JPH0556827U - パーツフィーダ - Google Patents

パーツフィーダ

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JPH0556827U
JPH0556827U JP4588091U JP4588091U JPH0556827U JP H0556827 U JPH0556827 U JP H0556827U JP 4588091 U JP4588091 U JP 4588091U JP 4588091 U JP4588091 U JP 4588091U JP H0556827 U JPH0556827 U JP H0556827U
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JP
Japan
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bowl
parts feeder
vibration
work
sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP4588091U
Other languages
English (en)
Inventor
貞明 森
Original Assignee
株式会社産機
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 本考案は、ボウル6を備えた可動台4を固定
台1上に弾性支持すると共に、前記可動台及び固定台間
に交流電源により駆動される振動発生手段2を設けたパ
ーツフィーダにおいて、前記ボウル6−1の上面に樹脂
コーティング材11を、下面にシート状ダンピング材1
2を設けた。 【効果】 本考案によれば、パーツフィーダとしての機
能低下並びに全体の大形化を伴なうことなく、不快な振
動衝突音を防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
[考案の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電子・電気部品、機械部品或いは食品、薬品等のワークを振動搬送 するパーツフィーダに関する。
【0002】
【従来の技術】
パーツフィーダは、ワーク搬送工程の自動化及び無人化を判うFAシステムな どの普及と共に、その重要性が急速に高まりつつある。 パーツフィーダは、圧電素子もしくは交流電磁石からなる振動駆動源を有し、 その振動力にて搬送する方式をとっている。
【0003】 振動駆動源からの振動は、ボウルを加振してボウル内のワーク、即ち小物部品 に単なる上下振動だけでなく、ボウルの円周方向に進行させる振動力を与え整列 搬送させている。 図4は、圧電素子駆動にて従来の円筒ボウルを用いたパーツフィーダ構成に概 念を示す図である。
【0004】 図中パーツフィーダのベース1には圧電素子2の一端が固定され、電圧素子2 の他端には振動を拡大する増幅ばね3が設けられ、この増幅ばね3を介してトッ ププレート4を支えている。トッププレートにはボウル6がボウル固定具5を介 してボウル固定ボルトで支持されている。また、上記ベース1の下部にはゴム脚 7が設けられてると共にベース1の外周にはカバー8が取り付けられている。
【0005】 このように構成されたパーツフィーダにおいては、圧電素子2にはコード9か ら交流電圧が印加される。電圧素子は複数個設けられ、それぞればね板に貼付け られた2枚のチタン酸鉛とジルコン酸鉛を主成分とする圧電プレートは、コード から交流電圧が印加されると伸縮し、バイモルフタイプの圧電素子2は、曲げ振 動を生じる。
【0006】 パーツフィーダは、圧電素子2の延長上の増幅ばね3と、これにて支えるトッ ププレート4,ボウル固定具5それにボウル6から成るボウル6の円周方向の捩 じり方向の慣性質量−ばね系の固有振動を持つことからこれに合致する周波数の 交流電圧を印加することで振動を共振状態にさせている。
【0007】 パーツフィーダでは、振動駆動源に圧電素子を利用する他に交流電磁石を用い たものでもボウルの振動モードは略同じで、小物部品のワークをボウルの円周方 向に振動搬送する。
【0008】 図5は、ボウル6の内部のワークの状況を示す一例で、ボウルの内周面にスパ イラルの段が設けられている段付きボウルを示しており、6−1がボウル底面、 6−2が段付き部である搬送整列ループ、10が搬送物、即ちワークを示してい る。ボウル底面6−1に投入されたワーク10はボウル6の円周方向と上下方向 の振動で移動し、搬送整列グループ6−2を経て上部最外周に振動搬送される。 パーツフィーダでは振動搬送のため、本質的にワークとボウルの衝突音が発生 しこれが周囲環境を悪くしている。 図3は、このパーツフィーダの振動衝突音の周波数特性である。
【0009】 図中、破線のAは搬送物無しでのデータであり、実線Bは搬送物がある場合の データである。本来、パーツフィーダの騒音は電源周波数から決められる基本振 動数が100〜200Hz付近であり、この周波数が低いためにワークの振動衝 突音に比べればそれほど耳障りでない。
【0010】 搬送物がある場合にはワークがボウルに衝突し、ボウルの1次〜高次の固有振 動数に作用し自由振動を引き起こし騒音を発生する。この騒音は周波数が高いた めかなり耳障りで問題となる。 ワークが有りと無しとでは10〜15ホンの騒音レベル差にもなる。その騒音 低減が1つの技術課題となっている。
【0011】 このような、騒音の低減を図ったパーツフィーダとしては、例えば特公昭56 −4667号公報に示されたものが知られている。即ち、この公報に記載されて たものは、パーツフィーダ全体を防音箱で覆うと共に、その防音箱にワーク投入 用の蓋を設ける構成となっている。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来構成のパーツフィーダのように、その全体を防音箱に より覆うようにしたのでは、ワークの補給が面倒になることが避けられないばか りか、ワーク切れなどの状態が把握しにくくなるなど、本来の機能の低下を招く 問題点がある。また、防音箱が存在する分だけ全体の外形寸法が大きくなるとい う不具合もある。
【0013】 そこで、本考案は、上記問題点を鑑み、機能低下並びに全体の大型化を伴うこ となくパーツフィーダのワーク搬送時に発生する不快な振動衝突音の低減を実現 できるパーツフィーダを提供することを目的とする。 [考案の構成]
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、ボウルを備えた可動台を固定台上に弾 性支持すると共に、前記、可動台及び固定台間に交流電源により駆動される振動 発生手段を設けたパーツフィーダにおいて、前記ボウルの上面は樹脂コーティン グを、下面はシート状ダンピング材を張り付けた構成とする。
【0015】
【作用】
パーツフィーダがワークを振動搬送する際、ボウルの自由振動を生じさせるが この自由振動の振幅を抑制させれば振動衝突音も小さくなる。
【0016】 本考察のパーツフィーダのボウルでは、上面の樹脂コーティングがボウルへの 衝突衝撃を和らげ、ボウルの自由振動を引き起こす力を少なくするとともにボウ ルの下面ではシート状ダンピング材がボウルの振動エネルギーを熱エネルギーに 変えて振動を抑制するように作用する。 これらの作用により、たとえワークが大きく運動しても従来のような不快な騒 音を発生させずに静かなパーツフィーダが提供される。
【0017】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面を用いて説明する。
【0018】 図1に示すように、圧電素子2は一端ををベース1で支持し他端を増幅ばね3 につながり、増幅ばね3はトッププレート4を支えている。トッププレート4に はボウル6をボウル固定員5を介してボウル固定ボルト5−1で固定している。 ボウル6は鋼板、あるいはステンレス板などでつくられており、ボウル6の上 表面は樹脂コーティング11、ボウル6の底面6−1の下面はシート状ダンピン グ材12を張り付けた構成とする。
【0019】 具体的な例としては、ボウルの上表面の樹脂コーティング11は耐磨耗性、弾 性性能面からポリウレタン・コーティングがあげられる。ボウル6の底面6−1 の下面に張り付けたシート状ダンピング材12にはアスファルト、合成樹脂、充 填材からなる例えば1.5mm厚みシート状ダンピング材の張り付けがあげられる 。
【0020】 パーツフィーダのボウルは円筒もしくは段付きタイプが多い。これらは形状が 単純であるためにボウル底面あるいは整列ループ上でのワークの振動搬送時のワ ークとボウルとの衝突振動により生じるボウル自体の自由振動数のモードは単純 で大きな振動となりやすい。ボウルの底面の曲げ固有振動数は、次式のように示 される。
【0021】
【数1】
【0022】 このようなワークの衝突によるボウルの自由振動の発生に対して、本実施例の ボウルでは、上面の樹脂コーティングが自由振動を発生させる力を抑制し、下面 のシート状ダンピング材がボウルの自由振動の振動を抑制させる。
【0023】 図2に示すように、パーツフィーダのワーク搬送時の振動衝突音は、ボウルの 質量がシート状ダンピング材の付加などで増加するため、ボウルの自由振動数f1 〜f3 はf1 ´〜f3 ´に低下し、音圧レベルが大幅に低減されたものとなり うる。
【0024】 以上述べたように、本実地例によれば、上面の樹脂コーティングはワークが振 動搬送される際、ボウルに衝突するときの衝突を和らげ、衝突時の高い振動の発 生を防止する。また、下面のシート状ダンピング材はシート自体の高減衰性と剛 性からボウルに発生した振動エネルギーをシート内部に熱エネルギーに変え振動 を抑える。
【0025】
【考案の効果】
以上の説明によって明らかのように、本考案によれば、パーツフィーダのボウ ルの上面に樹脂コーティングを施し、下面にシート状ダンピング材を張り付ける ことで、パーツフィーダとしての機能低下並びに全体の大形化を伴なうことなく 、不快な振動衝突音を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すパーツフィーダ全体の
概略構成を示す図。
【図2】図1に示した本考案の一実施例のパーツフィー
ダにおける騒音の周波数特性の説明図。
【図3】従来のパーツフィーダにおける騒音の周波数特
性の説明図。
【図4】従来のパーツフィーダ全体の概略構成を示す
図。
【図5】一般のパーツフィーダにおける円筒ボウル内の
ワークの状況を示す図。
【符号の説明】
1…ベース 2…圧電素子 3…増幅ばね 4…トッププレート 6…ボウル 6−1…ボウル底面 11…樹脂コーティング 12…シート状ダンピング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボウルを備えた可動台を固定台上に弾性
    支持すると共に、前記可動台及び固定台間に交流電源に
    より駆動される振動発生手段を設けたパーツフィーダに
    おいて、前記ボウルの上面に樹脂コーティング材を、下
    面にシート状ダイピング材を設けたことを特徴とするパ
    ーツフィーダ。
JP4588091U 1991-06-19 1991-06-19 パーツフィーダ Pending JPH0556827U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4588091U JPH0556827U (ja) 1991-06-19 1991-06-19 パーツフィーダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4588091U JPH0556827U (ja) 1991-06-19 1991-06-19 パーツフィーダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0556827U true JPH0556827U (ja) 1993-07-27

Family

ID=12731544

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JP4588091U Pending JPH0556827U (ja) 1991-06-19 1991-06-19 パーツフィーダ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015098323A1 (ja) * 2013-12-26 2015-07-02 株式会社コガネイ 部品供給装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51117268A (en) * 1975-03-20 1976-10-15 Monarch Marking Systems Inc Fastener
JPS5697291A (en) * 1979-12-28 1981-08-05 Daito Koeki Kk Preparation of rifamycin derivative

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WO2015097816A1 (ja) * 2013-12-26 2015-07-02 株式会社コガネイ 部品供給装置

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