JPH0557021U - 除塵機 - Google Patents

除塵機

Info

Publication number
JPH0557021U
JPH0557021U JP54092U JP54092U JPH0557021U JP H0557021 U JPH0557021 U JP H0557021U JP 54092 U JP54092 U JP 54092U JP 54092 U JP54092 U JP 54092U JP H0557021 U JPH0557021 U JP H0557021U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chain roller
dust
bar screen
screen
fork body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP54092U
Other languages
English (en)
Inventor
喜幸 田島
Original Assignee
喜幸 田島
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 喜幸 田島 filed Critical 喜幸 田島
Priority to JP54092U priority Critical patent/JPH0557021U/ja
Publication of JPH0557021U publication Critical patent/JPH0557021U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】水路中に配備した櫛歯状のバースクリーンと、
前記バースクリーンで捕捉したごみ類を掬い上げるフォ
ーク体と、該フォーク体を循環回動させる無端状のチェ
ーンローラー機構とを備えてなる除塵機において、チェ
ーンローラー駆動部に余分な負担が掛からないようにし
て同駆動部の耐久性を向上させる。 【構成】多数の縦杆部材6aを各々水路底B3から立ち
上げてバースクリーン6を形成し、そのバースクリーン
6をチェーンローラー12の前方に配備する。チェーン
ローラー機構8の下端反転部に外周部分が平滑な円形ス
プロケット11を設けて該円形スプロケット11にチェ
ーンローラー12を緊張状に掛け渡す。その円形スプロ
ケット11とチェーンローラー12の間にごみ類巻き込
み防止用のカバー14を設ける。チェーンローラー12
の上端反転部の二次側にごみ類放棄用のスクリーン15
を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は農業用水路、若しくは浄水場・下水処理場・産業廃水処理場などにお ける各種水路中のごみや粗大固形物などを除去するための除塵機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、此の種の除塵機として、例えば実公昭49−8016号公報に記載され たものが知られている。 この除塵機は図5示の如く、側板2内面に無端状のチェーンローラー12を循 環回動可能にかけ渡し、連結部材30で支持される多数の縦杆部材6aからなる 櫛歯状のバースクリーン6をそのチェーンローラー12後方に配備すると共に、 前記チェーンローラー12には多数の掻き上げ片7bを備えたフォーク体7を設 けてなり、前記フォーク体7の上昇によってバースクリーン6で捕捉したごみ類 を掬い上げて水上に運びだし、且つ上部で反転して搬出部D上に落下させるもの である。 またこの除塵機は、バースクリーン6の上流下側に補助スクリーン6’を設け てバースクリーン6下方に形成される隙間Sからごみ類が侵入することを防いで いる。さらに、チェーンローラー12の下端反転部12aをスプロケットを用い ることなくガイドレールで支持するようにして、その下端反転部12aにごみ類 などが巻き付いてチェーンローラー12の駆動を停止させるような事態の防止を 図っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記した従来の除塵機によれば、バースクリーン6の前方にチェ ーンローラー12が配備されるのでそのバースクリーン6で捕捉したごみ類がチ ェーンローラー12に絡み付き、これによりチェーンローラー12の駆動がたび たび停止すると共に、駆動部31に余分な負荷がかかる不具合を有していた。 また、水路B内に複数の連結部材30が横たわるので水流に対する抵抗が大き くなって下流側に供給される水量の減少につながるばかりか、連結部材30に引 っ掛かったごみ類を掻き上げ片7bで除去することが不可能なため前記抵抗がさ らに大きくなり、しかも掻き上げ片7bと連結部材30の間に木片などが挟まる とチェーンローラー12の駆動部31に過大な負荷がかかる等、種々の問題が生 じていた。
【0004】 さらに従来の除塵機は、補助スクリーン6’で捕捉した水路B底部のごみ類の 回収が困難であると共にそのごみ類がバースクリーン6下方の隙間Sから侵入す る虞れがあるといったような欠点も抱えていた。 本考案は上述したような従来事情に鑑みてなされたものであり、その目的とす るところは、チェーンローラー駆動部に余分な負荷がかかるような事態が生じな いようにすると共に、水流に対する抵抗をできるだけ小さくし、且つ水路中のご み類を確実に捕捉し、捕捉したごみ類を掻き上げ片で残すことなく回収できるよ うにして、上述した種々の問題点を解消することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本考案の除塵機は、水路中に配備した多数の縦杆 部材からなる櫛歯状のバースクリーンと、前記バースクリーンで捕捉したごみ類 を掬い上げるフォーク体と、該フォーク体を循環回動させる無端状のチェーンロ ーラー機構とを備え、前記バースクリーンの縦杆部材を各々水路底から立ち上げ て上記バースクリーンを形成すると共に、該バースクリーンをチェーンローラー の前方に配備したことを特徴とする。
【0006】
【作用】
以上の構成によれば、チェーンローラーがバースクリーンの後方に配備される ので、そのバースクリーンで捕捉したごみ類がチェーンローラーに絡み付くよう な虞れがない。また、バースクリーンを構成する夫々の縦杆部材が各々水路底か ら立ち上がるので、各縦杆部材を連結・保持するための連結部材を用いる必要が なくなると共に、バースクリーン下方に隙間が形成されるようなことがない。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1〜4を参照して説明する。 図1及び2においてAは本実施例の除塵機、Bは水路を示しており、水路Bの 適宜箇所には蓋板C1を架設してなるごみ溜め部Cが形成され、そのごみ溜め部 Cの上流側に除塵機Aが配備される。 除塵機Aは、枠状に形成した左右のサイドフレーム1,1をごみ溜め部Cに隣 接させて水路内壁B1の上縁B2に起設すると共に、水路内壁B1に沿って立ち 上がる左右の側板2,2を各々サイドフレーム1で支持し、夫々の側板2,2の 下端間には水路底B3に当接する基板4を設け、上端間には上部枠5を架設する 。前記側板2は基板4が上流側に、上部枠5が下流側に位置するよう適宜角度を もって傾斜し、且つ上部枠5がごみ溜め部Cの直上に位置するよう上半部分をさ らに傾斜させた形状に形成する。
【0008】 上記基板4上には後述するバースクリーン6を配し、左右の側板2,2間には フォーク体7を循環回動可能に保持するためのチェーンローラー機構8を配備す る。 バースクリーン6は、基板4上面から水路内壁B1の上縁B2付近までに至る 高さをもって立ち上がる多数の縦杆部材6a…を、基板4の幅方向へ適宜間隔を おいて起設してなるもので、前記縦杆部材6aをその上半部分が側板2の上流側 に立ち上がるよう側面くの字状に形成して、水路B内を流れるごみ類を側板2の 上流で捕捉する。 バースクリーン6の前方には、水路底B3から縦杆部材6aの基端部分に向け て伸びる傾斜杆9aを夫々の縦杆部材6aに溶着してなるフローター9を設けて あり、そのフローター9によって水路B底部を流れるごみ類を掬い上げやすいよ うに浮上させ、バースクリーン6下端部分にごみ類が溜まらない構造としている 。
【0009】 前記縦杆部材6a及び傾斜杆9aは、水流に対する抵抗の少ない断面形状に形 成する。 チェーンローラー機構8は、前記夫々の側板2,2の上部内面に駆動側のスプ ロケット10を、下部内面に従動側の円形スプロケット11を夫々回動自在に支 持し、それら上下のスプロケット10,11間に無端状のローラーチェーン12 を緊張状に掛け渡すと共に、前記駆動側のスプロケット10を駆動部13の出力 軸に連係せしめて構成する。駆動部13は所定時間ごとに作動するよう、タイマ ー等で自動制御される。 フォーク体7は、上記夫々のチェーンローラー12,12間に適宜間隔をおい て支持杆7aを仮設すると共に、上記バースクリーン6の隣り合わせた縦杆部材 6a,6a間に挿入される多数の掻き上げ片7b…を前記支持杆7aの幅方向へ 所定間隔ごとに設けて形成したもので、チェーンローラー12の駆動により循環 回動し、それにより各掻き上げ片7bがバースクリーン6で捕捉したごみ類を掬 い上げて水上に運びだし、且つ側板2の上部で反転して掬い上げたごみ類をごみ 溜め部Cに投棄するものである。
【0010】 円形スプロケット11は図示のように外周部分が平滑な円盤状に形成してあり 、例えば外周部分に交互に凹・凸を形成した歯車状のスプロケット(周知の一般 的なスプロケット)に比べ、水路B中においてごみ類を巻き込む可能性が少ない 設計のものである。この円形スプロケット11をチェーンローラー12の下端反 転部12aに用いることにより、例えばガイドレール等でチェーンローラーを反 転させようとするものに比べ、円形スプロケット11の回転とチェーンローラー 12のリンクの回転の相乗効果でチェーンローラー駆動の際の摩擦抵抗をできる 限り小さくできるものである。 上記円形スプロケット11とチェーンローラー12の間にはごみ類巻き込み防 止用のカバー14を設けて、前述したごみ類巻き込み防止効果をより実効あるも のとする。
【0011】 また、上記チェーンローラー12の上端反転部12bの二次側には、ごみ類放 棄用のスクリーン15を設ける。 ごみ類投棄用のスクリーン15は、前述した夫々のサイドフレーム1,1間に ごみ溜め部Cに隣接して立ち上がる支持板15aを設け、且つその支持板15a に上記フォーク体7の各掻き上げ片7bが通過可能な間隔をもって多数の縦杆部 材15bを起立状に溶着して構成する。 上記左右の側板2,2で挟まれる部分のバースクリーン6上端付近から側板2 上端までに至る部位は、チェーンローラー12の裏側に配備するごみ類案内板1 6で覆われ、フォーク体7上昇時においてそのフォーク体7から脱落したごみ類 がバースクリーン6下流側に落下する虞れを防止し、且つそのごみ類をフォーク 体7の支持杆7aでごみ溜め部Cまで運ぶようになっている。
【0012】 以下に、上述した本実施例の除塵機Aの作動を、図2〜4を参照して説明する 。 通常時(図2の状態)において駆動部13は停止しており、この時フォーク体 7はバースクリーン6によるごみ類回収の邪魔にならないよう図示の位置、即ち バースクリーン6から外れた位置で支持され、水路B中を流下するごみ類はバー スクリーン6に捕捉される。 上記の状態からタイマーからの指令で駆動部13が作動するとチェーンローラ ー12が循環回動し、フォーク体7が水路B底部から反転・上昇してバースクリ ーン6に捕捉されたごみ類を掬い上げ、側板2上端部で再度反転して掬い上げた ごみ類をごみ溜め部Cに投棄する。さらにごみ類放棄用のスクリーン15を通過 して、掻き上げ片7aに絡み付いたごみ類をごみ溜め部Cに払い落とす(図3, 4)。 所定時間経過後(ごみ類回収後)、タイマーからの指令で駆動部13が停止し 、フォーク体7は初期の位置、即ち図2の位置に支持される。
【0013】 尚、本実施例においては、外周部分が平滑な円形スプロケットにチェーンロー ラーを緊張状に掛け渡すことにより、歯車形の一般的なスプロケットを用いた場 合のようにごみ類が巻き込まれチェーンローラーの駆動を停止させるような事態 の防止を図れる。同時に、円形スプロケットの回転とチェーンローラーのリンク の回転によってチェーンローラー駆動の際の摩擦抵抗をできるだけ小さくして、 チェーンローラー駆動部にかかる負荷を低減し、同駆動部の耐久性の向上を図れ る。 また、ごみ類巻き込み防止用のカバーを設けることにより、前記ごみ類巻き込 みの防止をより実効あるものとできる。 さらに、ごみ類放棄用のスクリーンを設けることにより、掻き上げ片から落下 しにくいごみ類(水草や藻など)を確実に取り払って、それらのごみ類が水路下 流側に流入してしまう虞れを防ぐことができるなど、多くの効果を有する。
【0014】
【考案の効果】
本考案は以上説明したように前面スクリーン・後部掬い上げ方式の除塵機とし て構成したので、以下に記載される効果を奏する。 従来の後面スクリーン・前部掬い上げ方式のもののようにバースクリーンで捕 捉したごみ類がチェーンローラーに絡み付くようなことがないのでチェーンロー ラー駆動部に余分な負荷をかけることがなく、掻き上げ片と連結部材の間に木片 などが挟まってチェーンローラー駆動部に過大な負荷がかかるような虞れもない ので、同駆動部の保守・保全を向上し得る。 また、従来製品のように複数の連結部材が水路中に横たわり且つその連結部材 に除去困難なごみ類が引っ掛かるものに比べ、水流に対する抵抗を大幅に低減し て損失水頭をできる限り小さくでき、ひいては下流側への供給水量の増加を図る ことができる。 さらに、バースクリーンが直接水路底から立ち上がるで水路底部で捕捉される ごみ類も確実に捕捉・回収することができ、それらごみ類が下流側に侵入するよ うなこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の除塵機の一実施例を示す正面図。
【図2】 図1の縦断側面図。
【図3】 本考案除塵機の作動説明図。
【図4】 本考案除塵機の作動説明図。
【図5】 従来品の縦断側面図。
【符号の説明】
A:除塵機 B:水路
B3:水路底 6:バースクリーン 6a:縦杆部材
7:フォーク体 8:チェーンローラー機構 11:円形スプロケット 12:チェーンローラー 14:ごみ類巻き込み防
止用のカバー 15:ごみ類放棄用のスクリーン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水路中に配備した多数の縦杆部材からなる
    櫛歯状のバースクリーンと、前記バースクリーンで捕捉
    したごみ類を掬い上げるフォーク体と、該フォーク体を
    循環回動させる無端状のチェーンローラー機構とを備
    え、前記バースクリーンの縦杆部材を各々水路底から立
    ち上げて上記バースクリーンを形成すると共に、該バー
    スクリーンをチェーンローラーの前方に配備したことを
    特徴とする除塵機。
JP54092U 1992-01-10 1992-01-10 除塵機 Pending JPH0557021U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54092U JPH0557021U (ja) 1992-01-10 1992-01-10 除塵機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54092U JPH0557021U (ja) 1992-01-10 1992-01-10 除塵機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0557021U true JPH0557021U (ja) 1993-07-30

Family

ID=11476581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP54092U Pending JPH0557021U (ja) 1992-01-10 1992-01-10 除塵機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0557021U (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS625063U (ja) * 1985-06-25 1987-01-13
JPH01290812A (ja) * 1988-05-18 1989-11-22 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 自動除塵装置
JPH0336308A (ja) * 1989-06-30 1991-02-18 Ebara Koki Kk 除塵装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS625063U (ja) * 1985-06-25 1987-01-13
JPH01290812A (ja) * 1988-05-18 1989-11-22 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 自動除塵装置
JPH0336308A (ja) * 1989-06-30 1991-02-18 Ebara Koki Kk 除塵装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4597864A (en) Waste materials filtering apparatus
KR101893203B1 (ko) 스프링캡 내장형 레이크를 구비한 협잡물 제거용 스크린
US4289619A (en) Material handling apparatus
JPH0557021U (ja) 除塵機
JP2000265443A (ja) 除塵装置
JP3510594B2 (ja) 除塵装置
KR102516599B1 (ko) 인양이 용이한 이동식 제진기
CN212335954U (zh) 一种水利格栅
JP3616663B2 (ja) 除糞装置
KR100616725B1 (ko) 수동 회전 장치가 설치된 제진기
KR102182705B1 (ko) 제진기
JP4680954B2 (ja) 除塵機
KR100565566B1 (ko) 레이크 미세 스크린
JPH0734844B2 (ja) 汚水混合物除去装置
JPH0423940Y2 (ja)
JPH0742131A (ja) 除塵機
RU2144515C1 (ru) Сорозадерживающее устройство
JPH0514216U (ja) 除塵機
SU672156A1 (ru) Устройство дл задержани и извлечени сора
JP3774731B2 (ja) 除塵機
JP2589819Y2 (ja) 除塵機における長藻類除去装置
JPH06346423A (ja) 自動除塵機
JPS60175613A (ja) 自動除塵装置
JPS5851219Y2 (ja) スクリ−ン除じん機
KR20210144030A (ko) 협잡물과 침사물 동시 제거기능을 갖는 수직 스크린장치