JP2588356B2 - ドローンカップ形冷却器 - Google Patents

ドローンカップ形冷却器

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JP2588356B2
JP2588356B2 JP13176293A JP13176293A JP2588356B2 JP 2588356 B2 JP2588356 B2 JP 2588356B2 JP 13176293 A JP13176293 A JP 13176293A JP 13176293 A JP13176293 A JP 13176293A JP 2588356 B2 JP2588356 B2 JP 2588356B2
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oil
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cooler
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昇 壷井
信行 増田
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Kobe Steel Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同一金型を用いて形成
した複数のプレートを接合する方向に油冷却部とガス冷
却部とを備えたドローンカップ形冷却器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、図3に示すドローンカップ形冷却
器11が公知である。この冷却器11は、同一金型を用
いて形成した、図4,5に示す複数のプレート12を、
交互に向きを変えて積層して、接合することにより形成
したもので、このプレート12の接合方向に油冷却部1
3とガス冷却部14とを備えている。プレート12は、
両端部に形成した突部15の中央部に穿設した打ち抜き
孔16と、この二つの打ち抜き孔16間に、2枚のプレ
ート12を対向させ、接合したときに、打ち抜き孔16
を介して形成された二つの流体流通空間17,18同
志、或は流路流通空間19,20同志を連通させる連通
路21を形成する連通路形成部22とを備えている。
【0003】連通路形成部22の外側にはフィン23が
配設してあり、このフィン23により連通路21内を流
れる高温流体から奪熱するようになっている。なお、油
冷却部13とガス冷却部14との境界をなす一方のプレ
ート12aについては、突部15の中央部の打ち抜き加
工をしておらず、この点を除き、他はプレート12と同
じ形状をしている。
【0004】図6〜8は、図3に示すドローンカップ形
冷却器11を用いたパッケージ形の油冷式回転圧縮機、
例えば油冷式スクリュ圧縮機を示している。この圧縮機
は、冷却用ガス、通常は空気の流入口31と流出口32
とを備えたパッケージ33内に、圧縮機本体,モータ,
油分離回収器,エアタンク等を含む本体部34を収容す
るとともに、およびこの本体部34の内外を冷却するた
めに、冷却器11、および吸気手段の一種であるシロッ
コファン35が設けてある。この圧縮機においては、冷
却器11は横方向に配置してあり、後述するように、油
冷却部13は油冷却器として、ガス冷却部14はアフタ
ークーラとして使用されている。
【0005】図7は、本体部34の圧縮機本体36と冷
却器11の油冷却部13とガス冷却部14との接続関係
を示したもので、図6では、斯る接続関係を生じさせる
配管類を図面上省略してある。図示するように、圧縮機
本体36の吐出側に吐出流路37の一部をなす油分離回
収器38およびアフタークーラとして機能するガス冷却
部14が位置している。油分離回収器38の下部は油溜
まり部39になっており、ここから油冷却器として機能
する油冷却部13を経由して圧縮機本体36内の軸受,
軸封部、およびガス圧縮空間等の注油箇所に至る油供給
流路40が設けてある。
【0006】なお、上述したモータは圧縮機本体36に
結合し、エアタンクは油冷却部13の下流側に位置する
ことになる。そして、圧縮機本体36内にて、注油され
つつ圧縮されたガスが、油とともに吐出され、油分離回
収器38にて気液分離され、油は滴下して油溜まり部3
9に一旦溜められ、油分離された圧縮ガスは、ガス冷却
部14で冷やされて、図7中右方に送られる。一方、油
溜まり部39内の油は、油冷却部13で冷やされて、上
記注油箇所に送られ、以後上記同様に循環使用される。
【0007】また、図8に示すように、油冷却部13内
で析出したドレン、或は油自体は、下部の油流入部に設
けた排液部41から、ガス冷却部14内で析出したドレ
ンは、下部のガス流出部に設けたドレン抜き部42から
排出されるようになっている。なお、圧縮機本体36、
上記モータの外側からの冷却、および油冷却部13での
油の冷却、ガス冷却部14での圧縮ガスの冷却は、シロ
ッコファン35が作動することにより、図6中矢印で示
すように、流入口31から冷却用ガスが流入し、本体部
34、上記モータ、および冷却器11を通って、流出口
12へと流れる過程で行われる。そして、このように油
冷却部13,ガス冷却部14を冷却することにより、上
述したように、圧縮ガス、および油を冷却している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の冷却器11
では、図9に示すように縦方向に配置して、油冷却部1
3の上方にガス冷却部14を位置させた場合、油冷却部
13内の上部にガスが溜まり、このガスを抜くことがで
きないだけでなく、ガス冷却部14内で析出したドレン
が下部に溜まって、これを抜くことができないという問
題がある。また、図9の場合とは逆に、図10に示すよ
うにガス冷却部14の上方に油冷却部13を位置させた
場合には、油冷却器13内で析出したドレンが下部に溜
まり、これを抜くことができないという問題が生じる。
【0009】これに対して、図8に示すように冷却器1
1を横方向に配置した場合、油冷却部13内にガスが滞
留することはなく、また上述したように排液部41,ド
レン抜き部42を設けて、ドレン抜き,油抜きも可能と
なるが、図8において左右に配管を延ばすことになるた
め、この配管が図6において紙面垂直方向の奥行き方向
に張り出し、パッケージの奥行き寸法が大きくなるとい
う問題が生じる。本発明は、斯る従来の問題点を課題と
してなされたもので、例えばパッケージ形の油冷式圧縮
機に用いた場合でも、油冷却部内でのガスの滞留を生じ
ることはなく、油冷却部,ガス冷却部からのドレン,油
抜きを可能とし、かつドレン,油抜きを設けるための配
管によりパッケージの奥行き寸法をを大きくする必要の
ないドローンカップ形の冷却器を提供しようとするもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1発明は、同一金型を用いて形成した複数のプレ
ートを接合する方向に油冷却部とガス冷却部とを備えた
ドローンカップ形冷却器において、上方に上記油冷却部
を、下方に上記ガス冷却部を配置するとともに、上記両
冷却部間に、上記油冷却部の底部からドレン,油を排出
する排液孔を備えたスペーサを介在させて形成した。
【0011】また、第2発明は、同一金型を用いて形成
した複数のプレートを接合する方向に油冷却部とガス冷
却部とを備えたドローンカップ形冷却器において、上方
に上記ガス冷却部を、下方に上記油冷却部を配置すると
ともに、上記両冷却部間に、上記ガス冷却部の底部から
ドレンを排出するドレン抜き孔と、上記油冷却部の上部
からガスを排出するガス抜き孔とを備えたスペーサを介
在させて形成した。
【0012】
【作用】上記発明のように構成することにより、ドレ
ン,油抜きを設けるため、配管を横方向に配管を張り出
させる必要がなくなり、かつドレン,油抜き、ガス抜き
ができるようになる。
【0013】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明する。図1は、第1発明に係るドローンカップ形冷
却器1を示し、図3に示す冷却器11と共通する部分に
は、互いに同一番号を付して説明を省略する。この冷却
器1では、上方に油冷却部13を、下方にガス冷却部1
4を配置するとともに、上記両冷却部間に、油冷却部1
3の底部からドレン,油を排出する排液孔2を備えたス
ペーサ3を介在させて形成してある。また、この冷却器
1では、図3の冷却器11における両冷却部の境界のプ
レート12aに代えて、スペーサ3が打ち抜き孔16を
閉じている。
【0014】そして、このように形成することにより、
油冷却部13内でガスの滞留、およびガス冷却部14内
でドレンの滞留を生じることはなくなり、かつ油冷却部
13で析出したドレン,油は排液孔2から排出可能とな
る。また、排液孔2に接続する配管は横方向に張り出さ
せる必要はなく、図8に示すような排液部41,ドレン
抜き部42を設けるために配管を横方向に張り出させる
必要はなくなる結果、例えば冷却器1をパッケージ形油
冷式圧縮機に用いる場合、パッケージの奥行き寸法を小
さくできる。
【0015】図2は、第2発明に係るドローンカップ形
冷却器4を示し、図1に示す冷却器1と共通する部分に
は、互いに同一番号を付して説明を省略する。上方にガ
ス冷却部14を、下方に油冷却部13を配置するととも
に、上記両冷却部間に、ガス冷却部14の底部からドレ
ンを排出するドレン抜き孔5と、油冷却部13の上部か
らガスを排出するガス抜き孔6とを備えたスペーサ7を
介在させて形成してある。そして、このように形成する
ことにより、油冷却部13内の上部に滞留したガスはガ
ス抜き孔6から排出され、その滞留はなくなり、ガス冷
却部14内で析出したドレンはドレン抜き孔5から排出
可能となる。また、ドレン抜き孔5,ドレン抜き孔6に
接続する配管は横方向に張り出させる必要はなく、図8
に示すような排液部41,ドレン抜き部42を設けるた
めに配管を横方向に張り出させる必要はなくなる結果、
例えば冷却器1をパッケージ形油冷式圧縮機に用いる場
合、パッケージの奥行き寸法を小さくできる。
【0016】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、第1発
明によれば、同一金型を用いて形成した複数のプレート
を接合する方向に油冷却部とガス冷却部とを備えたドロ
ーンカップ形冷却器において、上方に上記油冷却部を、
下方に上記ガス冷却部を配置するとともに、上記両冷却
部間に、上記油冷却部の底部からドレン,油を排出する
排液孔を備えたスペーサを介在させて形成してある。
【0017】また、第2発明によれば、同一金型を用い
て形成した複数のプレートを接合する方向に油冷却部と
ガス冷却部とを備えたドローンカップ形冷却器におい
て、上方に上記ガス冷却部を、下方に上記油冷却部を配
置するとともに、上記両冷却部間に、上記ガス油冷却部
の底部からドレンを排出するドレン抜き孔と、上記油冷
却部の上部からガスを排出するガス抜き孔とを備えたス
ペーサを介在させて形成してある。
【0018】このため、本発明に係る冷却器を、例えば
パッケージ形の油冷式圧縮機に用いた場合でも、油冷却
部内でのガスの滞留を生じることはなく、油冷却部,ガ
ス冷却部からのドレン,油抜きを可能とし、かつドレ
ン,油抜きを設けるための配管によりパッケージの奥行
き寸法をを大きくする必要もなくなる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1発明に係るドローンカップ形冷却器の断
面図である。
【図2】 第2発明に係るドローンカップ形冷却器の断
面図である。
【図3】 従来のドローンカップ形冷却器の断面図であ
る。
【図4】 図3に示す冷却器を構成するプレートの断面
図である。
【図5】 図4に示すプレートの平面図である。
【図6】 図3に示す冷却器を用いたパッケージ形油冷
式圧縮機の断面図である。
【図7】 図6に示す圧縮機の圧縮機本体,油冷却部,
ガス冷却部の接続関係を示す図である。
【図8】 図6に示す圧縮機の冷却器を示す断面図であ
る。
【図9】 図8に示す冷却器を縦方向に配置した状態を
示す概略正面図である。
【図10】 図8に示す冷却器を縦方向に、かつ図9に
示す冷却器とは上下逆にして配置した状態を示す概略正
面図である。
【符号の説明】
1,4 ドローンカップ形冷却器 2 排液孔 5 ドレン抜き孔 3,7 スペ
ーサ 6 ガス抜き孔 12 プレー
ト 13 油冷却部 14 ガス冷
却部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一金型を用いて形成した複数のプレー
    トを接合する方向に油冷却部とガス冷却部とを備えたド
    ローンカップ形冷却器において、上方に上記油冷却部
    を、下方に上記ガス冷却部を配置するとともに、上記両
    冷却部間に、上記油冷却部の底部からドレン,油を排出
    する排液孔を備えたスペーサを介在させたことを特徴と
    するドローンカップ形冷却部。
  2. 【請求項2】 同一金型を用いて形成した複数のプレー
    トを接合する方向に油冷却部とガス冷却部とを備えたド
    ローンカップ形冷却器において、上方に上記ガス冷却部
    を、下方に上記油冷却部を配置するとともに、上記両冷
    却部間に、上記ガス冷却部の底部からドレンを排出する
    ドレン抜き孔と、上記油冷却部の上部からガスを排出す
    るガス抜き孔とを備えたスペーサを介在させたことを特
    徴とするドローンカップ形冷却部。
JP13176293A 1993-06-02 1993-06-02 ドローンカップ形冷却器 Expired - Lifetime JP2588356B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020085418A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 昭和電工パッケージング株式会社 熱交換器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020085418A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 昭和電工パッケージング株式会社 熱交換器
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