流通断面をもつ通路6b(以下、こ れをポートインサート裏面通路6bという)が形成される。このポートインサート 裏面通路6bは、第1制御弁27の閉弁時には基本的にはデッドスペースとなる が(EGRガスのみ流通する)、第1制御弁27の開弁時にはポートインサート表 面通路6aとともにエア流通経路となる。
【0016】 第1制御弁27は、燃焼室8側に近いほどポートインサート31の長さを短縮 することができ、かつ第1制御弁27の閉弁時のエアの流速を高めることができ るので、燃焼室8側に配置するのが好ましいが、燃焼室8に接近しすぎると燃焼 室8側からの熱負荷によってオイルシールの耐久性を低下させることになる。こ のため、本実施例では、オイルシールの耐久性を低下させないように、シャッタ バルブボディ22の前端部近傍に配置している。 第1弁軸26と第2弁軸28の間隔L2は、第1制御弁27と第2弁軸28と の干渉を避けるため、あるいは両弁軸26,28のオイルシール間の干渉を避け るため、ある程度離間して配置する必要があるが、L2を必要以上に大きくする と、シャッタバルブボディ22のエア流れ方向の長さ(厚み)が大きくなり、シャ ッタバルブボディ22の大型化を招くことになる。また、シャッタバルブ22の 上流端と分岐壁20との間隔L1は、独立吸気通路23から第1,第2分岐吸気通 路24,25へのエアの分岐ないし流入を円滑化するために、ある程度以上の長 さが必要である。このため、本実施例では、第1制御弁27と第2弁軸28との 干渉が生じない限度で、L2をできるだけ小さく設定し、シャッタバルブボディ 22のコンパクト化を図っている。 なお、本実施例では、第1制御弁27を第1弁軸26に対してdだけオフセッ トさせ、第1制御弁開弁時において、第1制御弁27と第2弁軸28の干渉が生 じにくくなるようにしている。
【0017】 ところで、エンジンCEには、燃焼温度を低下させてNOx発生量を低減する ためにEGR機構Rが設けられている。このEGR機構Rは、基本的には、排気 ポート13,14内の排気ガスの一部を吸気系に案内する一連のEGR通路、E GRガス量を制御するEGR弁等で構成されている。なお、EGR機構Rは、請 求項1に記載された「排気ガス還流手段」に相当する。 このEGR機構Rにおいては、排気ポート13,14内の排気ガスの一部(EG Rガス)が、順に、EGR抽出通路30と、第1,第2EGR通路32,33とを 通してEGRガス分配室34に供給されるようになっている。そして、EGR分 配室34内のEGRガスは、各気筒毎に設けられた独立EGR通路35を通して 第1分岐吸気通路24に供給されるようになっている。ここで、独立EGR通路 35の下流端は、ポートインサート31より上流側で、かつ閉弁時において第1 制御弁27の下端部より下流側となる位置で、第1分岐供給通路24に開口して いる。 このEGR機構Rでは、EGRガスが各気筒に個別的に供給されるので、各気 筒へのEGRガスの分配が均一化され、低負荷領域でリーンバーンを行なう場合 でも燃焼性が安定化される。なお、EGRガス流量は、EGR弁(図示せず)によ ってエンジン負荷に応じて制御されるようになっている。
【0018】 以下、適宜図1〜図4を参照しつつ、各種運転状態における第1,第2制御弁 27,29の開閉方法と、各開閉パターンにおける吸気特性とを説明する。 (1)低負荷時 図5(a)に示すように、低負荷時には、第1,第2制御弁27,29が閉じられ る。このとき、エアは、第1分岐吸気通路24側において、切欠部30とポート インサート表面通路6aとを通して燃焼室8に供給される。この場合、切欠部3 0によって、エアの流通断面が絞られるので、エアの流速が高められる。さらに 切欠部30の下流には、切欠部30の流通断面と同一の流通断面をもつポートイ ンサート表面通路6aが形成されているので、切欠部30下流でのエアの流れが 整流され、乱流が発生せず、エアの流速が一層高められる。そして、切欠部30 がシリンダボア外周側に配置されているので、第1吸気ポート6(ポートインサ ート表面通路6a)から燃焼室8内の流入するエアが燃焼室8内に強いスワールを 生成する。このため、燃焼室8内で混合気が層状化され、リーンバーンを行った 場合でも、混合気の着火性・燃焼性が十分に高められる。 また、第1吸気ポート6(ポートインサート表面通路6a)から燃焼室8内に流 入するエアが、燃焼室8の中心部に配置されている点火プラグ10方向を向かな いので、点火プラグ10まわりに強い渦流が発生せず、リーンバーンを行った場 合でも火炎の吹き消しが起こらず、燃焼安定性が高められる。 かつ、前記したとおり、閉弁時には第1制御弁27が第1分岐吸気通路24の 軸線方向に対して所定の角度θ(例えば45°)の傾斜をもつので、第1分岐吸気 通路24から切欠部30ないしポートインサート表面通路6aへのエアの流入が 円滑化され、エアの流速がさらに高められる。
【0019】 さらに、このとき独立EGR通路35内のEGRガスが、第1制御弁27とポ ートインサート31の間となる位置で第1分岐吸気通路24に流入し、この後ポ ートインサート裏面通路6bを通して燃焼室8内に流入する。したがって、ポー トインサート表面通路6a内のエアの流れが、EGRガスによって何ら乱されな いので、スワールの生成がなお一層促進される。また、このときポートインサー ト裏面通路6b内を流れるEGRガスによってポートインサート31の仕切部4 1が加熱されるので、燃料噴射弁21からポートインサート表面通路6a内に噴 射された燃料の気化・霧化が促進され、混合気の燃焼性が高められる。
【0020】 (2)中負荷時 図5(b)に示すように、第1制御弁27が開かれ、第2制御弁29が閉じられ る。このとき、エアが、ポートインサート表面通路6aとポートインサート裏面 通路6bとを通して満遍なく流れ、ポートインサート31は格別の作用を及ぼさ ない。この場合、燃焼室8内には、弱いスワールが生成される。また、EGRガ スは、第1吸気ポート6全体に満遍なく分散される。 (3)高負荷時 図5(c)に示すように、第1,第2制御弁27,29が開かれる。このとき、第 1,第2吸気ポート6,7を通して、燃焼室8内に十分にエア(混合気)が供給され 、エンジン出力が高められる。
【0021】
【考案の作用・効果】
第1の考案によれば、低負荷時等において制御弁が閉じられたときには、切欠 部によってエア流通経路が絞られ、燃焼室に流入するエアの流速が高められる。 そして、切欠部から燃焼室側に流入するエアはインサート部材によって整流され るので、切欠部下流に乱流が発生せず、エアの流速が一層高められる。このため 、燃焼室内に強いスワールが生成され、燃焼室内の混合気が層状化され、着火性 ・燃焼性が高められる。 また、制御弁閉弁時には、EGRガスが、吸気経路中の切欠部とは連通しない 部分を通して燃焼室内に供給されるので、エアの流れがEGRガスによって乱さ れず、スワールの生成が促進される。さらに、EGRガスによってインサート部 材が加熱されるので、切欠部下流での燃料の気化・霧化が促進され、燃焼性が高 められる。
【0022】 第2の考案によれば、基本的には第1の考案と同様の作用・効果が得られる。 さらに、切欠部がシリンダボア外周側に形成されているので、制御弁閉弁時には 、吸気経路から燃焼室内に流入するエア(混合気)の周方向成分が強まり、スワー ルの生成が強化される。また、エンジンがリーンバーンタイプであるので、着火 性・燃焼性の向上効果が一層効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案にかかる吸気装置を備えたエンジンの
立面断面説明図である。
【図2】 図1に示すエンジンの、吸気側の拡大立面断
面説明図である。
【図3】 第1制御弁の模式図である。
【図4】 (a)はポートインサートの斜視説明図であ
り、(b)はポートインサートを上流側からみた立面説明
図である。
【図5】 (a),(b),(c)は、夫々、低負荷時、中負荷
時、高負荷時における、第1,第2制御弁の開閉状態を
示す模式図である。
【符号の説明】
CE…エンジン R…EGR機構 6,7…第1,第2吸気ポート 8…燃焼室 21…燃料噴射弁 24,25…第1,第2分岐吸気通路 27,29…第1,第2制御弁 30…切欠部 31…ポートインサート 35…独立EGR通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 原田 政樹 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)考案者 井口 勇 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼室と連通する吸気経路に、切欠部を
    備え上記吸気経路を開閉する制御弁と、該制御弁下流で
    上記吸気経路の上記切欠部に対応する部分を、その他の
    部分と仕切るインサート部材とが設けられたエンジンの
    吸気装置であって、 排気ガスの一部を吸気経路に還流させる排気ガス還流手
    段が設けられ、該排気ガス還流手段が、上記インサート
    部材の吸気経路仕切部よりも上流側の吸気経路に、排気
    ガスを還流させるようになっていることを特徴とするエ
    ンジンの吸気装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたエンジンの吸気装
    置において、 所定の運転領域で混合気をリーンに設定する希薄燃焼手
    段が設けられ、かつ上記制御弁が、その切欠部がシリン
    ダボア外周側に形成されていて閉弁時には混合気の層状
    化手段をなすように形成されていることを特徴とするエ
    ンジンの吸気装置。
JP2392U 1992-01-06 1992-01-06 エンジンの吸気装置 Pending JPH0557319U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7188604B2 (en) 2004-09-07 2007-03-13 Nissan Motor Co., Ltd. Internal combustion engine air intake structure
US7322333B2 (en) 2004-09-06 2008-01-29 Nissan Motor Co., Ltd. Internal combustion engine air intake structure
CN100396897C (zh) * 2004-09-07 2008-06-25 日产自动车株式会社 内燃机进气结构
CN100402811C (zh) * 2004-09-06 2008-07-16 日产自动车株式会社 内燃机进气结构

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