JP4022751B2 - モータ駆動機器の支持装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動モータによって作動される作動部を内蔵した例えば圧縮機等のモータ駆動機器を、床面等の接地面に対して載置した状態に支持するモータ駆動機器の支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、電動モータにより圧縮部を駆動して空気を圧縮するようにした圧縮機では、電動モータによって駆動される圧縮部の作動に伴って振動が発生し、圧縮部や電動モータを支持しているベースにこの振動が伝わって圧縮機を載置している床面や地面に振動が伝搬されないように、ベースと接地面との間にゴム等の弾力性の材料により構成されている支持脚を形成して、この支持脚の弾力によってベースに伝搬された振動を吸収するようにしている。
【0003】
従来の支持装置は、ボルト等の止め具を有したクッションゴムに止め具の軸方向の荷重を吸収させる蛇腹部を形成するとともに、止め具の周りに圧縮機運転時の圧縮部の作動による圧縮機本体の荷重を吸収する円周状の溝を形成し、上記止め具を有したクッションゴムで圧縮機をベースに対して支持させて、止め具の軸方向にかかる圧縮機の荷重と止め具の軸を中心として捩れ方向の荷重を吸収するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−151849号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、圧縮機等においては、従来から駆動用の電動モータとして誘導モータが使用されており、この誘導モータでは汎用電源の周波数によって電圧が変動しても回転数がほぼ一定で安定していた。従って誘導モータを搭載した機器においては駆動部の作動に伴って発生する振動がほぼ一定であり、前記支持脚をこれらの機器に発生する振動に見合った弾力と取付状態に設定することによって有効に振動が吸収できて、振動により機器が床面を移動してしまう等の現象が低減することができた。このように一定の振動に対応させて設定された支持装置では、例えば圧縮機を落下させてしまったりした場合等に生ずる衝撃的な荷重に対しての対応が考慮されていないため、落下等の大きな衝撃に対応するためベース等の部品設計を強度的に大きくしなければならない。
【0006】
更に、モータ駆動機器の小型軽量及び能力の拡大が求められて、駆動用の電動モータとしてインバータ制御により駆動されるインバータモータを搭載したモータ駆動機器が多くなっている。インバータモータの制御方法として電源電圧が確保されているときには回転数を高くして能力を増大させ、電源電圧が低いときには回転数を低くしてそのときの電圧で最大限の能力を出すように運転を制御する。このため、従来の誘導モータに比べて回転数の変動が大きくなり機械振動が大きくなり前述のように一定の振動に適用させた支持脚によっては振動を吸収できず、駆動部の作動によって発生する振動によってコンクリートやタイル等のなめらかな接地面に載置したときに機器が移動してしまうという問題が発生している。
【0007】
本発明は上記従来の問題点を解消して、電動モータの回転数が変化した場合であっても、電動モータによって作動する駆動部から発生する振動を十分に吸収することができる電動モータ駆動機器の支持装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明のモータ駆動機器の支持装置は、電動モータとこの電動モータによって駆動される駆動部を搭載するとともに電動モータと駆動部を支持しているベースの下面に配置された複数の支持脚によって床面等に載置するようにしたモータ駆動機器において、前記支持脚を弾性材料により形成するとともに該支持脚の上部にはベースに形成された開口内に嵌合される頚部を絞り形成し、該頚部の下方にはモータ駆動機器本体の荷重を支持する振動吸収面を形成し、前記ベースの下面と振動吸収面との間に形成した小断面の凸部を前記支持脚の振動吸収面に当接させ、該振動吸収面を弾性変形させることによって機器本体の荷重を支持させるようにしたことを特徴とする。
【0009】
また、請求項2の発明は、前記支持脚の振動吸収面の外周側には、運転時には互いに離反状態に維持されるとともに衝撃的な大きな荷重が作用することによって前記ベースの下面と当接して大きな衝撃荷重を吸収するようにした広い面積の衝撃吸収面を形成したことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動機器の支持装置。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に示す実施例に基づいて説明する。図1は本発明のモータ駆動機器の一例として示すインバータモータにより駆動される可搬タイプの圧縮機であり、該圧縮機1は、電動モータ2によって駆動される圧縮部3を備え、該圧縮部3で生成された高圧の圧縮空気を空気タンク4内に溜め、この空気タンク4内に溜めた高圧の圧縮空気を減圧弁5を介して所定の圧力に調整して圧縮空気取出部6に形成されたソケット7から圧縮空気により駆動される空気動工具等へ供給できるようにしている。圧縮部3は電動モータ2のハウジングと一体に構成されており、この電動モータ2のハウジングに空気タンク4と減圧弁5及び圧縮空気取出部6等が取付られている。電動モータ2のハウジングは弾力支持部材8を介してベース9の上面に支持されており、該ベース9の上面は前記ソケット7の一部と圧縮機1を把持するための把手10の一部が露出されるようにカバー11によって覆われている。更にベース9の下面には圧縮機1を床面等に載置できるように支持脚12が形成されている。
【0011】
図2及び図3に示すように前記支持脚12は、ゴム等の弾力性を有した材料により成型されており、該支持脚12の上面側には、前記ベース9に形成された支持脚12の取り付け用の開口13(図4参照)内に嵌合される頚部14の上端に鍔状部15が形成され、更に前記頚部14の下方には通常運転時に圧縮機1の荷重を受けるとともに振動を吸収する振動吸収面17が形成され、更に振動吸収面17の外周側には落下等による圧縮機1に発生する大きな衝撃を吸収する衝撃吸収面18が形成されている。また、支持脚12の下面側には図3乃至図5に示すように、通常の圧縮機1の運転時に圧縮機1の荷重を床面等の載置面に設置させる下方向に突出された載置面を形成している筒状の支持部材19と、該支持部材19の外側に落下等による発生する圧縮機1の大きな衝撃を支持する衝撃支持面20が形成されている。前記支持部材19と衝撃支持面20の間には支持脚12を形成している弾力性材料の弾力を大きくするための貫通孔21と凹溝22が環状に配置されて形成されている。
【0012】
図4に示すように、前記ベース9に形成されている支持脚12の取り付け用の開口13開口縁の下面側には、前記支持脚12に形成されている振動吸収面17に当接される小断面積の環状の凸部23が下面方向に突出されて形成されており、この凸部23の外周側には支持脚12の衝撃吸収面18と対向した平坦面24が形成されている。前記凸部23は支持脚12をベース9の開口13に取り付けた状態で前記凸部23が支持脚12の振動吸収面17に当接されるようにされている。ベース9に取り付けられた支持脚12がコンクリートやタイル等の床面に載置されて圧縮機1の荷重が支持脚12に作用した状態で、前記凸部23が平坦な振動吸収面17に食い込むように支持脚12を弾力変形させ、この状態で圧縮機1の荷重と運転時の振動を支持するようにしている。
【0013】
上記圧縮機1の通常運転時には前記衝撃吸収面18とベース9の平坦面24は離反状態を維持するように間隔が取られており、通常運転時の圧縮部3の振動によってはベース9の平坦面24から支持脚12の衝撃吸収面18へ振動が伝搬しないようにしている。圧縮機1を床面に載置する際に落としてしまったりした場合には、図6に示すように、通常の運転時より大きな衝撃荷重が支持脚12に加わって、前記凸部23による振動吸収面17の変形量が大きくなって、ベース1側の平坦面24と支持脚12の衝撃吸収面18とが広い面積で当接して衝撃的な大きな荷重が吸収される。
【0014】
上記実施例において、支持脚12の振動吸収面17に当接される小断面積の凸部23として環状に形成された突起を形成した実施例について説明したが、凸部23の形状としては環状に限らず小断面の柱状に形成することによっても同一の作用が得られる。また、凸部23を複数に分散配置して形成することも可能である。更に、モータ駆動機器1の電動モータとしてはインバータモータに限らず誘導モータ等を搭載した機器にも採用することが可能である。
【0015】
図7は本発明の支持装置の別の実施例を示すもので、前述の実施例では支持脚12の支持面に当接する小断面の凸部23をベース9の開口13部に一体に形成したものであるが、本実施例の支持装置では、モータ駆動機器1のベース9の下面には凸部を形成せず、平坦なベース1の下面と支持脚12の振動吸収面17との間に小断面の所定厚さの座金25を介在させて凸部23を構成したものである。支持脚12の振動吸収面17はこの座金25によって弾力的に変形されて運転時の荷重と振動を吸収するようにしている。更に別の実施例として支持脚12の振動吸収面17にモータ駆動機器1のベース9に当接する小断面積の凸部を一体に形成しても同様の効果が得られる。なお、この場合には弾力性材料で形成される支持脚12に時間の経過とともに永久ひずみが発生して振動吸収の作用が低下するので、極く軽量の機器かまたは永久ひずみの比較的少ない材料を選定することが必要である。
【0016】
【発明の効果】
上記の通り本発明によれば、支持脚を弾性材料により形成するとともに該支持脚の上部にはベースに形成された開口内に嵌合される頚部を絞り形成し、該頚部の下方にはモータ駆動機器本体の荷重を支持する振動吸収面を形成し、機器本体を支持しているベースの下面と振動吸収面支持面との間に形成した小断面の凸部を前記支持脚の振動吸収面に当接させ、該振動吸収面を弾性変形させることによって機器本体の荷重を支持させるようにしているので、機器の荷重と運転時の振動が支持脚の全面に作用せず、小断面の凸部を介して荷重と振動を受けることによって部分的に荷重が集中されて支持脚の変形を促し振動の吸収効果が大きくなり、電動モータとしてインバータモータを使用した機器においてモータの回転数が変動しても効果的に振動を吸収することができ、設置した床面での移動が防止できる。
【0017】
また、請求項2の発明によれば、前記支持脚の振動吸収面の外周側には、運転時には互いに離反状態に維持されるとともに衝撃的な大きな荷重が作用することによってベースの下面と当接する広い面積の衝撃荷重吸収面を形成しているので、大きな衝撃が発生したときにはベースに加わる衝撃が分散されて破損を防止でき、ベース等の材料をプラスチック材等の機械強度が低い材料が使用可能であり、また、ベース等の肉厚等が減少できて小型軽量化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の支持装置を実施した圧縮機の一部を断面した側面図
【図2】本発明の支持装置を構成している支持脚の斜視図
【図3】図2と同じ支持脚の底面図
【図4】支持脚をベースに取り付けた状態の縦断側面図
【図5】支持脚をベースに取り付けた状態の縦断正面図
【図6】衝撃的な大きな荷重が作用した状態の縦断側面図
【図7】他の実施例にかかる支持脚をベースに取り付けた状態の縦断側面図
【符号の説明】
1 圧縮機(モータ駆動機器)
2 電動モータ
8 弾力支持部材
9 ベース
12 支持脚
13 開口
17 振動吸収面
18 衝撃吸収面
19 支持部材
20 衝撃支持面
23 凸部
24 平坦面
25 座金

Claims (2)

  1. 電動モータとこの電動モータによって駆動される駆動部を搭載するとともに電動モータと駆動部を支持しているベースの下面に配置された複数の支持脚によって床面等に載置するようにしたモータ駆動機器において、前記支持脚を弾性材料により形成するとともに該支持脚の上部にはベースに形成された開口内に嵌合される頚部を絞り形成し、該頚部の下方にはモータ駆動機器本体の荷重を支持する振動吸収面を形成し、前記ベースの下面と振動吸収面との間に形成した小断面の凸部を前記支持脚の振動吸収面に当接させ、該振動吸収面を弾性変形させることによって機器本体の荷重を支持させるようにしたことを特徴とするモータ駆動機器の支持装置。
  2. 前記支持脚の振動吸収面の外周側には、運転時には互いに離反状態に維持されるとともに衝撃的な大きな荷重が作用することによって前記ベースの下面と当接して大きな衝撃荷重を吸収するようにした広い面積の衝撃吸収面を形成したことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動機器の支持装置。
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