JPH05543Y2 - - Google Patents

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JPH05543Y2
JPH05543Y2 JP1985204287U JP20428785U JPH05543Y2 JP H05543 Y2 JPH05543 Y2 JP H05543Y2 JP 1985204287 U JP1985204287 U JP 1985204287U JP 20428785 U JP20428785 U JP 20428785U JP H05543 Y2 JPH05543 Y2 JP H05543Y2
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、辷り出し窓の開閉装置に関するも
のである。
「従来の技術」 例えば、辷り出し窓の開閉装置としては実開昭
60−4190号公報によつて開示された第8図に示す
ようなものがある。
第8図の従来例は軸継手41を介して入力され
る回転力がウオーム42を回転して、ウオーム4
2にかみ合うウオーム歯車44を回転する。ウオ
ーム歯車44は一体に連結腕45を備え、連結腕
45端にピン46により枢着されたリンクの押桿
47を介して押桿47の他端にピン48により、
縦枠2に一端がピン50により枢着された回転ア
ーム49の他端及び連結桿3にピン51により一
端が枢着された伝達桿59の他端に枢着された該
回転アーム49及び伝達桿59を回動して、縦枠
2に上下自在に案内される連結桿3を上下動させ
る。障子5はピン7により連結桿3に枢着された
湾曲支持腕6に固定されると共に縦枠2にピン9
により枢着された支持桿8の他端にピン11によ
り枢着されており、連結桿8の下降により湾曲支
持腕6はピン7を中心に時計方向に回動し、障子
5は外方へ回動すると共に下方に辷つて開き、外
方へピン9を中心に回動する支持桿8により支え
られる。連結桿3の上昇により障子5は閉まる。
「考案が解決しようとする課題」 上述した第8図に示す辷り出し窓の開閉装置で
は回転アーム49があるため、ウオーム歯車4
4、回転軸49、軸継手41等が内部側に大きく
出張つてしまう。第8図はトツグル機構であるた
め、窓を閉める際の障子5同士及び窓枠への障子
5の引寄せ力は大きいが、閉まつた位置近傍では
回転軸43側からの入力変位に対して障子5の変
位が小さいために、障子5に連結されるトツグル
機構の製作誤差、摩耗を吸収するのが困難であ
る。そのため、障子5同士間あるいはこれらと窓
枠間に隙間が生ずるようになつても閉め切ること
ができないという問題点がある。
この考案は、開口枠の縦枠に沿つて移動する部
材にリンク機構を介して連結された障子を開閉す
る形式の辷り出し窓における上記開閉装置の問題
点を解消し、内外部方向の納まりの小さい辷り出
し窓の開閉装置を提供することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 上述した目的を達成するべく、本考案はつぎの
構成を採る。
すなわち、窓枠の縦枠内周側に該縦枠に沿つて
移動可能に配された連結桿と、一端が該連結桿に
固定されたピンに該ピン軸まわりに回転自在に取
付けられ、他端が縦框の上端両側に固定された一
対の湾曲支持腕と、一端が縦枠に固定れたピンに
該ピン軸まわりに回転自在に取付けられ、他端が
縦框の前記湾曲支持腕の固定部に設けられたピン
に該ピン軸まわりに回転自在に取付けられた一対
に支持桿と、縦框の上端両側において湾曲支持腕
と支持桿とにより開閉支持された障子とから成
り、該連結桿の縦枠に沿う上下方向の移動に伴つ
てピンを中心に回転し開閉すると共に障子を閉め
た際、上側の障子の下框は下側の障子の上框の外
側に一部重なるように構成された辷り出し窓の開
閉装置において、窓枠の下枠に沿つて配された連
動軸はその両端において窓枠の下枠側あるいは上
枠側に設けられた歯車箱に回転自在に支承されて
いるとともに該連動軸と連動する送りねじが該歯
車箱内に構成された歯車対を介して該連動軸と直
交して前記連結桿に沿つて立設されており、該送
りねじには該連結桿に固定されたナツトが螺合し
て配されており、前記ナツト、送りねじ、歯車
箱、連動軸で運動ユニツトを構成可能とした辷り
出し窓の開閉装置である。
「作用」 開閉操作により、連動軸が回転すると該連動軸
を支承する歯車箱内に構成された歯車対を介して
該連動軸と直交して立設された送りねじは回転す
る。該送りねじの回転により、該送りねじに螺合
し、かつ窓枠の縦枠内周側に該縦枠に沿つて配さ
れた連結桿に固定されたナツトを該送りねじの軸
方向に沿つて移動させる。このナツトの移動によ
り、該ナツトを固定した連結桿は縦枠に沿つて上
下動し、縦框の上端両側において湾曲支持腕と支
持桿とにより支持された障子は開閉する。
運動ユニツトは歯車軸を窓枠に取付け、ナツト
を連結桿に取付ける。
「実施例」 以下、この考案をその実施例を示す添付図面に
より詳細に説明する。
第1図は辷り出し窓の斜視図である。
窓枠1の縦枠2の内周側で縦枠2に沿つて設け
た溝に滑合する連結桿3には、リンク装置4を介
して辷り出し窓の障子5が支持されている。
該障子5は上下に配された窓を閉めた際、上側
の障子5の下框は下側の障子5の上框の外側に一
部重なるようになつている。
第2図は第1図の下部の内外方向の縦断面図で
あり、障子5と連結桿3間のリンク装置4を述べ
ればつぎのとおりである。
6は一端が障子5の縦框上端両側にそれぞれ固
定部材を介して固定された一対の湾曲支持腕であ
り、該支持腕6の他端は該障子5を収納する窓枠
の縦枠2内に縦枠2に沿つて上下動するようにそ
れぞれ配された連結桿3にピン7により該ピン軸
まわりに回転自在に取付けられている。
8は一端がそれぞれ縦枠2に固定されたピン9
に該ピン軸まわりに回転自在に取付けられた一対
の支持桿であり、該支持桿8の他端は障子5の縦
框上端に固定された前記湾曲支持腕6の固定に用
いる固定部材にそれぞれ設けられたピン11に該
ピン軸まわりに回転自在に取付けられている。
第2図の状態では窓は閉まつており、連結桿3
を下方に移動すると、ピン7は下降して湾曲支持
腕6はピン7を中心に時計まわり方向に回動し、
ピン11を介して支持桿8の先端をピン7を中心
にして外方へ回動する。
したがつて、障子5は固定されている湾曲支持
腕6の先端側の外方への回動とピン7の下降によ
り辷り出しが行われ、支持桿8に支持される。
第1図はその開放状態を示している。窓を閉め
る場合は上記と逆動作となる。
つぎに、上述したリンク装置4の連結桿3を上
下動するための運動装置を第3図乃至第5図によ
り説明する。図3は運動装置の全体を示す斜視図
であり、第4図、第5図は歯車箱14の内部を示
している。
15は前記窓枠1の下枠に沿つて配された連動
軸であり、該連動軸15の端部にはそれぞれウオ
ーム16が固定されている。
該連動軸15は該窓枠1の下枠側端部にそれぞ
れ設けられた歯車箱14の上下二つ割りの歯車箱
本体17,17内に配された軸受18,18によ
つて回転自在に支承されている。
該連動軸15の端部に固定されたウオーム16
は該歯車箱本体17内において、該連動軸15を
支承する軸受18,18間に位置せしめられる。
該連動軸15の一端は一方の歯車箱14より突
出しており、突出した軸部23は断面六角形に形
式されている。この断面六角形の軸部23は後述
する駆動装置の出力軸の断面六角形軸部と図示さ
れない軸継手及び中継軸を介して連結される。
13は前記連動軸15と直交し、かつ前記連結
桿3に沿つて立設された送りねじであり、該送り
ねじ13の端部円筒軸頸13a,13b間にはウ
オーム歯車19が嵌入固定されている。
該送りねじ13はウオーム歯車19を前記歯車
箱本体17内に配されたウオーム16と直交させ
て噛合せしめ、該円筒軸頸13a,13bに嵌入
する軸受21,22により該歯車箱本体17内で
回転自在に支承されている。
上述した構成において、軸受18,21,22
は軸封シール付グリース封入玉軸受が使用され
る。
12は前記送りねじ13に噛合したナツトであ
り、該ナツト12は前記連結桿3に固定されてい
る。
上記において、ナツト12、送りねじ13、歯
車箱14、連動軸15は運動ユニツトを構成して
おり、組立時には歯車箱14を窓枠1にねじ止め
し、ナツト12を連結桿3にねじ止めする。
第6図は駆動装置24を示す断面図である。
左右二つ割りのケース26には軸受27,27
を介して軸方向移動しないように出力軸25が回
転自在に支持されていると共に該出力軸25には
ねじ歯車28が固定されている。
該ねじ歯車28に直交して噛合するねじ歯車2
9は第7図に示すように、ケース26に装着され
た軸受31,31により軸方向移動しないように
支持された入力軸32に固定されている。
該ケース26の一方には円筒突出部34が設け
られていると共に該円筒突出部34の端部外面に
はねじ部が設けられている。
該ケース26の円筒突出部34は固設部分に取
付けられたブラケツト35の孔に嵌入されてお
り、該ケース26は該円筒突出部34のねじ部に
螺合するナツト36によりブラケツト35の孔を
中心に回動調節可能に固定されている。
該入力軸32の一端は該ケース26の円筒突出
部34を挿通してブラケツト35より突出してお
り、突出した軸部にハンドル33が取付けられ
る。
上述した構成からなる辷り出し窓の開閉装置は
以下の作用をなす。
ハンドル33を回転すると、回転力は該ハンド
ル33に連結された入力軸32に伝達され、該入
力軸32に固定されたねじ歯車29、該ねじ歯車
29と噛合するねじ歯車28に伝達される。
該ねじ歯車28の回転により、該ねじ歯車28
を固定した出力軸25は回転し、該出力軸25に
連結された連動軸15は回転する。該連動軸15
の回転により、該連動軸15に固定されたウオー
ム16、該ウオーム16と噛合するウオーム歯車
19は回転する。
該ウオーム歯車19の回転により、該ウオーム
歯車19を固定した送りねじ13が回転する。
該送りねじ13の回転により、該送りねじ13
に螺合するナツト12は該送りねじ13の軸方向
に沿つて上下動され、該ナツト12を固定した連
結桿3も上下動し、該連結桿3の上下動により前
述したように障子5を開閉させる。
上述した実施例においては、連動軸15を窓枠
1の下枠に沿つて配置した態様について説明した
が、該連動軸15を窓枠の上枠に沿つて配置する
態様を採ることもできる。
また、障子5の開閉操作をハンドル33により
行う態様について説明したが、該ハンドル33に
代えて電動機により入力軸32を回転する態様、
あるいは連動軸15に電動機を直結させる態様も
採ることができる。
〔考案の効果〕
この考案は窓枠の縦枠の内周側に沿つて配さ
れ、開口部を開閉する障子をリンク機構を介して
開閉する連結桿を備えた辷り出し窓において、両
側の連結桿に固定されたナツトは該連結桿に沿つ
て立設された送りねじに螺合されており、該送り
ねじは窓枠の下枠あるいは上枠に沿つて配された
連動軸に該下枠あるいは上枠に設けられた歯車箱
において歯車対を介して連結されナツト、送りね
じ、歯車箱、連動軸で運動ユニツトができる構成
としたので、内外部方向の納まりがよく、リンク
機構を運動させるための連結桿を移動させるのに
移動量の限界がなく設計に融通性があり、歯車箱
を窓枠に、ナツトを連結桿に取りつけるだけであ
り施工が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は辷り出し窓の外部側より見た斜視図、
第2図は第1図の内外部方向の縦断面図、第3図
は第1図における開閉装置の斜視図、第4図は歯
車箱の水平断面図、第5図は第4図の内外部方向
の縦断面図、第6図は駆動装置の壁面に沿う縦断
面図、第7図は第6図のA−A断面図、第8図は
従来例の内外部方向の縦断面図である。 1……窓枠、2……縦枠、3……連結桿、4…
…リンク装置、5……障子、6……湾曲支持腕、
7……ピン、8……支持桿、9,11……ピン、
12……ナツト、13……送りねじ、14……歯
車箱、15……連動軸、16……ウオーム、19
……ウオーム歯車。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 窓枠1の縦枠2内周側に該縦枠2に沿つて移動
    可能に配された連結桿3と、一端が該連結桿3に
    固定されたピン7に該ピン軸まわりに回転自在に
    取付けられ、他端が縦框の上端両側に固定された
    一対の湾曲支持腕6と、一端が縦枠2に固定され
    たピン9に該ピン軸まわりに回転自在に取付けら
    れ、他端が縦框の前記湾曲支持腕6の固定部に設
    けられたピン11に該ピン軸まわりに回転自在に
    取付けられた一対の支持桿8と、縦框の上端両側
    において湾曲支持腕6と支持桿8とにより開閉支
    持された障子とから成り、該連結桿3の縦枠2に
    沿う上下方向の移動に伴つてピン7を中心に回転
    し開閉すると共に障子5を閉めた際、上側の障子
    5の下框は下側の障子の上框の外側に一部重なる
    ように構成された辷り出し窓の開閉装置におい
    て、窓枠1の下枠に沿つて配された連動軸15は
    その両端において窓枠の下枠側あるいは上枠側に
    設けられた歯車箱14に回転自在に支承されてい
    るとともに該連動軸15と連動する送りねじ13
    が該歯車箱14内に構成された歯車対を介して該
    連動軸15と直交して前記連結桿3に沿つて立設
    されており、該送りねじ13には該連結桿3に固
    定されたナツト12が螺合して配されており、前
    記ナツト12、送りねじ13、歯車箱14、連動
    軸15で運動ユニツトを構成可能としたことを特
    徴とする辷り出し窓の開閉装置。
JP1985204287U 1985-12-28 1985-12-28 Expired - Lifetime JPH05543Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985204287U JPH05543Y2 (ja) 1985-12-28 1985-12-28

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985204287U JPH05543Y2 (ja) 1985-12-28 1985-12-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62110477U JPS62110477U (ja) 1987-07-14
JPH05543Y2 true JPH05543Y2 (ja) 1993-01-08

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ID=31170303

Family Applications (1)

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JP1985204287U Expired - Lifetime JPH05543Y2 (ja) 1985-12-28 1985-12-28

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2569062Y2 (ja) * 1993-07-09 1998-04-22 中西金属工業株式会社 回転窓
JP4552948B2 (ja) * 2007-02-05 2010-09-29 オイレスEco株式会社 窓装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5073435A (ja) * 1973-11-01 1975-06-17

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5073435A (ja) * 1973-11-01 1975-06-17

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JPS62110477U (ja) 1987-07-14

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