JPH0554813U - 壁材への部品固定具 - Google Patents

壁材への部品固定具

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JPH0554813U
JPH0554813U JP10795991U JP10795991U JPH0554813U JP H0554813 U JPH0554813 U JP H0554813U JP 10795991 U JP10795991 U JP 10795991U JP 10795991 U JP10795991 U JP 10795991U JP H0554813 U JPH0554813 U JP H0554813U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、壁材20への部品固定具10に
関し、例えば石膏ボード等の壁材20に、部品としての
収納棚30を固定するのに使用される。 【構成】 本考案は、そのナット60の厚みが、ベース
40の長孔81の深さ以下に設定されたことを特徴とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、壁材への部品固定具に関し、特にねじや釘等の打ち込みの困難な 薄い壁材や石膏ボード等の脆弱な壁材への部品の固定に使用される。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の部品固定具としては、壁材の貫通孔を通して壁材の裏側に突出 する軸部、この軸部の一端部に形成され、壁材の貫通孔より一回り大きい鍔部、 前記軸部の軸方向に沿って形成された長孔を有するベースと、このベースの鍔部 から軸部に通すスクリュウと、前記軸部の長孔に沿ってスライド可能に取り付け られ、且つ該軸部の軸方向に回転可能に取り付けられたナットとを備え、上記ナ ットには、ベースの鍔部から軸部に通したスクリュウのネジ軸先端に押されてナ ットを90度回転させる傾斜面を有するものが知られている(例えば特公昭40-2 8963号公報等)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の部品固定具では、ナットがベースの軸部先端より突出 しているため、壁材の貫通孔に通す際にナットが不用意に回転し易く、作業性が 悪いばかりでなく、ナットにより壁材を傷付けるおそれがあるという第1の問題 点があった。
【0004】 又、従来の部品固定具は、2枚の壁材同士を重合状態に接合するために使用さ れていたため、壁材以外の部品の取付手段を備えておらず、使用分野が限定され ていたという第2の問題点があった。 そこで、請求項1記載の壁材への部品固定具は、上記した従来の技術の有する 第1の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、壁材の貫 通孔に通し易いばかでなく、その際にナットが不用意に回転し難く、しかもナッ トにより壁材を傷付けるおそれのない部品固定具を提供しようとするものである 。
【0005】 これに加え、請求項2記載の部品固定具は、上記した従来の技術の有する第2 の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、部品の取り付 けの容易な部品固定具を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記した目的を達成するためのものであり、以下にその内容を図面 に示した実施例を用いて説明する。 請求項1記載の壁材への部品固定具は、ナット(60)の厚みが、ベース(40)の長 孔(81)の深さ以下に設定されていることを特徴とする。
【0007】 請求項2記載の部品固定具は、上記した請求項1記載の特徴点に加え、ベース (40)の鍔部(90)には、部品を下方より受け止めるホルダー(70)を取り付けたこと を特徴とする。
【0008】
【作 用】
したがって、請求項1記載の壁材への部品固定具によれば、ナット(60)の厚み が、ベース(40)の長孔(81)の深さ以下に設定されていることから、壁材(20)の貫 通孔(21)にベースの軸部(80)を通す際に、ナットが貫通孔に接触したり、又、軸 部の長孔内で不用意に回転してしまうことがない。
【0009】 請求項2記載の部品固定具によれば、そのホルダー(70)の上に部品(例えば収 納棚30)を載せることで、部品を容易に取り付けることができる。
【0010】
【実施例】
図面は、本考案の第1実施例を示すものであり、図1は壁材への部品固定具の 取り付け状態を示す要部断面図、図2は収納棚の取り付け状態を示す縦断面図、 図3は収納棚の取り付け状態を示す横断面図、図4は部品固定具の斜視図、図5 は部品固定具の縦断面図、図6は部品固定具の裏面図、図7は部品固定具の左側 面図、図8は部品固定具の右側面図、図9は部品固定具の分解図、図10はベー スの上半部を断面にした平面図、図11はベースの左側面図、図12は図10の A部拡大図、図13はナットの平面図、図14はホルダーの平面図、図15は図 14のB部拡大図を各々示す。
【0011】 図中、10は、部品固定具を示すものであり、この部品固定具10は、図2,3に 示すように、例えばトイレ等の相対向した壁材20,20に複数個固定され、トイレ ットペーパー(図示せず)等を載せて置く部品としての収納棚30を取り付けるの に使用される。 上記壁材20は、例えば石膏ボードであって、図1に示すように、部品固定具10 の取り付け位置には貫通孔21がそれぞれ設けられている。
【0012】 上記部品固定具10は、大別すると、壁材20の貫通孔21を通して壁材21の裏側に 突出する軸部80、この軸部80の一端部に形成され、壁材20の貫通孔21より一回り 大きい鍔部90、前記軸部80の軸方向に沿って形成された長孔81を有するベース40 と、このベース40の鍔部90から軸部80に通すスクリュウ50と、前記軸部80の長孔 81に沿ってスライド可能に取り付けられ、且つ該軸部80の軸方向に回転可能に取 り付けられたナット60と、ベース40の鍔部90に取り付けられ、収納棚30を下方よ り受け止めるホルダー70とから構成されている。
【0013】 上記ベース40は、図9〜11に示すように、軸部80と鍔部90とを一体に有し、 適度な弾性と剛性とを有する、例えばPOM等の熱可塑性樹脂で一体的に成形さ れる。 上記軸部80は、図1に示すように、壁材20の貫通孔21の内径より、一回り小さ く、又、その全長は、壁材20の厚みより長く設定されている。
【0014】 上記軸部80についてさらに詳しく説明すると、軸部80は、図10に示すように 、前記鍔部90の後面から左右に離れて平行に延びた左右一対の対向バー82,82と 、両対向バー82,82の先端部を相互に連結する連結バー83とから構成される。そ して、左右の対向バー82と連結バー83とで囲まれた内部には、上下面が開放され た長孔81が形成されている。
【0015】 上記左右の対向バー82は、図8に示すように、外周面が壁材20の貫通孔21の内 径にほぼ等しく湾曲した断面半円形に形成されている。そして、両対向バー82の 対向内面には、図11に示すように、断面凹状に凹んだナット60のスライド溝84 が形成されている。 前記連結バー83は、図8に示すように、対向バー82の下半部に連接し、その上 面にナット60の後端部が乗り上げるようにしている。そして、連結バー83の下端 部には、図9〜11に示すように、長孔81内にブロック状に突出した左右一対の 突部85,85が形成されている。
【0016】 又、前記鍔部90は、図1,11に示すように、壁材20の貫通孔21の内径より一 回り大きい円形に形成されている。そして、鍔部90の前面には、図9〜11に示 すように、皿状に凹んだ受溝91が形成されている。そして、受溝91の内周は、図 11に示すように、略円形を成し、その下縁部には、直線な縁91aが形成させて いる。
【0017】 上記受溝91の内周面には、図10,12に示すように、ホルダー70を固定する ための、断面半円形に凹んだ左右一対の係止凹部92,92が形成されている。 上記鍔部90の受溝91の底には、図9〜11に示すように、その中央に前後に貫 通するとともに、軸部80の長孔81とほぼ同じ大きさの方形で、該長孔81内に連通 した連通孔93が形成されている。尚、軸部80の対向バー82のスライド溝84の端面 が、図11に示すように、鍔部90の受溝91の底に開放している。
【0018】 前記スクリュウ50は、図9に示すように、金属製のビスが使用され、頭部とネ ジ軸と有する。そして、頭部には、+溝を有する。又、ネジ軸の長さは、ベース 40の長孔81の全長より少し短く設定されている。 前記ナット60は、スクリュウ50と同様に金属製で、図9,13に示すように、 ベース40の長孔81にほぼはまり込む大きさのブロック形に形成されている。より 具体的には、ナット60の全長は、壁材20の貫通孔21の直径より長く、又、左右の 幅は、ベース40の長孔81の左右幅にほぼ等しく設定され、さらに厚みは、ベース 40の長孔81の上下の深さにほぼ等しく設定されている。
【0019】 ナット60の長さのほぼ中央には、図9,13に示すように、スクリュウ50のネ ジ軸がねじ込まれる、上下に貫通したネジ穴61が形成されている。そして、ネジ 穴81の上縁部には、スクリュウ50のネジ軸先端部が差し込み易いように、上方が 開いたすり鉢形の受縁62が形成されている。 又、ナット60の左右両側面には、図13に示すように、その長さのほぼ中央に 、ベース40の左右のスライド溝84にそれぞれはまり込む円柱形の左右一対の突軸 63,63が形成されている。したがって、ナット60は、その両突軸63がベース40の 左右のスライド溝84にそれぞれはまり込むことで、図5に示すように、ベース40 の長孔81に沿ってスライドできるとともに、両突軸63を中心として回転可能にベ ース40に保持される。
【0020】 又、ナット60には、図9に示すように、そのベース40の鍔部90側の端部に、ス クリュウ50のネジ軸先端に押されてナットを90度回転させる、下方に向かって 湾曲しながら下り傾斜した傾斜面64が形成されている。 これに対し、ナット60の反対側の端部には、図5,9に示すように、ベース40 の連結バー83の上面に載る断面L字形に突出した尾部65が形成されている。又、 ナット60の下面には、図6に示すように、尾部65より少し手前側に、ベース40の 両突部85がそれぞれはまり込む、その下面より凹状に凹んだ左右一対の窪部66,6 6が形成されている。
【0021】 前記ホルダー70は、図9,14に示すように、ベース40の鍔部90に連結するた めの連結部71と、この連結部71の前面から突出した収納棚30の支持部72とを一体 に有し、適度な剛性を有する、例えばPOM等の熱可塑性樹脂で一体的に成形さ れる。 上記連結部71は、図9,14に示すように、ベース40の鍔部90の受溝91にはま り込む大きさで、その外周が略円形に形成されるとともに、その下縁部には、図 5,7に示すように、受溝91の内周の直線な縁91aに適合した直線な縁71aが形成 されている。
【0022】 前記連結部71の中心には、図5,7に示すように、スクリュウ50の頭部より一 回り小さく、スクリュウ50のネジ軸が通る大きさの円形の挿入孔73が形成されて いる。 又、連結部71の後面には、図9,14に示すように、スクリュウ50のネジ軸が 通る円筒形のガイド筒74が一体に形成されている。このガイド筒74は、ベース40 の鍔部90の連通孔93を通して長孔81内に突出し、スクリュウ50のネジ軸が長孔81 内に直進するようにしている。
【0023】 又、連結部71の外周には、図14,15に示すように、鍔部90の受溝91内の両 係止凹部92にそれぞれはまり込む、断面半円形に突出した左右一対の係合凸部75 ,75が形成されている。 前記支持部72は、図9に示すように、上面が平らな三角柱形を成している。そ して、支持部72の上面には、その前後縁部に沿ってそれぞれ突縁76,77が形成さ れている。両突縁76,77は、図5に示すように、支持部72の上面に収納棚30の一 部を載せた際に、そのずれや落下を防止するストッパーとして機能する。
【0024】 つぎに、上記各構成を有する部品固定具10の組み立て手順について説明する。 まず、ベース40に、図5,6に示すように、ナット60を取り付ける。 すなわち、ナット60を、図5,6に示すように、ベース40の長孔81内に位置さ せ、ナット60の両突軸63をベース40の両スライド溝84にそれぞれはめ込めばよい 。このとき、ベース40の鍔部90の連通孔93を通してベース40の長孔81内に、ナッ ト60を差し込むと、簡便にナット60をはめ込むことができる。
【0025】 ナット60の差し込み方向は、図9に示すように、ベース40の連結バー83が下側 に位置するようにし、その連結バー83の上面に、ナット60の尾部65が載るように 、その傾斜面64を手前に向けて挿入する。又、その際に、ナット60の両突軸63を 、ベース40の連通孔93に開放した両スライド溝84の開放端に合わせて挿入する。 つぎに、ベース40に、図4〜8に示すように、ホルダー70を取り付ける。
【0026】 すなわち、ホルダー70の連結部71及びガイド筒74を、図5,6に示すように、 ベース40の鍔部90の連通孔93に合わせて挿入する。 このとき、図9に示すように、ホルダー70の連結部71の直線な縁71aとベース4 0の鍔部90の受溝91の直線な縁91aとを相互に一致させる。ホルダー70の連結部71 及びガイド筒74をベース40の鍔部90の連通孔93に合わせて挿入すると、ホルダー 70の連結部71の両係合凸部75が、鍔部90の受溝91の内周面に当接する。
【0027】 その後、ホルダー70の連結部71をさらに強く挿入すると、ホルダー70の連結部 71の両係合凸部75に押されて、ベース40の鍔部90の受溝91の内径を僅かに拡開さ せながら受溝91内に進行する。そして、ホルダー70の連結部71の両係合凸部75が 、ベース40の鍔部90の受溝91の各係止凹部92の位置まで達すると、両係合凸部75 が各係止凹部92にはまり込み、その際にベース40の鍔部90が樹脂の復元力により 、受溝91の内径が僅かに縮径することで、両係合凸部75が各係止凹部92内にパチ ンとはまり込む。
【0028】 両係合凸部75が各係止凹部92にはまり込むことで、図5,6に示すように、ホ ルダー70の連結部71がベース40の鍔部90の受溝91内に保持される。又、ホルダー 70のガイド筒74が、ベース40の鍔部90の連通孔93を通して、ベース40の長孔81中 に突出する。 つぎに、部品固定具10の壁材20への取り付け手順を説明する。
【0029】 まず、ナット60を、図5に点線で示したように、ベース40の長孔81中において 、ホルダー70寄りの手前側に位置させて置く。 そして、ベース40の軸部80を、図1に示すように、壁材20の貫通孔21に合わせ て、壁材20の表面から裏面に向かって挿入する。 その後、スクリュウ50のネジ軸を、図1に示すように、ホルダー70の挿入孔73 からベース40の長孔81に向かって挿入する。
【0030】 スクリュウ50のネジ軸を挿入すると、その先端部がベース40の長孔81内に突出 する。このとき、ナット60の傾斜面64が、図5に示すように、スクリュウ50のネ ジ軸の先端に押されてベース40の長孔81中を後退する。 そして、後退したスクリュウ50は、図5に示すように、その後面がベース40の 連結バー83に突き当たった位置で行き止まる。
【0031】 さらに、スクリュウ50を深く押し込むと、図5に示すように、ナット60の傾斜 面64がスクリュウ50のネジ軸先端に押されて、ナット60は、その両突軸63を中心 に、同図中において反時計回りに回転しながら直立する。 ナット60が回転すると、図1,5に示すように、そのネジ穴61とスクリュウ50 のネジ軸先端とが相互に一致する。尚、このとき、スクリュウ50のネジ軸先端は 、ナット60のすり鉢形に開いた受縁62を通してネジ穴61内に導入される。
【0032】 そして、スクリュウ50のネジ軸先端とナット60のネジ穴61とが一致したならば 、図1,5に示すように、+のドライバー(図示せず)を使用して、ナット60の 頭部をねじ込む。 ナット60がねじ込まれると、図1,5に示すように、そのネジ軸がナット60の ネジ穴61の奥に向かって相対的に進行し、その際にナット60が、ベース40の長孔 81に沿って、壁材20の裏面に向かって移動する。
【0033】 さらに、ナット60がねじ込まれると、図1に示すように、壁材20の裏面に当接 する。このため、ベース40の鍔部90の裏面とナット60との間で、壁材20がその表 裏面よりはさみ付けられることで、部品固定具10が壁材20に固定される。又、ナ ット60の全長が、壁材20の貫通孔21の直径より長いことから、ナット60が壁材20 の貫通孔21より抜けることがない。
【0034】 こうして、図2,3に示すように、収納棚30の取り付け位置に沿って複数個の 部品固定具10を固定する。その後、各部品固定具10のホルダー70の上面に、図1 〜3に示すように、収納棚30の一部をそれぞれ載置することで、収納棚30を壁材 20に取り付ける。 尚、図面に示した実施例では、壁材20として石膏ボードを例に挙げたが、壁材 20の材質は石膏ボードに限らず、好ましくは、例えば、ねじや釘を直接、使用す ることが困難な脆弱な壁材や薄い壁材に特に有用である。
【0035】 又、壁材20への取り付け部品としてトイレ用の収納棚30を例に挙げたが、トイ レ以外のキッチンや玄関等の壁材にも取り付けることができるばかりでなく、棚 のほか、絵や写真、時計等の壁掛けとしても使用することができる。 さらに、ホルダー70の形状も、図面に示した実施例のものに限定されず、例え ば部品のロック手段を付加したり、或いはホルダー70と部品とを一体型に形成し てもよい。
【0036】 又、ベース40に係止凹部92を、ホルダー70に係合凸部75をそれぞれ形成したが 、これとは逆に、ベース40側に凸部を、ホルダー70側に該凸部がはまり込む凹部 をそれぞれ形成してもよい。 一方、図16,17は、本考案の他の実施例を示すものであり、図16はホル ダーの正面図、図17はホルダーの左側面図をそれぞれ示す。
【0037】 本実施例は、ホルダー70に特徴があり、特に収納棚30の落下防止用のロック片 100を形成した点に特徴を有する。 すなわち、上記ロック片100は、図16,17に示すように、その基端部が薄 肉のヒンジ部101を介して、ホルダー70の後縁部から上方に突出した後方の突縁7 7に連接している。又、ロック片100の他端自由端部には、ホルダー70の前縁部か ら上方に突出した前方の突縁76に向かって、断面L字形に屈曲した先端屈曲部10 2が形成されている。
【0038】 そして、ロック片100の先端屈曲部102と前方の突縁76との間には、図16に示 すように、互いに噛み合う、断面鋸歯形の爪部103,78がそれぞれ形成されている 。 尚、本実施例の説明において、先に説明した第1実施例と同一構成部分につい ては、同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0039】 そして、上記構成を有するホルダー70は、その連結部71を、第1実施例のベー ス40に連結して部品固定具10を組み立てる。 したがって、本実施例によれば、部品固定具10を壁材20に固定後、図16に示 すように、ホルダー70の凹状の支持部72の上面に、収納棚30の一部をそれぞれ載 置する。その後、ロック片100を、図16に一点鎖線で示すように、ヒンジ部101 より前方の突縁76に向かって下方に折曲する。ロック片100を折曲すると、その 先端屈曲部102の爪部103が、前方の突縁76の爪部78に噛み合うことで、ロック片 100は折曲状態のまま、前方の突縁76に固定される。
【0040】 このため、ホルダー70の支持部72の上面に載置された収納棚30の一部が、ロッ ク片100の下面との間に挟まれて外れなくなり、部品固定具10からの収納棚30の 落下が防止される。 尚、本実施例では、ロック片100を断面L字形に形成したが、これに限定らず 、例えば断面J字形に形成してよい。又、ロック片100を、ホルダー70の後方の 突縁77にヒンジ部101を介して連接させたが、逆にホルダー70の前方の突縁76に 連接させてもよい。
【0041】
【考案の効果】
本考案は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を 奏する。 請求項1記載の壁材への部品固定具によれば、取付作業性がよく、しかも壁材 を傷付けるおそれがないばかりでなく、壁材の厚みの許容範囲が広く、且つ保持 力の高い部品固定具を提供することができる。
【0042】 これに加えて、請求項2記載の部品固定具によれば、部品の取り付けの容易な 部品固定具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】壁材への部品固定具の取り付け状態を示す要部
断面である。
【図2】収納棚の取り付け状態を示す縦断面図である。
【図3】収納棚の取り付け状態を示す横断面図である。
【図4】部品固定具の斜視図である。
【図5】部品固定具の縦断面図である。
【図6】部品固定具の裏面図である。
【図7】部品固定具の左側面図である。
【図8】部品固定具の右側面図である。
【図9】部品固定具の分解図である。
【図10】ベースの上半部を断面にした平面図である。
【図11】ベースの左側面図である。
【図12】図10のA部拡大図である。
【図13】ナットの平面図である。
【図14】ホルダーの平面図である。
【図15】図14のB部拡大図である。
【図16】ホルダーの他の実施例を示す正面図である。
【図17】ホルダーの左側面図である。
【符号の説明】
10 部品固定具 20 壁材 21 貫通孔 30 部品としての収納棚 40 ベース 50 スクリュウ 60 ナット 61 ネジ穴 62 受縁 63 突軸 64 傾斜面 65 尾部 66 窪部 70 ホルダー 71 連結部 71a 直線な縁 72 支持部 73 挿入孔 74 ガイド筒 75 係合凸部 76,77 突縁 78 爪部 80 軸部 81 長孔 82 対向バー 83 連結バー 84 スライド溝 85 突部 90 鍔部 91 受溝 91a 直線な縁 92 係止凹部 93 連通孔 100 ロック片 101 ヒンジ部 102 先端屈曲部 103 爪部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁材の貫通孔を通して壁材の裏側に突出
    する軸部、この軸部の一端部に形成され、壁材の貫通孔
    より一回り大きい鍔部、前記軸部の軸方向に沿って形成
    された長孔を有するベースと、 このベースの鍔部から軸部に通すスクリュウと、 前記軸部の長孔に沿ってスライド可能に取り付けられ、
    且つ該軸部の軸方向に回転可能に取り付けられたナット
    とを備え、 上記ナットには、ベースの鍔部から軸部に通したスクリ
    ュウのネジ軸先端に押されてナットを90度回転させる
    傾斜面を有する壁材への部品固定具において、 上記ナットの厚みが、ベースの長孔の深さ以下に設定さ
    れていることを特徴とする壁材への部品固定具。
  2. 【請求項2】 ベースの鍔部には、部品を下方より受け
    止めるホルダーを取り付けたことを特徴とする請求項1
    記載の壁材への部品固定具。
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