JPH0554425A - 対物レンズ駆動装置の製造方法 - Google Patents

対物レンズ駆動装置の製造方法

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JPH0554425A
JPH0554425A JP24035791A JP24035791A JPH0554425A JP H0554425 A JPH0554425 A JP H0554425A JP 24035791 A JP24035791 A JP 24035791A JP 24035791 A JP24035791 A JP 24035791A JP H0554425 A JPH0554425 A JP H0554425A
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JP
Japan
Prior art keywords
objective lens
wire
movable body
driving device
fixed support
Prior art date
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Pending
Application number
JP24035791A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyasu Uchida
裕康 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH0554425A publication Critical patent/JPH0554425A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対物レンズのサスペンションアームとなるワ
イヤーを製造ラインとして利用し、対物レンズ駆動部材
の成形から組み立てを連続的に行う。 【構成】 上下2本ずつ並行してリールから引き出され
た4本のワイヤー1に可動体5及び固定支持6をアウト
サート成形し、ワイヤー1に支持されたまま可動体5及
び固定支持体6に対物レンズ7、駆動コイル8等の駆動
部材をマウントし、この可動体5と固定支持体6からな
る単位組立体A毎にワイヤー1を切断し、この単位組立
体Aを光学ピックアップ構成体14に組み込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク記録再生装
置に用いられる光学ピックアップを構成する対物レンズ
駆動装置の製造方法に関し、特にワイヤー等の線状部材
により支持される対物レンズ駆動装置を、線状部材を利
用して連続的に成形及び組み立てを行えるようにしたも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク記録再生装置に用いら
れる光学ピックアップの組み立てにおいては、そのほと
んどが搬送ライン上での自動化が図られている。しか
し、光学ピックアップの中でも対物レンズをフォーカス
及びトラッキングの2軸方向へ駆動するための例えば上
下2本ずつの4本のワイヤー方式による対物レンズ駆動
装置の自動組み立ての場合には生産性の点で解決すべき
多くの問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、ワイヤー方
式による対物レンズ駆動装置の場合は、対物レンズや駆
動用コイルあるいはマグネット等の構成部品の他に一本
ずつに切断された少なくとも4本のワイヤーが必要とな
るので全体として部品点数が多く、このため組み立てに
要する工数も多くなる。また、部品点数が多くなること
で、装置の組立て精度が低下し、その分組み立て品の調
整工数が多くなるといった問題があったり、さらに部品
搬送及び組み立てのラインに複雑な位置決め機構が必要
である等のため、製品コストが高価となっていた。
【0004】本発明は上述のような問題点を解消するた
めになされたもので、ワイヤー等の線状部材を製造ライ
ンとして利用し、対物レンズ駆動装置を連続的に成型及
び組み立てを行えるようにし、これによって装置の部品
点数を少なくして組み立て工数を削減し、しかも組立て
精度を向上できるようにした対物レンズ駆動装置の製造
方法を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明における対物レンズ駆動装置の製造方法は、
線状部材に可動体と、この可動体を線状部材を介して支
持する固定支持体とを成形する工程と、可動体及び固定
支持体に対物レンズ及び駆動部材をマウントする工程
と、可動体と固定支持体からなる単位組立体毎に線状部
材を切断する工程と、分離された単位組立体を光学ピッ
クアップ構成体に組み付ける工程とからなる。
【0006】
【作用】上述のように構成した対物レンズ駆動装置の製
造方法では、線状部材が複数のリールに各々巻回されて
おり、これらリールから例えば上下2本ずつ並行して引
き出された少なくとも4本の線状部材にコイルボビンを
兼ねる可動体と、この可動体を線状部材を介して支持す
る固定支持体を順次に成形し、線状部材に支持する。そ
の後、可動体及び固定支持体に対物レンズ等の対物レン
ズ駆動部材をマウントして単位組立体を構成し、そのあ
とこの単位組立体の後ろに連がる線状部材を切断し、そ
して最後に切断、分離された単位組立体を先に組み付け
られている光学ピックアップ構成体に組み付けるもので
ある。
【0007】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は対物レンズ駆動装置の製造方法を実施す
るための要部の斜視図を示す、図2に製造ラインの概要
図を示す。
【0008】以下、図2に示した一連の製造ラインに基
づいて対物レンズ駆動装置の製造工程を説明する。符号
1で示した線状部材1(以下ワイヤーという)はリール
2に巻回されており、例えばベリリウム銅(ベリリウム
カッパーともいう)や燐青銅等からなり、線径が0.1
8mm前後の断面真円状で可撓性を有している。このワ
イヤー1が巻回されているリール2は図2では一つのリ
ールのみ示してあるが、本例では四つのリールがあり各
リールから1本ずつのワイヤー1が上下2本ずつそれぞ
れ並行して図示しないクランプ装置によってクランプさ
れ製造ライン上に引き出され、このワイヤー1が対物レ
ンズを2軸方向へ弾性支持するサスペンションアームと
して用いられる。
【0009】上述したワイヤー1はリール2から引き出
されレベラー3を通過させて直線状に喬正させ、そのあ
と、これら上下2本ずつのワイヤー1に成形機4内にお
いて樹脂部材からなる後述するコイルボビンを兼ねる可
動体5及びこの可動体5を上述したワイヤー1を介して
移動可能に支持するための固定支持体6が図1に示すよ
うにアウトサート成形によりそれぞれモールド成型され
る。
【0010】図3は上述した成形機4内の成形金型を示
すもので、この成形金型は上下方向へ接離する上下2つ
の金型4a及び4bからなり、このためワイヤー1への
可動体5及び固定支持体6のアウトサート成形を可能に
するため上側2本のワイヤー1a,1aと下側2本のワ
イヤー1b,1bとのピッチを変えることによって上下
金型4a,4bの上下方向への抜き型を可能にしてい
る。このように構成した上下金型4a,4bの金型内に
溶融樹脂レジンを注入し、この樹脂レジンの固化後に、
上、下金型4a,4bを上下方向へ各々脱型することに
よって上下2本ずつのワイヤー1に上述した可動体5及
び固定支持体6が順次にモールド成型される。そしてこ
れら可動体5及び固定支持体6のモールド成型品は一構
成体としてワイヤー1に所定間隔おきに取り付けられ
る。
【0011】図1は成形機4から可動体5及び固定支持
体6がワイヤー1にモールド成形されて製造ライン上に
出てきた状態を示すもので、可動体5及び固定支持体6
は各々の左右側方部が上下2本ずつのワイヤー1によっ
て支持され、一連に連がるワイヤー1に所定間隔をおい
て連続的にモールド成形されている。このように製造ラ
イン上に搬送されてきた可動体5及び固定支持体6に
は、まず可動体5に成形された円筒孔5aに対物レンズ
7がマウントされ、続いて可動体5に成形された開口部
5bにフォーカス及びトラッキング用の駆動コイル8及
び可動体のバランサ9をマウントし、次の工程で取付基
板10に設けたヨーク11とマグネット12との組立体
を先にマウントした駆動コイル8に対応するようにして
該組立体の固定部13を固定支持体6にマウントするこ
とによって対物レンズ駆動装置としての単位組立体Aが
組み立てられる。
【0012】かくして、この単位組立体Aの組み立ての
後、固定支持体6の後方から図示しないカッティング装
置によりワイヤー1を切断し、そして切断、分離された
単位組立体Aは予め先に組み込まれている光学ピックア
ップ構成体14に組み込まれ、最終的に対物レンズ以外
の表面をカバー15で保護して一連の組み立て工程を終
了する。
【0013】上述したように本発明による対物レンズ駆
動装置の製造方法では、対物レンズを支持した可動体
(ボビン)5を2軸方向へ移動可能に弾性支持する4本
のワイヤー1を対物レンズ駆動装置の製造ラインとして
利用し、これらワイヤーへの可動体5及び固定支持体6
のアウトサートによるモールド成型から、可動体5及び
固定支持体6への構成部材のマウントを連続的に行って
対物レンズ駆動装置の組み込みを連続的に行えるように
し、しかも対物レンズ駆動装置の組み立て後にワイヤー
を切断して光学ピックアップ装置への組み付けを可能と
した製造方法としたので、従来のようにワイヤーを予め
切断された部品として用意しておくこともないため対物
レンズ駆動装置の部品点数を少なくでき、その分、組み
立て工数を少なくできる上、組み立て精度が向上でき
る。また、ワイヤーを製造ラインとして利用することで
従来からのベルト等の搬送路が不要となり、搬送装置の
簡略化が可能となる。
【0014】また、可動体5及び固定支持体6は、上下
2本ずつのワイヤー1にアウトサート成形によりモール
ド成型されているので、可動体5及び固定支持体6とワ
イヤー1とが一体化され、ワイヤー1の抜け出しは生じ
ることはないが、例えば成形機4内において図4に示す
ようにワイヤー1の一部にアンカー部1cを形成させ、
このアンカー部1cにおいて可動体5及び固定支持体6
をモールド成型させるようにすれば、ワイヤー1と可動
体5や固定支持体6とのより確実な結合が可能となる。
【0015】なお、本発明は、上述しかつ図面に示した
実施例に限定するものでなく、その要旨を逸脱しない範
囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、ワイヤー
1は実施例では断面真円状の場合について説明したが、
断面正方形状の角形線材であってもよく、その他、対物
レンズが2軸方向へ均等に弾性変形可能なものであれば
別の線状部材でもよい。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明による対物レンズ駆
動装置の製造方法によれば、サスペンションアームとし
てのワイヤーを予め切断された部品として用意しておく
必要もないので、装置製造上の部品点数が削減できるこ
と、そして部品点数を少なくしたことで装置の組み立て
工数を減らすことができ、これに伴って組み立ての調整
工数が少なくなるため組み立て精度を高めることができ
る。また、ワイヤーを組み立てラインとして利用できる
ので搬送装置の簡略化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による対物レンズ駆動装置の
製造方法を説明するための要部の斜視図である。
【図2】本発明による対物レンズ駆動装置の製造ライン
の概要図である。
【図3】成形金型の側面図である。
【図4】ワイヤーと成形品との結合部の断面図である。
【符号の説明】
1 ワイヤー(線状部材) 1c アンカー部 2 リール 3 レベラー 4 成形機 4a 上金型 4b 下金型 5 可動体 6 固定支持体 7 対物レンズ 8 駆動コイル 14 光学ピックアップ構成体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線状部材に可動体と、この可動体を線状
    部材を介して支持する固定支持体とを成形する工程と、 上記可動体及び固定支持体に対物レンズ及び駆動部材を
    マウントする工程と、上記可動体と固定支持体からなる
    単位組立体毎に上記線状部材を切断する工程と、 上記分離された単位組立体を光学ピックアップ構成体に
    組み付ける工程と、 からなることを特徴とする対物レンズ駆動装置の製造方
    法。
JP24035791A 1991-08-27 1991-08-27 対物レンズ駆動装置の製造方法 Pending JPH0554425A (ja)

Priority Applications (1)

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JP24035791A JPH0554425A (ja) 1991-08-27 1991-08-27 対物レンズ駆動装置の製造方法

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JP24035791A JPH0554425A (ja) 1991-08-27 1991-08-27 対物レンズ駆動装置の製造方法

Publications (1)

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JPH0554425A true JPH0554425A (ja) 1993-03-05

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JP24035791A Pending JPH0554425A (ja) 1991-08-27 1991-08-27 対物レンズ駆動装置の製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0650161A1 (en) * 1993-10-25 1995-04-26 Sony Corporation Method for producing an objective lens actuator

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0650161A1 (en) * 1993-10-25 1995-04-26 Sony Corporation Method for producing an objective lens actuator

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