JPH0556039U - ハンドポットの蓋 - Google Patents

ハンドポットの蓋

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JPH0556039U
JPH0556039U JP110792U JP110792U JPH0556039U JP H0556039 U JPH0556039 U JP H0556039U JP 110792 U JP110792 U JP 110792U JP 110792 U JP110792 U JP 110792U JP H0556039 U JPH0556039 U JP H0556039U
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closing
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隆 権藤
邦博 星加
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハンドポットの蓋に設けられる弁開閉用のカ
ム軸の高さを低くし、その小形化を図ることである。 【構成】 ハンドポットの蓋に設けられる弁体8の付勢
用のコイルばね19を、弁体8の凹所23と内蓋20と
の間に介在させた構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はハンドポットの蓋に関し、特にその弁構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ハンドポットの蓋Aは一般に図5に示すように、ポットの胴31の上端に設け られた肩体32の内径面に、着脱自在に取付けられる。蓋本体33の中央部分に は下面が開放された弁室36が形成され、その弁室36に通じた液通路34が半 径方向に設けられ、その液通路34の先端は、肩体32に設けられた吐出口35 に臨んでいる。
【0003】 上記弁室36の下面に弁座37が設けられ、弁体38の弁棒39が弁室36の 上壁を上下動自在に貫通する。また弁体38の外周縁にパッキン41が装着され る。
【0004】 弁棒39の上端部にばね受部材42が設けられ、そのばね受部材42と蓋本体 33との間にコイルばね44が介在され、これにより弁体38を上向きに付勢し 、常時パッキン41を弁座37に押圧するようにしている。また、ハンドル40 の上端と肩体32にはプッシュ・プッシュ機能を内蔵した弁開閉装置45が設け られ、その機構軸46の先端が、カム軸47の後端と対向しており、カム軸47 は機構軸46により水平方向にスライドせしめられる。カム軸47の中程に傾斜 カム面43が設けられ、その傾斜カム面43に弁棒39の上端が対向している。 またカム軸47の先端には、これを後退方向へ付勢するコイルばね48が装着さ れる。
【0005】 その他、図中49は蓋カバー、50はプッシュボタンである。
【0006】 上記のポットにおいて、プッシュボタン50を押し込むと、弁開閉装置45の 機構軸46がカム軸47を押して前進させるので、傾斜カム面43が弁棒39を 押下げ、これにより弁体38がコイルばね44のばね力に対抗して下降され、そ のパッキン41が弁座37から離れ、液通路34が開放される。プッシュボタン 50を再度押すと、次は機構軸46が後退するので、カム軸47がそのコイルば ね48のばね力により後退し、同時に弁体38もコイルばね44のばね力で上昇 し、パッキン41を弁座37に押し当て、液通路34を閉塞する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上述のハンドポットの蓋においては、カム軸47の傾斜カム面43が弁棒39 の上端に臨んでいるため、カム軸47は機構軸46から弁棒39の上端までの立 上がり部51が必要となり、カム軸47が大形化すると共に、蓋の高さを一定以 上低くすることができないという問題もあった。
【0008】 そこで、この考案は上記の問題点を解決することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案の第1の手段は、蓋本体にハンドポッ トの吐出口に通じた液通路を設け、その液通路を開閉する弁体を上下動自在に取 付けると共に弁開閉装置を設け、その弁体にこれを上向きに付勢して上記液通路 を閉塞する弾性部材を付設し、上記蓋本体の下面に内蓋を取付けてなるハンドポ ットの蓋において、上記弾性部材を弁体と内蓋との間に介在させた構成としたも のである。
【0010】 また、第2の手段は、蓋本体にハンドポットの吐出口に通じた液通路を設け、 その液通路を開閉する弁体を上下動自在に取付け、上記弁体と弁開閉装置との間 にその弁開閉装置によって水平方向にスライドせしめられ、かつ弾性部材により 閉弁方向に付勢されたカム軸を設けてなるハンドポットの蓋において、上記弁体 に略その作動量だけ弁室上壁から突出する突起を設け、上記カム軸の傾斜カム面 をその突起上に接触させた構成としたものである。
【0011】
【作用】
上記第1の手段に係るハンドポットの蓋は、弁体が弾性部材により常に上向き に付勢され、液通路を閉塞するが、弁開閉装置を操作して弁体を押下げ液通路を 開放させると、上記の弾性部材が圧縮される。弁開閉装置を再度操作して弁体を 押下げる力を解除すると、弾性部材に付勢されて弁体が再び液通路を閉塞する。
【0012】 また、上記第2の手段に係るハンドポットの蓋は、弁開閉装置を操作してカム 軸を前進方向へスライドさせると、傾斜カム面が弁室上壁から略作動量だけ突出 する弁体の突起に接触して、これを押下げ液通路を開放する。弁開閉装置を操作 してカム軸を後退方向へスライドさせると、弁体が元の状態に戻り、液通路を閉 塞する。
【0013】
【実施例】
図1及び図2に示す第1実施例は、上記の第1及び第2の手段に係る考案を含 んだハンドポットの蓋であり、電気ポットに適用した場合を示している。
【0014】 蓋Aはポットの胴1の上端に設けられた肩体2の内径面に着脱自在に螺合され る。蓋本体3には下面が開放された弁室6が形成され、その弁室6の内部と連通 した液通路4が形成されている。その液通路4は蓋本体3の外周面に開放され、 その開放端は肩体2に設けられた吐出口5に臨んでいる。
【0015】 上記弁室6の下面に弁座7が設けられ、弁体8のボス部8’が弁室6に設けら れた案内部6’に挿入され、弁棒9が弁室6の上壁を上下動自在に貫通している 。弁体5の外周縁にパッキン11が装着され、そのパッキン11が弁座7に密着 するようになっている。
【0016】 弁棒9の上半分は二股に割れており(図2参照)、その部分が弁室6の上部に 設けられた一対の案内片10の間に挿通される。また弁棒9の割れ溝9’にカム 軸12が水平方向にスライド自在に挿入され、そのカム軸12に設けられた傾斜 カム面13が割れ溝9’下端の突起13’上に臨みこれと接触する。また、ハン ドル14の上端と肩体2にはプッシュ・プッシュ機構を内蔵した弁開閉装置15 が設けられ、その機構軸16の先端が前記のカム軸12の後端と対向している。
【0017】 上記の突起13’は、弁室6の上壁から略弁体8の作動量だけ突出する。
【0018】 また、カム軸12の先端には、これを後退方向(閉弁方向)へ付勢するコイル ばね17が装着される。弁棒9の下端の凹所23と内蓋20の間にもコイルばね 19が介在される。
【0019】 弁棒9の下面の凹所23は、成形時のひけ防止のために設けられたいわゆる肉 ぬすみを利用している。コイルばね19をその凹所23の内径に適合するように 選定することにより、この凹所23をばね受けとして有効に利用することができ る。コイルばね19は弁体8のパッキン11を弁座7に押圧し液通路4を閉塞す る。
【0020】 その他、図中24はバンドヒータである。
【0021】 給湯に際し、プッシュボタン22を押込むと、機構軸16を介してカム軸12 が前進し、そのカム面13で弁体8が押下げられ、コイルばね19を圧縮しつつ 液通路4を開放させる。
【0022】 プッシュボタン22を再度押込むと、機構軸16及びカム軸12が後退するの で、弁体8がコイルばね19のばね力で押上げられ、パッキン11が再び弁座7 に押圧され、液通路4を閉塞する。
【0023】 なお、以上の実施例では弁開閉装置15のプッシュボタン22を水平に押し込 んで弁体8を開閉するものを示しているが、前述の第1の手段の場合は、弁開閉 装置15を蓋カバー21の下面に設け、蓋カバー21に設けたプッシュボタンを 下向きに押込むことにより弁体8を開閉するようにしてもよい。また、弁開閉装 置15は、プッシュ機構に限らず、単なるプッシュボタン形式のものでもよい。
【0024】 また、前記の実施例では弁棒9の上半分を二股に割った形状のものを示してい るが、弁棒9は突起13’までの高さがあれば十分であるので、二股の部分及び その部分を案内する案内片10を省略することができる。このようにすると蓋カ バー21の高さを一層低くすることができる。
【0025】 次に、図3及び図4に示す第2実施例は、前記の第2の手段に係るハンドポッ トの蓋であり、基本的な構造は第1実施例のものと同一であるので、同一部分に は同一符号を付して示すにとどめその説明を省略する。
【0026】 相違する点は、弁棒9の二股部分の上端につば18を形成し、そのつば18と 案内片10との間にコイルばね19を介在した点である。案内片10の上端はカ ム軸12より高い位置にあるので、カム軸12はコイルばね19と干渉すること なく、案内片10相互間及び弁棒9の割れ溝9’をスライド自在に通過する。
【0027】
【考案の効果】
以上のように、この出願に係る第1の手段に係るハンドポットの蓋は、弁体を 上向きに付勢するコイルばねを弁体と内蓋との間に介在させるようにしたので、 弁棒の部分にコイルばねが存在しない。このため、カム軸の傾斜カム面部分の高 さが弁開閉装置の機構軸の高さと大差のないものとなるので、カム軸を小形化で きる効果がある。
【0028】 また、カム軸により上位に突出する部分が低くなるので蓋カバーの高さ、即ち ポット全体の高さを低くすることができる。また、内蓋は従来からハンドポット の蓋に設けられており、それをばね受けとして利用するものであるから、部品点 数の増加はなく、また従来弁棒に設けられていたばね受け部材を省略できる利点 もある。
【0029】 更に、第2の手段に係るハンドポットの蓋は、弁体に設けた突起が弁室の上壁 から弁体の略作動量だけ突出しているのみであるので、これに接触するカム軸の 傾斜カム面部分の高さが弁開閉装置の機構軸の高さと大差のないものとなる。従 って、この場合もカム軸を小形化でき、またポット全体の高さを低くすることが できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の一部省略断面図
【図2】同上の一部切欠分解斜視図
【図3】第2実施例の一部省略断面図
【図4】図3の一部拡大斜視図
【図5】従来例の一部省略断面図
【符号の説明】
A 蓋 1 胴 2 肩体 3 蓋本体 4 液通路 5 吐出口 6 弁室 6’ 案内部 7 弁座 8 弁体 8’ ボス部 9 弁棒 9’ 割れ溝 10 案内片 11 パッキン 12 カム軸 13 傾斜カム面 13’ 突起 14 ハンドル 15 弁開閉装置 16 機構軸 17 コイルばね 18 つば 19 コイルばね 20 内蓋 21 蓋カバー 22 プッシュボタン 23 凹所 24 バンドヒータ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋本体にハンドポットの吐出口に通じた
    液通路を設け、その液通路を開閉する弁体を上下動自在
    に取付けると共に弁開閉装置を設け、その弁体にこれを
    上向きに付勢して上記液通路を閉塞する弾性部材を付設
    し、上記蓋本体の下面に内蓋を取付けてなるハンドポッ
    トの蓋において、上記弾性部材を弁体と内蓋との間に介
    在させたことを特徴とするハンドポットの蓋。
  2. 【請求項2】 蓋本体にハンドポットの吐出口に通じた
    液通路を設け、その液通路を開閉する弁体を上下動自在
    に取付け、上記弁体と弁開閉装置との間にその弁開閉装
    置によって水平方向にスライドせしめられ、かつ弾性部
    材により閉弁方向に付勢されたカム軸を設けてなるハン
    ドポットの蓋において、上記弁体に略その作動量だけ弁
    室上壁から突出する突起を設け、上記カム軸の傾斜カム
    面をその突起上に接触させたことを特徴とするハンドポ
    ットの蓋。
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