JPH0554575A - 浮上型磁気ヘツド装置 - Google Patents
浮上型磁気ヘツド装置Info
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- JPH0554575A JPH0554575A JP21091291A JP21091291A JPH0554575A JP H0554575 A JPH0554575 A JP H0554575A JP 21091291 A JP21091291 A JP 21091291A JP 21091291 A JP21091291 A JP 21091291A JP H0554575 A JPH0554575 A JP H0554575A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- magnetic head
- pivot
- flying
- air bearing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 2.5インチ等の小型磁気ディスク装置用の
浮上型磁気ヘッドの0.1μm近傍での低浮上特性の向
上を図る。 【構成】 ジンバル13を介して片持ち構造のロ−ドア
−ム14に保持したエアベアリング面を有する正圧方式
のスライダ−12と、スライダ−12のエアベアリング
の流出端部側に設けられた磁気回路を構成する電磁変換
部と、その電磁変換部に巻線した励磁用コイルとを有す
る浮上型磁気ヘッド装置であって、スタイダ−12の流
出端側のテ−パ部を除いたスライダ−部の長さをL、ジ
ンバル13とスライダ−12を接着固定する際のピボッ
ト15の位置をスライダ−12の流入端部を起点にして
Gとした時に、 0.55≦G/L≦0.60 の範囲にピボットの位置を流出側にオフセットした浮上
型磁気ヘッド装置。
浮上型磁気ヘッドの0.1μm近傍での低浮上特性の向
上を図る。 【構成】 ジンバル13を介して片持ち構造のロ−ドア
−ム14に保持したエアベアリング面を有する正圧方式
のスライダ−12と、スライダ−12のエアベアリング
の流出端部側に設けられた磁気回路を構成する電磁変換
部と、その電磁変換部に巻線した励磁用コイルとを有す
る浮上型磁気ヘッド装置であって、スタイダ−12の流
出端側のテ−パ部を除いたスライダ−部の長さをL、ジ
ンバル13とスライダ−12を接着固定する際のピボッ
ト15の位置をスライダ−12の流入端部を起点にして
Gとした時に、 0.55≦G/L≦0.60 の範囲にピボットの位置を流出側にオフセットした浮上
型磁気ヘッド装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3.5インチ以下、特
には2.5インチ以下の高周波、高密度記録の小型磁気
ディスク装置に使用される、正圧方式のスライダ−を用
いた良好な低浮上特性を有する小型の浮上型磁気ヘッド
装置に関する。
には2.5インチ以下の高周波、高密度記録の小型磁気
ディスク装置に使用される、正圧方式のスライダ−を用
いた良好な低浮上特性を有する小型の浮上型磁気ヘッド
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置に使用される浮上式磁
気ヘッドには、Mn−Zn多結晶フェライト等をスライ
ダ−に用いた一体型のモノリシック型磁気ヘッドと、C
aTiO3等の非磁性材料をスライダ−とし、Mn−Z
n単結晶フェライト等で形成した磁気ヘッドコアを、前
記スライダ−のスリットに保持したコンポジット型の磁
気ヘッド等がある。図10は浮上型磁気ヘッドの一例で
あるコンポジット型の浮上型磁気ヘッド31を示す斜視
図である。図10において34は一対のMn−Zn単結
晶フェライトコア片で構成された磁気ヘッドコアで、そ
の一方のコア片の対向面、または、両方コア片の対向面
に高い飽和磁束密度を有する金属磁性薄膜が成膜され、
CaTiO3等の非磁性材料で構成したスライダ−32
のエアベアリング33のスリット35にモ−ルドガラス
36により固定保持されている。このような浮上型磁気
ヘッドは図9に示すように磁気ヘッド21のスライダ−
22の背面がピボット25を有するジンバル23に接着
され、そのジンバル23を介して片持ち構造のロ−ドア
−ム24に保持されている。浮上型磁気ヘッドは、ディ
スクが静止している時には、バネの力で軽くディスクに
接触しているが、ディスクが回転している時には、ディ
スク表面の空気の流れによりスライダ−の浮上面を持ち
上げる力が作用し、ディスクから0.15〜0.2μm
程度浮上する。磁気ディスク装置はノ−トブック型パソ
コン等への搭載の増大により、2.5インチへの移行等
小型化と共に、磁化反転密度、トラック記録密度、線記
録密度の高密度化が要求されている。このような高密度
記録化に対応するために、磁気ヘッドの浮上高さも従来
の0.15〜0.2μmに対して、0.1〜0.15μ
m、望ましくは0.1μm前後で浮上高さの変化が少な
い浮上型磁気ヘッドが要求される。正圧方式の浮上型磁
気ヘッドの低浮上への対応策としては、スライダ−を小
型、軽量化して、バネ荷重を小さくする。浮上のための
エアベアリングの幅を小さくしたり、エアベアリングの
長手方向側面に傾斜面や切欠き部を設ける等があり、三
菱電機技報(Vol.60*No.4*1986)、米国特許4,678,996等
に開示されている。また、STLE,SP−25,11
7(1988)のP117〜P123には、図7に示す
ようにテ−パフラット型のスライダ−において、通常ス
ライダ-の重心位置に近いピボットの位置を流出端側に
オフセットすることより、PITCH ANGLEを変え、浮上を
安定させることが開示されている。
気ヘッドには、Mn−Zn多結晶フェライト等をスライ
ダ−に用いた一体型のモノリシック型磁気ヘッドと、C
aTiO3等の非磁性材料をスライダ−とし、Mn−Z
n単結晶フェライト等で形成した磁気ヘッドコアを、前
記スライダ−のスリットに保持したコンポジット型の磁
気ヘッド等がある。図10は浮上型磁気ヘッドの一例で
あるコンポジット型の浮上型磁気ヘッド31を示す斜視
図である。図10において34は一対のMn−Zn単結
晶フェライトコア片で構成された磁気ヘッドコアで、そ
の一方のコア片の対向面、または、両方コア片の対向面
に高い飽和磁束密度を有する金属磁性薄膜が成膜され、
CaTiO3等の非磁性材料で構成したスライダ−32
のエアベアリング33のスリット35にモ−ルドガラス
36により固定保持されている。このような浮上型磁気
ヘッドは図9に示すように磁気ヘッド21のスライダ−
22の背面がピボット25を有するジンバル23に接着
され、そのジンバル23を介して片持ち構造のロ−ドア
−ム24に保持されている。浮上型磁気ヘッドは、ディ
スクが静止している時には、バネの力で軽くディスクに
接触しているが、ディスクが回転している時には、ディ
スク表面の空気の流れによりスライダ−の浮上面を持ち
上げる力が作用し、ディスクから0.15〜0.2μm
程度浮上する。磁気ディスク装置はノ−トブック型パソ
コン等への搭載の増大により、2.5インチへの移行等
小型化と共に、磁化反転密度、トラック記録密度、線記
録密度の高密度化が要求されている。このような高密度
記録化に対応するために、磁気ヘッドの浮上高さも従来
の0.15〜0.2μmに対して、0.1〜0.15μ
m、望ましくは0.1μm前後で浮上高さの変化が少な
い浮上型磁気ヘッドが要求される。正圧方式の浮上型磁
気ヘッドの低浮上への対応策としては、スライダ−を小
型、軽量化して、バネ荷重を小さくする。浮上のための
エアベアリングの幅を小さくしたり、エアベアリングの
長手方向側面に傾斜面や切欠き部を設ける等があり、三
菱電機技報(Vol.60*No.4*1986)、米国特許4,678,996等
に開示されている。また、STLE,SP−25,11
7(1988)のP117〜P123には、図7に示す
ようにテ−パフラット型のスライダ−において、通常ス
ライダ-の重心位置に近いピボットの位置を流出端側に
オフセットすることより、PITCH ANGLEを変え、浮上を
安定させることが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】小型の浮上型磁気ヘッ
ドは回転中の磁気ディスクの振動や空気の流れの変動に
より、定常状態の浮上時でも浮上量が変化し易い。浮上
高さは低く一定高さを保つほど、書き込み/読み取りの
磁気ヘッドの電磁変換特性は向上するが、浮上量が小さ
いほど磁気ヘッドと磁気ディクが接触する確立は高くな
る。従って、良好なヘッド特性と安定した浮上特性を得
るためには、電磁変換部は記録媒体である磁気ディスク
にできるだけ近付け、磁気ヘッド全体の浮上高さは磁気
ディスクとの接触が少ない高さに抑えることが必要であ
る。また、磁気ディスクはスパッタ法やメッキ法等で作
られ、面の仕上げ精度も良く、且つ、潤滑剤がオ−バ−
コ−トされている為に、ヘッドとディスクとの粘着(ス
テッキング)も問題で、ヘッドとディスクが接触した状
態から、ディスクが回転を始める、ヘッドが浮上するま
での立ち上りも早いことが必要である。このように、浮
上型磁気ヘッドは低浮上を前提として、記録媒体である
回転中の磁気ディスク上を移動する時に、浮上高さの差
がディスクの内外周で小さく、図8に示すように流入端
の浮上高さh2と流出端側の浮上高さh1のとの隙間比h
2/h1が大きいという二つの浮上特性の改善が要求され
ている。上記従来の技術に記載したように、STLE,
SP−25,117(1988)には、ピボットの位置
をオフセットすることは開示しているが、適正なオフセ
ット量は開示されていない。本発明は、適切なオフセッ
ト量を規定することにより、低浮上で安定した浮上特性
を有する小型磁気ヘッド装置を提供するものである。
ドは回転中の磁気ディスクの振動や空気の流れの変動に
より、定常状態の浮上時でも浮上量が変化し易い。浮上
高さは低く一定高さを保つほど、書き込み/読み取りの
磁気ヘッドの電磁変換特性は向上するが、浮上量が小さ
いほど磁気ヘッドと磁気ディクが接触する確立は高くな
る。従って、良好なヘッド特性と安定した浮上特性を得
るためには、電磁変換部は記録媒体である磁気ディスク
にできるだけ近付け、磁気ヘッド全体の浮上高さは磁気
ディスクとの接触が少ない高さに抑えることが必要であ
る。また、磁気ディスクはスパッタ法やメッキ法等で作
られ、面の仕上げ精度も良く、且つ、潤滑剤がオ−バ−
コ−トされている為に、ヘッドとディスクとの粘着(ス
テッキング)も問題で、ヘッドとディスクが接触した状
態から、ディスクが回転を始める、ヘッドが浮上するま
での立ち上りも早いことが必要である。このように、浮
上型磁気ヘッドは低浮上を前提として、記録媒体である
回転中の磁気ディスク上を移動する時に、浮上高さの差
がディスクの内外周で小さく、図8に示すように流入端
の浮上高さh2と流出端側の浮上高さh1のとの隙間比h
2/h1が大きいという二つの浮上特性の改善が要求され
ている。上記従来の技術に記載したように、STLE,
SP−25,117(1988)には、ピボットの位置
をオフセットすることは開示しているが、適正なオフセ
ット量は開示されていない。本発明は、適切なオフセッ
ト量を規定することにより、低浮上で安定した浮上特性
を有する小型磁気ヘッド装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の浮上型磁気ヘッ
ド装置は、ジンバルを介して片持ち構造のロ−ドア−ム
に保持したエアベアリング面を有する正圧方式のスライ
ダ−と、スライダ−のエアベアリングの流出端部側に設
けた磁気回路を構成する電磁変換部と、電磁変換部に巻
線した励磁用コイルとを有し、スライダ−の流出端側の
テ−パ部を除いたスライダ−部の長さをL、ジンバルと
スライダ−を接着固定する際のピボットの位置をスライ
ダ−の流入端部を起点にしてGとした時に、0.55≦
G/L≦0.60の範囲にピボットの位置を流出側にオ
フセットすることにより、浮上特性を向上した浮上型磁
気ヘッド装置提供するものである。
ド装置は、ジンバルを介して片持ち構造のロ−ドア−ム
に保持したエアベアリング面を有する正圧方式のスライ
ダ−と、スライダ−のエアベアリングの流出端部側に設
けた磁気回路を構成する電磁変換部と、電磁変換部に巻
線した励磁用コイルとを有し、スライダ−の流出端側の
テ−パ部を除いたスライダ−部の長さをL、ジンバルと
スライダ−を接着固定する際のピボットの位置をスライ
ダ−の流入端部を起点にしてGとした時に、0.55≦
G/L≦0.60の範囲にピボットの位置を流出側にオ
フセットすることにより、浮上特性を向上した浮上型磁
気ヘッド装置提供するものである。
【0005】
【作用】図8はピボットのオフセットを表す図である。
図8においてオフセット量はG/Lで規定される。本発
明の浮上型磁気ヘッド装置は、図8に示すピボッットの
オフセット量を適切に選択しているので、浮上高さの差
がディスクの内外周で小さく、流入端側の浮上高さh1
と流出端側の浮上高さのh2との隙間比h2/h1が大き
く、低浮上で浮上特性が安定している。尚、スライダ−
の流出端側のテ−パ部を除いたスライダ−部の長さLを
オフセット量の基準にしたのは、流出端側のテ−パ部は
殆ど浮上特性に影響を与えないためである。
図8においてオフセット量はG/Lで規定される。本発
明の浮上型磁気ヘッド装置は、図8に示すピボッットの
オフセット量を適切に選択しているので、浮上高さの差
がディスクの内外周で小さく、流入端側の浮上高さh1
と流出端側の浮上高さのh2との隙間比h2/h1が大き
く、低浮上で浮上特性が安定している。尚、スライダ−
の流出端側のテ−パ部を除いたスライダ−部の長さLを
オフセット量の基準にしたのは、流出端側のテ−パ部は
殆ど浮上特性に影響を与えないためである。
【0006】
【実施例】図1は本発明の実施例の一例を示す磁気ヘッ
ド装置である。11は浮上型磁気ヘッド、12はスタイ
ダ−、13はジンバル、14はロ−ドア−ム、15はピ
ボットであリ、磁気ヘッドの構成は基本的には図10と
同じである。図2はスライダ−の浮上面側を示す図であ
る。スライダ−の長さは2.845mm、幅は2.235mm、高さは
0.61mmであり、エアベアリング12aは浮上のためのフ
ラット部分と流入端側にはのテ-パ部12c、磁気ディ
スク等との接触を防止するための流出端側のテ−パ部1
2bを有している。図1に示す磁気ヘッド装置のピボッ
トの位置のオフセット量と図2に示す基本構成のスライ
ダ−のエアベアリング幅とを変化させて浮上特性を調査
した。磁気ディスクは2.5インチのものを用い、スラ
イダ−を磁気ディスクの内外周へ移動させ、SKew角
(磁気ヘッド現在位置における円周の接線と磁気ヘッド
のなす角度、及び周速の違いの影響も併せ検討した。エ
アベアリングの幅は,No1:0.356mm、No2:
0.432mm、No3:0.483mmmの3種類であ
る。 (実施例1)図3はピボットの位置と磁気ディスクの内
外周における平均最小浮上高さとの関係を示す図であ
る。同図より同じエアベアリング幅のものでも、ピボッ
トの位置のオフセット量が大きくなる程低浮上特性を有
していることが判る。特に幅が0.356mmのNo1は
0.1μm以下の優れた低浮上特性を有している。 (実施例2)図4はピボットの位置と磁気ディスクの内外
周における最小浮上高さhminと最大浮上高さhmaxとの
関係を示す図である。実施例1と同様にピボットの位置
のオフセット量が大きくなる程、hmax/hmniの比が小
さくなり、浮上高さが安定していることが判る。 (実施例3)図5は内周側、図6は外周側におけるスラ
イダ−の流出端の浮上高さh1と流入端の浮上高さh2と
の比h2/h1比である隙間比とオフセット量の関係を示
す図である。G/Lが0.55以上のものは内周側に於
いてもh2/h1は望ましい1.5以上である。このよう
に、Taper Flat のスライダ-をもつ浮上型磁気ヘッドは
ピボットのオフセット量が大きい、即ちピボットの位置
が流出端側に寄った方が安定した低浮上特性を有する。
しかし、オフセット量が余り大きくなると、磁気ヘッド
の浮上姿勢が悪くなり、対摺動性が劣化する懸念があ
る。従って、スキマ比の関係から望ましいXG(G/
L)の範囲は0.55〜0.60である。尚、同じ正圧
方式の Transverse Pressure Contour (T.P.C)型
のスライダ-を有する浮上型磁気ヘッドでも、テイパ−
フラット型のスライダ−を有する浮上型磁気ヘッドと同
様の効果のあることが確認できた。
ド装置である。11は浮上型磁気ヘッド、12はスタイ
ダ−、13はジンバル、14はロ−ドア−ム、15はピ
ボットであリ、磁気ヘッドの構成は基本的には図10と
同じである。図2はスライダ−の浮上面側を示す図であ
る。スライダ−の長さは2.845mm、幅は2.235mm、高さは
0.61mmであり、エアベアリング12aは浮上のためのフ
ラット部分と流入端側にはのテ-パ部12c、磁気ディ
スク等との接触を防止するための流出端側のテ−パ部1
2bを有している。図1に示す磁気ヘッド装置のピボッ
トの位置のオフセット量と図2に示す基本構成のスライ
ダ−のエアベアリング幅とを変化させて浮上特性を調査
した。磁気ディスクは2.5インチのものを用い、スラ
イダ−を磁気ディスクの内外周へ移動させ、SKew角
(磁気ヘッド現在位置における円周の接線と磁気ヘッド
のなす角度、及び周速の違いの影響も併せ検討した。エ
アベアリングの幅は,No1:0.356mm、No2:
0.432mm、No3:0.483mmmの3種類であ
る。 (実施例1)図3はピボットの位置と磁気ディスクの内
外周における平均最小浮上高さとの関係を示す図であ
る。同図より同じエアベアリング幅のものでも、ピボッ
トの位置のオフセット量が大きくなる程低浮上特性を有
していることが判る。特に幅が0.356mmのNo1は
0.1μm以下の優れた低浮上特性を有している。 (実施例2)図4はピボットの位置と磁気ディスクの内外
周における最小浮上高さhminと最大浮上高さhmaxとの
関係を示す図である。実施例1と同様にピボットの位置
のオフセット量が大きくなる程、hmax/hmniの比が小
さくなり、浮上高さが安定していることが判る。 (実施例3)図5は内周側、図6は外周側におけるスラ
イダ−の流出端の浮上高さh1と流入端の浮上高さh2と
の比h2/h1比である隙間比とオフセット量の関係を示
す図である。G/Lが0.55以上のものは内周側に於
いてもh2/h1は望ましい1.5以上である。このよう
に、Taper Flat のスライダ-をもつ浮上型磁気ヘッドは
ピボットのオフセット量が大きい、即ちピボットの位置
が流出端側に寄った方が安定した低浮上特性を有する。
しかし、オフセット量が余り大きくなると、磁気ヘッド
の浮上姿勢が悪くなり、対摺動性が劣化する懸念があ
る。従って、スキマ比の関係から望ましいXG(G/
L)の範囲は0.55〜0.60である。尚、同じ正圧
方式の Transverse Pressure Contour (T.P.C)型
のスライダ-を有する浮上型磁気ヘッドでも、テイパ−
フラット型のスライダ−を有する浮上型磁気ヘッドと同
様の効果のあることが確認できた。
【0007】
【発明の効果】本発明により、ピボット位置の流出端側
へのオフセット量を適切にすることにより、低浮上特性
に優れ、且つ隙間比が大きいので、浮上高さの変化が少
なく安定した浮上特性を有する磁気ヘッドを得ることが
できる。
へのオフセット量を適切にすることにより、低浮上特性
に優れ、且つ隙間比が大きいので、浮上高さの変化が少
なく安定した浮上特性を有する磁気ヘッドを得ることが
できる。
【図1】本発明の浮上型磁気ヘッド装置を示す図であ
る。
る。
【図2】本発明のピボットのオフセットを示す図であ
る。
る。
【図3】ピボット位置と最小浮上高さの関係を示す図で
ある。
ある。
【図4】ピボット位置と最小浮上高さhminと最大浮上
高さhmaxの比を示す図である。
高さhmaxの比を示す図である。
【図5】2.5ディスクの内周側におけるピボット位置
と隙間比(h2/h1)との関係を示す図である。
と隙間比(h2/h1)との関係を示す図である。
【図6】2.5ディスクの外周側におけるピボット位置
と隙間比(h2/h1)との関係を示す図である。
と隙間比(h2/h1)との関係を示す図である。
【図7】ピボットオフセットとPITCH ANGLE
と示す図である。
と示す図である。
【図8】隙間比を示す図である。
【図9】ジンバルと磁気ヘッドを接着、固定した状態を
示す図である。
示す図である。
【図10】コンポジット型の浮上型磁気ヘッドを示す図
である。
である。
11 浮上型気ヘッド装置 12 スライダ− 13 ジンバル 14 ロ−ドア−ム 15 ピボット 12a エアベアリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西山 俊一 栃木県真岡市松山町18番地 日立金属株式 会社真岡工場内
Claims (1)
- 【請求項1】 ジンバルを介して片持ち構造のロ−ドア
−ムに保持され、エアベアリング面を有する正圧方式の
スライダ−と、前記スライダ−のエアベアリングの流出
端部側に設けられた磁気回路を構成する電磁変換部と、
その電磁変換部に巻線された励磁用コイルとを有する浮
上型磁気ヘッド装置において、前記スタイダ−の流出端
側のテ−パ部を除いたスライダ−部の長さをL、ジンバ
ルとスライダ−を接着固定する際のピボットの位置をス
ライダ−の流入端部を起点にしてGとした時に、0.5
5≦G/L≦0.60の範囲にピボットの位置を流出側
にオフセットしたことを特徴とする浮上型磁気ヘッド装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21091291A JPH0554575A (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | 浮上型磁気ヘツド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21091291A JPH0554575A (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | 浮上型磁気ヘツド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0554575A true JPH0554575A (ja) | 1993-03-05 |
Family
ID=16597129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21091291A Pending JPH0554575A (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | 浮上型磁気ヘツド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0554575A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5947856A (en) * | 1996-07-03 | 1999-09-07 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control system for automatic transmission, including coordinated frictional engagement element release control |
US6934124B2 (en) * | 2001-11-19 | 2005-08-23 | Headway Technologies, Inc. | Rotating recording medium and slider of thin-film magnetic head device |
-
1991
- 1991-08-22 JP JP21091291A patent/JPH0554575A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5947856A (en) * | 1996-07-03 | 1999-09-07 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control system for automatic transmission, including coordinated frictional engagement element release control |
US6934124B2 (en) * | 2001-11-19 | 2005-08-23 | Headway Technologies, Inc. | Rotating recording medium and slider of thin-film magnetic head device |
US7240418B2 (en) | 2001-11-19 | 2007-07-10 | Headway Technologies, Inc. | Method of manufacturing slider of thin-film magnetic head |
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