JPH0556287A - フルカラー画像再生装置 - Google Patents

フルカラー画像再生装置

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JPH0556287A
JPH0556287A JP3211780A JP21178091A JPH0556287A JP H0556287 A JPH0556287 A JP H0556287A JP 3211780 A JP3211780 A JP 3211780A JP 21178091 A JP21178091 A JP 21178091A JP H0556287 A JPH0556287 A JP H0556287A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】黒文字処理を行って、黒文字再現性を高めたフ
ルカラー画像再生装置において、より精度の高い判定手
段を提供する。 【構成】カラー原稿から反射または透過されてきた光
は、ラインセンサ101によってレッド(R)、グリー
ン(G)、ブルー(B)の各色成分に分解される。そし
て、色判定回路109で有彩色か無彩色かが判定され、
有彩色は孤立点除去回路110にて黒のエッジ部分や網
点領域などの余計な雑音成分が除去される。また、文字
領域判定回路111によって画像域と文字域とが分離さ
れ、文字領域信号が生成され、色判定信号の黒信号に対
してノイズ除去を行った有彩色信号でマスクする事によ
り、有彩色の網点文字や青色系統の文字に対する色判定
精度を改善する事が可能となり、より好ましい黒文字処
理が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー原稿を光学的に
走査して得た色分解信号を元に、複数の色を用いてカラ
ー画像を記録媒体上に再現するカラー複写装置やカラー
ファクシミリ装置などのフルカラー画像再生装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フルカラー画像再生装置として、
カラー原稿を複数の色信号に分解して読み取り、しかる
べき画像処理を行なった後、複数の色を用いて複写出力
を形成するものが考案されている。色を表現するために
は、周知の如く基本となる3原色による色分解信号を得
ればよく、原稿を読み取る場合にはレッド(R)、グリ
ーン(G)、ブルー(B)の3色に分解するのが一般的
である。一方、得られた色分解信号を元に記録媒体上の
画像を形成する場合は、シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)の3色のインクまたはトナーを
用いるのが基本であるが、実際には、この3色にさらに
ブラック(BK)を加えた4色で出力することが多い。
これは黒色など無彩色を再現する場合には、C,M,Y
の3色を重ね合わせて表現すると濁りが生じて品位が良
くない事のほか、色を重ねる場合にずれが生じやすく黒
の周囲に色にじみが生じるなどといった問題を改善する
目的で下色除去を行うためであり、印刷においてはごく
普通に使われる技術である。
【0003】しかし、このように下色除去を行っても、
フルカラー複写装置においては、例えば黒い文字の原稿
について、通常は読み取った信号が完全な黒を表すもの
ではないため、100%の下色除去が行われずに文字の
色が黒くならないとか、読み取り精度のために文字の周
囲に色にじみが発生するとかいった問題があり、文字を
品位良く再現するのが困難である。この問題を改善する
ために、原稿画像中に存在する黒い文字の領域を検出
し、その領域については通常の処理ではなく文字の再現
性がよくなるように画像処理方法を切り替える方式が、
例えば特願平2−295348号として考案されてい
る。
【0004】この方式は、カラー原稿画像の色分解信号
から黒画素と文字を構成する画素を抽出し、黒い文字の
部分を純粋にブラックトナーで印写して文字部分の再現
性を改善すると言うものである。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例においては、できるだけ黒い文字の検出を効果
的に行うために、色判定で黒と判定された画素の周囲の
画素がたとえ有彩色であってもこれを無視していた。な
ぜなら、画像信号上黒文字の周囲に必ず画像読み取り時
の色にじみが発生するため、黒画素の周囲の有彩色画素
を色のついた部分と判定すると、文字の周辺に黒文字処
理がかからなくなってしまうためである。こうした判定
方式をとっていたため、原稿の中に網点で構成された文
字などが存在すると、肉眼で見た場合は明らかに黒では
ない有彩色でありながら、黒文字と認識されて結果とし
て黒で再現されてしまうという不都合が生じた。網点部
分に関しては、ある程度広い領域は排除する構成になっ
ているが、小さな網点領域は文字領域に判定され易く、
また各色の網が重なった結果、黒と判定される画素が多
くなり、黒文字であると判断され易くなる。また同様
に、彩度の低い青色系統の文字もS/Nの悪いブルーの
信号に含まれるノイズ成分により黒と判定される画素が
存在するため誤判定され易いものであった。
【0006】本発明の目的は、黒文字処理を行って、黒
文字再現性を高めたフルカラー画像再生装置において、
より精度の高い判定手段を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】上記目的を達成するために、本発明のフルカラ
ー画像再生装置は、カラー原稿を走査して色分解信号を
生成する生成手段と、該生成手段での色分解信号に基づ
いて有彩色と黒色を判定する判定手段と、該判定手段で
判定された有彩色の孤立点を除去する除去手段と、該除
去手段で除去された有彩色で黒色を特定する特定手段
と、前記色分解信号から文字領域を検出する検出手段と
を備え、前記特定された黒色に応じて該文字領域を黒単
色で再生することを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下、フルカラー複写装置を実施例として説
明するが、本発明はカラー原稿を読み取って黒を含む複
数の分解色により再現する装置であれば実施可能であ
り、例えばカラーファクシミリ装置やカラーデスクトッ
プパブリッシング(DTP:電子卓上印刷)装置などに
おいても実施できる事は言うまでもない。
【0009】図1は、本実施例におけるフルカラー複写
装置の画像処理回路を示す概略構成図である。同図にお
いて、101はラインセンサ、102はA/Dコンバー
タ、103はシェーディング補正回路、104は濃度変
換回路、105はUCR・マスキング補正回路、106
は2次元フィルタリング回路、107はγ補正回路、1
08はレーザドライバ、109は色判定回路、110は
孤立点除去回路、そして、111は文字領域判定回路で
ある。
【0010】以上の構成において、原稿から反射または
透過されてきた光は、ラインセンサ101によってレッ
ド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の各色成分に
分解され、電気信号に変換される。尚、ラインセンサ1
01の読み出し方向に対して原稿とラインセンサ101
を相対的に移動する事によって原稿全面の画像を読み取
ることができる。ここで、読み出された画像信号は、A
/Dコンバータ102によって量子化されたデジタル信
号に変換され、シェーディング補正回路103でライン
センサ101の読み取り方向の感度むらが補正された
後、濃度変換回路104にて濃度データ(C´,M´,
Y´信号)に変換される。次に、変換された濃度データ
は、UCR・マスキング補正回路105にて下色除去と
マスキング補正が行われ、シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)、ブラック(BK)の各信号と
なる。
【0011】そして、それぞれの出力色は、マスキング
補正係数を切り替えることによって選択され、C,M,
Y,BKについて面順次で順番に画像形成が行われる。
形成されたC,M,Y,BKの各信号は、2次元フィル
タリング回路106によってエッジ強調やスムージング
処理が行われ、γ補正回路107にて印字時の非線形が
補正された上でレーザドライバ108によって半導体レ
ーザが駆動され、感光ドラム上に静電潜像が形成され
る。そして、トナーにより現像され、記録媒体上に転写
されて最終的な複写画像が形成される。
【0012】次に、本実施例における装置全体の動作に
ついて説明する。図2は、本実施例のデジタルフルカラ
ー複写装置の主要部の構成を示す図である。同図におい
て、201はイメージスキャナ部であり、原稿を読み取
ってデジタル信号処理を行う部分である。202はプリ
ンタ部であり、イメージスキャナ部201により読み取
られた原稿画像に対応した画像データをフルカラーで記
録紙上にプリント出力する事ができる。
【0013】イメージスキャナ部201において、20
0は鏡面圧板であり、原稿台ガラス203上の原稿25
1は、照明ランプ252で照射され、ミラー206、2
07、208に導かれ、レンズ209によってラインセ
ンサ101上に結像される。これにより、フルカラー情
報のR,G,Bの各信号成分として信号処理部211に
送られる。尚、ラインセンサ101は、R,G,Bの3
色の色フィルタを有する光電変換素子(101−1、1
01−2、101−3)により構成されていることは勿
論である。
【0014】ランプ252、ミラー206は速度Vで、
ミラー207、208は1/2Vでラインセンサ101
の電気的走査方向に対して垂直方向に機械的に移動する
ことによって、常に原稿251上の読み取り部分とライ
ンセンサ101間の光路長を一定に保ちつつ原稿全面を
走査している。信号処理部211では、読み取られた信
号を電気的に処理し、M,C,Y,BKの各色成分に分
解した後、プリンタ部202に送る。また、イメージス
キャナ部201での1回の原稿走査(スキャン)につ
き、M,C,Y,BKのうちの1つの成分がプリンタ部
202に送られ、計4回の原稿走査により1回のプリン
トアウトが完成する。
【0015】イメージスキャナ部201より送られてく
るM、C、Y及びBKの画像信号は、レーザドライバ1
08に送られる。そして、レーザドライバ108はこれ
らの画像信号に応じて半導体レーザ254を変調駆動
し、レーザ光がポリゴンミラー214、f−θレンズ2
15、ミラー216を介して感光ドラム217上に走査
されて静電潜像を形成する。
【0016】感光ドラム217上に形成された静電潜像
は、感光ドラム217に順次接するマゼンタ現像部21
9、シアン現像部220、イエロー現像部221、ブラ
ック現像部222より構成される回転現像器218の各
現像器のトナーによって現像される。そして、記録紙カ
セット224または225より給紙されてきた記録紙が
転写ドラム223に巻き付けられ、感光ドラム217上
に形成された像が記録紙に転写される。このようにし
て、M、C、Y、BKの4色が順次転写された後、記録
紙は定着ユニット226を通過して排紙される。
【0017】次に、本実施例における黒文字領域に対す
る処理の詳細を以下に述べる。
【0018】黒文字像域検出のために、必要な黒色の判
定を行う回路が前述した色判定回路109である。この
回路109は、図3に示すように構成され、入力された
R、G、Bの最大値と最小値を比較することにより、そ
の画素が有彩色か無彩色かを判定する動作を行う。ま
ず、ラインセンサ101のMTFの違いや読み取り時の
振動等に起因するR、G、Bの色ずれを補正するため
に、色ずれ補正回路301において補正処理が行われ
る。この色ずれ補正処理は、主走査、副走査両方向のス
ムージング処理であり、その構成は公知の2次元フィル
タである。色ずれ補正をされたR、G信号とB信号から
最大値・最小値検出回路302によって最大値と最小値
が求められ、比較回路303にて両者の差が比較される
ことにより有彩色か無彩色かが判定される。すなわち、
最大と最小値の差異が所定の範囲よりも大きい場合は有
彩色、また所定の値よりも差が小さい場合は無彩色と判
定され、その判定条件は次式(1)を全て満足する場合
である。
【0019】 Max −16<Min ×2 , Max −38<Min , Max −72<Min ÷2 …(1) 但し、Max =max (R,G,B)、Min =min (R,G,B) であ
る。また、ここに挙げた数値・数式は必ずしもこの通り
である必要はなく、画像信号の性質に応じて適宜好まし
い判定条件を用いることができる。また更に、最小値が
レジスタ304に設定されているある閾値以下であるこ
とを判定する比較回路305の結果と無彩色信号のAN
Dを取ることにより、ある濃度以上の無彩色である画素
を黒と判断する。このように、色判定回路109は黒信
号と有彩色信号を生成する。
【0020】しかし、判定された有彩色信号は、必ずし
も色のついた領域だけが検知されるわけではなく、黒の
エッジ部分や網点領域などでも検知されてしまう。そこ
で、有彩色信号から余計な雑音成分を除去する回路が孤
立点除去回路110である。この回路110は、図4に
示すように、入力信号を3×3画素で膨張させた後、5
×5画素で収縮するように構成されている。すなわち、
入力された信号をFIFOメモリ(先入れ先出しメモ
リ)401で遅延させ3ラインの信号を、OR402で
論理和を取り、更にDフリップフロップ403で遅延さ
せてまた論理和を取ることにより、3×3画素で膨張さ
せる。続いて、膨張させた信号をFIFO401で遅延
を持たせた上で、AND404で5ライン分の論理積を
取り、更に5クロック分の論理積を取ることにより、5
×5画素で収縮させる。この回路110は、入力された
有彩色信号を膨張・収縮して余分な雑音を除去するもの
であり、網点領域で発生した有彩色信号であれば、図5
の(A)に示すように、膨張した時点で隙間が埋まり、
収縮しても有彩色信号が消えずに残る。一方、色にじみ
のある文字輪郭のように、わずかな画素だけ有彩色信号
が存在する場合には、図5の(B)に示すように、膨張
・収縮すると有彩色信号が消える。このように雑音を除
去した有彩色信号によって黒信号をマスクし、網点部分
で誤って発生する黒判定信号を除去することができる。
【0021】次に、図6は、前述した文字領域判定回路
111の構成を示す図である。同図において、600は
最小値検出回路、601はFIFO、602は5×5画
素平均回路、603は3×3画素平均回路、604,6
05は2値化回路、606は網点検出回路、607は縮
小回路、そして、608は膨張回路である。
【0022】以上の構成において、まず最小値検出回路
600にて入力されたR、G、Bの各信号から最も濃度
の濃い色の信号が選択され、FIFO601にてライン
遅延される。次に、各平均回路602,603によって
3×3,5×5画素の平均値がそれぞれ算出され、2値
化回路604,605にてそれぞれ5×5画素の平均値
が参照され、3×3画素の平均値および平均しない元の
信号が2値化される。そして、網点検出回路606によ
って原稿中の網点で印刷されている部分が検出され、網
点領域を示す信号ともう一方の2値化信号の論理和が取
られた上で収縮回路607と膨張回路608で余分なノ
イズが除去され、画像域と文字域が分離され、文字領域
信号が生成される。
【0023】以上の処理により生成された黒文字領域及
び色の判定信号は、図1のUCR・マスキング補正回路
105と2次元フィルタリング回路106、及びγ補正
回路107にそれぞれ入力される。まずUCR・マスキ
ング補正回路105は、図7に示すように構成され、最
小値検出回路701にて濃度変換回路104から入力さ
れたC´,M´,Y´の各信号により最小値を生成して
黒成分BK´を求め、乗算回路702でそれぞれの色成
分に対してレジスタ704にセットされた重み付け係数
を乗じた上で加算回路705によって加算することでマ
スキング補正を行うものである。そして、レジスタ70
4に記憶しておく重み付け係数の組は、面順次でC,
M,Y,BKの印字出力を行うときに、それぞれ別の組
み合わせがマイクロコンピユータ(図示せず)によって
設定される。各々の色のマスキング補正係数について、
通常処理と黒文字処理用の2通りの係数を設定できるよ
うにレジスタ704は2組あり、黒文字判定信号706
によりセレクタ703がその画素に対してどちらの係数
の組を使用するかを選択する。例えば、黒文字処理を行
う際のレジスタ設定は、C/M/Yを出力するときの係
数に全て“0”を設定し、BK成分を出力する時のみ適
切な値を設定して面順次に画像形成を行う。
【0024】次に、2次元フィルタリング回路106
は、図8に示すように構成されている。図示するよう
に、入力された画像信号は、FIFOメモリ801で副
走査方向に遅延され、加算回路802によって注目画素
に対する副走査方向のエッジ成分が算出される。また注
目画素に対する主走査方向のエッジ成分がDフリップフ
ロップ804にて遅延された画素データから加算回路8
05によって算出される。そして、乗算回路806,8
07,808にてそれぞれ副走査方向のエッジ成分、注
目画素成分、主走査方向のエッジ成分に対してレジスタ
809から読み出した乗算係数を乗じて加算回路811
により加算することで2次元フィルタリング処理を行
う。その時の乗算係数は黒文字判定信号812によりセ
レクタ810で通常の係数と黒文字処理用の係数が選択
される。尚、この2次元フィルタリング回路106は、
レジスタ809に記憶する乗算係数に応じて、エッジ強
調だけでなくスムージング処理にも行えるのはもちろん
である。
【0025】以上説明したように、本実施例によれば、
色判定信号の黒信号に対してノイズ除去を行った有彩色
信号でマスクする事により、従来黒と判定されていた有
彩色の網点文字や青色系統の文字に対する色判定精度を
改善する事が可能となり、より好ましい黒文字処理が行
えるという効果がある。
【0026】
【他の実施例】前述した実施例では、色判定後における
有彩色信号のノイズ除去を孤立点除去回路110にて膨
張・縮小により行っているが、この方法以外にも多数決
方式を用いることも可能である。図9に示す如く、色判
定回路109からの有彩色信号と黒信号をそれぞれ注目
画素を中心とするM×N画素のウインドでカウントし、
お互いの画素数を比較回路で比べる事で、その注目画素
の性質を決定するように構成することによっても余計な
ノイズを取り除き黒判定を行う事が可能になる。具体的
には、有彩色信号と黒信号を入力したものをFIFO9
01で遅延させ、画素数カウント回路902,903で
副走査方向に渡ってそれぞれ画素数をカウントし、主走
査方向合計回路904で主走査方向について更にそれぞ
れ合計した上で比較回路905で比較する事により、注
目画素が黒かどうかを決定する。
【0027】ここで、ウインドのサイズは一例を挙げれ
ば5×5画素が適当であるが、必ずしもこれに限定され
るものではない。
【0028】以上、フルカラー複写装置において、ハー
ドウェアで実現した場合を例に説明したが、カラーデス
クトップパブリッシング(DTP)装置等においても同
様の処理をソフトウェアによって処理する事で実現可能
である。すなわち、スキャナから画像を一度取り込んで
処理プロセッサ(通常パーソナルコンピュータなどが用
いられる)上で文章データなどの所望のデータと組み合
わせ最終的なデータを作成し、これをフルカラープリン
タに出力する事がカラーDTPでは可能であるが、取り
込んだ画像データに対し前述の実施例で述べた処理を、
処理プロセッサ上でソフトウェア的に実行する事も出来
る。
【0029】ソフトウェアにより前記画像判定処理を実
現する方式については、既知の画像処理方式と同様なも
のであり、詳しくは触れないが、前述した実施例で読み
取った画像データに対して黒文字領域の検出を行うのは
ハードウェアをシュミレートするよう処理プロセッサを
プログラムする事で可能である。尚、画像判定処理を行
った後は判定信号だけを画像データに加えてプリンタに
与え、プリンタ内部で文字部分の処理を行うような構成
としても良いし、あるいは処理プロセッサ上で判定処理
後のマスキング処理や2次元フィルタリング処理などを
含めて文字部分の処理まで全てソフトウェアで行うよう
な構成にしても構わない。
【0030】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても1つの機器から成る装置に適用し
ても良い。また、システムあるいは装置にプログラムを
供給することによって達成される場合にも適用できるこ
とは言うまでもない。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
黒文字処理を行って、黒文字再現性を高めたフルカラー
画像再生装置において、より精度の高い判定手段を提供
する事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例におけるフルカラー複写装置の画像処
理回路を示す図である。
【図2】本実施でのフルカラー複写装置の全体構成を示
す図である。
【図3】本実施例での色判定回路である。
【図4】本実施例でのノイズ除去回路である。
【図5】本実施例での判定信号の処理状態を表した図で
ある。
【図6】本実施例での文字領域判定回路である。
【図7】本実施例でのUCR・マスキング補正回路であ
る。
【図8】本実施例での2次元フィルタリング回路であ
る。
【図9】他の実施例での色判定信号のノイズ除去回路で
ある。
【符号の説明】
101 ラインセンサ 102 A/D変換回路 103 シェーディング補正回路 104 濃度変換回路 105 UCR・マスキング回路 106 2次元フィルタリング回路 107 γ補正回路 108 レーザドライバ 109 色判定回路 110 孤立点除去回路 111 文字領域判定回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー原稿を走査して色分解信号を生成
    する生成手段と、 該生成手段での色分解信号に基づいて有彩色と黒色を判
    定する判定手段と、 該判定手段で判定された有彩色の孤立点を除去する除去
    手段と、 該除去手段で除去された有彩色で黒色を特定する特定手
    段と、 前記色分解信号から文字領域を検出する検出手段とを備
    え、 前記特定された黒色に応じて該文字領域を黒単色で再生
    することを特徴とするフルカラー画像再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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