JPH0555668B2 - - Google Patents

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JPH0555668B2
JPH0555668B2 JP59025099A JP2509984A JPH0555668B2 JP H0555668 B2 JPH0555668 B2 JP H0555668B2 JP 59025099 A JP59025099 A JP 59025099A JP 2509984 A JP2509984 A JP 2509984A JP H0555668 B2 JPH0555668 B2 JP H0555668B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
tip
corner part
present
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59025099A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60173243A (ja
Inventor
Yoshihisa Suzuki
Kyotaka Morioka
Tetsushige Ide
Nobuyuki Sekimizu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Kokan Ltd filed Critical Nippon Kokan Ltd
Priority to JP2509984A priority Critical patent/JPS60173243A/ja
Publication of JPS60173243A publication Critical patent/JPS60173243A/ja
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  • Metal Rolling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は塗装性および溶接性に優れたH形鋼お
よびその製造法に係り、塗層などの剥離し難く長
期に亘つて美観を呈することができ、しかも適切
な溶接を能率的に形成し得るH形鋼およびその好
ましい製造法を提供しようとするものである。
H形鋼は強度的に有利な断面構造をもつた形鋼
として従来から建築、橋梁、土木などの広汎な分
野に利用されているが、その断面構造は第1図に
示す通りであつて、ウエブ11の両端側に形成さ
れたフランジ12,12における先端部には丸味
がない。ところでこのようなH形鋼又はこのH形
鋼としての大形のものをウエブ11の中央部分で
長手方向に切断してT形となしたもの(例えば造
船用のロンジ材として使用される。)は塗装する
ことが多いが、前記のようにフランジ先端部に丸
味のないものは成程シヨツト加工したプライマー
塗装するとしても該塗膜がフランジ先端部におい
て剥離し易く、その美観を損うと共に耐食性など
も充分に得られない。なおこの第1図に示すもの
とは別に第2図に示すようなフランジ12の先端
内側部12aについてのみ丸味を採つたものも公
知であるが、この場合においても該フランジ先端
外側部は丸味がないため上述したところと同様に
問題を有している。そこで従来は一旦製造された
H形鋼をオフラインにおいてグライダー等を用い
フランジ先端部分を軽切削するような工程により
その不利を解消するようにしているが、このよう
な方法では、オフラインにおける作業となるため
作業能率が著しく低いことになり、又グライダー
を用いた人手作業であるため得られた丸味の程度
に相当のばらつきを生ずることが多く、美観上不
利なものとならざるを得ない。
本発明は上記したような実情に鑑み検討を重ね
て創案されたものであつて、フランジ先端の外コ
ーナー部と内コーナー部との間に平坦部を有し、
しかもそれら外コーナー部と内コーナー部とを
1R〜tf/3R(但しtfはフランジ厚)としたH形鋼
を提案するものであり、又その製造法として上記
したような外コーナー部と内コーナー部の丸味を
上下エツジロールのフランジ先端接触部位にフラ
ンジ厚さに応じた間隔を採つて形成したロールに
より圧延し製造することを提案するものである。
即ち斯かる本発明について更に説明すると、本
発明は前記のようにフランジ先端内外側のコーナ
ー部13,13の間に平坦部14を有し、しかも
それら内外コーナー部13,13に関して最小
1R、最大tf/3Rの丸味を形成するもので、例え
ばウエブ11の高さ800mmでフランジ12の幅が
300mmであり、ウエブ厚さ14mm、フランジ厚26mm
のH形鋼(一般的にH800×300×14/26の如く表
現する)において、そのフランジ先端部の丸味は
最大が8.5R(tf/3=26/3≒8.5)となることは
第3図に示す通りである。この丸味が1R以下で
あると前記したような塗層がなお剥離する傾向が
残り、又その最大値をtf/3Rとしたのはこれ以
上に大きい丸味を採ると第4図に示すようにフラ
ンジ先端部に対して溶接加工するに当つて溶接部
13の開先が大きくなりすぎて必要溶接工数が増
加すると共に溶接欠陥を発生し易いこととなり、
更に製造上にも難点があつて精度を充分に得難い
こととなる。塗膜の剥離防止上一般的に好ましい
範囲としては1〜4Rが適当である。
又上記のようなH形鋼を能率よく、又高精度で
製造する方法としては、ユニバーサルミルとエツ
ジヤーミルを2台以上連続的に配設した圧延機列
においてH形鋼を製造するに当り、フランジ先端
両側接触部に最小1Rで最大tf/3Rの丸味を有す
るとともに、両側の丸味の間隔はtfの値に応じて
形成されたエツジヤーロールを用いることを特徴
とするものであつて、それによつてフランジ足元
に丸味を有するH形鋼が適切に得られる。即ち周
知のように、H形鋼は粗形造形用2Hiロール、ユ
ニバーサルロール、エツジヤーロールを組込んだ
圧延機により製造される。
これを具体的に第5図に示すような製造ライン
について説明すると、加熱炉20により適宜の温
度(通常は1100〜1250℃程度)に加熱されたプル
ーム、ビームブランクと呼ばれる素材10は粗形
造形用2Hiロールであるブレークダウンミル22
で5〜11パス、次のユニバーサルロール、エツジ
ヤーロールを連続的に配設したR1ミル群23に
おいて3〜11パス、更にR1ミル群と同様な構成
をもつR2ミル群24において3〜11パス、ユニ
バーサルロールである仕上ミル25において1パ
スの圧延を施こされて製品となるものであるが、
このような製造過程においてR1ミル群23に配
設されたエツジヤーロール(E1ロール)、R2ミル
群に配設されたエツジヤーロール(E2ロール)
はともに第6図に示す如き形状をしており、即ち
フランジ先端の接触部分30は平坦であつて、圧
延素材10のフランジ先端部はこの第6図におけ
るエツジヤーロール31aの接触部30の部分に
おいて圧下整形された前記した第1図のような最
終製品を得るものであるのに対し、本発明では最
下流に配設された第5図のR2ミル群24におけ
るエツジヤーロール31のフランジ先端両側接触
部に第7図に示すように最小1R、最大tf/3Rの
丸味をつけた接触部28とするものである。つま
りこのようなエツジヤーロール31によれば熱間
圧延によりH形鋼のフランジ先端両側部にRを設
けることができるので上記したような本発明の関
係を安定して具備した製品を能率良く製造するこ
とができる。なお、発明者らのたび重なる実験に
よれば、第7図において附記して接触部28の拡
大図に接触部幅xの寸法として0.8tf〜tfの値をと
ると最も安定してフランジ先端部にRを得ること
ができた。即ちこのように接触部幅xを0.8tf〜tf
としたものでは初期パスにおいては第8図に示す
ようにフランジ足元先端部はエツジヤーロール3
1の袋状部分からはみ出していることとなるもの
で斯様な状態での圧延は従来において全く例をみ
ることのできないものであるが、斯かる過程を経
て圧延することにより最給製品として最も安定し
た本発明のフランジ足先部のRを得ることができ
た。
以上説明したような本発明によるときはフラン
ジ先端部に平坦部を形成すると共にその内外側コ
ーナー部に特定の丸味をもつたH形鋼を提供し
て、殊更に加工することなしに塗層などの剥離す
ることがなく、又美観性において優れ連続壁を形
成するような場合の溶接加工なども容易且つ的確
で利用上好ましい製品を得ることができるもので
あり、更にこのようなH形鋼を能率的且つ高精度
に製造し得る方法を確立したものであるから工業
的にその効果の大きい発明である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の技術的内容を示すものであつて
第1図は従来の一般的H形鋼の断面形状を示した
説明図、第2図はそのフランジ内コーナー部に丸
味をとつたものの断面的説明図、第3図は本発明
によるH形鋼の1例についての説明図でA部とし
て一部を拡大して示し、第4図はその溶接関係に
ついての説明図で、併せてその一部Aを拡大して
示し、第5図は本発明によるH形鋼製造過程の1
例を示した説明図、第6図は従来のH形鋼製造時
におけるエツジヤーロールの圧延状態を示した正
面図、第7図は本発明によるエツジヤーロールの
圧延状態を部分的に示した正面図で、併せてその
A部であるコーナー接触部を拡大図をも示し、第
8図はその初期パスによるフランジ足先部の形状
説明図である。 然してこれらの図面において、10は圧延素
材、11はウエブ、12はフランジ、13はコー
ナー部、14は平坦部、20は加熱炉、22はブ
レークダウンミル、23はR1ミル群、24はR2
ミル群、25は仕上ミル、28は接触部、31は
エツジヤーロールを示すものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フランジ先端部の外コーナー部分と内コーナ
    ー部分との間に平坦部を形成し、前記外コーナー
    部分と内コーナー部分とを1R〜tf/3R(但しtfは
    フランジ厚)の丸みをもつて形成したことを特徴
    とする塗装性および溶接性に優れたH形鋼。 2 フランジ先端部の外コーナー部分と内コーナ
    ー部分との間に平坦部を形成し、前記外コーナー
    部分と内コーナー部分とを1R〜tf/3R(但しtfは
    フランジ厚)となるような丸みをもつたフランジ
    接触部を有し且つ該フランジ接触部における内外
    コーナー部間にフランジ厚さに応じた間隔を有す
    る上下エツジヤーロール間において素材を圧延す
    ることを特徴とする塗装性および溶接性に優れた
    H形鋼の製造法。
JP2509984A 1984-02-15 1984-02-15 塗装性および溶接性に優れたh形鋼およびその製造法 Granted JPS60173243A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2509984A JPS60173243A (ja) 1984-02-15 1984-02-15 塗装性および溶接性に優れたh形鋼およびその製造法

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JP2509984A JPS60173243A (ja) 1984-02-15 1984-02-15 塗装性および溶接性に優れたh形鋼およびその製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60173243A JPS60173243A (ja) 1985-09-06
JPH0555668B2 true JPH0555668B2 (ja) 1993-08-17

Family

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JP2509984A Granted JPS60173243A (ja) 1984-02-15 1984-02-15 塗装性および溶接性に優れたh形鋼およびその製造法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06170401A (ja) * 1992-02-12 1994-06-21 Nakayama Steel Works Ltd 熱間開先h形鋼製造方法
JPH07317207A (ja) * 1994-05-27 1995-12-05 Oomori:Kk H形鋼
JP5369706B2 (ja) * 2009-01-23 2013-12-18 Jfeスチール株式会社 T形鋼の製造設備及び製造方法

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JPS4884415U (ja) * 1972-01-12 1973-10-13
JPS5937282Y2 (ja) * 1977-11-10 1984-10-16 住友金属工業株式会社 溝付きh形鋼用ロ−ル
JPS56124118U (ja) * 1980-02-21 1981-09-21

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