JPH0556673U - ステアリングホイール - Google Patents

ステアリングホイール

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Publication number
JPH0556673U
JPH0556673U JP73692U JP73692U JPH0556673U JP H0556673 U JPH0556673 U JP H0556673U JP 73692 U JP73692 U JP 73692U JP 73692 U JP73692 U JP 73692U JP H0556673 U JPH0556673 U JP H0556673U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall portion
shock absorber
upper wall
lower wall
steering wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP73692U
Other languages
English (en)
Inventor
恵 森井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Plast Co Ltd filed Critical Nihon Plast Co Ltd
Priority to JP73692U priority Critical patent/JPH0556673U/ja
Publication of JPH0556673U publication Critical patent/JPH0556673U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衝撃吸収体に衝撃荷重が掛った場合、衝撃吸
収体の座屈変形が理想の荷重範囲で理想のストロークで
行われる。 【構成】 ボス部3を覆うパッド5の内部に配設した衝
撃吸収体7の下壁部17は、上壁部15側に向かって凹弧状
に湾曲形成する。 【効果】 衝撃吸収体に衝撃荷重が掛ると、衝撃吸収体
の上壁部が座屈変形する。前面部は上壁部側が下降され
つつ下壁部側へ移動する。下壁部が上壁部側に向かって
凹弧状に湾曲形成するので、下壁部は下方に容易に座屈
変形する。充分な変形ストロークが得られる。衝撃吸収
効率が高まる。安価に製造できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車等のステアリングホイールに係り、特に、ステアリングホイ ールのパッド内部下方に、衝撃吸収体を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のステアリングホイールにおいては、例えば、実開昭58−13 5364号公報に記載されている構造が採られている。この構造は図6に示すよ うに、衝撃吸収体23は前面部24の上部から後方に向けて折曲げ、中間部を座屈し 易いように屈曲した上壁部25を形成し、前面部24の下部から後方に向けて折曲げ て中間部を屈曲した下壁部26を形成し、この上壁部25と下壁部26との後端をそれ ぞれ略直角に底板面部27に固着している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構造のステアリングホイールでは、図6(a)に示 す状態で衝突などによる衝撃が衝撃吸収体23の上部前側に斜め上方から掛ると、 図6(b)(c)に示すように、上壁部25のみが座屈変形し、下壁部26は逆に伸 びる方向に変形し、変形荷重が小さいうちに変形ストローク分変形し、衝撃エネ ルギの吸収が得られない問題がある。
【0004】 本考案は、上記問題点に鑑みなされたもので、衝撃吸収体に上部前側に斜め上 方から衝撃が掛った場合、衝撃吸収体の座屈変形が理想の荷重範囲で理想のスト ロークで行われ、衝撃エネルギを確実に吸収できるステアリングホイールを提供 するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案のステアリングホイールは、ボス部の前側に設けられたパッドとこのパ ッド内に配設される衝撃吸収体を備えたステアリングホイールであって、前記ボ ス部を覆う前記パッドの内部に配設される前記衝撃吸収体は、左右に開口部を有 しかつ前面部の上部から後方に向って折曲げられた上壁部と、前面部の下部から 後方に向って折曲げられた下壁部と、この上壁部と下壁部との後端をそれぞれ連 結した底板面部とを有し、前記衝撃吸収体の下壁部を上壁部側に向かって凹弧状 に湾曲形成したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
本考案のステアリングホイールは、衝撃吸収体に前側上部に斜め上方から衝撃 が掛った場合、衝撃吸収体の上壁部が先に座屈変形して、前面部は上壁部側が下 降されつつ下壁部側へ移動しようとする。その際、下壁部が上壁部側に向かって 凹弧状に湾曲形成されているので、下壁部は下方に向かって容易に座屈変形する ため、充分な変形ストロークが得られることによって、衝撃吸収効率が高められ 、衝撃吸収体の強度を適性に保持することができる。また、特別な部品を必要と せず、安価に製造できる。
【0007】
【実施例】
次に、本考案のステアリングホイールの一実施例の構成を図面を参照して説明 する。
【0008】 図2において、1は自動車などのステアリングホイール本体であり、このステ アリングホイール本体1は、環状のリム部2と、このリム部2の中心に位置した ボス部3と、このリム部2およびボス部3のボス3aを連結した複数のスポーク部 4から構成されている。このステアリングホイール本体1のボス部3の上部に、 パッド5が設けられている。
【0009】 図1は、図2のA−A視断面図であり、図示しないステアリングシャフトに嵌 着されるボス3aにボスプレート6が溶接され、さらに、ビスなどにて衝撃吸収体 7の底板面部8に係合されたクランプスプリング9をボスプレート6の挿通孔に 嵌合することにより、このボスプレート6上に、衝撃吸収体7が取付けられてい る。
【0010】 そして、ボス3aの後面および後側面を覆う樹脂製の後部カバー10は、このボス 3aの後部に嵌合されてこのボスプレート6にねじにて取付けられ、このボス3aの 前面及び前側面を覆う一部に芯材11を内設する軟質樹脂製のパッド5は、内面か ら後方に向って突設された取付けボスが衝撃吸収体7のフランジ部12にねじなど にて取付けられている。
【0011】 また、この衝撃吸収体7は、図3および図4に示すように、例えば、鉄板を折 曲げ加工し、またはアルミニウムなどの金属材を押し出し、または鋳造し、ある いは合成樹脂を押し出し、さらには射出して一体または適宜分割されたものを組 み合わせて一体的に成形されており、左右に開口部13を有し、前面部14およびフ ランジ部12を有する底板面部8を平面形状とし、前面部14の上部から後側に向っ て折曲げられた上壁部15は外方に向かって凸弧状に上方に湾曲形成され、この上 壁部15の後端から折曲げられた固着片部16が前記底板面部8に溶着固定される。 また、前面部14の下部から後方に向って折曲げられた下壁部17も前記上壁部15側 に向かってこの上壁部15と同一方向に凹弧状に湾曲形成され、この下壁部17の後 端から前記上壁部15の固着片部16と同方向に折曲げられた固着片部18が底板面部 8に溶着固定されている。そして、上部前側に斜め上方から衝撃が加わった状態 で上壁部15と下壁部17とが座屈変形して衝撃を吸収するように形成される。
【0012】 また、この前記衝撃吸収体7の前面部14の両側略中央部にそれぞれホーンスイ ッチの弾性接片19を取付ける取付孔20が成形され、この取付孔20の両側に一対の 接点21が形成されている。そして、パッド5を押圧すると、裏面の突部22にて押 圧された弾性接片19が後方に揺動して接点21に接触し、ホーン回路が導通される ようになっている。
【0013】 次に、この実施例の作用を説明する。
【0014】 図5(a)に示す衝撃吸収体7に上部前側に斜め上方から衝撃荷重が掛った場 合、図5(b)に示すように、衝撃吸収体7の上壁部15が先に座屈変形して、前 面部14は上壁部15側が下降されつつ下壁部17側へ移動しようとする。その際、下 壁部17が上壁部15側に向かって凹弧状に湾曲形成されているので、図5(c)に 示すように、下壁部17は下側に向って座屈変形していくため、充分な変形ストロ ークが得られる。
【0015】 そして、図7に示すように、衝撃荷重に対する衝撃吸収体7の変形ストローク の理想範囲a,bに対し、前記図6に示す構造では、ストロークが鎖線で示すよ うに不足するが、この実施例の構造では、実線で示すように、理想衝撃荷重の範 囲bで理想の変形ストロークaが充分に得られる。
【0016】 なお、前記衝撃吸収体7の上壁部15は、外方に向かって凹弧状に湾曲形成し、 前記上壁部15を波状に屈曲させることもできる。
【0017】
【考案の効果】
本考案によれば、衝撃吸収体に前側上部に斜め上方から衝撃が掛ると、衝撃吸 収体の上壁部が座屈変形することによって、前面部の上壁部側が下降されつつ下 壁部側へ移動し、その際、下壁部は凹弧状に上壁部側に湾曲形成されているので 、下壁部は下側に向って容易に座屈変形するため、充分に変形ストロークが得ら れることによって、衝撃吸収効率が高められ、乗員の安全を確保することができ る。また、特別な部品を必要とせず、コストアップとなることがなく、安価に製 造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すステアリングホイール
の図2のA−A線部の視断面図である。
【図2】同上正面図である。
【図3】同上衝撃吸収体の下側からの斜視図である。
【図4】同上衝撃吸収体の上側からの斜視図である。
【図5】(a)(b)(c)は同上衝撃吸収体の変形説
明図である。
【図6】(a)(b)(c)は従来のステアリングホイ
ールの衝撃吸収体の変形説明図である。
【図7】衝撃吸収体の衝撃荷重に対する変形特性図であ
る。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール本体 3 ボス部 5 パッド 7 衝撃吸収体 8 底板面部 13 開口部 14 前面部 15 上壁部 17 下壁部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボス部の前側に設けられたパッドとこの
    パッド内に配設される衝撃吸収体を備えたステアリング
    ホイールであって、 前記ボス部を覆う前記パッドの内部に配設される前記衝
    撃吸収体は、左右に開口部を有しかつ前面部の上部から
    後方に向って折曲げられた上壁部と、前面部の下部から
    後方に向って折曲げられた下壁部と、この上壁部と下壁
    部との後端をそれぞれ連結した底板面部とを有し、 前記衝撃吸収体の下壁部を上壁部側に向かって凹弧状に
    湾曲形成したことを特徴としたステアリングホイール。
JP73692U 1992-01-13 1992-01-13 ステアリングホイール Pending JPH0556673U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP73692U JPH0556673U (ja) 1992-01-13 1992-01-13 ステアリングホイール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP73692U JPH0556673U (ja) 1992-01-13 1992-01-13 ステアリングホイール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0556673U true JPH0556673U (ja) 1993-07-27

Family

ID=11482011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP73692U Pending JPH0556673U (ja) 1992-01-13 1992-01-13 ステアリングホイール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0556673U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014205370A (ja) * 2013-04-10 2014-10-30 日本プラスト株式会社 衝撃吸収装置

Cited By (1)

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