JPH055404Y2 - - Google Patents

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JPH055404Y2
JPH055404Y2 JP4615587U JP4615587U JPH055404Y2 JP H055404 Y2 JPH055404 Y2 JP H055404Y2 JP 4615587 U JP4615587 U JP 4615587U JP 4615587 U JP4615587 U JP 4615587U JP H055404 Y2 JPH055404 Y2 JP H055404Y2
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inverter
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は空気調和機の能力制御用に装備したイ
ンバータの残留電荷を急速に放電させるインバー
タ制御装置に関する。
(従来の技術) 空気調和機において、圧縮機の能力を負荷に適
合させた状態で運転するのが省エネルギーの点で
好ましいところから、半導体整流素子を要素部材
としたインバータ(周波数変換装置)により圧縮
機用モータを回転数制御することが近年になつて
汎く行われている。
このインバータを制御するに当つては、マイク
ロコンピユータを用いるのが殆どであり、従つて
各種の制御がマイクロコンピユータにより簡単に
行える点から、従来の感温膨張弁に替えて電動膨
張弁、特にステツピングモータを駆動源とした膨
張弁を使用し、弁開度制御を迅速、かつ、正確に
行い得るようにした構造のものが多く、これは特
開昭59−170568号公報によつて公知である。
(考案が解決しようとする問題点) しかして前述するインバータは、一般に交流を
直流に変換した後、さらに可変周波数の交流に変
換する方式のものが一般的であつて、交流を直流
に変換する過程で平滑コンデンサを使用する関係
上、電源を切つて圧縮機を停止した後も暫くは平
滑コンデンサに残留電荷があるために、これが電
気制御回路に伝播して、保守点検を行う場合に感
電を起させて甚だ危険であつた。
そこで従来は、駆動用電源とインバータとの連
絡を断つた後も放電に要する時間だけインバータ
を駆動の状態にさせておいて、残留電荷を圧縮機
用モータのコイルを通じて放電させるようにして
いた。
ところが、インバータを圧縮機停止後も駆動の
状態にするには、複雑な制御回路が必要であり、
特にインバータにおける直流−交流変換部のトラ
ンジスタに過大な負担が加わつて焼損するなどの
危険があり、万全とは云い難かつた。
かかる実状に鑑みて、本考案は比較的簡単な制
御系統で済む電動膨張弁駆動回路を利用して、駆
動用モータのコイルに対し放電させる装置を形成
することにより、簡易構造かつ低コストの下に確
実な放電を行わせて安全性を向上させようとする
ものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、コンバータ部7、平滑用コンデンサ
8及びインバータ部9からなるインバータ3を圧
縮駆動系に、駆動回路16によつて駆動されるス
テツピングモータ4Mを原動機に持つ電動膨張弁
4を冷凍回路の液管に夫々備えてなる空気調和機
において、1次側を平滑用コンデンサ8に、2次
側を前記駆動回路16の電動端子に夫々並列接続
して、逓降変換された直流電圧を前記電源端子に
印加するDC/DC変換器5と、インバータ3への
通電が解かれた後、DC/DC変換器5が直流残留
電圧を出力している時間中、前記駆動回路16を
ステツピングモータ4M通電側に作動させる制御
回路とを電気制御回路に設けたものである。
(作用) ステツピングモータ4Mは可成りの大電流を該
コイルに流通することができるので、短時間に急
速放電が可能である。
しかもこの放電に際しては回路をスイツチング
閉操作するだけで良く制御が簡単である。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面にもとづいて
説明する。
第1図は本考案の実施例に係る空気調和機のブ
ロツク示電気回路図であつて、圧縮機1駆動用の
モータ1Mは三相交流誘導電動機が使用されてい
て、三相電源(R,S,T)に対し、電磁開閉器
2及びインバータ3を介し接続せしめ、空調負荷
に応じてモータ回転数を高低制御するようになつ
ている。
一方、冷凍回路中の液管には電動膨張弁4が介
設されており、弁駆動部のモータ4Mとしては直
流パルスによつて作動するステツピングモータ4
が使用される。
前記インバータ3は電源入力端子側からコンバ
ータ部7、平滑用コンデンサ8、インバータ部9
を順に備えており、その他に、瞬時停電を含み停
電を判別する停電判別部6を補助装置として有し
ている。
前記インバータ3及び前記ステツピングモータ
Mを制御する電気制御回路は、三相電源(R,
S,T)から取り出した単相電源を逓降変圧する
ための変圧器10、交流低電圧を直流低電圧例え
ば12Vに変成する整流器11、ダイオードD1、電
磁開閉器2を励磁し閉成するための第1電源回路
系統12、直流5Vの制御回路用の第2電源回路
系統13、ステツピングモータ4Mを駆動するた
めの第3電源回路系統14、第2電源回路系統1
3から電圧が供給される制御回路系統15、第3
電源回路系統14から電圧が供給され、かつ、制
御回路系統15からの制御指令を受けてステツピ
ングモータ4Mの回転制御を行わせる駆動回路1
6を備えている。
以上述べた制御装置には、さらに、DC/DC変換
器5を備えていて、この二次側直流電圧を第1電
源回路系統12乃至第3電源回路系統14に関連
させていると共に、インバータ部9の出力用トラ
ンジスタを作動させるためのベース駆動用の第4
電源回路系統17にも関連させて配設している。
DC/DC変換器5は商用電源電圧に近似の値例
えば200ボルトの直流電圧を5ボルト程度の直流
低電圧に逓降変換する変換器に形成していて、1
次側を平滑用コンデンサ8の端子に並列接続する
と共に、2次側をダイオードD2,D3を介して第
1電源回路系統12、第2電源回路系統13に対
する1次側に並列接続すると共に、ダイオード
D2を介して第3電源回路系統14の1次側に接
続し、さらに前記第4電源系統17の1次側に連
絡せしめている。
一方、前記制御回路系統15は第1電源回路系
統12に対し電磁開閉器2を開閉させるための制
御指令信号を発信すると共に、駆動回路16に対
しステツピングモータ4Mの回転数を制御する作
動を行わせる制御指令信号、すなわち、駆動回路
16が出力するパレス電圧のパレス数を制御する
信号を発信するようになつており、さらに、この
制御回路系統15は、停電判別部6の信号が入力
されるよになつていて、この信号を受けると、駆
動回路16に指令信号を発信して、ステツピング
モータ4Mのコイルに対し第3電源回路系統14
の電圧を所定時限連続して通電させるようになつ
ている。
ステツピングモータ4Mをステツプ作動するた
めの駆動回路16は第2図に要部構造を示してい
るが、制御回路系統15に接続する2個の入力端
11と、第3電源回路系統14の直流12Vが
供給される1個の入力端子1と、ステツピングモ
ータ4Mの4個のコイルの端子〜に接続する
5個の出力端子a,b,22,cとを有し、入
力端子1は1個のNOT回路を介して出力端子a
に、また、2個のNOT回路を直列に介して出力
端子2に夫々接続しており、入力端子1は1個の
NOT回路を介して出力端子bに、また2個の
NOT回路を直列に介して出力端子2に夫々接続
しており、さらに入力端子1を制御回路系統15
からの制御信号により閉成する常開接点18を介
して出力端子cに接続している。
なお、出力端子cはコイル端子ととに共通
させた端子である。
上記駆動回路16は、入力端子1に第3電源1
4を印加し、かつ、常開接点18を閉成作動させ
た状態で、入力端子11に「H」,「L」レベル
のパレス信号を所定順序の組合わせで印加せしめ
ることによつて、4個の出力端子a,b,22
のうちの2個がHレベル、他の2個がLレベルと
なるので、Lレベルとなる出力端子に接続された
ステツピングモータ4Mのコイルには電圧が印加
され、従つてステツピングモータ4Mを所定回転
角度ずつ時計方向、反時計方向に回転させること
ができる。
一方、入力端子11に同じ「H」出力又は
「L」出力を所定時間印加することによつて、ス
テツピングモータ4Mを2相励磁の状態に保持可
能であり、後述する放電作動の際に「H」,「L」
のいずれかの出力が加えられる。
本考案に係るインバータ制御装置の構成は上述
した通りであつて、次に該装置の作動を説明する
と、空気調和運転中に、自動、手動を問わず、停
電を含むあらゆる停止の場合において、電磁開閉
器2が開放した際には、第1乃至第4各電源回路
系統12,13,14,17に関して商用電源か
ら変成した直流電圧は消失しているために、従来
は電源が確実していないのが普通であるが、イン
バータ3には平滑用コンデンサ8が存するため
に、両端間に残留電荷による電圧が現われる。
そして、この残留電圧によつてDC/DC変換器
5の2次側にも逓降された低電圧が発生する。
一方、停止判別部6はインバータ3への給電が
断たれることによつて平滑用コンデンサ8の両端
電圧が変化するのを検知し停電信号を発信する。
かくして、この停電信号が入力されることによ
つて、制御回路系統15は駆動回路16に対し、
この入力端子11に同じ「H」出力又は「L」
出力を所定時間印加させると同時に、常開接点1
8を閉成させる信号を発するので、前記残留電圧
は、DC/DC変換器5、ダイオードD2、第3電
源回路系統14及び駆動回路16の常開接点18
ならびにコイル端子,を経、ステツピングモ
ータ4Mの2相のコイルを介しコイル端子,
又は端子,に電流を流すようになり、平滑用
コンデンサ8の電荷を消費せしめる。
この場合の完全放電に要する時間は7〜8秒あ
れば充分である。
(考案の効果) 本考案はインバータ3における平滑用コンデン
サ8の残留電荷を冷媒流量制御用に設けた電動膨
張弁4のステツピングモータ4Mコイルに放電さ
せるようにしたから、特別の放電回路を付設する
ことなく、危険な残留電荷の急速放電が確実、容
易に行える。
さらに、ステツピングモータ4Mは可成り大き
い電流を流すことができるので、残留電荷を直流
低電圧に変換した後、高電流でステツピングモー
タ4Mのコイルに放電させることによつて所期通
りの急速放電を簡単に成し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る空気調和機のブ
ロツク電気回路図、第2図は第1図における駆動
回路部の概要示構造図である。 1……圧縮機、3……インバータ、4……電動
膨張弁、4M……ステツピングモータ、5……
DC/DC変換器、7……コンバータ部、8……平
滑用コンデンサ、9……インバータ部、16……
駆動回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンバータ部7、平滑用コンデンサ8及びイン
    バータ部9からなるインバータ3を圧縮機駆動系
    に、駆動回路16によつて駆動されるステツピン
    グモータ4Mを原動機に持つ電動膨張弁4を冷凍
    回路の液管に夫々備えてなる空気調和機におい
    て、1次側を平滑用コンデンサ8に、2次側を前
    記駆動回路16の電源端子に夫々並列接続して、
    逓降変換された直流電圧を前記電源端子に印加す
    るDC/DC変換器5と、インバータ3への通電が
    解かれた後、DC/DC変換器5が直流残留電圧を
    出力している時間中、前記駆動回路16をステツ
    ピングモータ4M通電側に作動させる制御回路と
    を電気制御回路に設けたことを特徴とする空気調
    和機のインバータ制御装置。
JP4615587U 1987-03-28 1987-03-28 Expired - Lifetime JPH055404Y2 (ja)

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JP4615587U JPH055404Y2 (ja) 1987-03-28 1987-03-28

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JPS63153073U JPS63153073U (ja) 1988-10-07
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010214071A (ja) * 2009-03-14 2010-09-30 Tatsuko Akutsu 埃吸着使い捨て万能はたき

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010214071A (ja) * 2009-03-14 2010-09-30 Tatsuko Akutsu 埃吸着使い捨て万能はたき

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JPS63153073U (ja) 1988-10-07

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