JPH0555830A - 発振回路装置 - Google Patents
発振回路装置Info
- Publication number
- JPH0555830A JPH0555830A JP21500491A JP21500491A JPH0555830A JP H0555830 A JPH0555830 A JP H0555830A JP 21500491 A JP21500491 A JP 21500491A JP 21500491 A JP21500491 A JP 21500491A JP H0555830 A JPH0555830 A JP H0555830A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oscillation
- circuit device
- voltage
- circuit
- control signal
- Prior art date
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- Pending
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- Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ON/OFF機能を有する発振回路装置にお
いて、発振開始までの時間を短くする。 【構成】 ON/OFF制御信号入力4のOFFからO
Nへの切り換え時に、パルスを発生させる微分パルス発
生回路12と、この微分パルス発生回路12により制御
され、発振入力端子6の電圧を発振用のインバータ素子
2の入力スレッシュホールド電圧付近に急速に設定する
電圧供給回路19を備えたことを特徴としている。
いて、発振開始までの時間を短くする。 【構成】 ON/OFF制御信号入力4のOFFからO
Nへの切り換え時に、パルスを発生させる微分パルス発
生回路12と、この微分パルス発生回路12により制御
され、発振入力端子6の電圧を発振用のインバータ素子
2の入力スレッシュホールド電圧付近に急速に設定する
電圧供給回路19を備えたことを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ON/OFF制御信号
により発振動作が制御される発振回路装置に関するもの
である。
により発振動作が制御される発振回路装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図2,図3はON/OFF制御信号によ
り発振動作が制御される発振回路装置の従来例を示す図
である。図2,図3において、1は発振回路装置、3は
帰還抵抗、4はON/OFF制御信号入力、6は発振入
力端子、7は発振出力端子、8は発振子、9は第1の共
振用コンデンサ、10は第2の共振用コンデンサであ
る。
り発振動作が制御される発振回路装置の従来例を示す図
である。図2,図3において、1は発振回路装置、3は
帰還抵抗、4はON/OFF制御信号入力、6は発振入
力端子、7は発振出力端子、8は発振子、9は第1の共
振用コンデンサ、10は第2の共振用コンデンサであ
る。
【0003】また、図2における2はインバータ素子、
5はON/OFF制御用トランジスタである。さらに、
図3における11はナンドゲート素子である。
5はON/OFF制御用トランジスタである。さらに、
図3における11はナンドゲート素子である。
【0004】図2について、その動作を説明する。通
常、ON/OFF制御用トランジスタ5は“OFF”状
態となるようにON/OFF制御信号入力4が“L”状
態に設定されており、このとき、インバータ素子2は発
振している。次に、ON/OFF制御信号入力4が
“H”状態に設定されると、ON/OFF制御用トラン
ジスタ5が“ON”状態となり、インバータ素子2の入
力を“L”状態に引っ張るため、インバータ素子2は発
振を停止する。
常、ON/OFF制御用トランジスタ5は“OFF”状
態となるようにON/OFF制御信号入力4が“L”状
態に設定されており、このとき、インバータ素子2は発
振している。次に、ON/OFF制御信号入力4が
“H”状態に設定されると、ON/OFF制御用トラン
ジスタ5が“ON”状態となり、インバータ素子2の入
力を“L”状態に引っ張るため、インバータ素子2は発
振を停止する。
【0005】また、図3については、ON/OFF制御
信号入力4が“H”状態のとき、ナンドゲート素子11
は発振する。ON/OFF制御信号入力4を“L”状態
にすると、ナンドゲート素子11の出力は“H”状態に
固定され、発振が停止する。
信号入力4が“H”状態のとき、ナンドゲート素子11
は発振する。ON/OFF制御信号入力4を“L”状態
にすると、ナンドゲート素子11の出力は“H”状態に
固定され、発振が停止する。
【0006】以上のように、ON/OFF制御信号入力
4により、発振回路装置1の発振動作のON/OFFを
制御するようにしたものであり、不必要なときに発振を
止め、スタンバイモードとなるようなマイコン等の原発
振クロック供給回路によく使用されている。
4により、発振回路装置1の発振動作のON/OFFを
制御するようにしたものであり、不必要なときに発振を
止め、スタンバイモードとなるようなマイコン等の原発
振クロック供給回路によく使用されている。
【0007】発振停止時から発振状態にする場合を考え
る。発振停止時には、発振入力端子6が“L”状態(図
2の場合)もしくは“H”状態(図3の場合)に固定さ
れる。ON/OFF制御信号入力4により、図2の場合
には、ON/OFF制御用トランジスタ5が“OFF”
状態となり、帰還抵抗3により発振入力端子6が充電さ
れてゆき、発振入力端子6の電位がインバータ素子2の
入力スレッシュホールド電圧付近になると発振が開始す
る。図3の場合も同様に考えられ、帰還抵抗3により発
振入力端子6が“H”状態から放電してゆき、ナンドゲ
ート素子11の入力スレッシュホールド電圧付近になる
と発振を開始する。
る。発振停止時には、発振入力端子6が“L”状態(図
2の場合)もしくは“H”状態(図3の場合)に固定さ
れる。ON/OFF制御信号入力4により、図2の場合
には、ON/OFF制御用トランジスタ5が“OFF”
状態となり、帰還抵抗3により発振入力端子6が充電さ
れてゆき、発振入力端子6の電位がインバータ素子2の
入力スレッシュホールド電圧付近になると発振が開始す
る。図3の場合も同様に考えられ、帰還抵抗3により発
振入力端子6が“H”状態から放電してゆき、ナンドゲ
ート素子11の入力スレッシュホールド電圧付近になる
と発振を開始する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の発振回路装置は
以上のように構成されているので、発振入力端子6が帰
還抵抗3によって充電もしくは放電されて入力スレッシ
ュホールド電圧付近にならなければ発振が開始しない。
帰還抵抗3は、通常、数MΩと高抵抗であるので、入力
スレッシュホールド電圧に達するまで時間がかかり、発
振を早く開始させたいときに問題があった。
以上のように構成されているので、発振入力端子6が帰
還抵抗3によって充電もしくは放電されて入力スレッシ
ュホールド電圧付近にならなければ発振が開始しない。
帰還抵抗3は、通常、数MΩと高抵抗であるので、入力
スレッシュホールド電圧に達するまで時間がかかり、発
振を早く開始させたいときに問題があった。
【0009】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、発振開始までの時間を短縮でき
るとともに、通常の発振安定時の動作には何ら影響を与
えることがない発振回路装置を得ることを目的とする。
ためになされたもので、発振開始までの時間を短縮でき
るとともに、通常の発振安定時の動作には何ら影響を与
えることがない発振回路装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る発振回路装
置は、発振開始時に一時的に微分パルス発生回路からの
微分パルスにより動作する電圧供給回路により、発振入
力端子の電圧を強制的に急速に入力スレッシュホールド
電圧付近に設定する構成としたものである。
置は、発振開始時に一時的に微分パルス発生回路からの
微分パルスにより動作する電圧供給回路により、発振入
力端子の電圧を強制的に急速に入力スレッシュホールド
電圧付近に設定する構成としたものである。
【0011】
【作用】本発明においては、電圧供給回路がON/OF
F制御信号入力の発振OFFからONへの切り換え点で
のみ、一瞬動作して電圧供給を行い、発振回路装置の発
振開始を早め、その後は非動作状態となっているので、
通常の発振動作には何ら支障を与えない。
F制御信号入力の発振OFFからONへの切り換え点で
のみ、一瞬動作して電圧供給を行い、発振回路装置の発
振開始を早め、その後は非動作状態となっているので、
通常の発振動作には何ら支障を与えない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1について説明
する。図1において、1〜10は図2に示した従来の発
振回路装置と同一の構成部分である。また、12は微分
パルス発生回路であり、ON/OFF制御信号入力4の
OFFからONへの切り換え時のみパルスを発生させ
る。13は電源供給端子、14はPチャネルトランジス
タ、15,16は抵抗、17はNチャネルトランジス
タ、18はインバータであり、これら13〜18によっ
て電圧供給回路19を構成している。
する。図1において、1〜10は図2に示した従来の発
振回路装置と同一の構成部分である。また、12は微分
パルス発生回路であり、ON/OFF制御信号入力4の
OFFからONへの切り換え時のみパルスを発生させ
る。13は電源供給端子、14はPチャネルトランジス
タ、15,16は抵抗、17はNチャネルトランジス
タ、18はインバータであり、これら13〜18によっ
て電圧供給回路19を構成している。
【0013】図1において、まず、発振停止状態を考え
る。このとき、ON/OFF制御信号入力4は、“H”
状態となっており、ON/OFF制御用トランジスタ5
は“ON”状態であり、発振入力端子6は“L”状態と
なっている。電圧供給回路19はPチャネルトランジス
タ14およびNチャネルトランジスタ17がオフしてお
り動作していない。
る。このとき、ON/OFF制御信号入力4は、“H”
状態となっており、ON/OFF制御用トランジスタ5
は“ON”状態であり、発振入力端子6は“L”状態と
なっている。電圧供給回路19はPチャネルトランジス
タ14およびNチャネルトランジスタ17がオフしてお
り動作していない。
【0014】次に、上記の発振停止状態から発振開始さ
せる場合について説明する。まず、ON/OFF制御信
号入力4が“H”状態から“L”状態となり、ON/O
FF制御用トランジスタ5が“ON”状態から“OF
F”状態に変化する。同時に、微分パルス発生回路12
により生成された微分パルスが電圧供給回路19に与え
られ、Pチャネルトランジスタ14,Nチャネルトラン
ジスタ17が“ON”状態となる。これにより、抵抗1
5および16にて抵抗分圧された電圧が発振入力端子6
に与えられる。抵抗15,16の値は、帰還抵抗3の値
よりもはるかに小さな値(例えば数KΩ)に設定してい
るので、発振入力端子6の電圧は従来に比べてはるかに
早く所定の電圧であるインバータ素子2の入力スレッシ
ュホールド電圧に設定される。微分パルス発生回路12
より発生される微分パルスの幅は、電圧供給回路19に
より発振入力端子6が入力スレッシュホールド電圧付近
まで充電するのに十分な時間に設定しておき、その後
は、電圧供給回路19をOFFするように働く。電圧供
給回路19がOFFすると発振が開始するが、既に発振
入力端子6の電圧がインバタータ素子2の入力スレッシ
ュホールド電圧付近となっているので、即座に発振が始
まる。
せる場合について説明する。まず、ON/OFF制御信
号入力4が“H”状態から“L”状態となり、ON/O
FF制御用トランジスタ5が“ON”状態から“OF
F”状態に変化する。同時に、微分パルス発生回路12
により生成された微分パルスが電圧供給回路19に与え
られ、Pチャネルトランジスタ14,Nチャネルトラン
ジスタ17が“ON”状態となる。これにより、抵抗1
5および16にて抵抗分圧された電圧が発振入力端子6
に与えられる。抵抗15,16の値は、帰還抵抗3の値
よりもはるかに小さな値(例えば数KΩ)に設定してい
るので、発振入力端子6の電圧は従来に比べてはるかに
早く所定の電圧であるインバータ素子2の入力スレッシ
ュホールド電圧に設定される。微分パルス発生回路12
より発生される微分パルスの幅は、電圧供給回路19に
より発振入力端子6が入力スレッシュホールド電圧付近
まで充電するのに十分な時間に設定しておき、その後
は、電圧供給回路19をOFFするように働く。電圧供
給回路19がOFFすると発振が開始するが、既に発振
入力端子6の電圧がインバタータ素子2の入力スレッシ
ュホールド電圧付近となっているので、即座に発振が始
まる。
【0015】インバータ素子2およびON/OFF制御
用トランジスタ5を図3の従来例に示すナンドゲート素
子11に置き換えても同様に与えることができる。ま
た、ナンドゲートをNORゲートなどに置き換えてもよ
い。本実施例では、電圧供給回路19を抵抗分圧とトラ
ンジスタスイッチで構成しているが、入力スレッシュホ
ールド電圧付近の電圧をオペアンプなどで発生させてお
くことにより、より一層、充電時間を短縮でき、発振の
立ち上がり特性をよくすることができる。
用トランジスタ5を図3の従来例に示すナンドゲート素
子11に置き換えても同様に与えることができる。ま
た、ナンドゲートをNORゲートなどに置き換えてもよ
い。本実施例では、電圧供給回路19を抵抗分圧とトラ
ンジスタスイッチで構成しているが、入力スレッシュホ
ールド電圧付近の電圧をオペアンプなどで発生させてお
くことにより、より一層、充電時間を短縮でき、発振の
立ち上がり特性をよくすることができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ON/
OFF制御信号のOFFからONへの切り換え時に微分
パルスを発生させる微分パルス発生回路と、この微分パ
ルス発生回路により制御され、発振回路装置の発振動作
の開始を早める電圧供給回路とを有するので、発振OF
FからON時の一瞬のみ動作する電圧供給回路により、
定常時の発振特性には一切影響を与えることなく、発振
を急速に立ち上げることができる。
OFF制御信号のOFFからONへの切り換え時に微分
パルスを発生させる微分パルス発生回路と、この微分パ
ルス発生回路により制御され、発振回路装置の発振動作
の開始を早める電圧供給回路とを有するので、発振OF
FからON時の一瞬のみ動作する電圧供給回路により、
定常時の発振特性には一切影響を与えることなく、発振
を急速に立ち上げることができる。
【図1】本発明による発振回路装置の一実施例を示す回
路図である。
路図である。
【図2】従来の発振回路装置の一例を示す回路図であ
る。
る。
【図3】従来の発振回路装置の他の例を示す回路図であ
る。
る。
1 発振回路装置 2 インバータ素子 3 帰還抵抗 4 ON/OFF制御信号入力 5 ON/OFF制御用トランジスタ 6 発振入力端子 7 発振出力端子 8 発振子 9 第1の共振用コンデンサ 10 第2の共振用コンデンサ 11 ナンドゲート素子 12 微分パルス発生回路 13 電源供給端子 14 Pチャネルトランジスタ 15 抵抗 16 抵抗 17 Nチャネルトランジスタ 18 インバータ 19 電圧供給回路
Claims (1)
- 【請求項1】ON/OFF制御信号により動作を開始ま
たは停止せしめられる発振回路装置において、前記ON
/OFF制御信号のOFFからONへの切り換え時に微
分パルスを発生させる微分パルス発生回路と、この微分
パルス発生回路により制御され、前記発振回路装置の発
振動作の開始を早める電圧供給回路とを有することを特
徴とする発振回路装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21500491A JPH0555830A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 発振回路装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21500491A JPH0555830A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 発振回路装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0555830A true JPH0555830A (ja) | 1993-03-05 |
Family
ID=16665116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21500491A Pending JPH0555830A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 発振回路装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0555830A (ja) |
-
1991
- 1991-08-27 JP JP21500491A patent/JPH0555830A/ja active Pending
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