JPH0556891U - 機械式ジャッキ - Google Patents

機械式ジャッキ

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Publication number
JPH0556891U
JPH0556891U JP34992U JP34992U JPH0556891U JP H0556891 U JPH0556891 U JP H0556891U JP 34992 U JP34992 U JP 34992U JP 34992 U JP34992 U JP 34992U JP H0556891 U JPH0556891 U JP H0556891U
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JP
Japan
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movable frame
frame
fixed frame
screw
mechanical jack
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JP34992U
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English (en)
Inventor
陳 淑 霞 黄
Original Assignee
黄陳 淑霞
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構造で、精密な部品を必要とせず、安価
で保守管理の容易な機械式ジャッキを提供すること。 【構成】支持面に載置される基板11と、一端部1aが
基板11に固定され他端部1bが斜め方向に延設された
傾斜状態の固定フレーム1と、一端部2aが固定フレー
ム1の中間部に揺動可能に枢支され他端部2bが自由端
となり車体支持部21をもつ可動フレーム2と、可動フ
レーム2の他端部2bに揺動可能に取付られ螺子孔23
2をもつ螺子ブロック23と、固定フレーム1の枢支軸
12に揺動可能に枢支され雄螺子部31と係合部33と
をもつ螺子軸3とで構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はジャッキに関し、特に持ち運びのできる手動または電動で作動する螺 子式ジャッキに関する。このジャッキは車両のメンテナンスで用いることができ る。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ジャッキ、例えば、自動車修理工場で用いられるジャッキとして、 高出力と高効率の油圧方式のものが知られている。このジャッキは、一般的に、 高価で精密な油圧部品を必要とし、しかも充分な保守管理を必要とする。その上 、これらのジャッキは、大型であり、車載用として適さない。
【0003】 また車載用ジャッキとして、油圧方式、電動方式が提供されている。これらは 複雑で精密な部品を必要とするため、高価である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記した実情に鑑みなされたものであり、簡単な構造で、精密な部品 を必要とせず、安価で保守管理の容易な機械式ジャッキを提供することを目的と するにある。更に、軸受部材をもつ場合には、軸受部材が損耗しても交換できる 機械式ジャッキを提供することを目的とするにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案にかかる機械式ジャッキは、支持面に載置される基板と、 一端部が基板に固定され他端部が斜め方向に延設されて一端部よりも上方に位 置する傾斜状態の固定フレームと、 一端部が固定フレームの中間部に揺動可能に枢支され他端部が自由端となり、 他端部の一方向への揺動により他端部が固定フレームに接近して最低位置となり 、他端部の他方向への揺動により他端部が立起する可動フレームと、 可動フレームの他端部に揺動可能に取付られ螺子孔をもつ螺子ブロックと、 固定フレームの他端部の枢支軸に揺動可能にかつ軸長方向に移動しない様に枢 支され、外周部に形成され螺子ブロックの螺子孔に螺進退可能に螺合する雄螺子 部と、駆動手段に係合し駆動手段により周方向に回転される係合部とをもつ螺子 軸とで構成され、 駆動手段により回転される係合部を介して、螺子軸が軸芯の周方向にそって第 1の方向に回転されると、可動フレームの他端部は上昇し、 螺子軸が軸芯の周方向にそって第2の方向に回転されると、可動フレームの他 端部は下降するものである。
【0006】 螺子ブロックは、一対の突状をなす短シリンダ部と、各短シリンダ部に半径方 向に延設されたフランジ部とをもち、可動フレームの他端部は一対の開口をもつ 構成にできる。螺子ブロックと可動フレームの他端部との間には、開口に回転可 能に取付られた交換可能な軸受部材が介在することが好ましい。この場合、螺子 ブロックは、軸受部材の回転により短シリンダ部のほぼ軸芯の回りで揺動可能で ある。
【0007】 可動フレームの他端部に、車体を載せる車体支持部を装備できる。可動フレー ムの他端部の揺動に伴い、車体支持部は昇降する。基板の裏面には、ゴム等の摩 擦力の大きな材料からなり支持面と接触するパッドを装備できる。固定フレーム には、支持フレームを揺動可能に装備できる。支持フレームは、一方向への揺動 により固定フレームに接近し閉じて第1の位置となり、他方向への揺動により固 定フレームから離れて傾斜状態の固定フレームを支持する第2の位置となる。
【0008】
【作用】
駆動手段により螺子軸の係合部が回転すると、螺子軸がその軸芯の回りを回転 する。これに伴い、螺子軸の雄螺子部と螺子ブロックの螺子孔とが螺進退して螺 子ブロックが螺子軸の軸長方向において相対的に移動し、これにより可動フレー ムの他端部が昇降する。
【0009】
【実施例】
以下、本考案にかかる機械式ジャッキを、図面に示した実施例を参照して説明 する。図1は全体を示し、図2は要部を示す。 このジャッキ100は基板11と固定フレーム1と可動フレーム2と螺子軸3 とをもつ。基板11は、地面等の支持面に載置されるものであり、平板状をなし 、固定フレーム1の一端部1aに固定されている。固定フレーム1の他端部1b は斜め上方に延設されている。可動フレーム2の一端部2aは固定フレーム1の 中間部に軸により揺動可能に枢支されており、その結果、可動フレーム2の他端 部2bは固定フレーム1に対して揺動できる自由端とされている。可動フレーム 2の他端部2bは上方に揺動すれば、立起する。螺子軸3は、外周部に形成され た雄螺子部31と、螺子部が形成されていない平滑部32とをもつ。雄螺子部3 1は後述する様に螺子ブロック23に螺子係合している。螺子ブロック23は可 動フレーム2の他端部2bに揺動可能に枢支されている。螺子軸3の平滑部32 は固定フレーム1の枢支軸12に連結されており、螺子軸3は自身の軸芯の回り を回転できる。螺子軸3はその軸長方向にはスライドできない様に枢支軸12に 連結されている。係合部33は横断面六角形状であり、螺子軸3の平滑部32の 端部の外周部に形成されている。係合部33は、駆動手段としての、手作業で操 作されるソケット4あるいは駆動システム6(モータ等)のソケット60に嵌合 され、ソケット4、60により回転される。
【0010】 なお、基板11は図示されている様に平板状であるが、これに限られるもので はない。車体を安定良く支持するために、基板11の裏面には、即ち、固定フレ ーム1が結合されている面と反対の面には、耐滑り性を高めるパッドを装備する ことが好ましい。パッドの材質としては例えばゴムパッドを採用できるが、支持 面に対して摩擦力の大きなものが好ましい。
【0011】 このジャッキ100は支持フレーム5を装備している。支持フレーム5は、固 定フレーム1に取付られており、固定フレーム1を傾斜したままの状態に維持す るものである。支持フレーム5はUの字形状をなし、固定フレーム1に揺動可能 に枢支された2個の脚部50と、脚部50に連設された接地のための底部51と で形成されている。支持フレーム5はその閉位置(第1の位置、図1において鎖 線で示す支持フレーム5)では、固定フレーム1に接近している。支持フレーム 5はその開位置(第2の位置、図1において実線で示す支持フレーム5)では、 固定フレーム1とともに傾斜角(三角形状の角)を形成しており、これにより固 定フレーム1の傾斜姿勢を維持できる。ストッパ13は固定フレーム1の側面壁 1hに設けられており、支持フレーム5を係止し支持フレーム5を開位置に維持 する。ストッパ13の数は適宜選択でき、1個に限らず、それ以上でも良い。
【0012】 螺子ブロック23は貫通状態の螺子孔232をもち、螺子孔232は螺子軸3 の雄螺子部31と螺進退可能に螺合されている。図2に示す様に、螺子ブロック 23は、一対をなす突状の短シリンダ部231と、半径方向外方に延設されたリ ング状のフランジ部234とをもつ。軸受部材22は交換可能である。交換可能 な軸受部材22と螺子ブロック23とは両者の摩擦力により緊目に結合されてい る。軸受部材22は一対のノッチ部222をもつ。ノッチ部222は半円状をな し、螺子ブロック23の短シリンダ部231に回転可能に嵌まる。半円状をなす ノッチ部222は背面形状部221をもつ。背面形状部221は実質的に半円周 状をなしている。可動フレーム2の他端部2bを形成する壁部2fには、切欠2 0aを備えた円形状の一対の開口20が形成されている。開口20を区画する内 周壁面20rは軸受孔として機能する。ノッチ部222の背面形状部221は開 口20の内周壁面20rに回転可能に差しこまれ、これにより軸受部材22は可 動フレーム2の他端部2bにおいて揺動可能とされている。
【0013】 この様に軸受部材22は可動フレーム2の自由端とされた他端部2bに揺動可 能に装備されているので、螺子ブロック23の短シリンダ部231は可動フレー ム2の自由端とされた他端部2bに揺動可能に枢支されている。その結果、短シ リンダ部231の軸芯の回り、ノッチ部222の軸芯の回り、開口20の軸芯の 回りを、螺子ブロック23は揺動する。なお軸受部材22はその予備品をジャッ キ100に備え付けることができる。
【0014】 車体支持部21は溝部21aをもち、可動フレーム2の自由端とされた他端部 2bに揺動可能に装備されている。この場合、可動フレーム2の他端部2bはピ ンなどが嵌まる複数個の孔201をもち、車体支持部21は揺動可能とされてい る。 本実施例では、上記した様に固定フレーム1と可動フレーム2との枢支構造、 固定フレーム1と枢支軸12との枢支構造、可動フレーム2と螺子ブロック23 との枢支構造、更には、螺子軸3の雄螺子部31と螺子ブロック23の螺子孔2 32との螺子係合構造が採用されており、その結果、ソケット4、60により係 合部33が回転されて螺子軸3がその周方向に回転したときには、可動フレーム 2の他端部2bは上下方向において揺動する。そのため、可動フレーム2の他端 部2bに装備されている車体支持部21は昇降する。これにより本実施例の機械 式ジャッキ100の昇降作動は、達成される。かかる作動の際には、軸受部材2 2が開口20に対して円滑に揺動するので、雄螺子部31と螺子孔232との螺 進退に伴う螺子ブロック23の揺動作動は円滑になされる。
【0015】 図1において実線で示す状態の螺子軸3は格納位置であり、格納位置では可動 フレーム2と螺子軸3とは閉じ固定フレーム1の格納空間1rに格納されている 。そのため格納位置におけるジャッキ100の全体のスペースは、図1において 鎖線で示す拡張状態のスペースよりも小さくて済む。 本実施例では可動フレーム2の他端部2bに揺動可能に保持された軸受部材2 2を介して、螺子ブロック23の短シリンダ部231が可動フレーム2の他端部 2bに保持されているので、螺子孔232をもつ螺子ブロック23の損耗を回避 するのに有利である。また軸受部材22が損耗したときには、螺子ブロック23 を螺子軸3から離脱させ、軸受部材22を容易に交換できる。
【0016】 本実施例では、油圧方式を採用せず、単純な機構で安価となる。さらに、精密 な部品を必要とせず、メンテナンスを簡略化できる。 その他、本考案は上記しかつ図面に示した実施例のみに限定されるものではな く、必要に応じて適宜変更して実施し得ることは勿論である
【0017】
【考案の効果】
本考案の機械式ジャッキによれば、螺子軸の回転に伴い、可動フレームの他端 部は昇降する。本考案の機械式ジャッキによれば、単純な機構で安価となり、さ らに、精密な部品を必要とせず、メンテナンスを簡略化できる。 本考案の機械式ジャッキによれば、軸受部材をもつ場合には、螺子ブロックを 良好な状態に維持するのに有利であり、更に、軸受部材が損耗しても交換できる ので、ジャッキ自体の寿命維持に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例にかかるジャッキの斜視図である。
【図2】図1に示したジャッキの要部の分解斜視図であ
り、軸受部材を示す図である。
【符号の説明】
図中、1は固定フレーム、2は可動フレーム、22は軸
受部材、23は螺子ブロック、3は螺子軸、31は雄螺
子部を示す。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持面に載置される基板と;一端部が該基
    板に固定され他端部が斜め方向に延設されて該一端部よ
    りも上方に位置する傾斜状態の固定フレームと;一端部
    が該固定フレームの中間部に揺動可能に枢支され他端部
    が自由端となり、該他端部の一方向への揺動により該他
    端部が該固定フレームに接近して最低位置となり、該他
    端部の他方向への揺動により該他端部が立起する可動フ
    レームと;該可動フレームの他端部に揺動可能に取付ら
    れ螺子孔をもつ螺子ブロックと;該固定フレームの他端
    部の枢支軸に揺動可能にかつ軸長方向に移動しない様に
    枢支され、外周部に形成され該螺子ブロックの螺子孔に
    螺進退可能に螺合する雄螺子部と、駆動手段に係合し該
    駆動手段により周方向に回転される係合部とをもつ螺子
    軸とで構成され;該駆動手段により回転される該係合部
    を介して、該螺子軸が軸芯の周方向にそって第1の方向
    に回転されると、該可動フレームの他端部は上昇し、 該螺子軸が軸芯の周方向にそって第2の方向に回転され
    ると、該可動フレームの他端部は下降する機械式ジャッ
    キ。
  2. 【請求項2】螺子ブロックは、一対の突状をなす短シリ
    ンダ部と、各該短シリンダ部に半径方向に延設されたフ
    ランジ部とをもち、可動フレームの他端部は一対の開口
    をもち、該螺子ブロックと該可動フレームの他端部との
    間には、開口に回転可能に取付られた軸受部材が介在し
    ており、該螺子ブロックは、該軸受部材の回転により該
    短シリンダ部のほぼ軸芯の回りで揺動可能であることを
    特徴とする請求項1に記載の機械式ジャッキ。
  3. 【請求項3】可動フレームの他端部に、車体を載せる車
    体支持部が装備されていることを特徴とする請求項1に
    記載の機械式ジャッキ。
  4. 【請求項4】基板の裏面には、ゴム等の摩擦力の大きな
    材料からなり支持面と接触するパッドが装備されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の機械式ジャッキ。
  5. 【請求項5】固定フレームには支持フレームが揺動可能
    に装備され、該支持フレームは、一方向への揺動により
    該固定フレームに接近し閉じて第1の位置となり、他方
    向への揺動により該固定フレームから離れて傾斜状態の
    該固定フレームを支持する第2の位置となることを特徴
    とする請求項1に記載の機械式ジャッキ。
JP34992U 1992-01-09 1992-01-09 機械式ジャッキ Pending JPH0556891U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5547837U (ja) * 1978-09-22 1980-03-28
JPH0213430U (ja) * 1988-07-12 1990-01-26
JPH03115093A (ja) * 1989-07-03 1991-05-16 August Bilstein Gmbh & Co Kg ジヤツキ

Patent Citations (3)

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