JPH0555671B2 - - Google Patents

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JPH0555671B2
JPH0555671B2 JP22427585A JP22427585A JPH0555671B2 JP H0555671 B2 JPH0555671 B2 JP H0555671B2 JP 22427585 A JP22427585 A JP 22427585A JP 22427585 A JP22427585 A JP 22427585A JP H0555671 B2 JPH0555671 B2 JP H0555671B2
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JP
Japan
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exterior material
locking
architectural exterior
architectural
piece
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Kazuo Saito
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Chuo Kk
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、金属板を成形した長尺の建築用外
装材を用いて、連続接続し構成する横張りの壁構
造の、雨仕舞性能と施工性及び耐久性を向上さ
せ、そして美観を向上させた、建築用外装材の切
断端部の接続部構造に関するものである。
従来の技術 従来の横張りの建築用外装材の切断端部の接続
部構造には、第3図に示す、横断面がT字状の水
切り部材8を単独で使用する接続部構造や、第4
図に示す、横断面がH字状のHジヨイナー16を
使用する接続部構造がある。
第3図に示す、横断面がT字状の水切り部材8
を単独で使用する接続部構造の施工は次の様にす
る。まず、柱17に水切り部材8の釘打ち片25
を釘18aで固定し、次にその固定された水切り
部材8の突起部10の両側に建築用外装材2の切
断端部6を添わし、そして釘18bで該建築用外
装材2の固定片24を固定して、該建築用外装材
2を装着する。
また、第4図に示す、前記横断面がH字状のH
ジヨイナー16を使用する接続部構造の施工は次
の様にする。まず、柱17にHジヨイナー16の
釘打ち片25を釘18aで固定し、次にその固定
されたHジヨイナー16の釘打ち片25と先端カ
バー片20との間に前記建築用外装材2の切断端
部6を挿入し該Hジヨイナー16の突起部10の
両側に切断端部6を添わし、そして釘18bで該
建築用外装材2の固定片24を固定して、該建築
用外装材2を装着する。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、このような接続部構造では、該
接続部7の隙間から雨水が入るために、該接続部
7の隙間にコーキング材19を充填するが、その
関係で従来の接続部構造には様々の問題が発生す
る。
たとえば、横断面がT字状の水切り部材8を単
独で使用する接続部構造では、通常、建築用外装
材2の壁面への装着完了後に、接続部7の水切り
部材8の突起部10の先端と、その両側の建築用
外装材2間の隙間にコーキング材19を充填する
が、表面に汚れが付き易いコーキング材19が壁
表面に現れるので、接続部7の美観を損なう。
また、コーキング材19が外気や直射日光に曝
されるため、コーキング材19が劣化し数年毎に
補修する必要がある。
また、横断面がH字状のHジヨイナー16を使
用する接続部構造では、コーキング材19aを突
起部10と建築用外装材2の切断端部6との間に
充填する為には、該切断端部6にコーキング材1
9aをあらかじめ塗布しておき施工する必要があ
るが、連続的にコーキング材19aを塗布出来な
いので施工手間がかかり、そして隙間なく確実に
コーキング材19aを充填する事が困難である。
また、第13図に示す様にHジヨイナー16を
2本施工した間に建築用外装材2を施工する様な
場合、Hジヨイナー16に先端カバー片20が有
るので、次の様にして施工する必要がある。
片側のHジヨイナー16の突起部10に建築用
外装材2の切断端部6を合わせ、他方のHジヨイ
ナー16の先端カバー片20の先端部23に合わ
せて、建築用外装材2を切断する。
そして、第13図aに示す様に、該建築用外装
材2の一方の切断端部6を、片側のHジヨイナー
16の釘打ち片25と先端カバー片20間に差し
込み、Hジヨイナー16の突起部10に押しつけ
て、該建築用外装材2の他方の切断端部6を押し
て他方のHジヨイナー16の釘打ち片25にあて
る。
次に、第13図bに示す様に、該建築用外装材
2を後者のHジヨイナー16の方へずらし、該建
築用外装材2が両Hジヨイナー16の先端カバー
片20にかかる様にして、釘18で該建築用外装
材2の固定片24を固定し施工する。
前記の施工方法のために、両Hジヨイナー16
の突起部10と、建築用外装材2の切断端部6と
の間に、隙間が出来て、その間にコーキング材1
9aを充填するのは実用上不可能である。
また、建築用外装材2の壁面への装着後にコー
キング材19bを充填する場合は、Hジヨイナー
16の先端カバー片20の先端部23と建築用外
装材2との隙間にコーキング材19bを充填する
のであるが、該隙間が大きくコーキング材19b
が多量必要である。
そして、コーキング材19bが壁表面に現れ
て、前記横断面がT字状の水切り部材8を単独で
使用する場合と同じ、美観とコーキング材劣化の
問題が残る。
この発明は、従来の物が持つ、以上の様な問題
点を解消させ、雨仕舞性能と施工性及び耐久性を
向上させ、そして美観を向上させた、建築用外装
材の切断端部の接続部構造を提供するものであ
る。
問題点を解決する為の手段 この目的を達成する為に、この発明による建築
用外装材の切断端部の接続部構造は、建築用外装
材2、水切り部材8、カバー部材12、及び係止
部材14を使用し、それらの部材は次の様な構成
としている。
着色亜鉛鉄板等の金属板1を成形した長尺の建
築用外装材2において、前記金属板1により前面
基部3を形成し、該前面基部3の1側部に嵌合部
4を設けて、前記前面基部3の他側部に前記金属
板1を折り返して差込片5を形成し、そしてさら
に折り返し差込片5の先端より外側に延ばして固
定片24を形成する。
そして、固定された建築用外装材2の差込片5
に他の建築用外装材2の嵌合部4を接合し、後者
の建築用外装材2の固定片24を固定する、前記
の行為を繰り返して、連続接合されしかも固定さ
れた建築用外装材2によつて横張りの壁面を構成
する事を可能にする。
長尺の水切り部材8は、U字形に折り返された
突起部10の両端をそれぞれ直角に外側に折曲げ
て釘打ち片25を形成して、横断面がT字形をし
ている。
長尺のカバー部材12は、前面の平坦面の両端
を裏側に折曲げて係止片28を形成している。
係止部材14は、前記建築用外装材2の差込片
5に係合する係合片9を持ち、また前記水切り部
材8の突起部10に添う溝部11を持ち、そして
前記カバー部材12の係止片28と弾性変形を利
用して係止する係止端13を形成している。
上記各部材を使用するこの発明の建築用外装材
2の接続部7の施工は、次の様にする。
まず柱17に水切り部材8の釘打ち片25を釘
18aで固定する。
次に、前記の固定された水切り部材8の突起部
10の両側部に、前記建築用外装材2の切断端部
6を添わして、該建築用外装材2の固定片24を
釘18bで柱17に固定する。
そして、係止部材14の溝部11を前記水切り
部材8の突起部10に添わして、該突起部10上
を滑らせて該係止部材14の係合片9を、該建築
用外装材2の差込片5の先端に係合させる。
そして、前記係止部材14の係合片9を前記差
込片5の先端に係合させたまま、該差込片5に他
の建築用外装材2の嵌合部4を接合させて、該建
築用外装材2の固定片24を釘18bで固定す
る。
上記の行為を繰り返して、連続接合されしかも
固定された建築用外装材2による横張りの壁面を
構成すると共に、該壁面を構成する建築用外装材
2の切断端部6の接続部7に、直線状に複数個の
係止部剤14を固定する。
その後、前記接続部7の水切り部材8の突起部
10の先端と、その両側の建築用外装材2間の隙
間にコーキング材19を充填する。
そして、壁面の施工の最終段階で、壁面に直線
状に固定された複数個の係止部材14の係止端1
3に、カバー部材12の係止片28を被せて押し
付けると、該係止端13、該カバー部材12ある
いはその両方が弾性変形し、該係止端13が該カ
バー部材12により嵌合される。
作 用 この様に構成された、この発明の建築用外装材
の接続部構造においては、次の各作用を利用す
る。
柱17に固定された水切り部材8の突起部10
に、係止部材14の溝部11を添わするので、複
数個の係止部材14がそれぞれの向きが揃つて直
線状に自動的に並ぶ。
そして、建築用外装材2の差込片5の先端に、
係止部材14の係合片9を係合させたまま、該差
込片5に他の建築用外装材2の嵌合部4を接合さ
せ、後者の建築用外装材2の固定片24を釘18
bで固定するので、係止部材14の係合片9の固
定が、前者の建築用外装材2の差込片5の先端と
後者の建築用外装材2の嵌合部4とにより該係止
部材14の係合片9が挟まれる事と、両者の建築
用外装材2の固定によつて間接的に行われる。
そして、前記係止部材14の係止端13の、あ
るいは前記カバー部材12の、またあるいはその
両者の弾性変形を利用して、前記係止部材14の
係止端13に前記カバー部材12を係止可能にす
る。
また、前記係止部材14の係止端13に前記カ
バー部材12を前記弾性変形により発生する摩擦
力、あるいは復元力等を利用して固定する。
実施例 この発明の建築用外装材の接続部構造の実施例
を、図面を参照しながら説明する。
第1図、第2図a、第5図、第8図a、及び第
9図は、この発明の建築用外装材の接続部構造の
一実施例を示すものである。
第2図aに示す、この発明に使用される長尺の
建築用外装材2は、着色亜鉛鉄板等の金属板1を
成形しほぼ平坦な前面基部3を形成し、その裏面
に硬質発泡ウレタン等の裏打ち材26を充填し、
該裏打ち材26の裏面に裏面材27を張り合せ、
前記前面基部3の1側部をコの字形に裏面側に折
曲げ、さらに裏面側へU字形に折り返して嵌合部
4を設けると共に、該前面基部3の他側部をクラ
ウン状に裏面側に折曲げ、その先端をU字形に裏
面側に折り返して差込片5を形成し、そしてさら
にU字形に裏面側に折り返して、差込片5の先端
より外側に延ばした固定片24を形成する。
また他の金属板1を成形した長尺の水切り部材
8は、U字形に折り返された突起部10を形成
し、該突起部10の両端をそれぞれ直角に外側に
折曲げて釘打ち片25を形成して、横断面がT字
形に成形される。
そして、第9図に示す係止部材14は、2枚の
金属板1a,1bを成形して、その両者を接合す
る。矩形の金属板1aはその1端部にU字形に切
り欠きを入れて、その切り欠きを入れた端部をU
字形に裏側に折曲げて係合片9を形成し、前記の
U字形に入れた切り欠きの途中からクランク状に
表側に折曲げ、前記のU字形に入れた切り欠きを
溝部11としている。また、矩形の金属板1bの
両側端をU字形に表側に折曲げて係止端13を形
成している。そして、該金属板1bの裏面に、前
記金属板1aの係合片9と反対側の端部を、前記
金属板1bの係止端13と、前記金属板1aの係
止片9と反対側の端部が直角になるように、スポ
ツト熔接で接合している。
また、第5図にその施工状態を示す、別の金属
板1を成形した、長尺のカバー部材12は、コの
字形に裏側に折曲げた両端をさらにナス形に内側
に折り返して、両端に係止片28を形成する。
上記の各部材を使用する、この発明の建築用外
装材の接続部構造の実施例の施工は、次の様にす
る。
まず、柱17に水切り部材8の釘打ち片25
を、釘18aで固定する。
次に、前記の固定された水切り部材8の突起部
10の両側部に、前記建築用外装材2の切断端部
6を添わして、左右の建築用外装材2の差込片5
の先端を直線状に並べて、両者の建築用外装材2
の固定片24を釘18bで柱17に固定する。
そして、係止部材14の溝部11を前記水切り
部材8の突起部10にまたがせながら、該突起部
10上を滑らせて該係止部材14の係合片9を、
該建築用外装材2の差込片5の先端に係合させ
る。
そして、前記係止部材14の係合片9を前記差
込片5の先端に係合させたまま、該差込片5に他
の建築用外装材2の嵌合部4を接合させて、該建
築用外装材2の固定片24を釘18bで固定す
る。
上記の行為を繰り返して、連続接合されしかも
固定された建築用外装材2による横張りの壁面を
構成すると共に、該壁面を構成する建築用外装材
2の切断端部6の接続部7に、直線状に複数個の
係止部材14を固定する。
その後、前記接続部7の水切り部材8の突起部
10の先端と、その両側の建築用外装材2間の隙
間にコーキング材19を充填する。
そして、第8図aに示す様に、壁面の施工の最
終段階で、該壁面に直接状に固定された複数個の
係止部材14の係止端13に、カバー部材12の
係止片28を被せて押し付けると、該係止端13
に該係止片28が押されて、該カバー部材12が
弾性変形し係止片28が開き嵌合可能になり、さ
らに該カバー部材12を押し付けると、該係止端
13から該係止片28が外れて、該係止片28が
窄まり、該係止端13が該カバー部材12により
第5図bに示す様に嵌合される。
第10図は、この発明の他の実施例に使用され
る係止部材14を示すものであり、該係止部材1
4は前記実施例の第9図に示す係止部材14の、
係止端13を持つ矩形の金属板1aが、細い矩形
の金属板1aを成形したものであり、両側端をU
字形に表側に折曲げて係止端13を形成している
矩形の金属板1bの片側に寄つて、スポツト熔接
で接合されている。この実施例に使用されるその
他の部材は、前記の実施例に使用される物と同じ
である。
この実施例の施工方法は、前記の実施例の施工
方法とほぼ同様であるが、建築用外装材2の接続
部7に使用される各係止部材14の溝部11を、
水切り部材8の突起部10の同一の1側部に添わ
しながら、上方から滑らせて該係止部材14の係
合片9を、建築用外装材2の差込片5の先端に係
合させる事に特徴がある。
第2図b、第6図、第8図b、及び第11図は
この発明のさらに他の実施例を示すものである。
第2図bに示す、この実施例に使用される建築
用外装材2は、建築用外装材2の差込片5の前面
基部3側の長さが、嵌合部4の長さより長く、該
建築用外装材2と他の建築用外装材2を接合した
時に、前面基部3と他の前面基部3との曲に目地
溝部15を構成する。
また、第11図に示す、この実施例に使用され
る係止部材14は、金属板1をU字形に折曲げた
溝部11の両端を直角に左右に折曲げて広げ、さ
らにその両端を直角に溝部11の隆起方向である
表側に折曲げて、さらに直角に左右に折曲げて広
げ、さらにU字形に表側に折り返して係止端13
を形成し、また左右の係止端13の直角に折曲げ
られた付け根と、溝部11の直角に折曲げられた
付け根との感の金属板1を上方に延ばして、その
延長した左右の金属板1の先端をU字形に裏側に
折曲げて係合片9を形成している。
また、第6図にその施工状態を示す、別の金属
板1を成形した、長尺のカバー部材12は、前記
の実施例と同じ形状のカバー部材12である。
この実施例の施工方法は、前記の第一番目に取
り上げた実施例の施工方向とほぼ同様であるが、
第8図bに示す様に、壁面に直線状に固定された
複数個の係止端13に、カバー部材12の係止片
28を被せて押し付けると、該カバー部材12の
係止片28により、該係止端13の先端が押され
て窄まり嵌合可能になり、そのまま押すと係止片
28から該係止端13の先端が外れて該係止端1
3が広がり、該係止端13の先端が該カバー部材
12により第6図bに示すように嵌合される事に
特徴がある。
第7図、第8図c、及び第12図はこの発明の
さらにその他の実施例を示すものである。
この実施例に使用される建築用外装材2は、前
面基部3と他の前面基部3との間に目地溝部15
を構成する、第2図bに示す、前記実施例に使用
されると同じ建築用外装材2である。
そして、第12図に示す様に、この実施例に使
用される係止部材14は、第11図に示す前記の
実施例に使用される係止部材14の係止端13
が、その先端部を左右に鋭角的に折曲げられた返
り部21を持つ係止端13になつた、係止部材1
4である。
また、第7図にその施工状態を示す、別の金属
板1を成形した、この実施例に使用される長尺の
カバー部材12は、前面の平坦な面の両端をくの
字形に裏側に折曲げて、さらにその両端をくの字
形に裏側に折曲げて、またその両端を鋭角的に内
側に折り返して、係止片28とその先端に返り爪
22を形成している。
この実施例の施工方法は、前記の第一番目に取
り上げた実施例の施工方法とほぼ同様であるが、
第8図cに示す様に、壁面に直線状に固定された
係止端13に、カバー部材12の係止片28の先
端の返り爪22を被せて押し付けると、該カバー
部材12の係止片28の先端の返り爪22によ
り、前記係止端13の先端の返り部21が押され
て、前記係止端13が窄まり嵌合可能になり、そ
のまま押すと該返り爪22から該返り部21が外
れて該係止端13が広がつて、第7図bに示す様
に、該カバー部材12により該係止端13の先端
の返り部21が嵌合され事に特徴がある。
また、この実施例で施工後の係止部材14の係
止端13からカバー部材12を外す場合は、金属
の薄板等を壁面の接続部7の建築用外装材2の前
面基部3カバー部材12の隙間に入れて、該金属
の薄板等で係止端13を押してその先端の返り部
21を窄めて、カバー部材12を外せる。
発明の効果 この様に構成された、建築様外装材の接続部構
造には、建築様外装材2の固定と同時に係止部材
14の固定がなされ、釘18等で係止部材14を
直接固定する必要が無く、釘打ち作業の失敗で建
築用外装材2を傷付ける危険性が無い。
また、水切り部材8の突起部10に係止部材1
4の溝部11が添つたまま、係止部材14の固定
が行われる為、係止部材14の係止端13を前記
建築用外装材2の構成する壁面に、特別に定規等
を当てて施工する必要が無く容易に、直線状に固
定される。
そして、前記建築用外装材2を施工後に水切り
部材8の突起部10の先端と、その両側の建築用
外装材2間にコーキング材19を充填する事が可
能になる。
その後、前記係止部材14の係止端13に前記
カバー部材12を弾性変形を利用して係止する。
その為に、カバー部材12により建築用外装材2
の切断端部6の接続部7の全体をカバーするの
で、該接続部7の雨仕舞性能が上がる。そして、
前記接続部7の水切り部材8の突起部10の先端
と、その両側の建築用外装材2間の隙間に充填さ
れたコーキング材19が、カバー部材12により
カバーされるので、外気と直射日光に曝される事
が無くなる為、該コーキング材19の劣化が防止
され耐久性が向上する。さらに、表面に汚れが付
き易いコーキング材19が壁表面に現れる事がな
くなり、その為に美観を損なう事が無い。
また、2本の水切り部材8を施工した間に建築
用外装材2を施工する場合、前記水切り部材8間
の長さに合わせて建築用外装材2を切断して施工
すれば、該建築用外装材2の切断端部6と前記水
切り部材8との間に隙間無く施工する事が可能で
ある。その為、雨仕舞性能が向上し、またコーキ
ング材19の必要量が少なくなる。
また、第10図に示す係止部材14を使用する
実施例の施工では、前記の固定された水切り部材
8の突起部10の両側部に、建築用外装材2の切
断端部9を添わして、該建築用外装材2の固定片
24を釘18bで固定する時に、該係止部材14
の係止端13を持つ金属板1aが、柱17に固定
された水切り部材8の突起部10の同一の1側部
にだけ添つて施工される為、左右の建築用外装材
2の差込片5の先端を直線状に並べる必要が無
い。
その為、建築用外装材2の接続部7の左右で、
建築用外装材2の差込片5と他の建築用外装材2
の嵌合部4との接合部に段差を付けた施工が可能
になる。
また、第2図b、第6図、第8図b、及び第1
1図に示す実施例では、表面意匠等のために、建
築用外装材2と他の建築用外装材2を接合した時
に、前面基部3と他の前面基部3との間に目地溝
部15を構成してある。
その為、第11図に示す係止部材14の係止端
13の付め根が目地溝部15の底から立ち上がる
様な係止部材14を使用すれば、係止端13のそ
の付け根からその先端までの長さが長い係止部材
14が使用可能である。
係止部材14の係止端13が長い為、第8図b
に示す様に、係止端13にカバー部材12を押し
付けると、前記カバー部材12の係止片28によ
り該係止端13の先端が押されて窄まり嵌合可能
になる。この様に主に係止端13の弾性変形を介
して係止端13にカバー部材12を係止するの
で、カバー部材12が板厚の厚い着色亜鉛鉄板の
金属板1等の、比較的弾性変形が大きくない材質
が選択可能である。
そして、係止部材14の係止端13が長い為、
係止端13の変形を大きく設計する事が可能であ
り、係止端13にカバー部材12を係止し易い。
またその為に、係止端13とカバー部材12の
成形的な寸法の許容差を大きく取れるので、製品
の歩留りが向上する。
また、係止端13の形状を目地溝部15の横断
面の形状に合わせると、目地溝部15の途中で、
接続部7の左右を係止端13で蓋をする形になり
雨仕舞性能が向上する。さらにまた、係止端13
と目地溝部15の隙間にコーキング材19を充填
するとさらに雨仕舞性能が向上する。
そして、目地溝部15から接続部7の内部を隠
して、美観を向上させる。
また第7図、第8図c、及び第12図に示す実
施例では、第7図bに示す様に、一度係止部材1
4の係止端13にカバー部材12が係止される
と、たとえカバー部材12を引き剥がすような外
力が掛つたとしても、カバー部材12の返り爪2
2と、係止部材14の係止端13の先端の返り部
21が引つ掛り、容易に外れる事がない。
また、係止部材14の係止端13を建築用外装
材2の前面基部3あるいは目地溝部15に当る様
に設計すると、より強固な係止部材14の固定が
可能である。
【図面の簡単な説明】
第3図、第4図及び第13図を除く図面は、本
発明の実施例を示し、第1図は本発明の1実施例
の施工状態を示す斜視図、第2図は本発明に使用
される建築用外装材の実施例を示す断面図、第3
図、第4図は従来の技術を示す横断面図、第5
図、第6図、第7図のaは本発明の実施例の施工
状態を示す断面図であり、bはその横断面図、第
8図は本発明の施工法を示す横断面図、第9図、
第10図、第11図、第12図のaは本発明に使
用される係止部材の実施例を示す平面図、bはそ
の正面図、cはその側面図、dはその背面図、e
はその下面図、第13図は従来の技術の施工法を
示す横断面図である。 図中、1は金属板、2は建築用外装材、3は前
面基部、4は嵌合部、5は差込片、6は切断端
部、7は接続部、8は水切り部材、12はカバー
部材、14は係止部材、15は目地溝部、16は
Hジヨイナー、18は釘、19はコーキング材で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 金属板1を成形した長尺の建築用外装材2の
    前面基部3の1側部に嵌合部4を設けて、該前面
    基部3の他側部に差込片5を形成して、該差込片
    5に他の建築用外装材2の嵌合部4を接合して、
    前記接合を繰り返して連結接合された横張りの建
    築用外装材2によつて構成された壁面で、該建築
    用外装材2の切断端部6と他の建築用外装材2の
    切断端部6との接続部7に関して、横断面がT字
    状の長尺の水切り部材8を柱17に固定し、該水
    切り部材8の突起部10の両側部に前記切断端部
    6を添わして建築用外装材2を装着し、そして前
    記差込片5に係合する係合片9と、前記水切り部
    材8の突起部10に添う溝部11と、長尺のカバ
    ー部材12と係止する係止端13とを設けた係止
    部材14を、前記突起部10に前記溝部11を添
    わしながら、前記差込片5に前記係合片9を係合
    させて、そして前記差込片5に係合された前記係
    合片9の上に、他の建築用外装材2の嵌合部4を
    前記差込片5に接合して、該建築用外装材2を固
    定し、さらに上記の行為を繰り返し複数個の係止
    部材14を前記建築用外装材2の構成する壁面に
    固定し、そして該係止部材14の係止端13に前
    記カバー部材12を弾性変形を利用して係止する
    事を特徴とする建築用外装材の接続部構造。 2 前記係止部材14の溝11を構成する辺が1
    辺によつて構成される事を特徴とする、特許請求
    の範囲第1項記載の建築用外装材の接続部構造。 3 互いに接合された、前記建築用外装材2の前
    面基部3と、他の建築用外装材2の前面基部3と
    の間に、目地溝部15を構成し、そして前記係止
    部材14の係止端13が前記目地溝部15中から
    前記建築用外装材2の前面基部3の構成する壁面
    外に延びる事を特徴とする、特許請求の範囲第1
    項又は第2項記載の建築用外装材の接続部構造。 4 前記係止部材14の係止端13の先端に返り
    部21を持ち、かつ前記カバー部材12に前記返
    り部21と係合する返り爪22を持つ事を特徴と
    する、特許請求の範囲第1項又は第2項記載の建
    築用外装材の接続部構造。
JP22427585A 1985-10-08 1985-10-08 建築用外装材の接続部構造 Granted JPS6282163A (ja)

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