JPH0556087A - 変調周波数検出回路 - Google Patents

変調周波数検出回路

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JPH0556087A
JPH0556087A JP3240362A JP24036291A JPH0556087A JP H0556087 A JPH0556087 A JP H0556087A JP 3240362 A JP3240362 A JP 3240362A JP 24036291 A JP24036291 A JP 24036291A JP H0556087 A JPH0556087 A JP H0556087A
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Nobuyuki Yasuda
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 信号の反転時間の周期が1T(Tは単位時
間)と2Tとされて2値データが変調されると共に、信
号の反転時間の周期が3T以上の所定のパターンとされ
た付加データが適宜前記2値データの変調データに挿入
された伝送データの変調周波数を正確に検出する。 【構成】 伝送データの極性反転の立ち上がりから次の
立ち上がりまでの間隔あるいは立ち下がりから次の立ち
下がりまでの間隔を計測回路11あるいは12で計測す
る。計測回路11,12で計測した間隔の極大値をラッ
チ回路14,15及び比較回路16により検出する。変
調クロック周波数検出回路18で、前記検出された極大
値から伝送データの変調周波数を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、チャンネルコーディ
ング(デジタル変調)されて伝送されるデジタル信号の
変調周波数の検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルオーディオ機器間の相互接続に
用いるものであって、シリアルデータ伝送方式、自己同
期伝送方式のインターフェイスとして、EIAJCP−
340が知られている。
【0003】このデジタルオーディオインターフェイス
の規格においては、変調方式としてのチャンネルコーデ
ィング方式には、バイフェイズマーク方式が用いられて
いる。図4は、このバイフェイズマーク符号を説明する
ためのもので、図4Aは変調クロック(2倍ビットレー
ト)、図4BはNRZ符号表現のソースデータ、図4C
はそのバイフェイズマーク符号である。
【0004】同図から明らかなように、バイフェイズマ
ーク符号は、変調クロックの一周期をT(1/2ビット
クロック周期)としたとき、ソースデータの「1」,
「0」を、信号の“1”,“0”の反転時間が1T周期
か、2T周期かにより表わす変調方式である。図4Cで
は、ソースデータの「1」は、信号の“1”,“0”の
反転時間の周期が1Tとして表わされ、ソースデータの
「0」は、信号の“1”,“0”の反転時間の周期が2
Tとして表わされている。
【0005】このバイフェイズマーク方式は、信号の
“1”の時間間隔の長さのトータルと,“0”の時間間
隔の長さのトータルとが等しくなり、伝送ラインのDC
(直流)成分を最小にできる変調方式である。また、伝
送信号からのクロック再生が容易な変調方式である。
【0006】また、このデジタルオーディオインターフ
ェイスの規格の信号フォーマットは、図6のようになっ
ている。すなわち、図6の例はデジタルオーディオデー
タが2チャンネルステレオの場合の例で、フレーム0か
らフレーム191までの192個のフレームで1ブロッ
クが構成されている。
【0007】そして、1フレームは2つのサブフレーム
から構成されており、この2チャンネルステレオの場
合、1フレームの前半のサブフレームにチャンネル1
(例えば左チャンネル)が、後半のサブフレームにチャ
ンネル2(例えば右チャンネル)が割り当てられる。サ
ブフレームは32ビット(変調クロックの64個分)か
らなる。
【0008】そして、各サブフレームの先頭の4ビット
として付加データとしてのプリアンブルが挿入される。
このプリアンブルは、サブフレーム及びブロックの同期
化と識別のために用いられるもので、このプリアンブル
としては、前述したデータのバイフェイズマーク符号と
して現れない特殊なパターンが用いられる。
【0009】この場合、1フレームの前半のサブフレー
ムと後半のサブフレームを識別するため、両サブフレー
ムのプリアンブルは異なるパターンとされる。また、1
ブロックの先頭のサブフレームのプリアンブルも、他の
サブフレームと識別するため、他とは異なるパターンが
用いられる。このためプリアンブルとしては、3種類の
同期パターンB,M,Wが用意される。
【0010】図7は、この3種類のパターンのプリアン
ブルB,M,Wを示すものである。同図に示すように、
先行するバイフェイズマーク符号としてのシンボルデー
タが「0」か「1」かで、2種類のパターンがそれぞれ
のプリアンブルB,M,Wについて設定されているが、
信号の極性が異なるだけで基本的にはそれぞれ同じパタ
ーンである。
【0011】プリアンブルBは、図7に示すように、ブ
ロックの先頭のサブフレームに挿入され、ブロックの同
期化及び識別用に用いられる。プリアンブルMは、各フ
レームの前半のサブフレームであって、ブロックの先頭
以外のものに挿入される。また、プリアンブルWは、各
フレームの後半のサブフレームに挿入されるものであ
る。これらプリアンブルM及びWは、サブフレームの同
期化及び識別用に用いられる。
【0012】これらプリアンブルB,M,Wは、図7か
ら明らかなように、極性反転間隔で見ると、始めの極性
反転間隔がバイフェイズマーク符号データとして現れな
いパターンである3Tとなっている。このうちのプリア
ンブルMのパターンを図5に示す。図5において、図5
Aは変調クロック、図5Bは先行シンボルが「0」の場
合、図5Cは先行シンボルが「1」の場合のプリアンブ
ルMのパターンである。このプリアンブルMは、3Tの
極性反転間隔が2回連続するパターンを含むパターンと
なっている。
【0013】ところで、上述したデジタルオーディオイ
ンターフェイスの規格においては、伝送信号の変調クロ
ック周波数は特に定められておらず、通常、この伝送信
号の受信時に、その受信データから変調クロック周波数
を識別し、標本化周波数(変調クロック周波数は標本化
周波数の128倍となる)を検出するようにしている。
【0014】従来は、この変調クロック周波数の識別
は、プリアンブルB,M,Wの同期パターンを利用して
行なっている。
【0015】すなわち、前述もしたように、プリアンブ
ルB,M,Wのいずれもそのパターン中に、3Tの長さ
の極性反転間隔期間が存在するので、この3Tの時間を
計測することによって、変調クロック周波数を検出する
ようにしていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、デジタルオ
ーディオデータを伝送した場合、例えば磁気テープに記
録し、再生した場合、その再生信号(受信信号)は図8
Aに示すように正弦波状になるので、再生信号からバイ
フェイズマーク符号を復元する前に、この再生信号は波
形整形して矩形状にしなければならない。この波形整形
の方法は、再生信号の直流レベルをスレッショールド値
としてこのスレッショールド値と再生信号とを比較する
ことにより行う。
【0017】この場合、バイフェイズマーク符号の直流
レベルは0であるので、比較のスレッショールド値は0
とされるが、伝送系(記録再生系)や受信素子において
直流的なオフセットが生じたり、スレッショールド電圧
に直流オフセットがあると、スレッショールド値とデジ
タルデータとの相対的なレベル関係が変動するため、信
号の“1”となる期間と“0”となる期間を、正しく復
元できずに時間歪みを発生してしまう。
【0018】例えば図8Aにおいて、スレッショールド
値がth1 のときには信号の“1”または“0”の間隔
(極性反転間隔)は、図8Bに示すように正しく再現さ
れるが、スレッショールド値がth2 のようにずれたとき
には、図8Cに示すように信号の“1”,“0”の間隔
に時間歪みを生じてしまう。
【0019】このように、時間歪みが発生すると、従来
の変調クロック周波数の検出方式では、信号の極性反転
間隔の3Tの時間のみを計測する方式であるため、デー
タ部分である2Tの部分をプリアンブルすなわち同期パ
ターンと検出してしまう誤検出を生じることがあった。
【0020】この発明は、上記の点に鑑み、伝送信号に
時間歪みを生じるような原因があっても、常に正確な変
調周波数の検出を行うことができるようにすることを目
的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、この発明においては、後述の実施例の参照符号を
対応させると、信号の反転時間の周期が1T(Tは単位
時間)と2Tとされて2値データが変調されると共に、
信号の反転時間の周期が3T以上の所定のパターンとさ
れた付加データが適宜2値データの変調データに挿入さ
れた伝送データの変調周波数を検出する回路であって、
前記伝送データの極性反転の立ち上がりから次の立ち上
がりまでの間隔あるいは立ち下がりから次の立ち下がり
までの間隔を計測する計測回路11あるいは12と、前
記計測回路11あるいは12で計測した間隔の極大値を
検出する回路14,15,16と、前記検出された極大
値から前記伝送データの変調周波数を検出する回路18
とを備えた変調周波数検出回路を提供する。
【0022】
【作用】ところで、図8に示したように、伝送信号をデ
ューティ50%の矩形波とすることができる場合(バイ
フェイズマーク符号はそうなっている)、伝送信号の直
流レベルとスレッショールド値との間に直流オフセット
が生じると、信号の極性反転間隔には時間歪が生じて
も、このデータの立ち上がりから次の立ち上がりまでの
間隔あるいはデータの立ち下がりから次の立ち下がりま
での間隔、すなわち矩形波の1周期TPは変化がせず、
正確な値となっている。
【0023】上述の構成のこの発明においては、信号の
極性反転間隔を計測するのではなく、時間歪みの生じな
い信号の立ち上がりから次の立ち上がりまでの間隔、あ
るいは信号の立ち下がりから次の立ち下がりまでの間隔
を計測する。そして、その間隔の極大値として、信号中
に挿入された3T以上の長さの所定パターン(周期は6
T以上の長さ)の部分の立ち上がりから次の立ち上がり
までの間隔あるいは信号の立ち下がりから次の立ち下が
りまでの間隔期間を検出する。
【0024】すなわち、前述のデジタルオーディオイン
ターフェイスの場合、プリアンブルMのパターンの1周
期の長さを検出する。そして、この間隔の計測結果に基
づいて、変調周波数の識別を行なう。
【0025】
【実施例】図1は、この発明による変調周波数検出回路
の一実施例のブロック図で、この例は前述したデジタル
オーディオインターフェイス規格のEIAJ CP−3
40の場合に適用した場合である。この例の場合、プリ
アンブルMの立ち上がりから次の立ち上がりあるいは立
ち下がりから次の立ち下がり間での間隔6T(変調クロ
ックの6個分)を計測し、これに基づいて変調クロック
周波数、延いては標本化周波数を検出する。
【0026】図1において、11は立ち上がりカウンタ
で、このカウンタ11は、入力バイフェイズマーク符号
の立ち上がりから次の立ち上がりまでの間隔を計測する
ためのものである。また、12は立ち下がりカウンタ
で、このカウンタ12は、バイフェイズマーク符号の立
ち下がりから次の立ち下がりまでの間隔を計測するため
のものである。
【0027】また、13はセレクタ、14、15及び1
7はラッチ回路である。セレクタ13は、カウンタ11
またはカウンタ12の計測値を、ラッチ回路14に選択
的に供給するためのものである。
【0028】16は比較器で、ラッチ回路14の出力デ
ータとラッチ回路15の出力データとを比較して、ラッ
チ回路14の出力値が、ラッチ回路15の出力値よりも
大きいとき、そのラッチ回路14の出力値にラッチ回路
15の内容を書き換えるようにするものである。このラ
ッチ回路14及び15と比較器16とにより、信号の立
ち上がり間または立ち下がり間の間隔の計測値の極大値
検出回路が構成され、ラッチ回路15にその極大値がラ
ッチされるものである。
【0029】この例の場合、プリアンブルMは3Tの
“1”(または“0”)の期間と、3Tの“0”(また
は“1”)の期間とが連続するパターンであり、立ち上
がりから次の立ち上がり、あるいは立ち下がりから次の
立ち下がりまでの期間は6Tとなり、入力バイフェイズ
マーク符号のデータ中で最も長い期間となる。したがっ
て、ラッチ回路15にはプリアンブルMのパターンの部
分の信号の立ち上がり間あるいは立ち下がり間の6Tの
間隔の計測値がラッチされることになる。
【0030】18は標本化周波数識別回路で、ラッチ回
路15でラッチした極大値から入力バイフェイズマーク
符号の変調クロック周波数を検出し、その検出出力に基
づいて標本化周波数を識別する。ラッチ回路17は、適
当なタイミングでラッチ回路15の極大値を標本化周波
数識別回路18に転送するためのものである。
【0031】標本化周波数識別回路18は、例えば、マ
グニチュードコンパレータ等を用いることができる。す
なわち、あらかじめ間隔6Tの計測値と変調クロック周
波数及び標本化周波数との対応関係が定まっているの
で、ラッチ回路17の出力値と複数個のスレッショール
ド値とを比較し、その、どのスレッショールド値の間に
あるかにより変調クロック周波数及び標本化周波数を識
別するものである。
【0032】なお、標本化周波数は、前述したように変
調クロック周波数の128倍となっていることから検出
することが可能である。回路18はマグニチュードコン
パレータの構成に限らず、その他種々の構成を採用する
ことができる。
【0033】さらに、10はタイミング生成回路で、こ
れからは、ラッチ回路14、15、17のラッチ信号
や、カウンタ11及び12のリセット信号が発生する。
【0034】次に、図2に示す各部の信号を参照しなが
ら、図1の実施例についてさらに詳細に説明する。
【0035】すなわち、入力端子1を通じてオーディオ
データのバイフェイズマーク符号データIBPDがタイミン
グ生成回路10に供給される。また、高速クロックIMCK
が、入力端子2を通じてこのタイミング生成回路10に
供給されると共に、カウンタ11及び12、セレクタ1
3、ラッチ回路14、15に供給される。また、データ
クロック信号IBCKが入力端子3を通じてタイミング生成
回路10に供給されるとともに、ラッチ回路17に供給
される。
【0036】さらに、タイミング生成回路10には、入
力端子4を通じて、ラッチ回路17のラッチタイミング
を決めるための信号MXTKが供給される。この信号MKTK
は、プリアンブルMが含まれる低い周期の信号で、例え
ば2フレーム周期の信号とされる。
【0037】そして、入力端子1からの入力バイフェイ
ズマークデータIBPDが立ち下がると、その立ち下がり及
びクロックIMCKに同期して、タイミング生成回路10か
ら立ち上がりリセットパルスRSRRが発生し、これがカウ
ンタ11のリセット端子に供給される。したがって、立
ち上がりカウンタ11では、バイフェイズマーク符号デ
ータIBPDの立ち上がりから次の立ち上がりまでの間、ク
ロックIMCKをカウントする。したがって、カウンタ11
におけるクロックIMCKのカウント値が、バイフェイズマ
ーク符号データIBPDの立ち上がりから次の立ち上がりま
での間隔の計測値となる。
【0038】また、バイフェイズマークデータIBPDが立
ち下がると、タイミング生成回路10からは立ち下がり
リセット信号RSFFが発生し、これにより、立ち下がりカ
ウンタ12がリセットされる。したがって、このカウン
タ12では、バイフェイズマーク符号データIBPDの立ち
下がりから次の立ち下がりまでの間隔を、クロックIMCK
の数として計測することになる。
【0039】また、タイミング生成回路10は、バイフ
ェイズマーク符号データIBPDをクロックIMCKにより成形
したセレクト信号SELQを発生する。このセレクト信号SE
LQは、セレクタ13に選択制御信号として供給され、セ
レクタ13は、このセレクト信号SELQが「0」であると
きには、カウンタ12の出力カウント値を出力として選
択し、セレクト信号SELQが「1」であるときには、カウ
ンタ11の出力カウント値を出力として選択するように
されている。
【0040】また、タイミング生成回路10では、バイ
フェイズマーク符号データIBPDの立ち下がり、あるいは
立ち上がりに応じて発生するラッチロードパルスLDT が
発生し、これがラッチ回路14に供給される。
【0041】すなわち、時間的な流れで追うと、先ず、
バイフェイズマークデータIBPDが立ち上がると、ラッチ
ロードパルスLDT が得られ、立ち上がりカウンタ11の
カウント値(その立ち上がりより1つ前の立ち上がりか
らその立ち上がりまでの間隔の計測値)がセレクタ13
を介してラッチ回路14にラッチされる。
【0042】そして、ラッチの直後に、タイミング生成
回路10から立ち上がりリセット信号RSRRが発生し、こ
れによりカウンタ11がリセットされ、次の立ち上がり
間の計測が開始される。つまり、カウンタ11のリセッ
トに先立って、バイフェイズマーク符号データIBPDの立
ち上がりから立ち上がりまでの間隔の計測値が、ラッチ
回路14にデータIBPDの立ち下がり毎にラッチされるも
のである。
【0043】同様にして、バイフェイズマーク符号デー
タIBPDが立ち下がると、ラッチロードパルスLDT が得ら
れ、立ち下がりカウンタ12のカウント値(その立ち下
がりより1つ前の立ち下がりからその立ち下がりまでの
間隔の計測値)がセレクタ13を介してラッチ回路14
にラッチされる。
【0044】そして、ラッチの直後に、タイミング生成
回路10から立ち下がりリセット信号RSFFが発生し、こ
れによりカウンタ12がリセットされ、次の立ち下がり
間の計測が開始される。つまり、カウンタ12のリセッ
トに先立って、バイフェイズマーク符号データIBPDの立
ち下がりから立ち下がりまでの間隔の計測値が、ラッチ
回路14にデータIBPDの立ち下がり毎にラッチされるこ
とになる。
【0045】なお、ラッチ回路14には、セレクト信号
SELQもラッチされ、バイフェイズマーク符号データIBPD
の極性の参照データとされる。
【0046】こうしてラッチ回路14には、データIBPD
の立ち上がりから立ち上がりまでの間隔の計測値、及び
立ち下がりから立ち下がりまでの計測値がラッチされ
る。このラッチ回路14のラッチ出力DSELは、ラッチ回
路15に供給される。
【0047】このラッチ回路15に対しては、タイミン
グ生成回路10からの前記ラッチロードパルスLDT より
クロックIMCKの1個分前で得られるパルスがラッチロー
ドパルスとしてゲート回路19を介して供給される。し
かし、ゲート回路19には比較器16の出力CPMXがゲー
ト制御信号として供給され、ゲート回路19がオンの時
のみ、ラッチ回路15にはラッチロードパルスLDMXが供
給されて、ラッチ動作がなされる。
【0048】この場合、比較器16には、ラッチ回路1
4の出力DSELと、ラッチ回路15の出力SEMXとが供給さ
れ、両者の値が比較される。そして、ラッチ回路14の
出力値がラッチ回路15の出力値より大きくなると、比
較器16の出力CPMXはゲート回路19をオンとする状態
になる。
【0049】こうしてラッチ回路15には、ラッチ回路
14の出力DSELの値が前回のものより大きくなったとき
だけ、その大きい値がラッチされる。したがって、ラッ
チ回路15には、バイフェイズマーク符号データの立ち
上がりから立ち上がりまでの間隔の計測値の局大値、あ
るいは立ち下がりから立ち下がりまでの間隔の計測値の
極大値が、ラッチされることになる。
【0050】そして、タイミング生成回路10からは、
さらに、入力端子3からのデータクロック信号IBCK及び
例えば2フレーム周期の信号MXTKとから、ラッチ回路1
7のラッチロードパルスLTMXが得られ、これによりラッ
チ回路15の計測値の極大値が、ラッチ回路17にラッ
チされる。ラッチロードパルスLTMXは、プリアンブルM
が含まれる周期のパルスであるので、ラッチ回路17に
はプリアンブルMの部分の6Tの立ち上がりから立ち上
がりまでの間隔、あるいは立ち下がりから立ち下がりま
での間隔が極大値としてラッチされる。
【0051】こうしてラッチ回路17に転送された計測
値の極大値PHMXすなわちプリアンブルMの部分の6Tの
間隔の計測値は、標本化周波数識別回路18に供給され
る。標本化周波数識別回路18は、前述したようにして
変調クロック周波数を検知し、その128倍として標本
化周波数を識別する。
【0052】以上のようにして、この例によれば、バイ
フェイズマーク符号データの立ち上がり間の間隔の極大
値、あるいは立ち下がり間の間隔の極大値として、プリ
アンブルMの6Tの間隔が計測され、この6Tの間隔の
計測値に基づいて変調クロック周波数が検出される。こ
の場合、バイフェイズマーク符号データの立ち上がり間
の間隔あるいは立ち下がり間の時間間隔は、直流オフセ
ットがデータまたは波形整形のためのスレッショールド
値に生じたとしても変化せず、正確な値となっているの
で、変調クロック周波数は正確に検出することができ
る。
【0053】なお、ラッチ回路14にラッチされたセレ
クト信号SELQは、ラッチ回路14からラッチ回路15及
びラッチ回路17にも転送され、標本化周波数識別回路
18にデータIBPDの極性情報として与えられる。これに
より、信号の極性反転や極性変換を行なうことが可能に
なる。
【0054】この標本化周波数識別回路18の出力を用
いて、デコード用のクロック信号その他が形成される。
すなわち、図3は、この標本化周波数識別回路18の出
力を用いたクロック信号の発生回路である。
【0055】図3において、入力端子21を通じたバイ
フェイズマーク符号IBPDデータは、データデコーダ22
に供給されて、後述するようにして形成されるデータク
ロックに基づいてソースデータ例えばNRZデータにデ
コードされ、出力端子23に導出される。
【0056】入力端子21を通じたバイフェイズマーク
符号データIBPDは、また、同期パターン(プリアンブル
パターン)検出回路24に供給される。この同期パター
ン検出回路24には、この例の場合、標本化周波数識別
回路18から、バイフェイズマーク符号データの極性検
出信号が供給される。さらに、同期パターン検出回路2
4には、後述するようにして形成されるクロックが供給
され、回路24ではこれに基づいて極性反転間隔が3T
のプリアンブル中のパターンすなわち同期パターンが検
出され、その検出出力が位相比較回路33に供給され
る。
【0057】また、31は、データクロックを発生する
ための可変周波数発振回路(以下VCOという)で、そ
の出力信号は可変分周回路を構成するカウンタ回路32
に供給される。標本化周波数識別回路18は、前述した
ようにして検出した変調クロック周波数及び標本化周波
数に基づいて、カウンタ回路32に必要な複数のプリセ
ット値を与える。すなわち、複数個の可変分周回路とし
てのカウンタ回路32に、それぞれの分周比を設定する
ものである。
【0058】そして、このカウンタ回路32からは種々
の周波数の信号が得られるが、そのうちの一つとして、
プリアンブルの周期、すなわちサブフレーム周期の信号
が得られ、これが位相比較回路33に供給される。そし
て、この位相比較回路33において、同期パターン検出
回路24からのサブフレーム周期の同期パターン検出出
力と、カウンタ回路32からのサブフレーム周期の信号
とが比較され、その位相誤差出力がローパスフィルタ3
4を介してVCO31に供給され、VCO31の発振出
力信号が、同期パターン検出回路24の出力とカウンタ
回路32の前記出力とが、一定位相関係になるように制
御される。
【0059】すなわち、VCO31からは、入力バイフ
ェイズマーク符号データIBPDの同期パターン(プリアン
ブル)に位相同期したクロック信号が得られる。そし
て、カウンタ回路32からは、このVCO31の出力を
それぞれ分周した信号が得られ、そのうちのデコード用
のクロック信号が、データデコーダ22に供給されて、
そのデコード用として用いられるものである。
【0060】以上の例は、デジタルオーディオ信号の変
調周波数の検出回路にこの発明を適用した場合である
が、この発明は、種々のデータの伝送信号の変調周波数
の検出にしようできることは言うまでもない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、信号の極性反転間隔を検出するのではなく、信号の
立ち上がりから立ち上がり、あるいは立ち下がりから立
ち下がりまでの間隔を計測するものであるので、信号ま
たは波形整形のためのスレッショールド値に直流オフセ
ット生じて信号の極性反転間隔に時間歪みが生じても、
その影響はなく、正確な間隔測定を行なうことができ、
正確な変調周波数の検出を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による変調周波数検出回路の一実施例
のブロック図である。
【図2】図1の例の各部の波形を示すタイミングチャー
トである。
【図3】この発明による変調周波数検出回路を用いたク
ロック発生回路の一例のブロック図である。
【図4】バイフェイズマーク符号を説明するための図で
ある。
【図5】プリアンブルMのパターンを説明するための図
である。
【図6】デジタルオーディオインターフェイスの一例の
信号フォーマットを説明するための図である。
【図7】プリアンブルのパターンを説明するための図で
ある。
【図8】信号に対する直流オフセットの影響を説明する
ための図である。
【符号の説明】
11 立ち上がりカウンタ 12 立ち下がりカウンタ 13 セレクト 14 ラッチ回路 15 ラッチ回路 16 比較器 18 標本化周波数識別回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号の反転時間の周期が1T(Tは単位
    時間)と2Tとされて2値データが変調されると共に、
    信号の反転時間の周期が3T以上の所定のパターンとさ
    れた付加データが適宜前記2値データの変調データに挿
    入された伝送信号の変調周波数を検出する回路であっ
    て、 前記伝送信号の極性反転の立ち上がりから次の立ち上が
    りまでの間隔あるいは立ち下がりから次の立ち下がりま
    での間隔を計測する計測回路と、 前記計測回路で計測した間隔の極大値を検出する回路
    と、 前記検出された極大値から前記伝送信号の変調周波数を
    検出する回路とを備えた変調周波数検出回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009017361A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Renesas Technology Corp インターフェース
JP2011166715A (ja) * 2010-02-04 2011-08-25 Kunihiko Kimiyama ディジタル音声信号受信回路

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