JPH055592Y2 - - Google Patents

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JPH055592Y2
JPH055592Y2 JP1987158977U JP15897787U JPH055592Y2 JP H055592 Y2 JPH055592 Y2 JP H055592Y2 JP 1987158977 U JP1987158977 U JP 1987158977U JP 15897787 U JP15897787 U JP 15897787U JP H055592 Y2 JPH055592 Y2 JP H055592Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、液晶表示装置の電気的特性を検査す
るプローブ装置に関する。
(従来の技術) 近年ではテレビ画面を構成する大型液晶基板
(以下、LCDと略記する)を被検査体とし、この
種のプローブ装置でその電気的特性を検査するも
のがある。
上述した例えばLCDの電気的特性を検査する
場合には、前記プローブカードおよびテスタによ
る電気的特性検査に併せて、このLCDを垂直、
水平方向に走査駆動して画像を表示し、その画像
を目視検査するようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) 上述した目視検査の場合、理想的にはプローブ
装置内を真つ暗にした状態でLCDに画像表示し、
これを目視検査することができれば良いが、実際
にはプローブ装置外部より液晶画面に向かつて光
が入射することとなつてしまう。
この場合、従来は前記LCDを載置固定するス
ピンチヤツクの載置面が金属色のままであるの
で、このスピンチヤツクの載置面によつて入射光
が直接反射するということがあつた。
ここで、LCDに画像を表示するためには、少
なくとも液晶画面の裏側より光をあて、この光の
透過を液晶の駆動によつて制御して画像を表示す
るものであり、特に前述した直接反射が問題とな
るのは、液晶画面の周縁に対応する領域である。
第5図は、LCD9の載置面7において、前記
LCD9の周縁に入射した入射光L1が載置面7
の金属面で反射され、この反射光L2によつて
LCD7の周縁が明るくなる状態を示している。
このように金属面での光の直接反射が生ずる
と、液晶画面周縁が明るくなつてその部分の画像
が見えにくくなり、目視検査上大きな問題となつ
ていた。
そこで、本考案の目的とするところは、上述し
た従来の問題点を解決し、載置面での直接反射光
に起因する液晶表示装置の見にくさを改善し、液
晶表示装置の目視検査を確実に、かつ、容易に実
行することができるプローブ装置を提供すること
にある。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案は、載置台上に液晶表示装置を載置固定
して、液晶表示装置を検査するプローブ装置にお
いて、 前記載置台の載置面のうち、少なくとも前記液
晶表示装置の液晶画面の周縁に対応する領域に、
液晶画面に向かつて入射する光の直接反射光を減
衰する反射光減衰部を形成した構成としている。
(作用) 本考案では、液晶画面の周縁に対応する領域で
あつて、液晶表示装置を載置する載置面上に反射
光減衰部を形成しているので、プローブ装置に入
射する光のうち前記反射光減衰部に入射する光
は、この反射光減衰部で直接反射光を大幅に減衰
することができ、液晶画面の周囲での直接反射が
少なくなるので画面上に表示されたパターンを見
易くすることができる。
尚、この反射光減衰部としては、原理的には入
射光を吸収して直接反射光を減衰するものと、入
射光を乱反射させて直接反射光を減衰するもの等
を挙げることができ、このうちのいずれか一方の
方式、あるいはこの両者の方式を共に採用するこ
とができる。
(実施例) 以下、本考案を液晶表示装置としてのLCDの
特性検査を行なうプローブ装置に適用した一実施
例について、図面を参照して具体的に説明する。
まず、本実施例装置の装置外観について、第4
図A,Bを参照して説明する。
このプローブ装置は、大別してローダ部1、検
査部2、フアイバー収納ボツクス3および光源部
4から構成されている。
前記ローダ部1は、例えば5インチの外形の
LCDを多数間隔を設けて積層して収容したカセ
ツトよりを取り出し、これをプリアライメントし
た後に前記検査部2に受け渡し、検査の終了した
LCDを前記カセツト内に戻し搬送するものであ
る。
尚、このローダ部1の上面には、この装置を稼
動するための情報をキーインするキーボード5が
配置されている。
前記検査部2は、ローダ部1を介して搬送され
てきたLCDをチヤツク上に載置固定し、X,Y
方向およびθ方向にこのチヤツクを駆動制御して
前記LCDをアライメントした後に、このLCDの
電気的特性をプローブカード、センサによつて検
査するものである。尚、この検査部2の上側には
スコープ6が配置され、LCDの位置決め等を目
視観察でき、またLCDの表示画像を目視検査す
るために用いられるようになつている。
この検査部2について、第2図A,Bを参照し
てさらに説明すると、LCDを載置固定する載置
台の一例であるチヤツクの下段テーブルを構成す
るバツクライトユニツト10には、フアイバー取
り付け孔10aがその側面より中心及びその周縁
の計5箇所に向かつて穿設され、各フアイバー取
り付け孔10aの先端には、光出射孔10bが前
記フアイバー取り付け孔10aと連通して設けら
れている。また、このバツクライトユニツト7に
は、その一側面に、フアイバー取り付け板12が
固着されている。
そして、一端を前記フアイバー取り付け孔10
aを介して前記光出射孔10bに臨ませ、その他
端を前記フアイバー取り付け板12に固着した出
射フアイバープローブ20が5本設けられてい
る。
そして、前記5本の出射フアイバープローブ2
0は、前記フアイバー取り付け板12上で結束さ
れ、袋ナツト31を介した入射フアイバープロー
ブ30に連結されるようになつている。
前記入射フアイバープローブ30は、前記フア
イバー収納ボツクス3を介して前記光源部4に導
かれ、その一端より光を入射して前記出射フアイ
バープローブ20に光を伝達するようになつてい
る。
次に、前記フアイバー収納ボツクス3につい
て、第3図を参照して説明する。
このフアイバー収納ボツクス3は、本プローブ
装置本体の例えば背面に形成された開口部50を
介して、装置本体外に導びかれた前記入射フアイ
バープローブ30を、U字状に撓ませて収納し、
前記光源部4に導くものである。
前記入射フアイバープローブ30を撓ませた状
態で収納する筐体41は、前記装置本体の開口部
50と対向する位置に第1の切欠部42を具備
し、この第2の切欠部42を介して入射フアイバ
ープローブ30を筐体41内に導き、この入射フ
アイバープローブ30をこの筐体41内部でU字
状に撓ませ、前記第1の切欠部42を形成した面
と同一面の角部側に形成した第2の切欠部43を
介して光源部4に導くようになつている。
尚、第2の切欠部43の内側には、固定ブロツ
ク44,45が固定されるようになつていて、前
記入射フアイバープローブ30の周囲にシールド
スポンジ32を貼つた部分を、ねじ46の締結に
よつて前記固定ブロツク44,45の間に挾持し
て支持するようになつている。
上述した筐体41は、補強プレート47を介し
て前記装置本体背面側にネジ止め固定され、その
上面をカバー48によつて密閉するようになつて
いる。
次に、前記光源部4について説明すると、この
光源部4の内部構造については図示していない
が、前記入射フアイバープローブ30の光源側金
具(図示せず)をジヨイント可能となつていて、
このフアイバーと対向して光源例えばダイクロイ
ツクミラー付きハロゲンランプを備えている。こ
のランプの調光は、例えばPWM方式によつて0
〜100%の可変が可能であり、そのON,OFFは
例えばメカニカルシヤツターを開閉することで行
なうようにしている。さらに、この光源に例えば
5種類のフイルターを1組としてこれを2組取り
付けることで、最大25段階の調整が可能となつて
いる。
尚、ハロゲンランプの発熱を押さえるために、
例えばフアンによつて強制空冷が可能となつてい
る。
また、この光源部4の駆動は、オート、マニユ
アルいずれであつても良い。オートの場合は、プ
ローブ装置本体より送信されるデータにより前記
シヤツターの開閉およびフイルターの切り換えを
行なう。一方、マニユアル操作の場合は、光源部
4にある光源コントローラのパネルスイツチの操
作によつて、シヤツターの開閉、フイルターの切
り換えを行なえば良い。
次に、本実施例装置の特徴的構成について説明
すると、第1図A,Bに示すように、前記バツク
ライトユニツト10の上側には、LCD9を載置
固定するチヤツク7が設けられている。前記
LCD9は、同図Bに示すように、液晶画面とな
る液晶画面基板9aを、これより面積の大きい電
極基板9b上に積層して構成されている。尚、前
記電極基板の周縁には多数の電極パツドが配列形
成され、この電極パツドにプローブカード等を介
して通電することで、このLCD9の電気的特性
検査及びパターンの目視検査が実行可能となつて
いる。
そして、本実施例では、前記チヤツク7は前記
液晶画面基板9aと対向する領域に、穴又は透明
材等から成る光通過部7aを有し、この光通過部
7aよりも外側の領域(第1図の斜線部分)の載
置面を反射光減衰部8とし、この領域を黒色で形
成している。
次に、作用について説明する。
ローダ部1で、カセツトより一枚のLCD9を
取り出し搬送し、これをプリアライメントした後
に検査部2に受け渡す。検査部2では、この
LCD9をチヤツク7上に例えば真空吸着によつ
て載置固定し、X−Yテーブル機構および回転機
構によつてLCD9のアライメントを実行し、プ
ローブカードに多数配列固定されたプローブ針と
前記LCDの電極とを接触させ、通電によつてこ
のLCD9の電気的特性を検査することになる。
また、前記LCD9の垂直、水平方向の素子を
走査駆動し、これを液晶画面基板9aに所定のパ
ターンを表示し、これを前記マイクロスコープ6
を介して目視検査するようになつている。
この場合、光源部4内のハロゲンランプを点灯
し、メカニカルシヤツターを開口させると、この
ハロゲンランプより発せられた光は、入射フアイ
バープローブ30の一端より入射して伝達される
ことになる。
この入射フアイバープローブ30は、フアイバ
ー収納ボツクス3を介して装置本体内部に導入さ
れ、フアイバー取り付け板12の位置で出射フア
イバープローブ20と接続されているので、この
入射フアイバープローブ30より出射フアイバー
プローブ20に光が伝達されることになる。
しかも、前記出射フアイバープローブ20の出
射端側は、前記バツクライトユニツト10のフア
イバー取り付け孔10aに挿入支持され、この出
射フアイバープローブ20の光出射部である孔2
2aが、バツクライトユニツト10の中心及びそ
の周縁に位置して光出射孔10bと対向するよう
に配置されているので、ハロゲンランプの出射光
は、前記光出射孔10bを介して、LCD9の裏
面を照射することになる。
そして、このようにして出射された光の照度
は、50000LX程度確保でき、光源部4の構成また
はフアイバーの結束径の変更により、これ以上の
照度も可能である。
ここで、通常この種のLCD9は、透明度を有
するので、このようにLCD9の裏面より光を照
射した状態で、液晶素子の垂直、水平走査制御を
実行すると、LCD9の裏面からの光の透過が前
記素子によつて制御され、LCD9の液晶画面基
板9aの画面に所定のパターンを表示することが
でき、このパターンが正常に表示されているか否
かを目視検査することができる。
ところで、このような目視検査を実行する場
合、プローブ装置内が真つ暗であつて、前記バツ
クライトユニツト10からの光のみによつて表示
動作を行なうことができれば理想であるが、外部
よりこのプローブ装置内のLCD9の表面に向か
う光を防止することが事実上困難である。
そして、この入射光が液晶画面基板9aの周囲
で反射されることにより、液晶画面に表示される
パターンが見えにくくなることは前述した通りで
ある。
そこで、本実施例では、前記LCD9の液晶画
面基板9aよりも外側の領域を反射光減衰部8と
し、この領域を黒色に形成してプローブ装置内へ
の光のうちこの反射光減衰部8に入射する光を吸
収し、液晶画面基板9aの周囲で直接反射するこ
とを防止している。
この結果、従来のように液晶画面基板9aの周
囲が金属色をしていたものに比べれば、その領域
での直接反射光を大幅に減衰できる。従つて、第
5図に示すように入射光L1の直接反射によつて
生ずる反射光L2が液晶画面基板9aの周りを明
るくし、画面上のパターンを見えにくくしていた
ことを改善することができ、LCD9の画面に表
示されたパターンを一段と見易くして目視検査を
正確に、かつ、容易に実行することができる。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものでは
なく、本考案の要旨の範囲内で種々の変形実施が
可能である。
上記実施例では、反射光減衰部8として、黒色
に形成して入射光を吸収することにより反射光を
減衰する構成としたが、これに限定されるもので
はなく、入射光の吸収により直接反射光を吸収で
きる黒色に近い色であればよい。
また、反射光減衰部8としては、入射光を吸収
するものに限らず、たとえば入射光の乱反射を促
すように前記領域を凹凸形状例えば梨地状とする
ことも可能である。このように、入射光を乱反射
させることによつても、直接反射光を減衰するこ
とができ、上記実施例と同様に画面上のパターン
を見易くすることが可能となる。そして、凹凸面
を黒色とすれば、両者の作用によつてより一層の
反射光減衰効果があり、液晶画面の見易さが一層
向上する。
尚、このような反射光減衰部8は必ずしも液晶
画面基板9aの外側の載置面全域に形成する必要
はなく、画面周縁での直接反射光を減衰すること
で良いので、この液晶画面基板9aの周縁部のみ
で足りる。
本考案は液晶画面の周囲に対応する載置面を反
射光減衰部8として形成したことが特徴であり、
他の構成例えばバツクライトユニツト10、光フ
アイバー20,30の形状、フアイバー収納ボツ
クス3の内部構造などは一例にすぎず、他の種々
の形状、構造に置き換えて実施できることはいう
までもない。
[考案の効果] 以上の通り本考案のプローブ装置によれば、プ
ローブカードにより液晶基板に通電し、かつ、液
晶画面の裏側より光照射して所定の画像を表示さ
せ、しかも周辺から入射する光の反射光の影響を
受けにくい載置台上にて試験を行うので、効率の
良い試験を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bは液晶表示装置の載置第を示す正
面図、側面図、第2図A,Bは光フアイバーケー
ブルを具備したバツクライトユニツトの平面図、
側面図、第3図はフアイバー収納ボツクスの組み
立て斜視図、第4図A,Bは本考案を適用したプ
ローブ装置の一実施例の外観構成を示す平面図、
側面図、第5図は液晶表示装置の載置面上で直接
反射が生ずるようすを示す従来例の概略説明図で
ある。 2……検査部、3……フアイバー収納ボツク
ス、4……光源部、7……載置台、8……反射光
減衰部、9……液晶表示装置、10……バツクラ
イトユニツト、20,30……光フアイバーケー
ブル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 液晶基板を収納するカセツトを載置するロー
    ダ部と、 前記カセツトより取り出され搬送された前記
    液晶基板を載置面に載置して、X,Y方向およ
    び回転方向に駆動制御してアライメントを行
    い、かつ、前記液晶基板の液晶画面と対向する
    領域に光通過部を有し、前記載置面の少なくと
    も一部の領域に反射光減衰部を形成した載置台
    と、 前記液晶基板の電極に接触し電気的特性を検
    査するプローブ針を設けたプローブカードと、 前記載置台の前記光通過部を介して、前記液
    晶基板を前記液晶画面の裏側より光を照射する
    光源と、 前記液晶基板を前記プローブカードを介して
    走査駆動して前記液晶基板の液晶画面に所定の
    画像を表示させる制御手段と、 を具備することを特徴とするプローブ装置。 2 反射光減衰部は、前記領域を黒色等に着色し
    て光を吸収する構成とした実用新案登録請求の
    範囲第1項記載のプローブ装置。 3 反射光減衰部は、前記領域を凹凸形状として
    光を乱反射させる構成とした実用新案登録請求
    の範囲第1項又は第2項記載のプローブ装置。
JP1987158977U 1987-10-17 1987-10-17 Expired - Lifetime JPH055592Y2 (ja)

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JPH0164683U JPH0164683U (ja) 1989-04-25
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5895777A (ja) * 1981-12-03 1983-06-07 旭硝子株式会社 受光型表示装置
JPS6054116B2 (ja) * 1978-05-11 1985-11-28 河瀬鉄工株式会社 ふるい及びその製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6054116B2 (ja) * 1978-05-11 1985-11-28 河瀬鉄工株式会社 ふるい及びその製造方法
JPS5895777A (ja) * 1981-12-03 1983-06-07 旭硝子株式会社 受光型表示装置

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