JPH0554223U - 調剤装置の錠剤ケース - Google Patents

調剤装置の錠剤ケース

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JPH0554223U
JPH0554223U JP875791U JP875791U JPH0554223U JP H0554223 U JPH0554223 U JP H0554223U JP 875791 U JP875791 U JP 875791U JP 875791 U JP875791 U JP 875791U JP H0554223 U JPH0554223 U JP H0554223U
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JP875791U
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Inventor
浩 田中
広志 矢内
和弘 佐藤
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株式会社コパル
株式会社エム・シー・エー
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Abstract

(57)【要約】 [目的]錠剤シートの載置状態に多少のバラツキがあつ
ても、確実に錠剤シートを把持できる錠剤装置の錠剤ケ
ースを提供する。 [構成]調剤装置において、ケース棚105の所定位置
に着脱自在に設けられる錠剤ケース200の錠剤ケース
基部201と、錠剤ケース基部に対して脱着自在にされ
るとともに錠剤シートを1枚毎に外部に取り出す開口部
220を有する収容部202と、収容部に設けらて錠剤
シートの外形寸法に合わせて調整可能なケース部21
3、224と、錠剤シートの端数分を収容する残数収納
部203と、錠剤シートを外部に取り出す取すために押
圧機構435により動作される取り出し機構部205と
を具備してなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は調剤装置の錠剤ケースに係り、特にPTP(パス スルー パツケー ジ)剤錠シートと呼ばれるブリスター包装された錠剤シートを、予め設定したプ ログラムに基づいて所定の錠剤の所定個数分を錠剤シートの端数分を含めて自動 的に調剤する調剤装置の錠剤ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年になり、病院等の薬局における調剤作業は薬剤師等に人手によつて行なわ れており、これらの薬剤の内カプセルを含む種々の錠剤を調剤する頻度が高まり つつある。 この錠剤はPTP剤錠シートと呼ばれて、錠剤側を押圧することで底のアルミ シート部分を破ることで錠剤を取り出すようにした包装形式であり、一般には錠 剤の10個以上を1枚のシート状にして供給される。
【0003】 薬剤師はこのPTP剤錠シートを医師の処方箋に基づいて、患者に調剤するも のであるが、特に診療分野が広い総合病院等にあつては、常時取り出し可能にし ておく錠剤の種類が600種以上にもなり、保管場所を必要とするばかりか、処 方箋に基づいて調剤する作業は非常に精神的、肉体的に負担を強いられるもので あつた。
【0004】 そこで、本願共同出願人の一方は、「ブリスター包装体の取り出し装置」を出 願して調剤の自動化案を提供している。本提案によれば、錠剤シートを複数分載 置したカセツトはケース棚に収容されており、ヘツド装置に搭載されている把持 装置の把持爪部が、カセツト前面に形成されている溝部に直接潜入して、相対位 置合わせを行なうとともに、カセツト内の最下位置に位置している錠剤シートを 把持して外部に取り出すようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このように把持装置がカセツト(錠剤ケース)の溝に直接潜入 して把持すると、錠剤シートの載置状態のバラツキによつて錠剤シートの把持代 (シロ)が一定しないことが判明した。特に、錠剤シートの耳部を把持する場合 以外において、錠剤部を把持する場合には把持が安定しないことが判明した。
【0006】 したがつて、本考案の錠剤装置は上述の事情に鑑みてなされたものであり、そ の目的は錠剤シートの載置状態に多少のバラツキがあつても、確実に錠剤シート を把持できる錠剤装置の錠剤ケースを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】
この課題を解決するため、本考案の調剤装置の錠剤ケースは、フレーム本体に 設けられるXキヤリツジ装置と、該Xキヤリツジ装置に設けられるYキヤリツジ 装置と、該Yキヤリツジ装置の上下長手方向に駆動されるように設けらるヘツド 装置と、該ヘツド装置に搭載されてなり、錠剤シートを取り出すための押圧機構 と、該押圧機構により取り出された錠剤シート端部を把持する把持装置と、該把 持装置により把持し、Z方向に移動して錠剤シートを錠剤ケースから外部に取り 出すために前記把持装置を搭載してなるZキヤリツジと、前記フレーム本体に設 けられてなり縦横多段に区画形成されたケース棚とを具備する調剤装置において 、前記ケース棚の所定位置に着脱自在に設けられる前記錠剤ケースの錠剤ケース 基部と、該錠剤ケース基部に対して脱着自在にされるとともに錠剤シートを1枚 毎に外部に取り出す開口部を有する収容部と、該収容部に設けらて錠剤シートの 外形寸法に合わせて調整可能なケース部と、錠剤シートの端数分を収容する残数 収納部と、錠剤シートを外部に取り出す取すために前記押圧機構により動作され る取り出し機構部とを具備してなり、ヘツド装置が錠剤ケースに対向する位置に 移動した後に、押圧機構が取り出し機構部に作用して、開口部から最下位置に載 置されている錠剤シートを常に一定距離分だけ外部に取り出すので、取り出され た錠剤シート端部を把持装置により確実に把持するように働く。
【0008】 また、好ましくは、前記取り出し機構部は前記錠剤ケース基部に設けられてな り、付勢手段により待機位置に位置され、前記押圧により、最下位置に載置され ている錠剤シートの後縁部に対して掛止する取り出し部を設ける構成であり、取 り出された錠剤シート端部を把持装置により確実に把持するように働く。
【0009】
【実施例】
以下に調剤装置の錠剤ケースにかかる好適な実施例について、図面参照の上で 構成別に詳細に説明する。 (全体構成) 図1は調剤装置に係る外観斜視図であり、紙面の制約から装置前方左側の一部 を破断して示している。
【0010】 図1において、調剤装置全体は略「コ」の字形状の平面上投影形状を有してお り、以降説明する各構成要素は、アングル部材等を溶接ネジ止め等して構成され るフレーム100に夫々設けられるとともに、フレーム100に対して不図示の カバー部材を外側から着脱自在に取り付ることで、外形寸法が高さ1.8m、幅 1.8m、奥行1.2mにされて占有床面積を小さくして構成されている。
【0011】 この「コ」の字形状のフレーム100の対向する辺において、図示のように夫 々設けられるケース棚105上には、錠剤ケース200が合計で140個(ただ し、標準仕様の場合)が着脱自在に設けられている。これらの錠剤ケース200 内に上述の各PTP錠剤が多数上下方向に積載されて収容されている。 このケース棚105は図示のように上下に5段分が配設されているが、これら のケース棚105上には錠剤ケース200を所定位置に挿入セツトして誤挿入の 防止を図るためのバイナリー値を構成するピンが設けられており、錠剤ケース2 00に設けられている溝との合致を図ることで、誤挿入防止を確実に可能にして いる。
【0012】 また、これらの錠剤ケース200は装置の外側からケース棚105の所定位置 に挿入固定されるものであるが、固定後には錠剤ケース200に対して着脱自在 にされる後述のケース部のみを取り外すことができるようにすることで、所定の PTP錠剤シートを補給可能にしている。この錠剤ケース200の構成についは 後述する。
【0013】 以上の構成の錠剤ケース200は、フレーム100の外側において横開き自在 にされているスライドドア101を開閉することで、使用者が全ての錠剤ケース 200を着脱にできる一方、錠剤ケース200は図示のように隙間なく隣合うよ うに設けられており、最大限の錠剤の収容を可能にしている。 また、スライドドア101の下方縁部にはドアスイツチ119が設けられてお り、スライドドアの開閉状態をモニターして開状態における装置の動作を防止し ている。
【0014】 次に、上述のケース棚105の互いに対向する側面上には、側面に沿うように 図中のX、Y矢印方向に駆動されるヘツド400が夫々設けられている。このよ うにヘツド400を縦横に移動可能にするためにヘツド400はXYキヤリツジ 300から下方に設けられるYレール303に沿うように上下方向に移動可能に される一方、XYキヤリツジ300はフレーム100の天井部に設けられるXレ ール302により案内される。
【0015】 したがつて、ヘツド400を上下方向に駆動するYキヤリツジモータ301は XYキヤリツジ300に搭載される一方、XYキヤリツジ300をX矢印方向に 駆動するXキヤリツジモータ305はフレーム100の右側端部に固定されてい る。 このようにケース棚105に沿うように縦横に移動されるヘツド400には、 後述するチヤツキング用の爪が設けられており、ヘツド400が所定の錠剤ケー ス200に対向する位置に移動した後に、ヘツド400内の爪が図中のZ矢印方 向に移動して錠剤ケース200から上述したPTP錠剤を取り出してヘツド40 0下方に設けた収納部に格納するようにしている。
【0016】 この状態を保持したままヘツド400が、図中の右側に配設されている排出箱 601の直上に移動され、排出箱601内にPTP錠剤を落下させる。この排出 箱601の底部には、第3落し蓋602が設けられており、この第3落し蓋60 2のスライド移動によつてPTP錠剤をコンベア300上に落下させる。 この コンベア300は図中の斜め前後方向にPTP錠剤を搬送可能にしており、前方 の第1錠剤取出箱603もしくは後方の第2錠剤取出箱605にPTP錠剤を搬 送し落下させる。
【0017】 以上の構成動作によつて、錠剤ケース200内の選択されたPTP錠剤が第1 錠剤取出箱603に搬送されるので、これを患者に渡一方、後方の第2錠剤取出 箱605に搬送されたPTP錠剤は処方箋との対応ができていない不良扱いされ て患者には渡されず事故防止を図ることができるようにしている。 次に、錠剤ケース200から取出されるPTP錠剤は、例えば10個分の錠剤 を1枚単位としたものが複数枚数分重ね合わされて収容されており、爪によりP TP錠剤を上述のように取出すものである。ここで、例えば1日に3個のPTP 錠剤を1週間分調剤する場合には3×7=21個の取出しが必要となり、10個 分の錠剤シ−トから1個分を切り取る必要性が発生する。
【0018】 図中、フレーム100の右側において中間高さ位置手前に設けられているカツ ター500は、PTP錠剤シ−トから上述した必要個数を切り取るために設けら れるものである。このカツター500は図示のように5段のケース棚105で形 成される側面に沿う位置に夫々1基が配設されている。 このカツター500の下方には上述した排出箱601が位置しており、カツタ ー500によつて切断された端数分の錠剤が排出箱601内に落下される構成と なつている。
【0019】 また、端数分が切り取られたPTP錠剤シ−トの残り部分は調剤ケース200 の底部に設けられた残数収納部に戻されるとともに、この残数はPTP錠剤の種 類、配置位置、個数の情報とともに、後述する制御端末装置の記憶部に格納記憶 される。 フレーム100のケース棚105の下方には引き出し式にされたコントローラ 700が設けられており、制御端末装置からの制御指令に基づいて後述の各構成 要素の駆動制御を行なうようにしている。
【0020】 ここで、図1に基づく調剤装置の説明は、ケース棚105が平行して2列分配 設されており、これにともないヘツド400及びXYキヤリツジ300も2基分 が設けられた構成例を述べたが、装置全体の倒れ防止を考慮することにより必ず しもケース棚105を2列分設ける必要は無く1列分でも良い。 一方、ケース棚105を平行して2列分設ける構成は、従来の調剤士による人 手による調剤ケース棚の構成を踏襲したものであり、従来の調剤ケース棚に慣れ た調剤士に違和感無く使用される点と設置面積を考慮したものである。このケー ス棚105は2列に限定されることなく、これ以上を並列に配設して、コンベア 600によつて互いに連絡する構成にすることで、より多くの錠剤を扱うことが できることは勿論である。 (PTP錠剤シ−トのタイプ別説明) 図2はPTP錠剤シ−トのタイプ別の平面図であり、10個分の錠剤部5を設 けるとともに縦ミシン目部4と横ミシン目部3と耳部2を有したPTP錠剤シ− トAと、20個分の錠剤部5を設けるとともに縦ミシン目部3と横ミシン目部4 と有したPTP錠剤シ−トBと、21個分の錠剤部5を設けるとともに縦ミシン 目部4と横ミシン目部3と有しているPTP錠剤シ−トCの様子を夫々示してい る。
【0021】 これらのPTP錠剤シ−トA、B、Cは上述のヘツド400に設けられている チヤツキング用の爪である下爪体401と右上爪体410並びに左上爪体412 によつて長手方向に沿う中心位置が夫々把持される。PTP錠剤シ−トAは耳部 2が丁度把持されるので都合が良いが、PTP錠剤シ−トBは耳部が無いので図 示のようにシート部1の縁部の僅かな部分を爪体によつて把持しなければならな いが図示のようにわずかの縁部を把持するようにしている。
【0022】 また、PTP錠剤シ−トCは図示のように耳部2を大きく設けて錠剤名および 製造会社名等を印刷するものであるが、このPTP錠剤シ−トCも同様に中心部 位が爪体により把持される。 このように爪体により把持されたPTP錠剤シ−トは端数分の切り取りが不要 の場合には、上述のように排出箱601を介して第1錠剤取出箱603他に搬送 される。
【0023】 一方、PTP錠剤シ−トAから例えば錠剤部5を1個分のみ切り離す場合には 、図示のように縦ミシン目部4に沿うように縦切部7を打ち抜いた後に、横ミシ ン目部3に沿うように横切部8を打ち抜くようにしている。この縦切部7と横切 部8は図示のように互いの交叉部において、余分に打ち抜くようにして確実に打 ち抜きが行なわれるようにしている。
【0024】 また、PTP錠剤シ−トBから錠剤部5を4個分を切り離す場合には、図示の ように横ミシン目部3に沿うように横切部8を1回で打ち抜くために横切部8は 十分な全長を有している。 そして、打ち抜き前のPTP錠剤シ−トCから錠剤部5を図示のように7個分 切り離す場合には、図示のように縦ミシン目部4に沿うように縦切部7を打ち抜 いた後に、横ミシン目部3に沿うように2回分を横切部8を打ち抜くようにして 把持状態を保持できるように配慮している。
【0025】 さらに、このPTP錠剤シ−トCから錠剤部5を1個のみ残して図示のように 切り離す場合には、実線図示のように下爪体401と右上爪体410並びに左上 爪体412とで把持して、縦ミシン目部4に沿うようにカツターにより縦切部7 を打ち抜いた後に、横ミシン目部3に沿うように横切部8を打ち抜く。この後に 、下爪体401から右上爪体410のみを独立して離間させて下爪体401と左 上爪体412のみで把持して図中のZ方向に移動して、1個の錠剤部5だけを把 持する一方、カツター上に残留した錠剤部5を後述のカツターのスイーパにより 払い出す。続いて、下爪体401と右上爪体410並びに左上爪体412を破線 図示の位置に移動して再把持する。
【0026】 以上のように打ち抜き順序は、PTP錠剤シ−トから錠剤部5が脱落しないよ うにするとともに、PTP錠剤シ−トから錠剤部5の残数が少なくなり爪体がカ ツター500の打ち抜き部に干渉する位置になつても打ち抜くことができる配慮 がされている。 (上下爪体の構成) 図3中の(a)は上下爪体とPTP錠剤シ−トの外観斜視図であつて、上述の ヘツド400に設けられているチヤツキング用の下爪体401と右上爪体410 並びに左上爪体412は、図中のZ矢印方向に移動されてPTP錠剤シ−トAの 耳部2を上下から把持するようにしている。
【0027】 ここで、PTP錠剤シ−トAはヒートパツキング時において錠剤5側に反る傾 向があることから、この矯正のために下爪体401の下爪部403、405とを 「ハ」の字状に外側に向かつて下がるように、図(b)の側面図に示すようにや や傾斜させると良い。そして、この下爪体401に対して独立駆動される右上爪 体410と、左上爪体412であつて把持の相手側になる右上爪体410の爪部 411と、左上爪体412の爪部413もやや「ハ」の字状に傾斜して形成され ている。
【0028】 以上説明の下爪体401の下爪部403、405の間には開口部402が形成 されており、上述の縦切部7をカツター500で打ち抜く際にPTP錠剤シ−ト をカツター500内に十分に潜入可能にする一方、錠剤ケース200に残部を戻 す際にも十分に潜入可能にしている。 このように構成される下爪体401の下爪部405には穴部406が穿設され ており、内部に受光発光センサ407を内蔵しており、把持状態の検出を可能に して把持不良の場合には後続の処理を中止するようにしている。
【0029】 以上の構成の上下爪体により、錠剤部5側に反り癖のついたPTP錠剤シ−ト を平に矯正し、かつ把持状態の検出を行なうとともに、上爪を独立駆動すること で、錠剤シ−トから端数分を打ち抜いた後に、両方の爪によつて掴むことができ ない場合に掴めるようにしている。 (錠剤ケースの構成) 図4は錠剤ケースの斜視図であり、フレーム100のケース棚105に多数固 定される錠剤ケース200の内の1台を、上記の右上爪体410、左上爪体41 2、下爪体401とともに表して相互位置関係が分かるようにした図である。
【0030】 本図において、錠剤ケース200はケース棚105上に固定される取付基部2 01と、この取付基部201の長手方向に摺動されて着脱自在にされるケース部 202とから構成されており、ケース部202内に図2において説明したPTP 錠剤シ−トA、B、C、…が重ねられて収容される。また、取付基部201の内 部には、上述のPTP錠剤シ−トの残数分を戻して収容しておくための残数収納 部203が図示のように爪体に対して開口して設けられている。
【0031】 図1に基づいて説明したように錠剤ケース200は、隙間無く隣合うようにケ ース棚105上に取付けられる関係から、錠剤ケース200の側面となる取付基 部201とケース部202の側面は図示のように同一面にされる。 また、このように隙間無く隣合うように取付られることから、取付基部201 の一端をケース棚105に対して固定するために設けらる円形フランジ部を有し たストツパー106は、図示のように1個で2台分用に使用できるように半円部 で掛止している。この取付基部201の他端となり、上述のスライドドア101 を開閉して操作できる部位にはローレツトネジ209が左右に一対設けられてお り、このローレツトネジ209をケース棚105に固定されている補強を兼ねた 固定棒材107の破線図示のメスネジ部108に螺合することで取付基部201 の両端をケース棚105に対して固定している。
【0032】 このように取付基部201を固定するケース棚105は、上述のように上下に 5段分が配設されているが、これらのケース棚105上には錠剤ケース200を 所定位置に取付可能にするするためのバイナリー値を構成する破線図示のピン1 06の8本の内の所定組み合わせ分が設けられており、取付基部201の残数収 納部203の底面部材223に形成されている溝215との合致を図ることで誤 取付防止を確実に図つている。
【0033】 また、残数収納部203の底面部材223上にはPTP錠剤シ−トの幅寸法に 合致させて調整可能後に固定される一対の幅規制部材204が設けられる一方、 PTP錠剤シ−トの錠剤部5を上から軽い力で押圧保持するための弾性バネ20 7が残数収納部203の天井部からスポンジ235を介して設けられている。 次に、図2において説明したようにPTP錠剤シ−トA、B、C、…は、高さ を含む外形寸法が夫々異なつているが、錠剤ケース200の外形寸法は全て同一 にされて射出成形等により大量に製造される関係から、PTP錠剤シ−トを図4 中において図中の矢印D2の上部から収容する部分となるケース部202はPT P錠剤シ−トの外形寸法に合わせて調整可能であり、かつ上述の取付基部201 に対して着脱自在に構造となつている。
【0034】 図5はケース部202を取付基部201から取り外した様子を図示した斜視図 であり、図示のようにケース部202の前後角部位には溝230がバイナリー値 を構成するように形成されており、これらが取付基部201上に固定されている 前後のピン237に対して合致することで、所定位置に取付られた取付基部20 1に対してケース部202が誤挿入されることを防止している。
【0035】 このケース部202の基部材210の底面には取付基部201上に設けられて いる不図示の摺動掛止部材に掛止させるために図中のD3矢印方向に移動して係 合する被掛止部が固定される一方、図示のストツパー部211が基部材210に 固定されているロツク208によつて掛止されて図示の位置に固定されるように している。
【0036】 次に、図2において説明したPTP錠剤シ−トA、B、C、…は、高さを含む 外形寸法が夫々異なつているが、これらの外形を規制して収容するために基部体 210を基部にしてなる図示の外壁体212の内側には、一対の幅規制部材21 3が設けられている。これらの幅規制部材213は前壁体214に穿設されてい る長穴に挿通しているネジ216によつて固定されており、これらのネジ216 を緩めてから幅規制部材212をPTP錠剤シ−トの幅寸法に隙間分を設けて固 定することで、全てのPTP錠剤シ−トの幅方向を規制できるようにしている。 また、PTP錠剤シ−トの長手方向を規制するために、前壁体214によつてP TP錠剤シ−トの耳部2を含む先端部分を規制する一方、後端を基部材210上 において長手方向に移動自在にされている棒体224と棒体ベース225の一体 物によつて規制している。
【0037】 この一体物は、図中のネジ216の締めつけにより調整可能にされており、全 てのPTP錠剤シ−トの長手方向を規制できるようにしている。また、棒体ベー ス225の中心には後述の取出部材205の取出部206が潜入する凹部233 が形成されており、最下段に載置されているPTP錠剤シ−トを前壁体214の 下方に開口されている開口部220から外部に取り出せるようにしている。
【0038】 一方、前壁体214の開口部220の上には舌体218がネジ216により上 下方向に調整自在に設けられており、PTP錠剤シ−トの錠剤部5の高さ規制を 行なつて一度に2枚のPTP錠剤シ−トが排出されないようにしている。 また、基部材210の前壁体214に対向する側には後壁体226が図示のよ うに一体的に垂設されており、この後壁体226に固定されている取手227を 矢印D1方向に引つ張ることで、ロツク208の解除を行ない手前にケース部2 02を取り出す。その後、ケース部202にPTP錠剤シ−トを矢印D2方向か ら所定枚数分を収容する。この後壁体226にはさらに、錠剤サンプルAと錠剤 サンプルAの識別用のバーコード239が貼りつけられており、着脱時の誤挿入 を防止する配慮がされている。
【0039】 次に、図4において、最下段に位置しているPTP錠剤シ−トを開口部220 から上下爪体401、410、412に向かつて押し出す取り出し機構の構成は 、取出部材205が残数収納部203から一部が突出して設けられており、この 取り出し部材205を上述のヘツド400に設けられているプツシヤー435の ピン436により押圧することにより行なうようにしている。
【0040】 この取り出し部材205は残数収納部203の長手方向に移動自在にされ、か つリターンバネ229の引つ張り作用によつて、図示の位置に残数収納部203 から一部が突出するとともに、図示しないストツパーによつて位置規制されてい る。 この取り出し部材205の後端部に一体形成されている取出部206は取り出 し部材205の長手方向に調節自在に設けられており、PTP錠剤シ−トの長手 方向に対して調整できるようにされている。
【0041】 以上説明の取り出し部材205は、上述のヘツド400に搭載されているプツ シヤー435により押圧されると、取出部206が凹部233内に退避する結果 、最下段に位置しているPTP錠剤シ−トが自重で落下して、後端が取出部20 6を掛止する状態になる。 この後に、プツシヤー435を取り出し部材205から退避させると、取り出 し部材205に設けられているリターンバネ229の作用により、取り出し部材 205は元の位置に戻るが、この際に取り出し部材205の取り出し部206は PTP錠剤シ−トの後端を掛止しているので、PTP錠剤シ−トの上述の耳部2 が今度は開口部220から出されることになる。
【0042】 以上のようにして、最下段に位置しているPTP錠剤シ−トが順次開口部22 0から順次送り出されるので、上下爪体によつて耳部2等を把持して次工程に進 む。 前壁体214の上方には正方形のマーカー222と直角三角形のマーカー22 1が塗装または印刷されているが、これらはヘツド400に搭載されている位置 検出センサにより検出されて、錠剤ケース200に対するヘツド400の相対位 置決めを行なうものである。
【0043】 次に、図6は取り出し機構の別構成の一部破断斜視図であり、図において、上 述の錠剤ケースと同一の構成部分には同一の番号を付して説明を割愛して、相違 部分についてのみ述べると、取付基部201は図示のように第1溝部210a、 第2溝部201b、第3溝部201cと壁部201dを形成した、例えばアルミ 押し出し材料からなり、所定長さに切断して使用される。
【0044】 第1溝部210aには二点鎖線図示の取り出し部材205が挿通されて長手方 向に移動自在されており、前端をプツシヤー435により押圧されるとともに、 後端にはレバー241の支点部材242が回動自在に設けられている。また、第 1溝部210a内には、ストツパー250が任意位置に固定されるように設けら えており、圧縮バネ260を取り出し部材205の後端との間において圧縮状態 で保持するようにしている。
【0045】 レバー241は第2溝部201b内の任意位置に固定される支点部材244に より回動支持されている。このレバー241の他端には第3溝部201c内にお いて長手方向に移動自在に保持されているスライダー240の穴に対して潜入す る支点部材246が設けられている。 このスライダー240上には図中破線図示の錠剤シートAに接する取り出し部 296が固定されている。以上の構成において、プツシヤー435が圧縮バネ2 60の圧縮力に抗して矢印D5方向に移動されると、スライダー240が矢印D 6方向に移動されるので、上述と同様に最下位置に錠剤シートが取り出される。
【0046】 また、上述のように、長手方向に溝部を形成することで、錠剤シートの長手方 向に合わせて調整した位置に、各部材を設けることができる。
【0047】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば錠剤シートの載置状態に多少のバラツキ があつても、確実に錠剤シートを把持できる錠剤装置の錠剤ケースを提供するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体外観斜視図である。
【図2】錠剤のタイプ別平面図である。
【図3】上下爪体と錠剤の外観斜視図である。
【図4】錠剤ケースと上下爪体の関係を示した外観斜視
図である。
【図5】錠剤ケースの外観斜視図である。
【図6】取り出し機構の外観斜視図である。
【符号の説明】
100 フレーム 200 錠剤ケース 201 取付基部 202 ケース部 205 取り出し部材 206 取り出し部 220 開口部 229 リターンバネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐藤 和弘 長野県塩尻市大門六番町3−48 株式会社 コパル塩尻事業所内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム本体に設けられるXキヤリツジ
    装置と、該Xキヤリツジ装置に設けられるYキヤリツジ
    装置と、該Yキヤリツジ装置の上下長手方向に駆動され
    るように設けらるヘツド装置と、該ヘツド装置に搭載さ
    れてなり、錠剤シートを取り出すための押圧機構と、該
    押圧機構により取り出された錠剤シート端部を把持する
    把持装置と、該把持装置により把持し、Z方向に移動し
    て錠剤シートを錠剤ケースから外部に取り出すために前
    記把持装置を搭載してなるZキヤリツジと、前記フレー
    ム本体に設けられてなり縦横多段に区画形成されたケー
    ス棚とを具備する調剤装置において、 前記ケース棚の所定位置に着脱自在に設けられる前記錠
    剤ケースの錠剤ケース基部と、該錠剤ケース基部に対し
    て脱着自在にされるとともに錠剤シートを1枚毎に外部
    に取り出す開口部を有する収容部と、該収容部に設けら
    て錠剤シートの外形寸法に合わせて調整可能なケース部
    と、錠剤シートの端数分を収容する残数収納部と、錠剤
    シートを外部に取り出す取すために前記押圧機構により
    動作される取り出し機構部とを具備してなることを特徴
    とする調剤装置の錠剤ケース。
  2. 【請求項2】 前記取り出し機構部は前記錠剤ケース基
    部に設けられてなり、付勢手段により待機位置に位置さ
    れ、前記押圧により、最下位置に載置されている錠剤シ
    ートの後縁部に対して掛止する取り出し部を有してなる
    ことを特徴とする請求項1の調剤装置の錠剤ケース。
JP875791U 1991-02-25 1991-02-25 調剤装置の錠剤ケース Withdrawn JPH0554223U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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