JPH0554872U - 密封装置 - Google Patents

密封装置

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JPH0554872U
JPH0554872U JP112235U JP11223591U JPH0554872U JP H0554872 U JPH0554872 U JP H0554872U JP 112235 U JP112235 U JP 112235U JP 11223591 U JP11223591 U JP 11223591U JP H0554872 U JPH0554872 U JP H0554872U
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JP
Japan
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ring
roll
seal
fillet
fixed
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Application number
JP112235U
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English (en)
Inventor
安 ▲琢▼ 雄 平
村 一 富 島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定環を軸から取り外さずに、第二シールリ
ングだけを軸から取り外す。 【構成】 チョック1の端面12側に固定した端面シー
ル15,18及びオイルシール21,22と、ロール3
に取り付けたフィレットリング33とにより密封面を形
成し、フィレットリング33をボルト34によりロール
に対して着脱自在とし、更に、フィレットリング33の
抜き取り側に軸受4の内輪8,9を焼き嵌め固定した密
封装置において、フィレットリング33の内径を内輪
8,9の外径よりも大きく設定した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば製鉄所の冷間,熱間圧延機のバックアップロールのネック部 やワークロールのネック部等に用いられる密封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は従来のバックアップロールのネック部を示している。ハウジングとして のチョック100の軸孔101内には、軸としてのロール102を挿入してある 。ロール102は四列円筒ころ軸受103により支持してある。軸受103はチ ョック100側に固定した固定環としての外輪104と、ロール102側に焼き 嵌め固定した固定環としての内輪105,106と、外輪104と内輪105, 106間に介在させた円筒ころ107とを有する。
【0003】 内輪105,106の外表面、即ち、転動面は、焼き嵌め時の熱収縮により変 形している。従って、円筒ころ107の転動性向上のため、ロール102に焼き 嵌め固定した後に研摩により精度を向上している。
【0004】 一方、チョック100の端面108側には、ボルト109を用いて環状のシー ルハウジング110を固定してある。シールハウジング110にはゴム状弾性体 よりなる第一シールリングとしてのウォーターシール111,スケールシール1 12,オイルシール113,114等を取り付けてある。
【0005】 前記ロール102の大径部115と内輪105との間には、第二シールリング としての金属製のフィレットリング116を取り付けてある。フィレットリング 116の内周面はロール102の外周面形状に合せて成形してある。フィレット リング116と大径部115の端面120とには同一円周上の対応位置に穴11 7,118を設けてあり、穴117,118内にノックピン119を配置してフ ィレットリング116をロール102に対して回り止めしている。
【0006】 また、フィレットリング116は内輪105と端面120とにより挾み付けら れ、軸方向に位置決め固定してある。ここで、ウォーターシール111,スケー ルシール112,オイルシール114は圧延水の侵入,ダストの侵入を防止して いる。またオイルシール113はベアリング用潤滑油の漏洩を防止している。
【0007】 多量のヘドロ状の鉄粉がある環境下で使用すると、フィレットリング112は ウォーターシール111,スケールシール112,オイルシール113,114 との摺動面がでこぼこに摩耗してしまうため、図7のようにフィレットリング1 16をロール102から軸方向に移動して離脱し、新しいものと交換する。
【0008】 図8は他の従来例を示している。ハウジングとしてのチョック200の軸孔2 01内には、軸としてのロール202を挿入してある。チョック200の端面に は、環状のエンドプレート203を固定してある。エンドプレート203の内周 側には、第一シールリングとしてのオイルシール204,205を取り付けてあ る。
【0009】 一方、ロール202にはスリーブ206を嵌合固定してあり、スリーブ206 には第二シールリングとしての環状のスリーブエクステンション207,ウォー ターシールリング208を取り付けてある。ウォーターシールリング208はボ ルト209によりスリーブエクステンション207に取り付けてあり、スリーブ エクステンション207はボルト210によりスリーブ206に固定してある。 スリーブ206はブッシング211の内周に回転自在に保持されている。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、図6の従来例においてはフィレットリング116を矢印方向に移動し てロール102から抜き取り交換するためには、内輪105,106をもロール 102から取り外さなければならず、次の問題点があった。 内輪105,106を加熱膨張させた際に、転動面に変形が発生して寸法精 度が狂ってしまう。従って、フィレットリング116を交換後に内輪105, 106をロール102に焼き嵌めし、再度内輪105,106の転動面研摩 をしなければならず、膨大な作業工数・作業時間を要する。 上記のように内輪105,106を再研摩すると初期の寸法より外径が小さ くなり円筒ころ107の転動性が悪くなり、軸受103の破損する事故を招く 。故に、普通内輪105,106は再使用不可である。 内輪105,106はロール102と共に研摩するため、上記のように内 輪105,106を新たに製造するには外部加工メーカー(ロールメーカー) に搬出しなければならない。
【0011】 すると、重量物であるロール102の搬出は大工事となり、費用も膨大な金 額となりユーザーの経済的負担が大きい。
【0012】 また、図8の従来例においても、摩耗したスリーブエクステンション207を 交換するにはスリーブ206をロール202から取り外さなければならず、作業 時間,工程増大の問題がある。
【0013】 本考案は上記課題を解決するためのもので、固定環を軸から取り外すことなく 第二シールリングだけを軸から取り外すことのできる密封装置を提供することを 目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、ハウジング側に設けた第一シールリングと 、ハウジング内の軸に取り付けた第二シールリングとにより密封面を形成し、第 二シールリングを軸方向に移動して軸に対して着脱自在に構成し、軸であって第 二シールリングの離脱側に固定環を取り付けた密封装置において、前記第二シー ルリングの内径を、固定環の外径よりも大きく設定した。
【0015】
【作用】 上記構成に基づく本考案は、第一シールリングと第二シールリングとが接触し て密封面を形成する。そして、第二シールリングが摩耗した際には、第二シール リングを軸方向に移動すれば、固定環を軸から取り外すことなく第二シールリン グだけを軸から取り外して新しいものと交換できる。
【0016】
【実施例】
次に、本考案を図面に基づいて説明する。図1は製鉄所の熱間,冷間圧延機の ロールネック部を示す半断面図である。ハウジングとしてのチョック1の軸孔2 内へは、軸としてのロール3を挿入してある。チョック1の内部には四列円筒こ ろ軸受4を設けてある。
【0017】 軸4はチョック1側に固定した外輪5と、ロール3の小径部6,7に焼き嵌め 固定した固定環としての内輪8,9と、外輪5と内輪8,9との間に配置した多 数の円筒ころ10とによって構成してある。内輪8,9の転動面、即ち、外周面 は、ロール3への焼き嵌め後に研摩して精度を出してある。この円筒ころ10は 図2のように外輪5側のピン11によって転動自在に保持してある。また、外輪 5には油供給孔23を有する。
【0018】 前記チョック1の一方の端面12には環状のシールハウジング13を取り付け てある。また、シールハウジング13には環状のドレーンハウジング14を取り 付けてあり、ドレーンハウジング14には第一シールリングとしての端面シール 15を固定してある。この端面シール15はゴム状弾性体よりなり、ボルト16 によって固定してある。
【0019】 また、シールハウジング13とドレーンハウジング14との間には、径方向に ドレーン17を貫通形成してある。更に端面シール15よりも内周側には、別の 第一シールリングとしての端面シール18を設けてある。この端面シール18は ゴム状弾性体よりなり、金属環19に焼き付けてある。そして、金属環19をボ ルト20によりシールハウジング13へと固定してある。
【0020】 そして、シールハウジング13の内周面には、他の第一シールリングとしての 油側のオイルシール21,水側のオイルシール22を嵌合固定してある。このオ イルシール21,22は金属環,ゴム状弾性体製のシールリップ等を有する。
【0021】 前記端面シール15,18、オイルシール21,22は、その内径は内輪8, 9の外径よりも大きい値に設定してある。
【0022】 一方、チョック1の他方の端面24には環状のホルダー25を取り付けてあり 、ホルダー25には有底円筒状のキャップ26を取り付けて封鎖してある。
【0023】 前記ロール3には軸孔2よりも径の大きい外径の大径部27を設けてあり、大 径部27の端面28と小径部7との間の外周は、円弧面29になっている。
【0024】 30は円弧面29に装着した断面弓形のフィレットリングで、フィレットリン グ30の内周形状は円弧面29に沿う形状となっている。フィレットリング30 はノックピン31によってロール3に対して回り止めがなされているとともに、 大径部27の端面28と内輪9とによって挾み付けられることにより、軸方向に 位置決め固定してある。また、フィレットリング30は金属製であって、外周面 にOリング32を装着してある。
【0025】 フィレットリング30の外周には、第二シールリングとしての金属製のスロワ ーリング33を取り付けてある。このスロワーリング33の内径は、内輪8,9 の外径よりも大きい値に設定してある。また、スロワーリング33は、ボルト3 4を用いてフィレットリング30へと固定してある。
【0026】 スロワーリング33は平坦部35を有し、断面コ字形のコ字部36を有する。 そして、前記オイルシール21,22は平坦部35に接触して密封面を形成し、 端面シール15,18はコ字部36に接触して密封面を形成する。
【0027】 なお、ロール3には環状のストッパ37,カラー38,調整ナット39.止め 環40等を設けて内輪8,9の脱落を防止している。
【0028】 上記構成において、ロール3が回転すると内輪8,9が一体的に回転し、転動 体10は内輪8,9の外周面に沿って転動する。また、軸受4には油供給孔23 から潤滑油が供給され、円筒ころ10の周辺を潤滑する。そして、前記オイルシ ール21によって潤滑油が外部に漏洩することを防止している。
【0029】 一方、外部にはヘドロ状のダストや圧延水等が存在する環境下にあるが、端面 シール15,18及びオイルシール22により形成した密封面により、軸受4側 へ侵入することを防止している。
【0030】 そして、ロール3は寿命が一般的に10年程あるが、フィレットリング33は ダスト等により密封面が摩耗するため、寿命が1〜2年位で交換が要求される。 この場合には、図3のようにロール3をチョック1の軸孔2外に出すとともに、 ストッパ37,カラー38,調整ナット39,止め環40をロール3から取り外 す。
【0031】 その後、ボルト34を緩めて外し、フィレットリング33を図4のように軸方 向、即ち矢印A方向に移動する。この際、フィレットリング33の内径は、内輪 8,9の外径よりも大きいため、内輪8,9をロール3から外すことなくフィレ ットリング33だけをロール3から取り外し、新しい物と交換して再度ロール3 へと装着できる。
【0032】 このため、交換作業を製鉄所内で行え、しかもその作業工数,作業時間を大幅 に縮少できるし、内輪8,9を新たに製造することもなくそのまま使用でき、ユ ーザーにおける経済的負担も軽減される。また、内輪8,9の精度はそのまま維 持され、安定した軸受機能を維持できる。
【0033】 なお、上記実施例において第一シールリングはハウジングに直接取り付ける構 成でもよい。また、ゴム状弾性体でなく樹脂製のシールリングであってもよい。 また、第一シールリングの数は上記実施例以上でも以下でもよい。更に軸受2は 円筒ころ軸受以外の構成でもよい。
【0034】 図5(A),(B)はフィレットリング33のほかの構成例である。フィレッ トリング33の内周面には、軸方向に沿って溝を掘ったオイルバス70を等間隔 で複数形成してある。このオイルバス70内には軸受け2側の潤滑油が入り込む 。従って、オイルシール21,22とフィレットリング33との摩擦抵抗による 発熱を抑制し、オイルシール21,22とフィレットリング33の長寿命化を図 れる。
【0035】 なお、オイルバスは溝でなくフィレットリング33の全周を均等に薄肉化する ことによっても形成できる。
【0036】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成したものであるから、固定環を軸から取り外すこと なく第二シールリングだけを軸から取り外し、新しい物と交換できる。従って、 作業工数,作業時間を短縮でき、ユーザーの経済的負担を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を圧延機のロールネック部に用いた実施
例の全体構成の半断面図。
【図2】図1のチョック側に取り付けられた構成部品の
半断面図。
【図3】図1のロールをチョック外に取り出した半断面
図。
【図4】図1のフィレットリングをロールから取り外す
動作を示す半断面図。
【図5】(A)はフィレットリングの他の構成例を示す
半断面図、(B)は(A)のX−X線における側面断面
図。
【図6】圧延機のネックロール部に用いた従来の密封装
置の半断面図。
【図7】図6の内輪,フィレットリングをロールから取
り外す動作を示す半断面図。
【図8】他の従来例を示す半断面図。
【符号の説明】
1 チョック(ハウジング) 2 軸孔 3 ロール(軸) 4 軸受 5 外輪 6,7 小径部 8,9 内輪(固定環) 10 円筒ころ 11 ピン 12,24 チョックの端面 13 シールハウジング 14 ドレーンハウジング 15,18 端面シール(第一シールリング) 17 ドレーン 16,20,34 ボルト 19 金属環 21,22 オイルシール(第一シールリング) 23 油供給孔 25 ホルダー 26 キャップ 27 大径部 28 大径部の端面 29 円弧面 30 スロワーリング 31 ノックピン 32 Oリング 33 フィレットリング(第二シールリング) 35 平坦部 36 コ字部 37 ストッパ 38 カラー 39 調整ナット 40 止め輪 50 ボルト A フィレットリングの抜き取り方向

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング側に設けた第一シールリング
    と、ハウジング内の軸に取り付けた第二シールリングと
    により密封面を形成し、第二シールリングを軸方向に移
    動して軸に対して着脱自在に構成し、軸であって第二シ
    ールリングの離脱側に固定環を取り付けた密封装置にお
    いて、 前記第二シールリングの内径を、固定環の外径よりも大
    きく設定したことを特徴とする密封装置。
JP112235U 1991-12-25 1991-12-25 密封装置 Pending JPH0554872U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP112235U JPH0554872U (ja) 1991-12-25 1991-12-25 密封装置
JP005300U JPH0725366U (ja) 1991-12-25 1992-01-16 密封装置

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JP112235U JPH0554872U (ja) 1991-12-25 1991-12-25 密封装置

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JPH0554872U true JPH0554872U (ja) 1993-07-23

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ID=14581630

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JP112235U Pending JPH0554872U (ja) 1991-12-25 1991-12-25 密封装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114509353A (zh) * 2022-01-14 2022-05-17 北京玖瑞科技有限公司 一种剪切盒密封圈组件及剪切盒

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114509353A (zh) * 2022-01-14 2022-05-17 北京玖瑞科技有限公司 一种剪切盒密封圈组件及剪切盒
CN114509353B (zh) * 2022-01-14 2024-05-24 北京玖瑞科技有限公司 一种剪切盒密封圈组件及剪切盒

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