JPH0554620U - ロードスイーパのガッタブラシ押付力調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガッタブラシの下方への揺動ストロークを変
更してガッタブラシの路面への押付力を調整できるよう
にする。 【構成】 ホッパ１の側壁１ａに支持アーム９を上下揺
動自在に支承し、その支持アーム９にガッタブラシ４の
支持部５を取付け、この支持部５にスプリング１１を連
結し、そのスプリング１１に連結した索条１２を支持機
構１５の支持ピン２６に連結し、その支持ピン２６を支
持機構１５の係止型材２３に上下方向に間隔を置いて形
成した複数の係止溝２２のいずれか１つに係止可能と
し、支持ピン２６を上下に移動してスプリング１１のば
ね荷重を変更してガッタブラシ４の下方への揺動ストロ
ークを変えて路面への押付力を調整できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ロードスイーパのホッパに取付けられるガッタブラシの路面への押 付力を調整する装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

ロードスイーパは車体に装着したホッパ内に主ブラシを装着して路面上のゴミ 等をホッパ内に収納清掃すると共に、前記ホッパにガッタブラシを取付けて路肩 等に堆積した土を掻き取るようにしてある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

かかるガッタブラシは回転縦軸に設けた回転板にブラシを縦向きに多数設けた ものであって、その掻き取り力はブラシの剛性と路面への押付力で決定される。 一方、ガッタブラシの掻き取り力が大きいと路面表面を損傷することがあり、 掻き取り力が小さいと路肩などに固く堆積した土を掻き取りできないので、掻き 取り力を調整できるようにすることが望ましいが、従来のガッタブラシはホッパ に直接設けられてホッパを下降することで路面への押付力が一定となるから掻き 取り力を調整することはできない。

【０００４】 そこで、本考案はガッタブラシの路面への押付力を調整して掻き取り力を簡単 に調整できるようにしたロードスイーパのガッタブラシ押付力調整装置を提供す ることを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

ロードスイーパのホッパ１側壁１ａに支持アーム９を上下揺動自在に支承し、 この支持アーム９にガッタブラシ４を取付け、そのガッタブラシ４にスプリング １１を連結し、そのスプリング１１に連結した索条１２を前記ホッパ１側壁１ａ に設けた支持機構１５に連結し、この支持機構１５を索条１２が連結された支持 ピン２６を上下方向に移動可能として成るロードスイーパのガッタブラシ押付力 調整装置。

【０００６】

【作 用】

支持ピン２６を上下に移動してスプリング１１のばね荷重を大きくしたり、小 さくすることでガッタブラシ４の下方への揺動ストロークを小さくしたり、大き くしてガッタブラシ４の路面への押付力を簡単に調整できるから、ガッタブラシ ４の掻き取り力を用途に応じて簡単に調整できる。

【０００７】

【実 施 例】

図１に示すように、ホッパ１内の後部に主ブラシ２が回転自在に装着され、そ のホッパ１の側壁１ａ前部寄りにガッタブラシ収納用の凹陥部３が形成してあり 、その凹陥部３にガッタブラシ４が上下動自在に配設してある。 前記ガッタブラシ４は支持体５に取付円板６を縦軸で回転自在に支承し、その 取付円板６にブラシ７を縦向きに多数設け、前記支持体５に油圧モータ８を設け て油圧モータ８を駆動することで取付円板６とともにブラシ７を回転するように してあり、その支持体５がホッパ１の側壁１ａに上下揺動自在に支承した支持ア ーム９の先端部に取付けてある。 前記支持体５のフック１０にスプリング１１が係着され、このスプリング１１ に係着した索条１２が前記ホッパ１の側壁１ａに設けた上部プーリ１３と下部プ ーリ１４を経て支持機構１５に連結してある。 前記支持機構１５は図１、図２、図３に示すように、取付板１６に第１・第２ 縦板１７，１８を固着した基部１９と、両側片２０，２０と連結片２１で横断面 コ字状の長尺材となり、かつ両側片２０，２０に開口端が上部となるように斜め となった係止溝２２が上下に等間隔で複数形成された係止型材２３と、横断面コ 字状の長尺材となった受け型材２４と、ハンドル２５を備えた支持ピン２６より 成り、その係止型材２３と受け型材２４を前記基部１９の第１・第２縦板１７， １８にボルト止めして両者間に支持ピン２６が挿通する間隔を形成し、支持ピン ２６を係止型材２３の係止溝２２に係合して成り、その基部１９の取付板１６が ホッパ１の側壁１ａにボルト止めされ、その支持ピン２６に前記索条１２が連結 してある。

【０００８】 次に作動を説明する。 ガッタブラシ４は自重によって支持アーム９を介して下方に揺動するが、ガッ タブラシ４はスプリング１１で吊り上げ支持されているために、そのガッタブラ シ４の下方への揺動ストロークはスプリング１１のばね荷重で決定される。 一方、スプリング１１は支持機構１５の支持ピン２６で支持され、ハンドル２ ５を持って支持ピン２６を異なる係止溝２２に係止することで支持ピン２６を上 下に移動することでスプリング１１を引張ってそのばね荷重を大きくしたり、小 さくできる。 したがって、前述のように支持ピン２６を上下に移動することでガッタブラシ ４の下方への揺動ストロークを変更して路面への押付力を調整できる。 例えば、支持ピン６を上方の係止溝２２に係止して上方位置とすれば索条１２ を介してスプリング１１を引張ってばね荷重が大きくなり、ガッタブラシ４の下 方への揺動ストロークが小さくなってブラシ７の最下面が上方位置となって路面 への押付力が弱くなる。

【０００９】

【考案の効果】

支持ピン２６を上下に移動してスプリング１１のばね荷重を大きくしたり、小 さくすることでガッタブラシ４の下方への揺動ストロークを小さくしたり、大き くしてガッタブラシ４の路面への押付力を簡単に調整できる。 したがって、ガッタブラシ４の掻き取り力を用途に応じて簡単に調整できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ロードスイーパのホッパにおけるガッタブラシ
取付部の正面図である。

【図２】支持機構の平面図である。

【図３】支持機構の分解斜視図である。

【符号の説明】

１…ホッパ、１ａ…側壁、４…ガッタブラシ、９…支持
アーム、１１…スプリング、１２…索条、１５…支持機
構、２２…係止溝、２３…係止型材、２５…ハンドル、
２６…支持ピン。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ロードスイーパのホッパ１側壁１ａに支
   持アーム９を上下揺動自在に支承し、この支持アーム９
   にガッタブラシ４を取付け、そのガッタブラシ４にスプ
   リング１１を連結し、そのスプリング１１に連結した索
   条１２を前記ホッパ１側壁１ａに設けた支持機構１５に
   連結し、この支持機構１５を索条１２が連結された支持
   ピン２６を上下方向に移動可能として成るロードスイー
   パのガッタブラシ押付力調整装置。