JPH055643U - 作動液リザーバ - Google Patents

作動液リザーバ

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JPH055643U
JPH055643U JP062090U JP6209091U JPH055643U JP H055643 U JPH055643 U JP H055643U JP 062090 U JP062090 U JP 062090U JP 6209091 U JP6209091 U JP 6209091U JP H055643 U JPH055643 U JP H055643U
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JP
Japan
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hydraulic
hydraulic fluid
booster
fluid chamber
master cylinder
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Application number
JP062090U
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English (en)
Inventor
知司 佐藤
Original Assignee
トキコ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両が傾斜した際にも、エアを液圧倍力装置
に混入することがない作動液リザーバを提供する。 【構成】 液圧倍力装置作動液室15の底面15c の下側
に、外部に突出する凹部18を形成し、凹部18の下面部
に、液圧倍力装置11に対する作動液供給用ポンプ23の管
路24を連結する継手22を、液圧倍力装置作動液室15の略
中央部に位置させて設けた。車両が前後方向あるいは左
右方向に傾斜し、これに伴って液圧倍力装置作動液室15
の液面が傾動したとしても、継手22を含めて凹部18には
作動液が常に存在することになる。このため、エアを液
圧倍力装置に供給することがない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車の液圧倍力装置付ブレーキマスタシリンダ等に用いられる作 動液リザーバに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の作動液リザーバの一例として実開平3-47269 号公報に示されるものがあ る。この作動液リザーバは、マスタシリンダに連通するマスタシリンダ作動液室 及び液圧倍力装置に連通する液圧倍力装置作動液室を有し、液圧倍力装置作動液 室を形成する後壁部の上部に設けた吸入口(液供給部)を通して液圧倍力装置に 作動液を供給することにより液圧倍力装置に、ブレーキペダルに加わる踏力を大 きくさせ、またマスタシリンダとの作動液の授受によりマスタシリンダに、液圧 倍力装置で大きくされた踏力を液圧にかえさせることができるようになっている 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、一般に車両の急制動、急発進により車両は前後方向に傾斜し、また 横加速度を受けることにより車両は左右方向に傾斜し、これに伴って液圧倍力装 置作動液室の液面も傾斜する。このように車両が傾斜した場合、前記作動液リザ ーバでは、吸入口が大気に露出してしまい、このとき液圧倍力装置に対する作動 液供給通路の途中に設けたポンプが作動することにより、液圧倍力装置にエアを 混入させてしまう虞があった。
【0004】 本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので、急制動等により車両が傾斜し た際にも、エアを液圧倍力装置に混入することがない作動液リザーバを提供する ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案は、上記目的を達成するために、マスタシリンダに連通するマスタシリ ンダ作動液室及び液圧倍力装置に連通する液圧倍力装置作動液室を互いに連通さ せて設け、マスタシリンダの長手方向に、前記マスタシリンダ作動液室及び液圧 倍力装置作動液室の配設方向を略一致させて前記マスタシリンダに搭載するよう にして配置した作動液リザーバにおいて、液圧倍力装置作動液室の底面の下側に 、外部に突出する凹部を形成し、該凹部の下面部に、液圧倍力装置に対する作動 液供給用ポンプの接続管を連結する継手を、液圧倍力装置作動液室の底面の略中 央部に位置させて設けたことを特徴とする。
【0006】 なお、継手を、凹部の下面部の中心に対してオフセットした位置に設けるよう に構成してもよい。
【0007】
【作用】
このような構成とすれば、車両が前後方向あるいは左右方向に傾斜し、これに 伴って液圧倍力装置作動液室の液面が傾動したとしても、凹部及び継手には作動 液が常に存在することになる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例の作動液リザーバを図1及び図2に基づいて説明する 。図において、10は水平面に対して傾斜して設けられたマスタシリンダ、11はマ スタシリンダ10に接続され、ブレーキペダル12の踏力を軽減し、強い制動力を発 生させるために用いられる液圧倍力装置である。前記マスタシリンダ10に搭載す るようにして作動液リザーバ13が設けられ、この作動液リザーバ13は車両への取 付状態で水平となるようにされている。作動液リザーバ13には、マスタシリンダ 10に連通するマスタシリンダ作動液室14及び液圧倍力装置11に連通する液圧倍力 装置作動液室15が、図1左右方向に並び、かつ図2に示されるように図1の紙面 と直交方向に若干ずれた状態で形成されている。
【0009】 マスタシリンダ作動液室14及び液圧倍力装置作動液室15は、隔壁16により区画 して形成されている。液圧倍力装置作動液室15の高さ方向略中央部分には棚15d が形成され、棚15d よりも上方の液室の容積が増大されていると共に液圧倍力装 置11の取付等のために下方のスペースがとれるようになっている。マスタシリン ダ作動液室14を形成する側壁部14a 及び液圧倍力装置作動液室15を形成する側壁 部15a にはそれぞれスリット14b ,15b が形成されている。この作動液リザーバ 13の外周側には、前記スリット14b ,15b に開口する通路17が、所定高さに配置 して設けられており、この通路17を介してマスタシリンダ作動液室14と液圧倍力 装置作動液室15とが連通状態になっていると共に、それぞれの液面の変動が直接 に影響しないようにされている。
【0010】 前述のように配設することにより、作動液リザーバ13は、マスタシリンダ10の 長手方向に、マスタシリンダ作動液室14及び液圧倍力装置作動液室15の配設方向 (図1の左右方向)を略一致させて設けられている。液圧倍力装置作動液室15の 底面15c の下側には、液圧倍力装置11に対する作動液供給通路の一部を成す凹部 18が、下面部18a の中心18b をマスタシリンダ10の軸中心10a より外側に位置さ せ、かつ一部を液圧倍力装置作動液室15の底面15c の略中心部に位置させて、下 方に突出して設けられている。
【0011】 凹部18には、底部19a 及び側面部19b の底部19a 側部分に開口部19c を有し、 この開口部19c にこれを覆うように網20を添設し、これにより筒体形状を成す吸 入口フィルタ19が、シールリング21を介して嵌挿されている。
【0012】 凹部18の下面部18a における、液圧倍力装置作動液室15の底面15c の中央部に は、筒状の継手22が外方に突出して設けられており、この継手22には他端側が液 圧倍力装置11に対する作動液供給通路の途中に設けたポンプ23に接続した管路( 接続管)24の一端側が接続されており、これにより、液圧倍力装置作動液室15と 液圧倍力装置11とは前記凹部18、継手22及び管路24等を介して連通されている。 この場合、継手22は、液圧倍力装置作動液室15の底面15c における、マスタシリ ンダ10の長手方向(図1の左右方向)の中央部であって、かつマスタシリンダ10 と直交する方向(図1の紙面と直交上下方向)に対しても中央部に設けられてい る。ここで、中央部とは、厳密に中央である必要はなく、車両の特性、例えば車 両が前側に傾斜しやすいことから、継手22をマスタシリンダ10側に若干ずらせた り、液圧倍力装置11の配管との接続関係から、図1の紙面と直交方向へ若干ずら せたりしてもよい。前述したように凹部18及び継手22を配設したことによって、 継手22の中心は、凹部18の中心に対してオフセットされている。なお、図中25は ポンプ23を駆動するモータである。
【0013】 吸入口フィルタ19の底部19a にはフィルタ支柱26が、上方向に延びて設けられ ている。このフィルタ支柱26は、液圧倍力装置作動液室15を構成する天井部に垂 設された支持棒27に当接している。この場合、フィルタ支柱26と支持棒27とをそ の当接部において溶着するようにしてもよい。この状態で、吸入口フィルタ19の 底部19a 側は、液圧倍力装置作動液室15内に突出すると共に、凹部18の下面部18 a 側には空隙部28が形成されている。
【0014】 凹部18に隣接して液圧倍力装置作動液室15の底面15c には、液圧倍力装置11か らの作動液戻り通路の一部を成す戻り口29が設けられている。この、戻り口29に は、底部30a 及び側面部30b の底部30a 側部分に開口部30c を有し、開口部30c にこれを覆うように網31を添設し、これにより筒体形状を成す戻り口フィルタ30 が、シールリング32を介して嵌挿されている。戻り口フィルタ30の底部30a には フィルタ支柱33が、上方向に延びて設けられている。このフィルタ支柱33は、液 圧倍力装置作動液室15を構成する天井部に垂設された支持棒34に当接している。 この場合、フィルタ支柱33と支持棒34とをその当接部において溶着するようにし てもよい。
【0015】 このように構成された作動液リザーバ13では、液圧倍力装置作動液室15の底面 15c の下側に、凹部18を設け、かつこの凹部18の、液圧倍力装置作動液室15の中 央部に位置させて継手22を設けているので、凹凸路での走行、急制動、急発進等 により車両が前後方向に傾斜したり、あるいは横加速度を受けたりして車両が左 右方向に傾斜したりし、これに伴って液圧倍力装置作動液室15の液面が仮令、点 線A,Bに示すように傾動したとしても、凹部18には作動液が常に存在すること になり、ポンプ23の作動により継手22を通して確実に作動液を液圧倍力装置11に 供給する。このため、車両が前後左右、いずれの方向に傾斜しても、エアを液圧 倍力装置11に供給することがない。
【0016】 また、継手22の中心と凹部18の中心とをオフセットし、継手22を、液圧倍力装 置作動液室15の中心部に位置させ、かつ凹部18をマスタシリンダ10の中心10a よ り外側に位置させているので、マスタシリンダ10を液圧倍力装置11から分離させ るような場合、凹部18がマスタシリンダの口元部に設けた取付フランジ35等に干 渉するようなことがなく、この分、分解作業性を向上することができる。なお、 レイアウト上、作動液リザーバの下方に作業スペースが少ししか確保されない場 合には、従来の作動液リザーバでは分解作業性が劣ることにより、その適用が限 定されたものになっているが、上述したように構成した作動液リザーバ13では、 分解作業性が優れていることにより、容易に適用することができることになる。
【0017】 さらに、液圧倍力装置作動液室11に凹部18を設け、この凹部18に、液圧倍力装 置作動液室をポンプ23側に接続するための継手22を設けているので、ポンプ側を 直接液圧倍力装置作動液室に接続するタイプのものに比べ、ポンプ側接続の自由 度が大きくなり、これに伴って車両機器のレイアウト上の自由度が大きくなる。
【0018】 なお、本実施例では、吸入口フィルタ19を、底部19a 側を液圧倍力装置作動液 室15内に突出させて設けた場合を例にしたが、凹部18内へ吸入口フィルタを設け てもよい。
【0019】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように構成した作動液リザーバであるから、車両が傾 斜した際にも、継手を含めて凹部には作動液が常に存在するので、エアを液圧倍 力装置に供給することがない。また、継手の中心を、凹部の下面部の中心に対し てオフセットし、継手を、液圧倍力装置作動液室の中心部に位置させ、かつ凹部 をマスタシリンダの中心より外側に位置させることにより、マスタシリンダを液 圧倍力装置から分離させるような場合、凹部がマスタシリンダ側部材に干渉する ようなことを避けられ、この分、分解作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の作動液リザーバを示す部分
断面図である。
【図2】図1のX−X矢視のフィルタを除いた断面図で
ある。
【符号の説明】
10 マスタシリンダ 11 液圧倍力装置 13 作動液リザーバ 14 マスタシリンダ作動液室 15 液圧倍力装置作動液室 15c 底面 18 凹部 18a 下面部 23 ポンプ 24 管路

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタシリンダに連通するマスタシリン
    ダ作動液室及び液圧倍力装置に連通する液圧倍力装置作
    動液室を互いに連通させて設け、マスタシリンダの長手
    方向に、前記マスタシリンダ作動液室及び液圧倍力装置
    作動液室の配設方向を略一致させて前記マスタシリンダ
    に搭載するようにして配置した作動液リザーバにおい
    て、液圧倍力装置作動液室の底面の下側に、外部に突出
    する凹部を形成し、該凹部の下面部に、液圧倍力装置に
    対する作動液供給用ポンプの接続管を連結する継手を、
    液圧倍力装置作動液室の底面の略中央部に位置させて設
    けたことを特徴とする作動液リザーバ。
  2. 【請求項2】 継手を、凹部の下面部の中心に対してオ
    フセットした位置に設けた請求項1の作動液リザーバ。
JP062090U 1991-07-11 1991-07-11 作動液リザーバ Pending JPH055643U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108698578A (zh) * 2016-03-11 2018-10-23 罗伯特·博世有限公司 用于集成式动力制动器单元的具有内部导管的制动器储槽

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108698578A (zh) * 2016-03-11 2018-10-23 罗伯特·博世有限公司 用于集成式动力制动器单元的具有内部导管的制动器储槽
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