JPH0556696U - 車両用ワイパのウインターブレード - Google Patents

車両用ワイパのウインターブレード

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JPH0556696U
JPH0556696U JP10771491U JP10771491U JPH0556696U JP H0556696 U JPH0556696 U JP H0556696U JP 10771491 U JP10771491 U JP 10771491U JP 10771491 U JP10771491 U JP 10771491U JP H0556696 U JPH0556696 U JP H0556696U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレードラバーを支承しているヨークおよび
レバー機構を覆うゴムカバーを具備している車両用ワイ
パのウインターブレードを改良して、ウインドウガラス
の曲面に追従作動をするとき上記のゴムカバーに弛みが
発生しないようにし、該ゴムカバーとウインドウガラス
との接触を防止し、摩擦に因るトラブルを未然に防止す
る。 【構成】 ゴムカバー11の頂面11aを、カバーの外
側へ凸なる形に成形し、この部分をプライマリーレバー
2とクリップベース9との間で挟みつけて、肩の部分K
を持ち上げて、ゴムカバー11の側面の弛みを吸収す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ブレードラバーを支承しているヨーク、及びレバー機構を覆うゴム カバーを備えたウインターブレードに係り、特に、ブレードラバーがウインドウ ガラスの曲面に追従する場合にゴムカバーが弛まないように改良したウインター ブレードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3はウインターブレードの従来例を示し、ゴムカバー1の一部を破断して描 いた側面図である。プライマリーレバー2は、本図3においてその左半分が描か れており、その両端がセカンダリーレバー3の中央部を傾動自在に軸支している 。上記のセカンダリーレバー3は、更にその両端にヨーク4を傾動自在に支持し ており、これらヨーク4がブレードラバー5を支持してウインドウガラス(本図 において図示を省略する)に押しつけ、払拭作動を行わせる。上記プライマリー レバー2,ヨーク4,ブレードラバー5、およびゴムカバー1のA−A断面を図 4(A)に示す。この図は、ブレードラバー5がウインドウガラス6の平坦部に 接している状態を描いてある。この状態で、ゴムカバー1の側面はプライマリー レバー2とヨーク4との間に張り渡され、該ゴムカバー自身の弾性によって軽い テンションを受けている。本考案においてゴムカバーの側面とは、ゴムカバーが プライマリーレバー2とヨーク4との間に張り渡されている部分を言い、その外 側の空間を側方と言うものとする。また、このゴムカバーについて、ウインドウ ガラス6と反対側に位置する部分を頂面と言うものとする。これらの側面,頂面 の呼称は説明の便宜のために定めたものであって、地球を基準と下上下方向とは 関係が無い。さらに、断面図において頂面の両端に当たる個所を肩の部分と呼ぶ ことにする。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
図5は、自動車のウインドウガラス6の前方(図においては紙面の手前側)に 設けられているウインドウワイパ7の作動範囲を示す模式図である。本図におい て、図の左側が運転席側であり、右側が助手席側である。本図においては助手席 側のウインドウワイパを図示し、運転席側のウインドウワイパを省略してある。 仮想線で囲んで示した略扇形の区域6aはワイパの作動区域であり、その片側の 半径方向の辺に沿った部分6bはワイパブレードの休止部である。他方の辺に沿 った部分6cはワイパブレードの往復作動における反転部である。上記のウイン ドウガラス6が曲面をなしているため、ワイパブレードのブレードラバー5(図 3参照)が、この曲面に追従して払拭作動を行わなければならない。このように 追従するため、該ブレードラバー5はヨーク4を支持しているセカンダリーレバ ー3,プライマリーレバー2よりなるレバー機構が設けられている。 ワイパブレードが、助手席側の休止位置6b付近を払拭するとき、特に、小さ い曲率の部分に追従しなければならない。この位置にあるワイパブレードを、図 5(A)に示した矢印B方向に見たところを同図(B)に示す。図示の矢印R付 近の曲率半径が小さいので、これに追従するため(B)図の左端部ではブレード ラバー5のガラス面に対する摺接圧力が不足気味になり易く、図の右端部では摺 接圧力が過大気味になり易い。(B)図の断面A′−A′を図4(B)に示す。 図4について、平面部を払拭している状態である(A)図に比して、追従状態 である(B)図ではプライマリーレバー2とブレードラバー5との間の距離が減 少している。このため、ゴムカバー1の側面に弛みを生じている。この弛みのた めに該ゴムカバー1がウインドウガラス6に摺触すると、摩擦抵抗が増大してワ イパアームの払拭作動をしている駆動機構(図示せず)がロックし、モータを焼 損する虞れが有る。また、ウインドウガラス6との摩擦によってゴムカバー1が 破損すると、レバー機構が氷雪のために動作を妨げられて払拭不良を招く虞れが 有る。本考案は上述の事情に鑑みて為されたものであって、ワイパブレードがウ インドウガラスの曲面に追従作動するとき、ゴムカバー1が弛みを生じてウイン ドウガラスに接触する虞れの無い、ウインターブレードを提供することを目的と する。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記の目的(ゴムカバーの弛み発生防止)を達成するため、本考案に係るウイ ンターブレードは、ブレードラバーを支承しているヨーク及びレバー機構を覆っ てゴムカバーを設けたウインターブレードにおいて、 上記ゴムカバーは、別段の外力を受けていないとき、その頂面の少なくとも1 部が外方に向けて凸なる形状となるように成形されており、この部分が組立状態 において略平面となるように挾圧されていることを特徴とする。
【0005】
【作用】
上記の手段を適用すると、ワイパブレードが追従状態になってブレードラバー がプライマリーレバーに接近したとき、ゴムカバーの側面の張力が消失すると弾 性変形せしめられて挾圧されている頂面部分の応力の影響によって肩の部分が持 ち上げられ、側面の弛みを吸収して、該ゴムカバーがウインドウガラスに接触す ることを防止する。
【0006】
【実施例】
図2は本考案の1実施例を示し、(A)は本考案に係るゴムカバー11の単品 斜視図である。その、面Sによる断面図を図2(B)に示す。このゴムカバー1 1は、その頂面が(B)図に示す11aのごとくカバーの外側に凸なる形状に成 形されている。詳しくは、(A)図に示すように長手方向について中央部のみが 凸形に成形されている。仮想線で描いた1aは、従来例のゴムカバーの頂面の形 状を参考のために示したものである。このようなゴムカバー1をウインターブレ ードに装着して図2(C)の如く組み立てると、前記の凸形部分はプライマリー レバー(本図において隠れている)とクリップベース9との間で挟みつけられる 。本図2の(D)は頂面が挟圧されて略平面になる状態を模式的に示したもので ある。このように頂面を挟圧して平面になるように撓まされると、発生する応力 の影響で肩の部分Kが持ち上がる。本図2に示した実施例を、組立てた状態で面 S′で切断した断面図を図1(A)に示す。この図1(A)は従来例における図 4(A)に対応する断面図であって、ウインドウガラス6の平坦部を払拭してい る状態を描いてある。 図1(B)は、上記実施例のウインターブレードがウインドウガラス6の曲面 に追従している状態を示し、従来例における図4(B)に対応する図である。 ゴムカバー1のテンションが減少して弛もうとすると、該ゴムカバー1の肩の 部分Kが図2(D)について説明したごとく上昇して、弛みを吸収する。このた めゴムラバーがウインドウガラス6に摺触して駆動モータをロックさせる虞れも 、ゴムラバーがウインドウガラス6との摩擦によって破損する虞れも無く、円滑 に作動し、耐久性も良い。
【0007】
【考案の効果】
以上、実施例について説明したように本考案を適用すると、ワイパブレードが ウインドウガラスの曲面に追従作動するとき、ゴムカバーに弛みを生じる虞れが 無い。従って、該ゴムカバーとウインドウガラスとが接触して摩擦抵抗によって 駆動モータをロックさせて焼損を誘発する虞れが無く、また該ゴムカバーが摩擦 によって損傷してレバー機構に氷雪が付着する虞れも無く、耐久性に優れ、作動 の円滑性が保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るウインターブレードの1実施例を
示し、作用,効果の説明図である。
【図2】本考案に係るウインターブレードの1実施例に
おける、ゴムカバーの説明図である。
【図3】車両用ワイパのウインターブレードの従来例を
示し、一部を破断した側面図である。
【図4】上記従来例の車両用ワイパのウインターブレー
ドに関する課題を説明する断面図である。
【図5】(A)はワイパを備えたウインドウガラスの正
面図、(B)はそのB矢視図である。
【符号の説明】
1…ゴムカバー、2…プライマリーレバー、3…セカン
ダリーレバー、4…ヨーク、5…ブレードラバー、6…
ウインドウガラス、6a…ワイパの作動区域、6b…ワ
イパブレードの停止部、、6c…ワイパブレードの反転
部、7…ウインドウワイパ、9…クリップベース、10
…リベット、11…実施例のゴムカバー、11a…凸形
に成形された頂面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレードラバーを支承しているヨーク及
    びレバー機構を覆ってゴムカバーを設けたウインターブ
    レードにおいて、 上記ゴムカバーは別段の外力を受けていないとき、その
    頂面の少なくとも1部が外方に向けて凸なる形状となる
    ように成形されており、この部分が組立状態において略
    平面となるように挾圧されていることを特徴とする、車
    両用ワイパのウインターブレード。
JP1991107714U 1991-12-27 1991-12-27 車両用ワイパのウインターブレード Expired - Lifetime JP2524084Y2 (ja)

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JPH0556696U true JPH0556696U (ja) 1993-07-27
JP2524084Y2 JP2524084Y2 (ja) 1997-01-29

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS634768U (ja) * 1986-06-28 1988-01-13
JPH02102859U (ja) * 1989-02-01 1990-08-15

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS634768U (ja) * 1986-06-28 1988-01-13
JPH02102859U (ja) * 1989-02-01 1990-08-15

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