JPH0554754U

JPH0554754U - 型枠斜めサポート

Info

Publication number: JPH0554754U
Application number: JP11348091U
Authority: JP
Inventors: 宗一木谷; 興一郎田口; 善則小桧山; 豊中村; 幸治浮穴; 章梅国; 宣好鎌崎; 門野　　徹; 巖森
Original assignee: Takenaka Corp
Current assignee: Takenaka Corp
Priority date: 1991-12-26
Filing date: 1991-12-26
Publication date: 1993-07-23
Anticipated expiration: 2006-12-26
Also published as: JP2576397Y2

Abstract

(57)【要約】【目的】従来の壁体用型枠の支保工では、横ばたに対す
るサポートによる押しとチェーンによる引きとのバラン
スで支保しているため、二種類の支保資材を要し、ま
た、押し側を決めてから引き側を決める必要があるため
に、作業が面倒で、手数、時間がかかる欠点がある。本
考案は、これらの問題点を解決しようとするものであ
る。【構成】床に仮固定可能なベース２を有する伸縮調整自
在なサポート本体１の上端部に、型枠３のばた材押え用
座金４の背面に当接させる接合金物５を設け、該接合金
物には、そのばた材押え用座金４と共締めするプレート
部６を設けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、壁体用型枠における型枠斜めサポートに係るものである。

【０００２】

【従来の技術】

壁体用型枠の支保工には、通常、下端にジャッキベースを、上端に上端プレートを有する伸縮自在なサポートが利用されている。この場合、床に木片を置いてジャッキベースを受け、上端プレートを壁体用型枠の横ばたの適所に突き当てて、ジャッキベースを働かせて押圧させる。また、これに対応させてその横ばたと床との間にターンバックルを介在させたチェーンを張って、引っ張っている。つまり、横ばたに対するサポートによる押しとチェーンによる引きとのバランスで支保しているのである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、この支保工では、二種類の支保資材を要するだけでなく、押し側を決めてから引き側を決める必要があるために、作業が面倒で、手数、時間がかかる欠点がある。本考案は、これらの問題点を解決しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的達成のため、本考案は、床に仮固定可能なベース２を有する伸縮調整自在なサポート本体１の上端部に、型枠３のばた材押え用座金４の背面に当接させる接合金物５を設け、該接合金物には、そのばた材押え用座金４と共締めするプレート部６を設けたことを特徴とする。

【０００５】

【作用】

如上の構成であるから、その使用に当たっては、ベース２を床の適所に仮固定し、プレート部６を型枠３のサポート取付けに適する位置のばた材押え用座金４の背面に当接させるとともに、そのばた材押え用座金４を締め付けるナット７で共締めし、次いで、サポート本体１を伸縮調整すればよい。

【０００６】

【実施例】

図面は、本考案の実施例を示している。図示のものは、床にアンカーボルト等で水平に仮固定できるベース２を設け、該ベースに伸縮調整自在なサポート本体１を起倒自在に枢着し、該サポート本体の上端部に、型枠３のばた材押え用座金４の背面に当接させる接合金物５を設け（図１）、該接合金物には、そのばた材押え用座金４と共締めするプレート部６を設け、該プレート部６には、そのばた材押え用座金４を嵌めたコンクリート型枠締付具８に係合させる切欠９を設けている（図２，図３）。サポート本体１は、下側の外パイプ10と上側の内パイプ11とを出入自在に嵌合させ、その外パイプ10の上部に一つの横孔12を（図５）、内パイプ11のぼぼ全長に等間隔に複数の横孔13を穿設して（図６）、外パイプの横孔12と内パイプの任意の一つの横孔13にてボルト・ナット14で着脱自在に機械的に連結し、また、外パイプ10の下端にナット15を溶接し、該ナットに螺子棒16を出入自在に螺合させ、該螺子棒の下部に回転操作棒17を設け、かつ、螺子棒の下端に前記ベース２へ起倒自在に枢着させるコ字状取付片18を水平回転自在に装着し（図７）、内パイプ11の上端に前記接合金物５を装着させるボス19を設けている。なお、外パイプのナット15に螺合する螺子棒16、これを回転させる回転操作棒17等は、つまり機械的ジャッキを構成しているのである。図示してないが、外パイプ10の横孔12を複数にしてもよい。螺子棒16の先端部をかしめて抜け止めするとよい。ベース２は、四角のプレート20の四隅にアンカーボルト等を通す小孔21を穿設するとともに、中央部に一対の起立片22を設け（図４）、該起立片に前記コ字状取付片18をピン23で枢着している。接合金物５は、コンクリート型枠締付具８に係合させる切欠９を備えたプレート部６の下部両側に、一対の取付舌片24を設け、該取付舌片と前記ボス19とをピン25で枢着している（図２，図３）。この実施例では、ベース２を小孔21にて床に仮固定するが、この際、サポート本体１が型枠３に向かって倒れ得るよう向きを設定する。また、サポート本体１の大まかな長さをボルト・ナット14で連結する内パイプ11の横孔13を選ぶことにより決定し、所要のコンクリート型枠締付具８に接合金物５の切欠９を係合させて、前述のようにナット７で共締めする。後は、回転操作棒17を操作して螺子棒 16を回転させ、サポート本体１を伸縮（押し・引き）調整する。

【０００７】

【考案の効果】

本考案によれば、ベース２を床に仮固定し、プレート部６を型枠３適所のばた材押え用座金４の背面に当接させて、ナット７でばた材押え用座金４と共締めし、サポート本体１を伸縮（押し・引き）調整すればよいので、その取扱い、操作が極めて簡単かつ容易で、作業を大幅に簡素化でき、建入調整の時間を短縮でき、また、支保資材が単品となるで、省資材化が可能となり、そして、工期を短縮でき、作業員を削減でき、コストダウンできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す使用状態側面図である。

【図２】同例の接合金物を示す拡大側面図である。

【図３】同接合金物を示す拡大背面図である。

【図４】同例のベースを示す拡大平面図である。

【図５】同例の外パイプを示す側面図である。

【図６】同例の内パイプを示す側面図である。

【図７】同例の螺子棒等を示す拡大側面図である。

【符号の説明】

１サポート本体２ベース３型枠４ばた材押え用座金５接合金物６プレート部７ナット８コンクリート型枠締付具９切欠 10 外パイプ 11 内パイプ 12 横孔 13 横孔 14 ボルト・ナット 15 ナット 16 螺子棒 17 回転操作棒 18 コ字状取付片 19 ボス 20 プレート 21 小孔 22 起立片 23 ピン 24 取付舌片 25 ピン

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者木谷宗一東京都中央区銀座八丁目21番１号株式会社竹中工務店東京本店内 (72)考案者田口興一郎東京都中央区銀座八丁目21番１号株式会社竹中工務店東京本店内 (72)考案者小桧山善則東京都中央区銀座八丁目21番１号株式会社竹中工務店東京本店内 (72)考案者中村豊東京都中央区銀座八丁目21番１号株式会社竹中工務店東京本店内 (72)考案者浮穴幸治東京都中央区銀座八丁目21番１号株式会社竹中工務店東京本店内 (72)考案者梅国章東京都江東区南砂二丁目５番14号株式会社竹中工務店技術研究所内 (72)考案者鎌崎宣好東京都中央区日本橋３丁目６番２号朝日機材株式会社内 (72)考案者門野徹東京都港区高輪四丁目24番44号三菱セメント建材株式会社内 (72)考案者森巖東京都墨田区押上２丁目８番２号岡部株式会社内

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】床に仮固定可能なベース２を有する伸縮
調整自在なサポート本体１の上端部に、型枠３のばた材
押え用座金４の背面に当接させる接合金物５を設け、該
接合金物には、そのばた材押え用座金４と共締めするプ
レート部６を設けたことを特徴とする型枠斜めサポー
ト。