JPH0554025B2 - - Google Patents
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- JPH0554025B2 JPH0554025B2 JP26103885A JP26103885A JPH0554025B2 JP H0554025 B2 JPH0554025 B2 JP H0554025B2 JP 26103885 A JP26103885 A JP 26103885A JP 26103885 A JP26103885 A JP 26103885A JP H0554025 B2 JPH0554025 B2 JP H0554025B2
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Landscapes
- Separation By Low-Temperature Treatments (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、圧縮機に吸入される冷媒ガス中に
混入している冷媒の液滴を取り除く気液分離器を
備え、圧縮式特に遠心式圧縮機を用いるものに好
適な冷凍装置に関する。
混入している冷媒の液滴を取り除く気液分離器を
備え、圧縮式特に遠心式圧縮機を用いるものに好
適な冷凍装置に関する。
圧縮機として遠心式圧縮機を用い、凝縮器、膨
脹手段および蒸発器を備えた圧縮式冷凍装置が、
米国特許第3589140号明細書に示されている。ま
た、蒸発器で蒸発した冷媒蒸気中には、冷媒の蒸
発の際に生ずる冷媒の液滴が浮遊しているので、
この冷媒の液滴を分離除去するためのエレメント
部材を配置することも上記米国特許に示されてい
る。
脹手段および蒸発器を備えた圧縮式冷凍装置が、
米国特許第3589140号明細書に示されている。ま
た、蒸発器で蒸発した冷媒蒸気中には、冷媒の蒸
発の際に生ずる冷媒の液滴が浮遊しているので、
この冷媒の液滴を分離除去するためのエレメント
部材を配置することも上記米国特許に示されてい
る。
エレメント部材は蒸発器のシエル内部上方に配
置されている。このような構成においては、エレ
メント部材を、蒸発器シエル内の冷媒液面から充
分に離して設置し、冷媒液面から飛散する液滴が
エレメント部材に付着しないようにすることと、
エレメント部材と蒸発器シエルの上底との間に充
分な距離を確保し、冷媒蒸気がエレメント部材を
通過する際の通過速度を可能な限り低速にしか
つ、エレメント部材の全面積にわたつて可能な限
り均一に冷媒蒸気が通過することが必要となる。
そのため蒸発器シエルの高さが大きくなる。ま
た、蒸発器シエルの高さを低くすると、冷媒液の
液滴がエレメント部材を通過して圧縮機に吸込ま
れるいわゆるミストアツプ現象が起こる。これ
は、冷却能力を発揮できる冷媒液を蒸発器から持
ち出すこととなり、冷却能力の低下となるし、圧
縮機に液滴の衝突による浸蝕を生じさせたり、羽
根車を破損させたりする。
置されている。このような構成においては、エレ
メント部材を、蒸発器シエル内の冷媒液面から充
分に離して設置し、冷媒液面から飛散する液滴が
エレメント部材に付着しないようにすることと、
エレメント部材と蒸発器シエルの上底との間に充
分な距離を確保し、冷媒蒸気がエレメント部材を
通過する際の通過速度を可能な限り低速にしか
つ、エレメント部材の全面積にわたつて可能な限
り均一に冷媒蒸気が通過することが必要となる。
そのため蒸発器シエルの高さが大きくなる。ま
た、蒸発器シエルの高さを低くすると、冷媒液の
液滴がエレメント部材を通過して圧縮機に吸込ま
れるいわゆるミストアツプ現象が起こる。これ
は、冷却能力を発揮できる冷媒液を蒸発器から持
ち出すこととなり、冷却能力の低下となるし、圧
縮機に液滴の衝突による浸蝕を生じさせたり、羽
根車を破損させたりする。
本発明の目的は、蒸発器内の冷媒液面から蒸発
器シエル上底までの距離を小さくし装置を小形化
できる気液分離装置を備えた圧縮式冷凍装置を提
供することにある。
器シエル上底までの距離を小さくし装置を小形化
できる気液分離装置を備えた圧縮式冷凍装置を提
供することにある。
上記目的は、蒸発器、凝縮器、圧縮機、この圧
縮機を駆動する駆動機および気液分離器を備えた
圧縮式冷凍装置において、蒸発器の上部に気液分
離器を設置して気液分離器と前記蒸発器とのそれ
ぞれの内部を連絡すると共に、この気液分離器の
内部と圧縮機の吸入通路とを連絡し、前記気液分
離器の底壁面に第1の開口と側壁面に第2の開口
を設け、これら気液分離器と蒸発器内とを前記第
1の開口により連絡すると共に気液分離器と圧縮
機の吸入通路とを前記第2の開口により連絡し、
前記気液分離器内に気液を分離するためのエレメ
ント部材を前記第1の開口から第2の開口に向か
つて流れる冷媒蒸気の流れに横断して設置するこ
とによつて達成される。
縮機を駆動する駆動機および気液分離器を備えた
圧縮式冷凍装置において、蒸発器の上部に気液分
離器を設置して気液分離器と前記蒸発器とのそれ
ぞれの内部を連絡すると共に、この気液分離器の
内部と圧縮機の吸入通路とを連絡し、前記気液分
離器の底壁面に第1の開口と側壁面に第2の開口
を設け、これら気液分離器と蒸発器内とを前記第
1の開口により連絡すると共に気液分離器と圧縮
機の吸入通路とを前記第2の開口により連絡し、
前記気液分離器内に気液を分離するためのエレメ
ント部材を前記第1の開口から第2の開口に向か
つて流れる冷媒蒸気の流れに横断して設置するこ
とによつて達成される。
上記の構成であるから、蒸発器シエルの内部上
方には、冷媒蒸気が流れるだけの空間があればよ
いので、冷媒液の液面から蒸発器シエルの上底ま
での距離が小さくなり、冷凍装置の高さを低くで
きて装置を小形化できる。
方には、冷媒蒸気が流れるだけの空間があればよ
いので、冷媒液の液面から蒸発器シエルの上底ま
での距離が小さくなり、冷凍装置の高さを低くで
きて装置を小形化できる。
第1図、第2図、第3図、第4図、第5図およ
び第6図は、この発明をターボ形冷凍装置に適用
した第1実施例である。
び第6図は、この発明をターボ形冷凍装置に適用
した第1実施例である。
ターボ冷凍装置は、電動機1、この電動機1に
より駆動されるターボ圧縮機2、凝縮器3、減圧
手段4、蒸発器5、気液分離器6、増速装置7お
よび電動機1の冷却装置8から構成されている。
電動機1は、ハウジング1A、ステータ1B、お
よびロータ1Cを有する。ターボ圧縮機2は、ケ
ーシング2A、羽根車2Bを有し、ケーシング2
Aの内部に吸入通路2C、吐出通路2Dが形成さ
れている。
より駆動されるターボ圧縮機2、凝縮器3、減圧
手段4、蒸発器5、気液分離器6、増速装置7お
よび電動機1の冷却装置8から構成されている。
電動機1は、ハウジング1A、ステータ1B、お
よびロータ1Cを有する。ターボ圧縮機2は、ケ
ーシング2A、羽根車2Bを有し、ケーシング2
Aの内部に吸入通路2C、吐出通路2Dが形成さ
れている。
また、ケーシング2Aには、冷媒蒸気の回収用
通路2Eが形成されている。増速装置7は、ギヤ
ケーシング7A、ギヤ7Bおよびピニオン7Cか
ら構成され、ギヤ7Bは、電動機1のロータ1C
に固定された軸7Dに固定され、ピニオン7Cと
噛合つている。ピニオン7Cは、軸7Eに固定さ
れている。軸7Eに前記羽根車2Bが固定されて
いる。ギヤケーシング7Aの内部は、通路2Eと
オイルミストフイルター7Fを介して連通してい
る。
通路2Eが形成されている。増速装置7は、ギヤ
ケーシング7A、ギヤ7Bおよびピニオン7Cか
ら構成され、ギヤ7Bは、電動機1のロータ1C
に固定された軸7Dに固定され、ピニオン7Cと
噛合つている。ピニオン7Cは、軸7Eに固定さ
れている。軸7Eに前記羽根車2Bが固定されて
いる。ギヤケーシング7Aの内部は、通路2Eと
オイルミストフイルター7Fを介して連通してい
る。
凝縮器3は、シエル3A、複数の伝熱管3B、
冷却水室3Cおよび出入口を有する冷却水室3D
から構成されている。
冷却水室3Cおよび出入口を有する冷却水室3D
から構成されている。
蒸発器5は、凝縮器3のシエル3Aに隣接して
おり、シエル5A、伝熱管群5B、入口を有する
入口水室5Cおよび出口を有する出口水室5Dか
ら構成されている。気液分離器6は直方体をして
おり、凝縮器3のシエル3Aおよび蒸発器5のシ
エル5Aの上に取付けられ、シエル5A内と第1
の開口6Cを介して連絡されており、また内部に
はエレメント部材6Aを内蔵している。このエレ
メント部材6Aとしては、一般のものを利用でき
るので構造の詳細な説明は省略するが第6図に示
すようなジグザグ板を並べたものを利用できる。
エレメント部材6Aは、第1図において気液分離
器6の右上の角と左下の角の近傍との間に斜めに
横たわつている。
おり、シエル5A、伝熱管群5B、入口を有する
入口水室5Cおよび出口を有する出口水室5Dか
ら構成されている。気液分離器6は直方体をして
おり、凝縮器3のシエル3Aおよび蒸発器5のシ
エル5Aの上に取付けられ、シエル5A内と第1
の開口6Cを介して連絡されており、また内部に
はエレメント部材6Aを内蔵している。このエレ
メント部材6Aとしては、一般のものを利用でき
るので構造の詳細な説明は省略するが第6図に示
すようなジグザグ板を並べたものを利用できる。
エレメント部材6Aは、第1図において気液分離
器6の右上の角と左下の角の近傍との間に斜めに
横たわつている。
気液分離器6の底壁6Bには、第1の開口6
C、側壁6Dには、第2の開口6E、第3の開口
6F、第4の開口6G、第5の開口6Hおよび第
6の開口6Jが形成されている。第3の開口6F
は、気液分離器6内と側壁9Aで仕切られた吐出
ダクト9を介して凝縮器3のシエル3Aの内部と
連絡されている。
C、側壁6Dには、第2の開口6E、第3の開口
6F、第4の開口6G、第5の開口6Hおよび第
6の開口6Jが形成されている。第3の開口6F
は、気液分離器6内と側壁9Aで仕切られた吐出
ダクト9を介して凝縮器3のシエル3Aの内部と
連絡されている。
ターボ圧縮機2は、シエル3A,5Aの上に据
付けられ、フランジ部2A′が気液分離器6の側
壁6Dに固定されている。
付けられ、フランジ部2A′が気液分離器6の側
壁6Dに固定されている。
この状態で、ターボ圧縮機2の吸入通路2Cは
第2の開口6Eに、吐出通路2Dは、第3の開口
6Fにそれぞれ合致している。
第2の開口6Eに、吐出通路2Dは、第3の開口
6Fにそれぞれ合致している。
電動機1の冷却装置8は、冷媒液導入管8A、
冷媒液導入孔8B、冷媒排出孔8Cおよび冷媒排
出管8Dからなる。冷媒液導入管8Aの一端は、
凝縮器3のシエル3A底部に開口し、他端は、前
記第4の開口6Gに結合されている。冷媒液導入
孔8Bおよび冷媒排出孔8Cは、前記圧縮機2の
ケーシング2A、前記増速装置7のギヤケーシン
グ7Aおよび前記電動機1のハウジング1Aに形
成されている。
冷媒液導入孔8B、冷媒排出孔8Cおよび冷媒排
出管8Dからなる。冷媒液導入管8Aの一端は、
凝縮器3のシエル3A底部に開口し、他端は、前
記第4の開口6Gに結合されている。冷媒液導入
孔8Bおよび冷媒排出孔8Cは、前記圧縮機2の
ケーシング2A、前記増速装置7のギヤケーシン
グ7Aおよび前記電動機1のハウジング1Aに形
成されている。
冷媒排出管8Dの一端は、前記第5の開口6H
に結合され、他端は、前記蒸発器5のシエル5A
内部に開口している。
に結合され、他端は、前記蒸発器5のシエル5A
内部に開口している。
前述のように、ターボ圧縮機2が側壁6Dに結
合されたとき、前記吸入通路2Cは前記第2の開
口6Eと、前記吐出通路2Dは、前記第3の開口
6Fと、前記冷媒液導入孔8Bは、前記第4の開
口6Gと、冷媒排出孔8Cは、前記第5の開口6
Hと、前記通路2Eは、前記第6の開口6Jとそ
れぞれ位置が一致し、互いに連通する。これによ
つて、凝縮器3の冷媒液は、冷媒液導入管8A→
第4の開口6G→冷媒液導入孔8B→ハウジング
1A内と流れ、電動機1を冷却しその後、冷媒排
出孔8C→第5の開口6H→冷媒排出管8Dのよ
うに流れ、蒸発器5内に入る。増速装置7のギヤ
ケーシング7A内は、フイルター7F、通路2E
および第6の開口6Jを介して気液分離器6内す
なわち圧縮機2の吸入通路2Cに連通され、ギヤ
ケーシング7A内に漏れ込んだ冷媒蒸気を圧縮機
2に吸入させる。
合されたとき、前記吸入通路2Cは前記第2の開
口6Eと、前記吐出通路2Dは、前記第3の開口
6Fと、前記冷媒液導入孔8Bは、前記第4の開
口6Gと、冷媒排出孔8Cは、前記第5の開口6
Hと、前記通路2Eは、前記第6の開口6Jとそ
れぞれ位置が一致し、互いに連通する。これによ
つて、凝縮器3の冷媒液は、冷媒液導入管8A→
第4の開口6G→冷媒液導入孔8B→ハウジング
1A内と流れ、電動機1を冷却しその後、冷媒排
出孔8C→第5の開口6H→冷媒排出管8Dのよ
うに流れ、蒸発器5内に入る。増速装置7のギヤ
ケーシング7A内は、フイルター7F、通路2E
および第6の開口6Jを介して気液分離器6内す
なわち圧縮機2の吸入通路2Cに連通され、ギヤ
ケーシング7A内に漏れ込んだ冷媒蒸気を圧縮機
2に吸入させる。
次に、動作を説明する。
圧縮機2で圧縮された冷媒蒸気は、吐出通路2
D→第3の開口6F→吐出ダクト9を順次経て凝
縮器3のシエル3A内に流入し、ここで、伝熱管
3B内を流れる冷却水によつて冷却されて液化す
る。液化した冷媒液は、減圧手段4を通つて減圧
された後蒸発器5のシエル5A内に流入し、ここ
で、蒸発し、伝熱管5B内を流れる水から気化潜
熱を奪つて冷水を生成する。
D→第3の開口6F→吐出ダクト9を順次経て凝
縮器3のシエル3A内に流入し、ここで、伝熱管
3B内を流れる冷却水によつて冷却されて液化す
る。液化した冷媒液は、減圧手段4を通つて減圧
された後蒸発器5のシエル5A内に流入し、ここ
で、蒸発し、伝熱管5B内を流れる水から気化潜
熱を奪つて冷水を生成する。
蒸発した冷媒蒸気は、第1の開口6Cを通つて
気液分離器6に流入し、第2の開口6Eに向つて
流れる途中でエレメント部材6Aを通過する。こ
の通過のときに、冷媒蒸気に含まれている液滴が
エレメント部材6Aに捕集される。捕集された冷
媒の液滴は、エレメント部材6Aを伝わつて左下
の角(第1図参照)に向つて流れ、この角部から
蒸発器5のシエル5A内に流れ込む。一方液滴を
取除かれた冷媒蒸気は第2の開口6E→吸入通路
2Cを経由してターボ圧縮機2の羽根車2Bに吸
込まれ、圧縮される。
気液分離器6に流入し、第2の開口6Eに向つて
流れる途中でエレメント部材6Aを通過する。こ
の通過のときに、冷媒蒸気に含まれている液滴が
エレメント部材6Aに捕集される。捕集された冷
媒の液滴は、エレメント部材6Aを伝わつて左下
の角(第1図参照)に向つて流れ、この角部から
蒸発器5のシエル5A内に流れ込む。一方液滴を
取除かれた冷媒蒸気は第2の開口6E→吸入通路
2Cを経由してターボ圧縮機2の羽根車2Bに吸
込まれ、圧縮される。
このように、この実施例は、蒸発器5の伝熱管
5Bの上方部には、冷媒蒸気が流れるだけの空間
を設ければよいので、従来のように冷媒液面から
飛散する飛沫がエレメント部材に直接付着しない
ようにするために要する空間が不要となる。その
ため蒸発器の冷媒液面からシエル5Aの上底隔離
5A′までの距離を半分以下にすることができる。
また、気液分離器6の側壁6Dに圧縮機2を結合
するだけで、圧縮機2の吸入通路2と蒸発器5、
吐出通路2Dと凝縮器3、電動機1のハウジング
1A内と凝縮器3のシエル3A底部、電動機1の
ハウジング1A内と蒸発器5、増速装置7のギヤ
ケーシング7A内と圧縮機2の吸入通路2Cとの
各々の連絡が同時に達成できる。第7図は、この
発明の第2実施例である。
5Bの上方部には、冷媒蒸気が流れるだけの空間
を設ければよいので、従来のように冷媒液面から
飛散する飛沫がエレメント部材に直接付着しない
ようにするために要する空間が不要となる。その
ため蒸発器の冷媒液面からシエル5Aの上底隔離
5A′までの距離を半分以下にすることができる。
また、気液分離器6の側壁6Dに圧縮機2を結合
するだけで、圧縮機2の吸入通路2と蒸発器5、
吐出通路2Dと凝縮器3、電動機1のハウジング
1A内と凝縮器3のシエル3A底部、電動機1の
ハウジング1A内と蒸発器5、増速装置7のギヤ
ケーシング7A内と圧縮機2の吸入通路2Cとの
各々の連絡が同時に達成できる。第7図は、この
発明の第2実施例である。
上記の実施例では、気液分離機を蒸発器のシエ
ルの端に設置し、圧縮機を1台結合した場合につ
いて述べたが、シエルの長さが長い場合や冷凍機
の容量が大きい場合には、第5図のように気液分
離器をシエルの中央付近に設置し、気液分離器の
両側に圧縮機1,1′を結合し、エレメント部材
6A′を逆V字形に配置することが有効である。
他の構成は、第1実施例と同じである。
ルの端に設置し、圧縮機を1台結合した場合につ
いて述べたが、シエルの長さが長い場合や冷凍機
の容量が大きい場合には、第5図のように気液分
離器をシエルの中央付近に設置し、気液分離器の
両側に圧縮機1,1′を結合し、エレメント部材
6A′を逆V字形に配置することが有効である。
他の構成は、第1実施例と同じである。
第8図、第9図および第10図は、この発明の
第3実施例である。
第3実施例である。
この実施例は、2枚のエレメント部材6A″,
6A″を、側面から見たときV字形に配置したも
のである。
6A″を、側面から見たときV字形に配置したも
のである。
これらエレメント部材6A″,6A″の圧縮機側
の端には、第10図に示すような板10が配置さ
れている。
の端には、第10図に示すような板10が配置さ
れている。
その他の構成は第1実施例と同じである。
蒸発器5のシエル内で蒸発した冷媒蒸気は、開
口6Cを通り、エレメント部材6A″,6A″にエ
レメント部材6A″,6A″の両側から流入し、両
エレメント部材6A″,6A″に囲まれた空間に向
つて流れる。このとき、第6図に示すように、冷
媒蒸気はエレメント部材6A″をジクザクに進み、
冷媒蒸気に含まれている液滴が冷媒蒸気から取り
除かれる。除去された冷媒の液滴は、エレメント
部材6A″を伝わりながら下方に向つて流れ、両
エレメント部材6A″,6A″の下端部から蒸発器
シエル内に落下する。
口6Cを通り、エレメント部材6A″,6A″にエ
レメント部材6A″,6A″の両側から流入し、両
エレメント部材6A″,6A″に囲まれた空間に向
つて流れる。このとき、第6図に示すように、冷
媒蒸気はエレメント部材6A″をジクザクに進み、
冷媒蒸気に含まれている液滴が冷媒蒸気から取り
除かれる。除去された冷媒の液滴は、エレメント
部材6A″を伝わりながら下方に向つて流れ、両
エレメント部材6A″,6A″の下端部から蒸発器
シエル内に落下する。
液滴を除去した冷媒蒸気は、開口6Dを通り圧
縮機2に吸入される。
縮機2に吸入される。
この実施態様によれば、エレメント部材6
A″の面積を広くすることができ、冷媒蒸気の通
過速度をさらに低くすることができる。
A″の面積を広くすることができ、冷媒蒸気の通
過速度をさらに低くすることができる。
以上のように、本発明によれば、エレメント部
材を内蔵した気液分離器を、蒸発器のシエル外に
設置したので、蒸発器のシエル内には、冷媒蒸気
が流れるだけの空間(高さ方向)があればよく、
従来必要だつた、冷媒液面から飛散する飛沫がエ
レメント部材に付着しないようにするに必要な高
さ方向の空間は不要となり、冷凍装置を小形化で
きる。
材を内蔵した気液分離器を、蒸発器のシエル外に
設置したので、蒸発器のシエル内には、冷媒蒸気
が流れるだけの空間(高さ方向)があればよく、
従来必要だつた、冷媒液面から飛散する飛沫がエ
レメント部材に付着しないようにするに必要な高
さ方向の空間は不要となり、冷凍装置を小形化で
きる。
又、気液分離器の側壁面を介して圧縮機を直接
接続するので吸込配管等が不要となり、構造を簡
素化できる。
接続するので吸込配管等が不要となり、構造を簡
素化できる。
第1図、第2図、第3図、第4図、第5図およ
び第6図は、この発明の第1実施例を示すもの
で、第1図は、一部を断面して表わした正面図、
第2図は、一部を断面して表わした平面図、第3
図は、第2図の−線断面図、第4図及び第5
図は異なる位置で切断した断面図、第6図は第2
図における−線断面図、第7図は、この発明
の第2の実施例を示す正面図、第8図、第9図及
び第10図は、この発明の第3の実施例を示すも
ので、第8図は、一部を断面して表わした正面
図、第9図は、第8図の−線断面図、第10
図はプレートの斜視図である。 1……電動機、2……圧縮機、3……凝縮器、
5……蒸発器、6……気液分離器、6A……エレ
メント部材、6B……底壁、6C……第1の開
口、6D……側壁、6E……第2の開口、7……
増速装置、8……電動機の冷却装置。
び第6図は、この発明の第1実施例を示すもの
で、第1図は、一部を断面して表わした正面図、
第2図は、一部を断面して表わした平面図、第3
図は、第2図の−線断面図、第4図及び第5
図は異なる位置で切断した断面図、第6図は第2
図における−線断面図、第7図は、この発明
の第2の実施例を示す正面図、第8図、第9図及
び第10図は、この発明の第3の実施例を示すも
ので、第8図は、一部を断面して表わした正面
図、第9図は、第8図の−線断面図、第10
図はプレートの斜視図である。 1……電動機、2……圧縮機、3……凝縮器、
5……蒸発器、6……気液分離器、6A……エレ
メント部材、6B……底壁、6C……第1の開
口、6D……側壁、6E……第2の開口、7……
増速装置、8……電動機の冷却装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 蒸発器、凝縮器、圧縮機、この圧縮機を駆動
する駆動機および気液分離器を備えた圧縮式冷凍
装置において、蒸発器の上部に気液分離器を設置
して気液分離器と前記蒸発器とのそれぞれの内部
を連絡すると共に、この気液分離器の内部と圧縮
機の吸入通路とを連絡し、前記気液分離器の底壁
面に第1の開口と側壁面に第2の開口とを設け、
これら気液分離器と蒸発器内とを前記第1の開口
により連絡すると共に気液分離器と圧縮機の吸入
通路とを前記第2の開口により連絡し、前記気液
分離器内に気液を分離するためのエレメント部材
を前記第1の開口から第2の開口に向かつて流れ
る冷媒蒸気の流れに横断して設置することを特徴
とする気液分離器を備えた圧縮式冷凍装置。 2 特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、
気液分離器の側壁面に圧縮機がフランジ結合され
ていることを特徴とする気液分離器を備えた圧縮
式冷凍装置。 3 特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、
エレメント部材は気液分離器の角とこの角に対向
する角との間に横断して設置されていることを特
徴とする気液分離器を備えた圧縮式冷凍装置。 4 特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、
エレメント部材は二枚のエレメントをV字形に組
み合わせたものであることを特徴とする気液分離
器を備えた圧縮式冷凍装置。 5 特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、
エレメント部材は二枚のエレメントを逆V字形に
組み合わせたものであることを特徴とする気液分
離器を備えた圧縮式冷凍装置。 6 特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、
エレメント部材は二枚のエレメントを逆V字形に
組み合わせた構成し、第2の開口は気液分離器の
両方の側壁面に設置され、圧縮機を気液分離器の
両方の側壁面にそれぞれフランジ結合することを
特徴とする気液分離器を備えた圧縮式冷凍装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24595684 | 1984-11-22 | ||
JP59-245956 | 1984-11-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61268967A JPS61268967A (ja) | 1986-11-28 |
JPH0554025B2 true JPH0554025B2 (ja) | 1993-08-11 |
Family
ID=17141347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60261038A Granted JPS61268967A (ja) | 1984-11-22 | 1985-11-22 | 気液分離器を備えた圧縮式冷凍装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61268967A (ja) |
ZA (1) | ZA858943B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019220923A1 (ja) * | 2018-05-14 | 2019-11-21 | 株式会社デンソー | 冷凍サイクル装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012131770A1 (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-04 | 川崎重工業株式会社 | ターボ冷凍機 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1388244A (en) * | 1972-07-17 | 1975-03-26 | Applied Air Cond Equip | Refrigeration machine |
JPS5854346B2 (ja) * | 1980-06-09 | 1983-12-03 | ダイキン工業株式会社 | 冷媒蒸発用熱交換器 |
-
1985
- 1985-11-21 ZA ZA858943A patent/ZA858943B/xx unknown
- 1985-11-22 JP JP60261038A patent/JPS61268967A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019220923A1 (ja) * | 2018-05-14 | 2019-11-21 | 株式会社デンソー | 冷凍サイクル装置 |
JP2019199975A (ja) * | 2018-05-14 | 2019-11-21 | 株式会社Soken | 冷凍サイクル装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ZA858943B (en) | 1986-08-27 |
JPS61268967A (ja) | 1986-11-28 |
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